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第十三章
『物語の終わりに』
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●
魔族の島を攻略し終わってからの話をしよう。
結論から言うと一応の平和が訪れたと言って良いだろう。諸国はオロシャが強くなっている状態で攻めてこないし、内部の不満分子も出来るだけ出ないようにしているので、同調者が少ない状態で状態で攻めたり反乱を起こしたりする馬鹿はいないからだ。それだけに各国が充実した十年後くらい後は判らないが、それまでは表面的には平和が続くと見て良いだろう。
その間にゴーレム魔術師を育てて戦力を増やし、国力を育てていく感じだな。
『ゴルビーの緑化に関して』
これは徐々に身を結びつつある。
上手く行った政策も失敗した政策もあるが、灌漑用水を豊富に使えるようになったことが大きい。まだまだ荒れ地は多いし、砂漠は竹で網を作ったくらいでは簡単に緑化されてはくれない。だが徐々に身を結びつつあるし、ついに植林事業が成功したこともあって緩やかに改善されると思われた。やはり領主になった当初、大幅な譲歩をしてでも用水路を大々的に作ったことが大きな影響を与えたと言えるだろう。
年々涼しくなっていく中で、子供か孫の代にはかつてのゴルビーの姿は無くなって行くと確信できた時点でこの大目標については報告を終えておこう。
『ゴルビー家の家庭事情』
何年かして皆に子供が出来たので、無事に家系が続く物だと思われた。
みんなでユーリ姫に遠慮して正妻の子供が一番になるように調整したものの、流石にそう上手く行かなかったことだけが残念なところである。とはいえ妾であるセシリアとの子供であり、女の子であったのでそれほど問題にはならなかった。オロシャは女伯も認められている国だが、一応は男子の方が尊重される。姫との間に出来た長男が家を継ぎ、マーゴットとの間に出来た次男が巨大な遊水池より北部を収める分家を創設する方向で落ち着くだろう。
ちなみに辺境伯になるのではなくアンドラ領を貰う事にしたので、ユ-リ姫との間に生まれた次の子供はそこを継ぐ分家を起こすことになるだろう。
『諸外国との外交問題』
これに関してはイル・カナンが全方位にやらかしている。
イラ・カナン社会主義国が旧王朝の後継者であることを放棄し、代わりに円満に建国を認めた筈だった。しかし認めたのは建国だけで、占有している土地を返せという理由で喧嘩を売っている。土地は社稷を受け継いだ末裔の者であることが歴然としているので、あまりにも常識だからあえて土地の権利には『その時には』口に出さなかったという言い訳であった。ついでにオロシャにも『魔族の島全てをもぎ取ったオロシャに、彼らへの賠償代行を求める』というよくわからない理由で権利を主張している。きっとイラ・カナンから関心を移すためあろう。
その他は反乱で分裂したポーセスの東半分が社会主義国になったこともあり、プロシャとの緊張が高まっているくらいだろうか?
『国内に起きた諸問題』
円満に領地が広がったことに加えて、長年の魔族問題に終止符が打たれた。
概ね良い風潮であり、環状農業圏構想もあって豊かになる流れもうかがえている。だが、当たり前だが全員が全員、国内事情を納得してなどいない。農民を始めとして恩恵を受け容れられる側の者は良いが、旧態依然とした領主とその領地というのは大きく変化しないからだ。ゴーレムを使った開拓を受け入れられる場所ばかりではないし、そもそも昔ながらのままが良いという物も居るしな。全体としては好景気であるが、静かに溜まっていくマイナス面は無視できないだろう。
その辺りに目を付けるのがイル・カナンなどの諸外国であり、ヨセフ伯など国内の陰謀家であると思われた。
『ヨセフ伯の陣営』
西部諸侯自体はそれほど変わっておらず、ヨセフ伯の独り勝ちである。
やらかした貴族へ大きな貸しを作りつつ、魔族の島に出来た新領土へ口出しする権利を有している。オロシャ初めての辺境伯へ昇爵すると同時に長男へ西部の本領を任せ、他の子供たちを西部諸侯の跡継ぎや嫁として送り込むことに成功していた。このまま行けな西部が独立して公国か何かになってもおかしくはないだろう。そうなればむしろ反乱分子を抱えたままより安定しそうな気がする気がしないでもないが、それをやるとオロシャ全体としては領土が減るので痛しかゆしである。
