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第18章
彩芽、罠にかける
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それは突然であった。
闘技場を覆うキラキラと光る力場に包まれ、黒騎士とストラディゴスはお互い距離を取って何が起きたのかと戦いの手を止めた。
ヴェンガンがまた何かしたのかとストラディゴスが見ると、主催者席にはヴェンガンと、衛兵に囲まれた彩芽の姿が見えた。
その時。
ガーゴイルの様に柱の陰に隠れていたヴェンガンのリーパー軍団は、湧きあがる過剰な力を感じながら、骨の周りに霊体とも呼べる仮初の肉体が誰の目にも見える様になっている事に気付く。
生前の姿に戸惑いながらも、頭の中にはヴェンガンの「今すぐその女を殺せっ!!!」の声。
リーパー達は恐怖に支配され、人目も気にせずに彩芽へと襲い掛かっていく事しか出来ない。
「アヤメっ! 逃げろおおおっ!!!」
状況に気付いたストラディゴスが走り出す。
だが、宙を滑空して襲い掛かるリーパーの群には、到底追いつけない。
刹那、リーパー達の一閃が彩芽へと襲い掛かろうとしたその時であった。
ストラディゴスよりも早く、別の何者かがストラディゴスを追い抜いて彩芽へと一直線で襲い掛かった。
それは、首を落として死んだ筈の、漆黒の騎士の乗っていた竜であった。
切られたはずの首を乗せ、走っている。
しかし襲い掛かったのではなかった。
竜は、身を挺して彩芽を、リーパーの刃から守っていた。
リーパーによる斬撃で、客席に上がった竜の鎧がズタズタに切り裂かれると、鎧の下からは所々が既に乾ききり、ミイラとなった竜の身体が現れた。
* * *
その、ほんの数分前。
「ヴェンガン!」
客席に響く、一人の女の声。
伯爵を呼び捨てにする無礼者。
その声で注目したのは、呼ばれたヴェンガン当人と一部の観客のみであった。
黒騎士と巨人の一騎打ちに誰もが目を奪われる中、彼女はようやくヴェンガンの前に辿り着いていた。
「良い所だと言うのに。登場には早すぎるな……見てみろ。お前を誘う生餌の準備もまだだ……いや、活きが良すぎたのか。くははっ、はははははっ! それにしても、お前の様な女が、あいつの仲間だとは思わなかったぞ。私を探っていたのか? 私の呪いを利用して誘い出すとは……あの時は、すっかり騙された。一本取られたぞ」
ヴェンガンは客席から見上げるフードを取った彩芽を見下し言った。
「しかし、一人でノコノコと私の前に現れるとは……演技は出来ても、やはりただのバカな女か……」
「今すぐ、戦いを止めて! こんな事何の意味があるの!」
「意味なら大いにあったぞ。現に、こうやってお前が現れたじゃあないか。それにしても、止めろだと? 止める訳が無いだろ。暗殺犯と脱獄囚だった奴らだぞ。それに、あの巨人が私を狙ったのは、お前の為じゃないのか?」
ヴェンガンは、悪戯に笑った。
「衛兵! その女を捕えよ! その女こそが巨人を操り指示を与えていた首謀者だ!」
傭兵に取り押さえられる彩芽は、手荒い仕打ちに顔を歪めながら、されるがままに腕を捻られてしまう。
「安心しろ。黒騎士には、巨人もカーラルアも殺すなと伝えてある。見世物が終わったら、お前にはあいつの事をじっくりと聞かねばならないが……お前にも、一つ朗報があるぞ。お前の拷問には、カーラルアを使うつもりだ。あいつが囚人達を痛めつける顔は、どこまでも私を楽しませてくれるのでな。お前の盗んだ奴隷が、お前を傷つけ、私に喋る事になるんだ。落ちぶれた我が友の事を……」
悔しそうにヴェンガンの話を聞いていた彩芽から、急に力が抜け、抵抗の意思が感じなくなった。
すると、彩芽は、まるで別人の様な表情でヴェンガンを見た。
その瞳を赤くして。
「未だに友達面か? 反吐が出る……」
捕らえられた彩芽の見せる裁定者かの様な冷静な表情に、ヴェンガンは背筋に冷たい物を感じた。
ヴェンガンが目を凝らすと、彩芽の身体から出ている黒い霧が前とは違う事に気付く。
人同士の繋がりでは無く、物を盗んだ時に現れる、物との繋がりの無機質な黒い霧。
