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第十一章
『混乱の総括』
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諸島群での戦いは思わぬ苦戦をした。
大多数はリザードマンだったり蛙の様な魔物だったから苦労はしなかったが、先日倒したキマイラもどきのスライムが全てを変えたのだ。大きな部分が残っていて、周囲を吸収し始めたら大変だ。
ゾンビ・ハザードならぬスライム・ハザードとか洒落にならないからな。
「島々の制圧が終わりました。計二十区画に分けて観察も終了です」
「世話を掛けたなジャコビニアス卿。本土に戻ったら君の昇進を申請しよう」
「光栄です。しかし任務ですから」
ジャコビニアス卿の手際は過不足なく良いモノだった。
こちらの与えた与えた知識から手早く準備し、諸島群の魔物を確実に掃討し、スライムが残っていないかを丹念に調べて行った。その手腕と指揮の仕方も丁寧で、所属するヤコブ騎士団よりも、魔術士のフィールドワークチームの方が彼を評価していたくらいだ。
強さも派手さもないが、要点を抑えるのが得意なのだろう。
「君が評価されないならそれは適性と相性の問題かな。君なら巡検使や代官が今からでも勤まると思うよ」
「それは文官の仕事ですよね? 生憎、私は騎士の家柄ですから」
「騎士にも必要だと思うがね。巡回部隊を滞りなく運営してくれそうだ」
不思議な事にこのジャコビニアス卿は西部では評価されて居ない。
おそらく西部地域全土がパワーこそ強さを体現した場所なのかもしれない。マッチョ思考のヨセフ伯が盟主をやってる所だし、さもありなんというところだろう。ただ、そういうのはもったいない気もすると同時に、文化が根付く理由もあるものだ。おそらくは魔物のみならず獣の被害も多く、騎士がその場で猪くらいは単独で狩り、小隊を指揮して熊狩りくらいはできないと困るのだろう。
対してこの男は強さはそれなりだが、手配やら何やらが上手く、西方では苦労しているものと思われた。
「もし国に所属しているから何処でも良いというなら北か西に来ると良い。うちの巡回部隊を全て任せても良いし、ウッラール騎士団なら団長が変る節目で要職を貰えると思うよ」
「ははは。口が巧いですな。もし追い出されたらよろしくお願いします」
「そうか。ふられたのは残念だが故郷で上手くやると良い」
北部や東部では価値観が異なり、人が無いので手配が重要だ。
必要最低限の戦力で各地を巡り、魔物が居たら確実に倒し、領地に問題があればそれを聞いて上に情報を伝える。それが出来る方が評価基準が高いのだが……ジャコビニアス卿は西部に根差した家系なのだろう。もしかしたら貴族の三男坊とかで、家を継げないから騎士になったが、故郷に愛着もあるし地縁の問題もあって外には出れない立場かもしれない。
まあ、三男坊でも跡継ぎの長男か、スペアの次男に何かあったら呼び戻されるからな。地縁・血縁を完全に切るのは難しいんだろう。
「それはええんですけど、そろそろ今回の件について説明おくれなはれ」
「それもそうだな。直接の原因は簡単に想像できる。キマイラというか、魔物を作り出して制御しようという研究を始めた魔術師が居たが……いつのころからか、それらは管理しきれなくなったんだ」
青三条ほか魔術師たちが詳細を聞きたがっているので説明を始めよう。
いわゆるマッドな魔術師が良く分からない理由で、自分だけの使命感に駆られて研究を始めたと思いねえ。そいつは周囲の無理解から迫害され、あるいは野心の赴くままに魔族たちの領域までやってきたわけだ。そこに至るまでの仮定にはあまり意味はない。魔物を制御すれば平和になると思ったのか、あるいは自分の軍団を作ろうとしたのか、どちらであろうとも迷惑な存在になり果てている事に変わりはないからだ。
つまるところ、倒し尽くし必要があるし、研究所は丸焼きにして向後の憂いを絶つほかはない。
「ここで可能性は二つに分かれる」
「管理が外れたばかりなのか、もっと前からそうだったが……」
「周囲の魔族たちが適用に焼き払えば済む範囲だったのかの差だな」