もし俺も辺境伯に成れば同じように公国化して、連合王朝にするのも良かったんだろうけどな。流石に元英雄とはいえ成り上がりでは誰もついてこない。
『各種事業に関して』
列車事業と塩田事業を正式に王子たちに譲っている。
総裁職を第二王子と第三王子に譲り、俺は双方の相談役に収まった感じだな。代わりに学校事業を立ち上げゴーレム魔術をそこで学べるようにしたことで、何年かすれば俺やエリーで無ければゴーレムを弄れないなどというアンバランスさは無くなるだろう。前世と違って列車に鉄道は必要ないが、車輪付きなら大量に運べることは判っているので考慮中というところだ。
ちなみにエリーをヨセフ伯の養女にするから、復縁しないかという妙な誘いで同盟を誘われたりする事があったりなかったりしている。
『学校事業に関して』
新領地に作った別荘地が、そのまま学校関連に変更された。
魔族の島を攻略したことで、別荘地を作る意味があまりなく成ったからだ。ゴルビーの南東にあるこの場所は王家に譲る代わりに、アンドラ領付近の領地と交換して貰った形になる。まあ海に面した領地を一人が独占する訳にはいかないのもあるだろう。その上で王立大学の下部組織として、騎士・官僚・各種職能系魔術師を育てることで、オロシャの輝かしい未来へ役立たせることとなった。
なお、この学校には各社会主義国や北部遊牧民からの留学生も少数ながら招聘している。
『ゴーレムの新技術に関して』
大きな特徴として、合体型の目途が付いた。
フレーム化で一回り巨大なゴーレムを作り、そのガワとして外骨格型のゴーレムを被せるという形で成立した。旧来の概念では魔力吸収が食い合うため、何処かで保存魔力が尽きるという問題があった。これを何とかしたのが尻尾や羽飾りなどを延ばし、一定距離を話して魔力を吸収する独自部分を二か所以上設けるという手法だった。三胴船のアーバレストや帆などが別々のゴーレムで、水車と並行して自動稼働してたことに着目した事による成功である。
とはいえ剣聖に勝てる程強くなったわけではないので、むしろ飛行船や飛行型ゴーレムなどが発展する草分けになったくらいだろうか?
●これまでの総括
これにてこのストーリーを完結させていただきます。
今までお付き合いくださった読者の皆様には感謝の言葉もありません。せっかくですので色々と書き添えますが、本文ではありませんので、無理に読まれる必要はありません。またこのストーリーに使えそうなネタがあった場合、連絡さえいただければ好きに使って構いません(そもそも何処かで見たネタの流用ばかりですが)。
『覚書』
この話は以前に別の場所で書いた結界を作れる転生者を作り直した物です。
序盤に早い段階で執筆しているのは、土日でそれらを加筆して、毎日ちょっとずつ修正したからですね。一万字を二万字にしてストーリー変更、それを二千字から三千字に分割して修正投稿という流れです。最後の二章を執筆する時間が空いたのは、流石にストックが尽きた為です。
この流れを試した長所は執筆速度と話の整合性が付く事、短点は人間と戦わないストーリーにしたため、相手の戦略が見えない一人相撲になった事です。次回があれば改善したいと思います。
『ネーミングライツ』
ソヴィエト社会主義連邦系を中心に、地方や文化で修正する形にしています。
主人公はミハイル・ゴルバチョフ、登場する主要人物はソヴィエトの首脳だったり軍人だったします。ヨセフ伯はスターリン(ペンネームで本名はヨシフさん)、取り巻き男爵はその腹心のロリコン。という感じですね。
『地形に関して』
現実の地図を歪ませソヴィエトの下から、欧州をL字型に配置。
なのでポーランドやドイツが南にあり、フランスとかが西に、スカンジナビア半島と英国が北西に。あとはインドを消してゴビ砂漠を広くした感じです。
『神様に関して』
地球にも居る神さまで、同時に別世界の担当でもある方々。
向こうの世界に渡せる時間が限られており、また魂の相性があって、かつ能力発想力の問題がある。僅か一瞬の間に送るとして、都合が良かったのが主人公になります。なので物凄い能力は無いけれど、発想力はあるというわけですね。神様による転移だけど特典の能力は無く、今まで生きた経験を向こうにスキルに変換してくれるだけ。主人公は大学での社会人なので、達人低レベル一つと幾つかの専門か、達人高レベル1つと初級複数くらい。超人にも成れないので、生産系からゴーレム作成を選んだ形になります。
『魔法に関して』
奇跡が失われ、魔法が廃れ、魔術が勃興して来るあたり。