思い込みで目を曇らせていたヴェンガンの目には、今では黒い霧に浮かぶ赤い瞳だけが見えていた。
「宣告が!? まさか!? なぜお前がここに!!!??? 今すぐその女を殺せっ!!!」
彩芽は、衛兵の拘束から物凄い力を発揮して、強引に腕を放させ無理やりに自力で抜け出すと、ヴェンガンに返してやるとばかりに、何かを投げてよこした。
それを見て、ヴェンガンは自分が完全に出し抜かれた事を悟る。
彩芽が投げてよこしたのは、何の変哲もないフォルト銀貨であった。
それがヴェンガンの城から盗まれた物である事は、ヴェンガンにはすぐに分かった。
盗人をリーパーで始末した後でも、回収し損ねて市場に出回り続けていてもおかしくはない。
ヴェンガンは、所有した事のあるあらゆるものに死の宣告をかけていたのだから。
「ソート・ネクロマンス!」
なぜ、リーパーがわざわざ正体を現したのか。
そんなもの、隠す必要が無くなったからに決まっている。
ヴェンガンは焦っていた。
既に、絡めとられている事に。
リーパーの中では、もう勝負は決している。
そうでなければ、宣戦布告などする筈がない。
「舐めるなっ! 返り討ちにしてくれる! ドミネーション・ネクロマンス!」
ヴェンガンの魔法を真似て、彩芽の姿に化けていたリーパーと、不意打ちに肝を冷やすヴェンガン。
ほぼ同時に発動した双方全力の魔法によって力場が本稼働を始めると、フィデーリス全体を二つの魔法が覆い尽くしていく。
それは、二重の強力な力場の作用によって、どこに力場があるのか誰の目にも見える形で発現された。
* * *
力場の視覚化の直後。
見えるようになったのは力場だけでは無かった。
いつもと変わらぬ日常を過ごしていたフィデーリス市民は、絶望に包まれた。
突如、忘れられたカタコンベから無数の死者が溢れ出すと、死者達は墓を次々とあばき、リーパーの毛帚で顔を払い、次々と死者が目覚めては殆んどの者が戦線へと加わり始めた。
生命力の肉体を纏い、白く透き通ってこそいるが、生前の姿になった彼らは生者に声を届ける事も出来た。
死者の軍勢は、フィデーリス内の生命力を使い切らんばかりの勢いで溢れ、その目的はヴェンガン打倒にある。
しかし、全ての死者がヴェンガンに向かって行った訳では無い。
城壁内で目覚めた死者の一部は、自らを死に至らしめた主人や奴隷商人の邸宅へと乗り込んでいったのだ。
数万の死者達は、死人を増やす事で更に数を増やし続け、死者に殺された死者は恨みがある者へと更に襲い掛かる。
死者同士で終わりの無い争いをする者もいた。
城壁都市という大窯の底で蓋を開けた地獄の門は、フィデーリスと言う町を浄化の炎で焼き尽くさんとした。
一方で、蘇った死者達は殺すだけでは無かった。
復讐心に駆られずに束の間の黄泉がえりを果たした者達は、家族や友人達を訪ね、この地獄における善良な人々の守護者となったのだ。
生前に言えなかった事を伝えたり、見れなかった子供の成長を見たり。
それは、死者達に与えられた束の間の機会であり、生者達にとっては最後の審判に等しかった。
蘇った死者には嘘が無く、善悪問わず果たせなかった過去を清算するのみ。
殺される者には殺される理由があり、守られる者にも守られる理由がある。
中には命を狙われながらも守られる者にもいる。
その者には、罪の暴露と言う地獄が待ち受け、中には悪事が仲間や家族にバレて殺されたり、自殺をする者もいた。
自殺をした者は力場の中でも蘇りを拒否し、ただ生命力を力場に満たして骸となった。
追い詰められてヴェンガンがドミネーション・ネクロマンスを使う事は分かっていた。
なにせ、四百年も争っているのだ。
二つの力場の相乗効果。
それによって、死者達は強化された。
一体一体が強化されるならば、支配して操る精鋭部隊を選んだヴェンガンよりも、指示を必要としない復讐者の群をけしかけるリーパーに分があった。
ヴェンガンは、唯一絶対の攻撃にして防衛魔法を稼働させる事で、知らぬ間に負けを確定させていた。
ヴェンガンがドミネーション・ネクロマンスを解けば、故意に起こした力場の暴走は止まるが、リーパー軍団は無力化される。
フィデーリスに力場を発生させる刻印を張り巡らせ、城壁中への一斉侵入に成功した時点で、勝負は決したのだ。
