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巻頭カラー|ロベール∞ひろし「ぐ・あ・い♡はいかが?」
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可愛い女の子が、快太のものをじゅっぽじゅっぽ舐めている。
「ふあ……こ、これが……」
エルフ耳に似合わないセーラー服は謎だが、こんなシチュエーションに、童貞の快太が耐えられようはずがない。
感触を楽しむまでもなく、
びゅるんっ。
と、すぐに出てしまった。
じつにあっという間だった。
「え? あっ……『きゃあ⭐︎』」
女性は、呆気にとられながらもどうにか驚いた。
驚いた台詞を発した。
快太の出した量がすごかったので、髪にまでべっとりとついている。
色素の薄いきれいな金髪が台無しだった。
「……ごめん」
謝る快太を恨めしそうに見ていた彼女だったが、髪についたそれをひとすくい指で取り、セーラー服にちょんとつけた。
「もー、ユウくんこれ、どうしてくれんのっ! クリーニング代だしてくれる?」
「ごめんなさい」
謝る快太に、うんうん、とうなずくエルフ。
台詞が合っていたらしい。
「次はあたしがしてもらう番だからね♡」
言いながらセーラー服の上を脱ごうとする。
(うおおお……!)
興奮する童貞。
が、そこで彼女は、
「次回、ユウとアカリがついに⁉︎」
そう言ったかと思うと、
「うえ~。キミさ、髪にまで飛ばすことないじゃんよ。どんだけ溜まってんの」
嫌そうな顔をしながら髪をティッシュで拭きとりだした。
「あ、あの……続きは?」
「はあ? 知らないわよ描かれてないんだもん」
怒られた。
「とにかくちょっと洗ってくるから待っててくれる?」
「はい……」
ぽつんと取り残される。
そういえばーーと思いだし、さっきエルフの娘が拾おうとしていた細長いものを拾い上げてみた。
「なんだ、この棒……?」
それは、「℃」という文字が書かれた木の棒だった。
体温計っぽいが、たぶん、何の機能もない棒だ。
「形だけ、体温計……?」
考えようとしたが、ちょっとそれどころではないので、考えるのはやめた。
「はー……気持ちよかった……」
快太は頭の中の日記に、さっきの詳細をしっかりと書き残すのに専念していた。
***
「はいはい、お待ちどおさま」
シャワーで流してきたらしい。
さっきまで快太のものを咥えていた女の子が、タンクトップを着てタオルで水気を拭きながら横にいる。
それだけでもうたまらない。
快太は前かがみになる。
「いつもはここから次の話に移るんだけど……なんかあたし、気分じゃなくなった」
「そっか……」
淡白な返事を返す快太だが、心中は絶望の嵐が吹き荒んでいた。
童貞卒業をかなり期待していたのだが……。
そんな快太のがっかり顔を尻目に、エルフは髪を雑に拭きながら、
「あたしはセシリア。キミはユウくんじゃなくて誰?」
「……快太。天楽快太」
「ふうん、快太くんか。髪汚された仲だし、呼び捨てでいいよね? あたしもセシリアって呼んでいいよ」
セシリアは、汚されたことなど忘れたような明るい声で言った。
そんな彼女に、快太は気になっていたことを訊く。
「せ、セシリア。あのさ、さっきのあれって俺が読んだエロ漫画の話だと思うんだけど……」
「エロ漫画? そう言うんだあれ。教会の聖典みたいに使ってるから、あたしたちは聖典って呼ぶことにしているよ。快太が寝てたひと月のあいだに、村で大流行してるんだよね」
大流行。
たしかにセシリアはそう言った。
(ていうか俺、一ヶ月も寝てたのか……)
情報ひとつひとつに驚く快太を気にせず、セシリアは続ける。
「普通の聖典って、体位とか心構えしか書いてないじゃん? だから、快太が持ってきた聖典は、シチュエーションとか展開がいろいろあって、本当に使えるんだよね。若い連中から年寄りまで、最近はみんなこの『コミック悦楽神2月号』の真似ばっかりしてるんだ」
「真似って……」
「ヤるってこと。快太もこんなの持ってるくらいなんだから、プロの伝道師なんでしょ?」
セシリアはそう言ってウインクをした。
「ふあ……こ、これが……」
エルフ耳に似合わないセーラー服は謎だが、こんなシチュエーションに、童貞の快太が耐えられようはずがない。
感触を楽しむまでもなく、
びゅるんっ。
と、すぐに出てしまった。
じつにあっという間だった。
「え? あっ……『きゃあ⭐︎』」
女性は、呆気にとられながらもどうにか驚いた。
驚いた台詞を発した。
快太の出した量がすごかったので、髪にまでべっとりとついている。
色素の薄いきれいな金髪が台無しだった。
「……ごめん」
謝る快太を恨めしそうに見ていた彼女だったが、髪についたそれをひとすくい指で取り、セーラー服にちょんとつけた。
「もー、ユウくんこれ、どうしてくれんのっ! クリーニング代だしてくれる?」
「ごめんなさい」
謝る快太に、うんうん、とうなずくエルフ。
台詞が合っていたらしい。
「次はあたしがしてもらう番だからね♡」
言いながらセーラー服の上を脱ごうとする。
(うおおお……!)