「前者の場合はシンプルで、人間社会に潜り込むタイプの魔将にでも招聘されて戦力を増やして居たんだろう。信じて送り出した魔物が暴走しただけだけだから、数もそう居ないだろうから、研究所を襲撃して焼き払ってしまえば終わりだな。魔族の島を攻略際に気を付ければ済む話と言えるだろう」
差が出て来るのはタイミングであり、その先の変化である。
簡単な方は最近の魔王の世代になって、人間社会に潜り込むタイプの魔将を介して呼ばれたパターンだ。どうせ人間社会でも魔法大学でも良い扱いであるはずがないから、喜んで応じただろう。その後は研究できる魔物も増えただろうし、チマチマ傭兵に狩ってこさせずとも魔族の方が下級の魔物を合成させ、中級以上の魔物を作らせようとしたと思われる。この場合はせいぜいがキマイラ量産を目指して失敗した魔術師に過ぎない。暫く後に行われる魔族の島討伐戦で一緒にまとめて倒してしまえば良いのである。
問題はもう一つ、以前からの問題だったが、島に魔族が減ったことで対処が出来なくなり始めた場合である。
「伯爵はそうではないとお考えなのですね?」
「俺が大学に居たのは数年前に過ぎないが、その時に馬鹿な事をやらかした研究員の話は幾つか聞いたさ。それでも生憎とキマイラの研究者は居なかったね。そしてここで問題なんだが……魔族が原因の根絶なんかやると思うか? 場合によっては大地震とか大津波で周辺一帯が酷い目にあった後だぞ? 間違いなく強い魔族にとっては『見た奴を焼き払えば問題ないで済ませてる』可能性は高いな。そして魔王と共に多くが死んでしまったわけだ、で、その後は?」
「「……」」
基本的に魔族は傲慢な連中が多い。
何しろダークエルフであったり、智慧を持つオーガやトロールの上位種たちがブイブイ言わせてるわけだ。スライムなんぞに困っているとは思えないし、そもそも研究所の周囲に近寄らなければ済む話である。魔族の島では日常的に何処かで誰かが死んでいるだろうし、それを考えたら特殊な魔物に襲われて死ぬなんて、数ある死因の一つでしかないだろう。
要するに魔族の島の一部には、さっき倒したスライムが大繁殖している可能性がある。完全にスライムに成ってしまえば困らないが、獣への擬態能力を覚えて居たら厄介だ。
「向こうに行ったお馬鹿さんがやらかしたゆう話は理解しましたけど、そこまで管理出来てないゆうことあります? 借りにも研究者なんやろ? それに都合よく大災害で事故が拡大するなんて事は悲観論やおへんの?」
「可能性の話でしかないんだが、島が出来るってのは普通、千年単位なんだ」
「……?」
青三条の問いに対して俺は以前から考えている大陸移動説を唱えた。
もちろん造山活動の一環ではなく、作為的に起こされた可能性の方だ。それを説明するために、以前から考えている案や、ホーセンスたちが調べて来た話を頭の中で咀嚼する。
その間に青三条だけではなく魔術師たちも鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしていた。
「千年・二千年の時を掛けて島が出来たり沈んだり、山が盛り上がったり丘に成っていくわけだな。それが大地震が起きた時には、僅か一瞬引き起こされる時もある。ごくごく稀にしか起きない事なんだが……あの島に限り、神様が『人間には対処できないから』と切り離した可能性がある。これは仮説どころか妄想に過ぎないが……もし諸君らの家系で大地震なり神様の奇跡を伝える話があれば、それを補強する程度だな。ああ、もちろん偶然の地震でも良いんだがこの諸島群からイラ・カナンの半島まで、実に怪しい地形だよな」
「神の奇跡など迂闊に口にして良いモノでは……」
「でも、凄く判り易い地形よね。この辺一帯って」
「元が大陸と地続きで、何かの理由で沈んだ、か」
別に神の奇跡でなくとも構わない。だが、この辺の地形は怪しい。
ただの大地震でも良いのだが、この辺一帯を沈み込ませるような強烈なのが起きた可能性はゼロでは無かった。それこそ次の大地震があればこの諸島群全てが海に沈んだり、逆に陸続きで繋がることはあり得るだろう。その上でさっきの話を考えてみよう。何百年前に万全の体制で研究所を作っていたとして、大地震が起きて大陸と分断されたわけだ。その時に研究所が無事である可能性はどのくらいだろう?