ヴェンガンは、予想もしなかった方法で絡み取られていた。
闘技場を覆うキラキラと光る力場に包まれ、黒騎士とストラディゴスはお互い距離を取って何が起きたのかと戦いの手を止めた。
ヴェンガンがまた何かしたのかとストラディゴスが見ると、主催者席にはヴェンガンと、衛兵に囲まれた彩芽の姿が見えた。
その時。
ガーゴイルの様に柱の陰に隠れていたヴェンガンのリーパー軍団は、湧きあがる過剰な力を感じながら、骨の周りに霊体とも呼べる仮初の肉体が誰の目にも見える様になっている事に気付く。
生前の姿に戸惑いながらも、頭の中にはヴェンガンの「今すぐその女を殺せっ!!!」の声。
リーパー達は恐怖に支配され、人目も気にせずに彩芽へと襲い掛かっていく事しか出来ない。
「アヤメっ! 逃げろおおおっ!!!」
状況に気付いたストラディゴスが走り出す。
だが、宙を滑空して襲い掛かるリーパーの群には、到底追いつけない。
刹那、リーパー達の一閃が彩芽へと襲い掛かろうとしたその時であった。
ストラディゴスよりも早く、別の何者かがストラディゴスを追い抜いて彩芽へと一直線で襲い掛かった。
それは、首を落として死んだ筈の、漆黒の騎士の乗っていた竜であった。
切られたはずの首を乗せ、走っている。
しかし襲い掛かったのではなかった。
竜は、身を挺して彩芽を、リーパーの刃から守っていた。
リーパーによる斬撃で、客席に上がった竜の鎧がズタズタに切り裂かれると、鎧の下からは所々が既に乾ききり、ミイラとなった竜の身体が現れた。
* * *
その、ほんの数分前。
「ヴェンガン!」
客席に響く、一人の女の声。
伯爵を呼び捨てにする無礼者。
その声で注目したのは、呼ばれたヴェンガン当人と一部の観客のみであった。
黒騎士と巨人の一騎打ちに誰もが目を奪われる中、彼女はようやくヴェンガンの前に辿り着いていた。
「良い所だと言うのに。登場には早すぎるな……見てみろ。お前を誘う生餌の準備もまだだ……いや、活きが良すぎたのか。くははっ、はははははっ! それにしても、お前の様な女が、あいつの仲間だとは思わなかったぞ。私を探っていたのか? 私の呪いを利用して誘い出すとは……あの時は、すっかり騙された。一本取られたぞ」
ヴェンガンは客席から見上げるフードを取った彩芽を見下し言った。
「しかし、一人でノコノコと私の前に現れるとは……演技は出来ても、やはりただのバカな女か……」
「今すぐ、戦いを止めて! こんな事何の意味があるの!」
「意味なら大いにあったぞ。現に、こうやってお前が現れたじゃあないか。それにしても、止めろだと? 止める訳が無いだろ。暗殺犯と脱獄囚だった奴らだぞ。それに、あの巨人が私を狙ったのは、お前の為じゃないのか?」
ヴェンガンは、悪戯に笑った。
「衛兵! その女を捕えよ! その女こそが巨人を操り指示を与えていた首謀者だ!」
傭兵に取り押さえられる彩芽は、手荒い仕打ちに顔を歪めながら、されるがままに腕を捻られてしまう。
「安心しろ。黒騎士には、巨人もカーラルアも殺すなと伝えてある。見世物が終わったら、お前にはあいつの事をじっくりと聞かねばならないが……お前にも、一つ朗報があるぞ。お前の拷問には、カーラルアを使うつもりだ。あいつが囚人達を痛めつける顔は、どこまでも私を楽しませてくれるのでな。お前の盗んだ奴隷が、お前を傷つけ、私に喋る事になるんだ。落ちぶれた我が友の事を……」
悔しそうにヴェンガンの話を聞いていた彩芽から、急に力が抜け、抵抗の意思が感じなくなった。
すると、彩芽は、まるで別人の様な表情でヴェンガンを見た。
その瞳を赤くして。
「未だに友達面か? 反吐が出る……」
捕らえられた彩芽の見せる裁定者かの様な冷静な表情に、ヴェンガンは背筋に冷たい物を感じた。
ヴェンガンが目を凝らすと、彩芽の身体から出ている黒い霧が前とは違う事に気付く。
人同士の繋がりでは無く、物を盗んだ時に現れる、物との繋がりの無機質な黒い霧。
思い込みで目を曇らせていたヴェンガンの目には、今では黒い霧に浮かぶ赤い瞳だけが見えていた。
「宣告が!? まさか!? なぜお前がここに!!!??? 今すぐその女を殺せっ!!!」