徐々に学び易くなる代わりに、出来ない事が増えていく形式です。熟練度で基礎レベルが上がり、個別に呪文を延々と使用しないと育たない世界。簡単に言うとポイント売買形式ではなく、修練型という感じですね。
『ゴーレムに関して』
原初のゴーレムは塊であって、関節なんかなかった。
そこから発展することで高速化・スイング強化が行われたけれど、パーツが壊れると修復が大変。でも、量産化すればニコイチで直せるよ……というアイデアの勝利。また、塊をゴーレムに出来たのだから、別に水車だろうが荷車だろうがゴーレムに出来る。水車で海水を運べば、簡単に塩田が出来るよ。だって二十四時間稼働するからね。というアイデアを元に、あとは乾燥地帯で運用すれば良いじゃないという流れにしています。砂漠と荒れ地の領地だったのは、単に成り上がりの主人公でも貰えるという利点があるからです。
『爵位に関して』
面倒なので伯爵で基本を統一しています。
小さな領地は男爵、代理人が子爵。侯爵は宰相と総騎士団長、公爵は王族だけ。大臣は伯爵、代理人である副官は子爵。騎士たちもそれに習う感じですね。よくある婚約破棄系と違って、公爵や侯爵が山ほど出てくると管理しきれないのでやりました。名前だけ決め手、地方を家系に使うのでスムーズに名前を付けられたのは楽でしたね。
『今後に関して』
第一部完、第二部スタートではないので、ここで終わるかと思われます。
まずは時間が無くて放置しているもう一つの話完結を目指します。次回は英雄殺しの猪が魔王で強い人が絶対勝てない世界か(古代インド+古代欧州)、スキルのニーズが一周して昔のスキル構成の方が強くなった(転生賢者系から転生成分無し)になるかと思います。WEBコンテツ大賞次第では戦国武将系かもしれませんが。
という訳で、これにて完全終了。みなさま、お疲れ様でした。
魔族の島を攻略し終わってからの話をしよう。
結論から言うと一応の平和が訪れたと言って良いだろう。諸国はオロシャが強くなっている状態で攻めてこないし、内部の不満分子も出来るだけ出ないようにしているので、同調者が少ない状態で状態で攻めたり反乱を起こしたりする馬鹿はいないからだ。それだけに各国が充実した十年後くらい後は判らないが、それまでは表面的には平和が続くと見て良いだろう。
その間にゴーレム魔術師を育てて戦力を増やし、国力を育てていく感じだな。
『ゴルビーの緑化に関して』
これは徐々に身を結びつつある。
上手く行った政策も失敗した政策もあるが、灌漑用水を豊富に使えるようになったことが大きい。まだまだ荒れ地は多いし、砂漠は竹で網を作ったくらいでは簡単に緑化されてはくれない。だが徐々に身を結びつつあるし、ついに植林事業が成功したこともあって緩やかに改善されると思われた。やはり領主になった当初、大幅な譲歩をしてでも用水路を大々的に作ったことが大きな影響を与えたと言えるだろう。
年々涼しくなっていく中で、子供か孫の代にはかつてのゴルビーの姿は無くなって行くと確信できた時点でこの大目標については報告を終えておこう。
『ゴルビー家の家庭事情』
何年かして皆に子供が出来たので、無事に家系が続く物だと思われた。
みんなでユーリ姫に遠慮して正妻の子供が一番になるように調整したものの、流石にそう上手く行かなかったことだけが残念なところである。とはいえ妾であるセシリアとの子供であり、女の子であったのでそれほど問題にはならなかった。オロシャは女伯も認められている国だが、一応は男子の方が尊重される。姫との間に出来た長男が家を継ぎ、マーゴットとの間に出来た次男が巨大な遊水池より北部を収める分家を創設する方向で落ち着くだろう。
ちなみに辺境伯になるのではなくアンドラ領を貰う事にしたので、ユ-リ姫との間に生まれた次の子供はそこを継ぐ分家を起こすことになるだろう。
『諸外国との外交問題』
これに関してはイル・カナンが全方位にやらかしている。
イラ・カナン社会主義国が旧王朝の後継者であることを放棄し、代わりに円満に建国を認めた筈だった。しかし認めたのは建国だけで、占有している土地を返せという理由で喧嘩を売っている。土地は社稷を受け継いだ末裔の者であることが歴然としているので、あまりにも常識だからあえて土地の権利には『その時には』口に出さなかったという言い訳であった。ついでにオロシャにも『魔族の島全てをもぎ取ったオロシャに、彼らへの賠償代行を求める』というよくわからない理由で権利を主張している。きっとイラ・カナンから関心を移すためあろう。
その他は反乱で分裂したポーセスの東半分が社会主義国になったこともあり、プロシャとの緊張が高まっているくらいだろうか?