もちろん過程に過程を重ねただけの話である。無理して論じるよりも、対処する方が先だろう。
「馬鹿馬鹿しい。そんな素っ頓狂な話をしたいわけではおへん。要はその魔物が増えて居たらどう判断するかやないの?」
「そうだな。その場合は魔法知覚や振動探知の呪文で確認し、火球や石化の呪文で排除するべきだろうな。重要なのは何処に居るかを特定し、確実に根絶して行く事だ。幸いにも我々は時間が少し空くから、その時にマジックアイテムを優先的に作って行こうじゃないか」
肩をすくめる青三条の言葉に同意する。
どんな理由があれば、やるべきことは同じなのだ。相手を確実に見つけ、一つ一つ対処していく。数が多ければ地域ごと焼き払う必要があるだろう。
もちろんそれら全てを全ての魔術師が可能な筈は無い。だが、時間を掛ければマジックアイテムは増やせるのだ。
「諸島群の戦いは終わった。戦力は半島制圧戦に回すとしても、より優先度が高いアイテムを作成するぞ!」
「「はい!」」
こうして一つの戦いが終わり、次の戦いに向けて動き出していく。
諸島群での戦いは思わぬ苦戦をした。
大多数はリザードマンだったり蛙の様な魔物だったから苦労はしなかったが、先日倒したキマイラもどきのスライムが全てを変えたのだ。大きな部分が残っていて、周囲を吸収し始めたら大変だ。
ゾンビ・ハザードならぬスライム・ハザードとか洒落にならないからな。
「島々の制圧が終わりました。計二十区画に分けて観察も終了です」
「世話を掛けたなジャコビニアス卿。本土に戻ったら君の昇進を申請しよう」
「光栄です。しかし任務ですから」
ジャコビニアス卿の手際は過不足なく良いモノだった。
こちらの与えた与えた知識から手早く準備し、諸島群の魔物を確実に掃討し、スライムが残っていないかを丹念に調べて行った。その手腕と指揮の仕方も丁寧で、所属するヤコブ騎士団よりも、魔術士のフィールドワークチームの方が彼を評価していたくらいだ。
強さも派手さもないが、要点を抑えるのが得意なのだろう。
「君が評価されないならそれは適性と相性の問題かな。君なら巡検使や代官が今からでも勤まると思うよ」
「それは文官の仕事ですよね? 生憎、私は騎士の家柄ですから」
「騎士にも必要だと思うがね。巡回部隊を滞りなく運営してくれそうだ」
不思議な事にこのジャコビニアス卿は西部では評価されて居ない。
おそらく西部地域全土がパワーこそ強さを体現した場所なのかもしれない。マッチョ思考のヨセフ伯が盟主をやってる所だし、さもありなんというところだろう。ただ、そういうのはもったいない気もすると同時に、文化が根付く理由もあるものだ。おそらくは魔物のみならず獣の被害も多く、騎士がその場で猪くらいは単独で狩り、小隊を指揮して熊狩りくらいはできないと困るのだろう。
対してこの男は強さはそれなりだが、手配やら何やらが上手く、西方では苦労しているものと思われた。
「もし国に所属しているから何処でも良いというなら北か西に来ると良い。うちの巡回部隊を全て任せても良いし、ウッラール騎士団なら団長が変る節目で要職を貰えると思うよ」
「ははは。口が巧いですな。もし追い出されたらよろしくお願いします」
「そうか。ふられたのは残念だが故郷で上手くやると良い」
北部や東部では価値観が異なり、人が無いので手配が重要だ。