彩芽は、衛兵の拘束から物凄い力を発揮して、強引に腕を放させ無理やりに自力で抜け出すと、ヴェンガンに返してやるとばかりに、何かを投げてよこした。
それを見て、ヴェンガンは自分が完全に出し抜かれた事を悟る。
彩芽が投げてよこしたのは、何の変哲もないフォルト銀貨であった。
それがヴェンガンの城から盗まれた物である事は、ヴェンガンにはすぐに分かった。
盗人をリーパーで始末した後でも、回収し損ねて市場に出回り続けていてもおかしくはない。
ヴェンガンは、所有した事のあるあらゆるものに死の宣告をかけていたのだから。
「ソート・ネクロマンス!」
なぜ、リーパーがわざわざ正体を現したのか。
そんなもの、隠す必要が無くなったからに決まっている。
ヴェンガンは焦っていた。
既に、絡めとられている事に。
リーパーの中では、もう勝負は決している。
そうでなければ、宣戦布告などする筈がない。
「舐めるなっ! 返り討ちにしてくれる! ドミネーション・ネクロマンス!」
ヴェンガンの魔法を真似て、彩芽の姿に化けていたリーパーと、不意打ちに肝を冷やすヴェンガン。
ほぼ同時に発動した双方全力の魔法によって力場が本稼働を始めると、フィデーリス全体を二つの魔法が覆い尽くしていく。
それは、二重の強力な力場の作用によって、どこに力場があるのか誰の目にも見える形で発現された。
* * *
力場の視覚化の直後。
見えるようになったのは力場だけでは無かった。
いつもと変わらぬ日常を過ごしていたフィデーリス市民は、絶望に包まれた。
突如、忘れられたカタコンベから無数の死者が溢れ出すと、死者達は墓を次々とあばき、リーパーの毛帚で顔を払い、次々と死者が目覚めては殆んどの者が戦線へと加わり始めた。
生命力の肉体を纏い、白く透き通ってこそいるが、生前の姿になった彼らは生者に声を届ける事も出来た。
死者の軍勢は、フィデーリス内の生命力を使い切らんばかりの勢いで溢れ、その目的はヴェンガン打倒にある。
しかし、全ての死者がヴェンガンに向かって行った訳では無い。
城壁内で目覚めた死者の一部は、自らを死に至らしめた主人や奴隷商人の邸宅へと乗り込んでいったのだ。
数万の死者達は、死人を増やす事で更に数を増やし続け、死者に殺された死者は恨みがある者へと更に襲い掛かる。
死者同士で終わりの無い争いをする者もいた。
城壁都市という大窯の底で蓋を開けた地獄の門は、フィデーリスと言う町を浄化の炎で焼き尽くさんとした。
一方で、蘇った死者達は殺すだけでは無かった。
復讐心に駆られずに束の間の黄泉がえりを果たした者達は、家族や友人達を訪ね、この地獄における善良な人々の守護者となったのだ。
生前に言えなかった事を伝えたり、見れなかった子供の成長を見たり。
それは、死者達に与えられた束の間の機会であり、生者達にとっては最後の審判に等しかった。
蘇った死者には嘘が無く、善悪問わず果たせなかった過去を清算するのみ。
殺される者には殺される理由があり、守られる者にも守られる理由がある。
中には命を狙われながらも守られる者にもいる。
その者には、罪の暴露と言う地獄が待ち受け、中には悪事が仲間や家族にバレて殺されたり、自殺をする者もいた。
自殺をした者は力場の中でも蘇りを拒否し、ただ生命力を力場に満たして骸となった。
追い詰められてヴェンガンがドミネーション・ネクロマンスを使う事は分かっていた。
なにせ、四百年も争っているのだ。
二つの力場の相乗効果。
それによって、死者達は強化された。
一体一体が強化されるならば、支配して操る精鋭部隊を選んだヴェンガンよりも、指示を必要としない復讐者の群をけしかけるリーパーに分があった。
ヴェンガンは、唯一絶対の攻撃にして防衛魔法を稼働させる事で、知らぬ間に負けを確定させていた。
ヴェンガンがドミネーション・ネクロマンスを解けば、故意に起こした力場の暴走は止まるが、リーパー軍団は無力化される。
フィデーリスに力場を発生させる刻印を張り巡らせ、城壁中への一斉侵入に成功した時点で、勝負は決したのだ。
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