興奮する童貞。
が、そこで彼女は、
「次回、ユウとアカリがついに⁉︎」
そう言ったかと思うと、
「うえ~。キミさ、髪にまで飛ばすことないじゃんよ。どんだけ溜まってんの」
嫌そうな顔をしながら髪をティッシュで拭きとりだした。
「あ、あの……続きは?」
「はあ? 知らないわよ描かれてないんだもん」
怒られた。
「とにかくちょっと洗ってくるから待っててくれる?」
「はい……」
ぽつんと取り残される。
そういえばーーと思いだし、さっきエルフの娘が拾おうとしていた細長いものを拾い上げてみた。
「なんだ、この棒……?」
それは、「℃」という文字が書かれた木の棒だった。
体温計っぽいが、たぶん、何の機能もない棒だ。
「形だけ、体温計……?」
考えようとしたが、ちょっとそれどころではないので、考えるのはやめた。
「はー……気持ちよかった……」
快太は頭の中の日記に、さっきの詳細をしっかりと書き残すのに専念していた。
***
「はいはい、お待ちどおさま」
シャワーで流してきたらしい。
さっきまで快太のものを咥えていた女の子が、タンクトップを着てタオルで水気を拭きながら横にいる。
それだけでもうたまらない。
快太は前かがみになる。
「いつもはここから次の話に移るんだけど……なんかあたし、気分じゃなくなった」
「そっか……」
淡白な返事を返す快太だが、心中は絶望の嵐が吹き荒んでいた。
童貞卒業をかなり期待していたのだが……。
そんな快太のがっかり顔を尻目に、エルフは髪を雑に拭きながら、
「あたしはセシリア。キミはユウくんじゃなくて誰?」
「……快太。天楽快太」
「ふうん、快太くんか。髪汚された仲だし、呼び捨てでいいよね? あたしもセシリアって呼んでいいよ」
セシリアは、汚されたことなど忘れたような明るい声で言った。
そんな彼女に、快太は気になっていたことを訊く。
「せ、セシリア。あのさ、さっきのあれって俺が読んだエロ漫画の話だと思うんだけど……」
「エロ漫画? そう言うんだあれ。教会の聖典みたいに使ってるから、あたしたちは聖典って呼ぶことにしているよ。快太が寝てたひと月のあいだに、村で大流行してるんだよね」
大流行。
たしかにセシリアはそう言った。
(ていうか俺、一ヶ月も寝てたのか……)
情報ひとつひとつに驚く快太を気にせず、セシリアは続ける。
「普通の聖典って、体位とか心構えしか書いてないじゃん? だから、快太が持ってきた聖典は、シチュエーションとか展開がいろいろあって、本当に使えるんだよね。若い連中から年寄りまで、最近はみんなこの『コミック悦楽神2月号』の真似ばっかりしてるんだ」
「真似って……」
「ヤるってこと。快太もこんなの持ってるくらいなんだから、プロの伝道師なんでしょ?」
セシリアはそう言ってウインクをした。
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