必要最低限の戦力で各地を巡り、魔物が居たら確実に倒し、領地に問題があればそれを聞いて上に情報を伝える。それが出来る方が評価基準が高いのだが……ジャコビニアス卿は西部に根差した家系なのだろう。もしかしたら貴族の三男坊とかで、家を継げないから騎士になったが、故郷に愛着もあるし地縁の問題もあって外には出れない立場かもしれない。
まあ、三男坊でも跡継ぎの長男か、スペアの次男に何かあったら呼び戻されるからな。地縁・血縁を完全に切るのは難しいんだろう。
「それはええんですけど、そろそろ今回の件について説明おくれなはれ」
「それもそうだな。直接の原因は簡単に想像できる。キマイラというか、魔物を作り出して制御しようという研究を始めた魔術師が居たが……いつのころからか、それらは管理しきれなくなったんだ」
青三条ほか魔術師たちが詳細を聞きたがっているので説明を始めよう。
いわゆるマッドな魔術師が良く分からない理由で、自分だけの使命感に駆られて研究を始めたと思いねえ。そいつは周囲の無理解から迫害され、あるいは野心の赴くままに魔族たちの領域までやってきたわけだ。そこに至るまでの仮定にはあまり意味はない。魔物を制御すれば平和になると思ったのか、あるいは自分の軍団を作ろうとしたのか、どちらであろうとも迷惑な存在になり果てている事に変わりはないからだ。
つまるところ、倒し尽くし必要があるし、研究所は丸焼きにして向後の憂いを絶つほかはない。
「ここで可能性は二つに分かれる」
「管理が外れたばかりなのか、もっと前からそうだったが……」
「周囲の魔族たちが適用に焼き払えば済む範囲だったのかの差だな」
「前者の場合はシンプルで、人間社会に潜り込むタイプの魔将にでも招聘されて戦力を増やして居たんだろう。信じて送り出した魔物が暴走しただけだけだから、数もそう居ないだろうから、研究所を襲撃して焼き払ってしまえば終わりだな。魔族の島を攻略際に気を付ければ済む話と言えるだろう」
差が出て来るのはタイミングであり、その先の変化である。
簡単な方は最近の魔王の世代になって、人間社会に潜り込むタイプの魔将を介して呼ばれたパターンだ。どうせ人間社会でも魔法大学でも良い扱いであるはずがないから、喜んで応じただろう。その後は研究できる魔物も増えただろうし、チマチマ傭兵に狩ってこさせずとも魔族の方が下級の魔物を合成させ、中級以上の魔物を作らせようとしたと思われる。この場合はせいぜいがキマイラ量産を目指して失敗した魔術師に過ぎない。暫く後に行われる魔族の島討伐戦で一緒にまとめて倒してしまえば良いのである。
問題はもう一つ、以前からの問題だったが、島に魔族が減ったことで対処が出来なくなり始めた場合である。
「伯爵はそうではないとお考えなのですね?」
「俺が大学に居たのは数年前に過ぎないが、その時に馬鹿な事をやらかした研究員の話は幾つか聞いたさ。それでも生憎とキマイラの研究者は居なかったね。そしてここで問題なんだが……魔族が原因の根絶なんかやると思うか? 場合によっては大地震とか大津波で周辺一帯が酷い目にあった後だぞ? 間違いなく強い魔族にとっては『見た奴を焼き払えば問題ないで済ませてる』可能性は高いな。そして魔王と共に多くが死んでしまったわけだ、で、その後は?」
「「……」」
基本的に魔族は傲慢な連中が多い。
何しろダークエルフであったり、智慧を持つオーガやトロールの上位種たちがブイブイ言わせてるわけだ。スライムなんぞに困っているとは思えないし、そもそも研究所の周囲に近寄らなければ済む話である。魔族の島では日常的に何処かで誰かが死んでいるだろうし、それを考えたら特殊な魔物に襲われて死ぬなんて、数ある死因の一つでしかないだろう。