『国内に起きた諸問題』
円満に領地が広がったことに加えて、長年の魔族問題に終止符が打たれた。
概ね良い風潮であり、環状農業圏構想もあって豊かになる流れもうかがえている。だが、当たり前だが全員が全員、国内事情を納得してなどいない。農民を始めとして恩恵を受け容れられる側の者は良いが、旧態依然とした領主とその領地というのは大きく変化しないからだ。ゴーレムを使った開拓を受け入れられる場所ばかりではないし、そもそも昔ながらのままが良いという物も居るしな。全体としては好景気であるが、静かに溜まっていくマイナス面は無視できないだろう。
その辺りに目を付けるのがイル・カナンなどの諸外国であり、ヨセフ伯など国内の陰謀家であると思われた。
『ヨセフ伯の陣営』
西部諸侯自体はそれほど変わっておらず、ヨセフ伯の独り勝ちである。
やらかした貴族へ大きな貸しを作りつつ、魔族の島に出来た新領土へ口出しする権利を有している。オロシャ初めての辺境伯へ昇爵すると同時に長男へ西部の本領を任せ、他の子供たちを西部諸侯の跡継ぎや嫁として送り込むことに成功していた。このまま行けな西部が独立して公国か何かになってもおかしくはないだろう。そうなればむしろ反乱分子を抱えたままより安定しそうな気がする気がしないでもないが、それをやるとオロシャ全体としては領土が減るので痛しかゆしである。
もし俺も辺境伯に成れば同じように公国化して、連合王朝にするのも良かったんだろうけどな。流石に元英雄とはいえ成り上がりでは誰もついてこない。
『各種事業に関して』
列車事業と塩田事業を正式に王子たちに譲っている。
総裁職を第二王子と第三王子に譲り、俺は双方の相談役に収まった感じだな。代わりに学校事業を立ち上げゴーレム魔術をそこで学べるようにしたことで、何年かすれば俺やエリーで無ければゴーレムを弄れないなどというアンバランスさは無くなるだろう。前世と違って列車に鉄道は必要ないが、車輪付きなら大量に運べることは判っているので考慮中というところだ。
ちなみにエリーをヨセフ伯の養女にするから、復縁しないかという妙な誘いで同盟を誘われたりする事があったりなかったりしている。
『学校事業に関して』
新領地に作った別荘地が、そのまま学校関連に変更された。
魔族の島を攻略したことで、別荘地を作る意味があまりなく成ったからだ。ゴルビーの南東にあるこの場所は王家に譲る代わりに、アンドラ領付近の領地と交換して貰った形になる。まあ海に面した領地を一人が独占する訳にはいかないのもあるだろう。その上で王立大学の下部組織として、騎士・官僚・各種職能系魔術師を育てることで、オロシャの輝かしい未来へ役立たせることとなった。
なお、この学校には各社会主義国や北部遊牧民からの留学生も少数ながら招聘している。
『ゴーレムの新技術に関して』
大きな特徴として、合体型の目途が付いた。
フレーム化で一回り巨大なゴーレムを作り、そのガワとして外骨格型のゴーレムを被せるという形で成立した。旧来の概念では魔力吸収が食い合うため、何処かで保存魔力が尽きるという問題があった。これを何とかしたのが尻尾や羽飾りなどを延ばし、一定距離を話して魔力を吸収する独自部分を二か所以上設けるという手法だった。三胴船のアーバレストや帆などが別々のゴーレムで、水車と並行して自動稼働してたことに着目した事による成功である。
とはいえ剣聖に勝てる程強くなったわけではないので、むしろ飛行船や飛行型ゴーレムなどが発展する草分けになったくらいだろうか?