要するに魔族の島の一部には、さっき倒したスライムが大繁殖している可能性がある。完全にスライムに成ってしまえば困らないが、獣への擬態能力を覚えて居たら厄介だ。
「向こうに行ったお馬鹿さんがやらかしたゆう話は理解しましたけど、そこまで管理出来てないゆうことあります? 借りにも研究者なんやろ? それに都合よく大災害で事故が拡大するなんて事は悲観論やおへんの?」
「可能性の話でしかないんだが、島が出来るってのは普通、千年単位なんだ」
「……?」
青三条の問いに対して俺は以前から考えている大陸移動説を唱えた。
もちろん造山活動の一環ではなく、作為的に起こされた可能性の方だ。それを説明するために、以前から考えている案や、ホーセンスたちが調べて来た話を頭の中で咀嚼する。
その間に青三条だけではなく魔術師たちも鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしていた。
「千年・二千年の時を掛けて島が出来たり沈んだり、山が盛り上がったり丘に成っていくわけだな。それが大地震が起きた時には、僅か一瞬引き起こされる時もある。ごくごく稀にしか起きない事なんだが……あの島に限り、神様が『人間には対処できないから』と切り離した可能性がある。これは仮説どころか妄想に過ぎないが……もし諸君らの家系で大地震なり神様の奇跡を伝える話があれば、それを補強する程度だな。ああ、もちろん偶然の地震でも良いんだがこの諸島群からイラ・カナンの半島まで、実に怪しい地形だよな」
「神の奇跡など迂闊に口にして良いモノでは……」
「でも、凄く判り易い地形よね。この辺一帯って」
「元が大陸と地続きで、何かの理由で沈んだ、か」
別に神の奇跡でなくとも構わない。だが、この辺の地形は怪しい。
ただの大地震でも良いのだが、この辺一帯を沈み込ませるような強烈なのが起きた可能性はゼロでは無かった。それこそ次の大地震があればこの諸島群全てが海に沈んだり、逆に陸続きで繋がることはあり得るだろう。その上でさっきの話を考えてみよう。何百年前に万全の体制で研究所を作っていたとして、大地震が起きて大陸と分断されたわけだ。その時に研究所が無事である可能性はどのくらいだろう?
もちろん過程に過程を重ねただけの話である。無理して論じるよりも、対処する方が先だろう。
「馬鹿馬鹿しい。そんな素っ頓狂な話をしたいわけではおへん。要はその魔物が増えて居たらどう判断するかやないの?」
「そうだな。その場合は魔法知覚や振動探知の呪文で確認し、火球や石化の呪文で排除するべきだろうな。重要なのは何処に居るかを特定し、確実に根絶して行く事だ。幸いにも我々は時間が少し空くから、その時にマジックアイテムを優先的に作って行こうじゃないか」
肩をすくめる青三条の言葉に同意する。
どんな理由があれば、やるべきことは同じなのだ。相手を確実に見つけ、一つ一つ対処していく。数が多ければ地域ごと焼き払う必要があるだろう。
もちろんそれら全てを全ての魔術師が可能な筈は無い。だが、時間を掛ければマジックアイテムは増やせるのだ。
「諸島群の戦いは終わった。戦力は半島制圧戦に回すとしても、より優先度が高いアイテムを作成するぞ!」
「「はい!」」
こうして一つの戦いが終わり、次の戦いに向けて動き出していく。
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