●これまでの総括
これにてこのストーリーを完結させていただきます。
今までお付き合いくださった読者の皆様には感謝の言葉もありません。せっかくですので色々と書き添えますが、本文ではありませんので、無理に読まれる必要はありません。またこのストーリーに使えそうなネタがあった場合、連絡さえいただければ好きに使って構いません(そもそも何処かで見たネタの流用ばかりですが)。
『覚書』
この話は以前に別の場所で書いた結界を作れる転生者を作り直した物です。
序盤に早い段階で執筆しているのは、土日でそれらを加筆して、毎日ちょっとずつ修正したからですね。一万字を二万字にしてストーリー変更、それを二千字から三千字に分割して修正投稿という流れです。最後の二章を執筆する時間が空いたのは、流石にストックが尽きた為です。
この流れを試した長所は執筆速度と話の整合性が付く事、短点は人間と戦わないストーリーにしたため、相手の戦略が見えない一人相撲になった事です。次回があれば改善したいと思います。
『ネーミングライツ』
ソヴィエト社会主義連邦系を中心に、地方や文化で修正する形にしています。
主人公はミハイル・ゴルバチョフ、登場する主要人物はソヴィエトの首脳だったり軍人だったします。ヨセフ伯はスターリン(ペンネームで本名はヨシフさん)、取り巻き男爵はその腹心のロリコン。という感じですね。
『地形に関して』
現実の地図を歪ませソヴィエトの下から、欧州をL字型に配置。
なのでポーランドやドイツが南にあり、フランスとかが西に、スカンジナビア半島と英国が北西に。あとはインドを消してゴビ砂漠を広くした感じです。
『神様に関して』
地球にも居る神さまで、同時に別世界の担当でもある方々。
向こうの世界に渡せる時間が限られており、また魂の相性があって、かつ能力発想力の問題がある。僅か一瞬の間に送るとして、都合が良かったのが主人公になります。なので物凄い能力は無いけれど、発想力はあるというわけですね。神様による転移だけど特典の能力は無く、今まで生きた経験を向こうにスキルに変換してくれるだけ。主人公は大学での社会人なので、達人低レベル一つと幾つかの専門か、達人高レベル1つと初級複数くらい。超人にも成れないので、生産系からゴーレム作成を選んだ形になります。
『魔法に関して』
奇跡が失われ、魔法が廃れ、魔術が勃興して来るあたり。
徐々に学び易くなる代わりに、出来ない事が増えていく形式です。熟練度で基礎レベルが上がり、個別に呪文を延々と使用しないと育たない世界。簡単に言うとポイント売買形式ではなく、修練型という感じですね。
『ゴーレムに関して』
原初のゴーレムは塊であって、関節なんかなかった。
そこから発展することで高速化・スイング強化が行われたけれど、パーツが壊れると修復が大変。でも、量産化すればニコイチで直せるよ……というアイデアの勝利。また、塊をゴーレムに出来たのだから、別に水車だろうが荷車だろうがゴーレムに出来る。水車で海水を運べば、簡単に塩田が出来るよ。だって二十四時間稼働するからね。というアイデアを元に、あとは乾燥地帯で運用すれば良いじゃないという流れにしています。砂漠と荒れ地の領地だったのは、単に成り上がりの主人公でも貰えるという利点があるからです。
『爵位に関して』
面倒なので伯爵で基本を統一しています。
小さな領地は男爵、代理人が子爵。侯爵は宰相と総騎士団長、公爵は王族だけ。大臣は伯爵、代理人である副官は子爵。騎士たちもそれに習う感じですね。よくある婚約破棄系と違って、公爵や侯爵が山ほど出てくると管理しきれないのでやりました。名前だけ決め手、地方を家系に使うのでスムーズに名前を付けられたのは楽でしたね。
『今後に関して』
第一部完、第二部スタートではないので、ここで終わるかと思われます。
まずは時間が無くて放置しているもう一つの話完結を目指します。次回は英雄殺しの猪が魔王で強い人が絶対勝てない世界か(古代インド+古代欧州)、スキルのニーズが一周して昔のスキル構成の方が強くなった(転生賢者系から転生成分無し)になるかと思います。WEBコンテツ大賞次第では戦国武将系かもしれませんが。
という訳で、これにて完全終了。みなさま、お疲れ様でした。
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