27 / 41
新・番外編
エレン、母になる③
しおりを挟む
「んぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
と大きな赤ちゃんの泣き声が響き渡った。
ああ、生まれた……生まれたんだ! 俺とライアスの赤ちゃんが!
「「エレンッ(ちゃん)!!」」
どうやら、俺の両親は子供が生まれるまで邪魔しないように部屋の隅っこにいたらしい。勢いよく俺の側まで来ると「エレンッ! よくやった! よくやった!」「エレンちゃん、お疲れ様ぁっ!」と大騒ぎだ。もちろん大号泣。わーわーと貴族とは思えないはしゃぎっぷりだ。
そしてライアスもその中に混ざって「やったーやったー!」と三人で大騒ぎ。この絵面が面白過ぎる。
「やかましいッ! 静かにせんかいッ! ……全く。嬉しいのは分かるが赤子がびっくりするじゃろうがっ!」
「「「……すみませんでした」」」
さすがこの道五十年のベテラン先生。相手が貴族とか関係ない。ぴしゃりと三人を黙らせた。かっけぇ。マジ尊敬。
「ほれ、お前さんたちの可愛い赤子じゃ」
先生はそう言っておくるみに包まれた赤ちゃんを手渡してくれた。
うわぁ、ちっちゃい。軽い。可愛いっ!!
顔をくしゃくしゃにしてまだぐずぐずいってるけど、もうここにいるだけで可愛くて可愛くて仕方がない!
ごりっごりに魔力を持っていかれてぐっちゃぐちゃで苦しかったけど、そんなことは吹き飛ぶくらい、どうでもいいくらいの感動でいっぱいだ!
「エレンッ……お疲れさまでしたっ……ありがとう、ございますっ……! 産んでくれてっ……ありが、とっ……」
ライアスがぼろぼろ泣いてる。泣きすぎて上手く喋れなくなってる。そんな姿見たら、俺もなんか泣けてきたっ……!
「エレンちゃん、よく頑張ったね。辛かったでしょう? 魔力ガンガン取られちゃうから。今はゆっくり休みなさい。お疲れ様」
母上も嬉しそうに笑って俺の頭を撫でてくれた。久しぶりの母上の手は、温かくて気持ち良かった。
「うぅぅっ……ぐすっ……エ゛レ゛ン゛ッ……! よ゛く゛、よ゛く゛や゛った゛っ……! う゛う゛う゛っ……」
「もう、旦那さまったら……」
父上はもう泣きすぎて何を喋ってるのかよくわからない。相変らずでちょっと呆れるけど、嬉しいんだなっていうのは痛いほどに伝わってくる。
「ライアス、抱っこしてあげてよ。ほら」
ごしごしと目元を拭ったライアスは、そっと子供を抱き上げる。ライアスが抱くと、子供が更に小さく感じる。
「ああ……可愛いっ、なんて、なんて可愛いんだっ……! 産まれてきてくれて、ありがとうっ……」
赤ちゃんがライアスの指をきゅっと握った。それだけでライアスは心底幸せそうに笑ってる。
もしかして、赤ちゃんもライアスがお父さんだってわかってるのかな。ふふ。
「今抱っこしてるのがお父さんでちゅよ~。そして俺が、お母さんでちゅよ~」
「ぐふぅっ……!」
「え? ライアス? どうした?」
「ぐっ……エレンの赤ちゃん言葉っ……! なんて尊いんだッ……!」
あ。俺自然と喋ってた! 恥っず!
赤ちゃんの名前はアシェルにした。『幸せな子』という意味だ。
俺とライアスの『幸せの形』。幸せにし合うと決めた俺たちの子供らしい名前になったと思う。
アシェルの髪は俺と同じ銀髪で、瞳はライアスの青。顔立ちは俺似だ。だからかライアスは「絶対どこの誰にもやらん!」と早くもそんなことを言っている。親バカだ。
子供の世話も積極的にしてくれるし、宣言通り愛情をたっぷり注いで可愛がっている。
「アシェル~、ご機嫌でちゅね~、可愛いでちゅね~!」
可愛がり過ぎて、ライアスまで赤ちゃん言葉で話しだした。もう顔がデレデレだ。
俺の両親だが、子供が生まれて一週間ほどは家にいたが流石に帰らないといけないと泣く泣く帰っていった。だがその直後、また大量の赤ちゃん服やおもちゃが送られてきた。兄上たちまで一緒に。こんなにたくさんどうしろと……ありがとな!
まぁ可愛いのは事実だからな。仕方ない。うん。
ただ心配なのは、昔の俺みたいに我儘放題にならないかどうか。そこはちゃんと気を付けないとな。子供には俺みたいな悲惨なことにはなって欲しくないし。
「ああ、もう子供が可愛すぎて毎日が幸せです」
「ふふ。俺も」
早く喋るようにならないかな。いっぱいいっぱい話したいことがある。どんな風に育っていくのか楽しみで仕方がない。
俺達のところに生まれて来てくれてありがとう。これからよろしくな、アシェル。
◇
そして二年後。
相も変わらずラブラブな俺達は、また新たな命を授かることになった。
妊娠初期の体調の悪さは相変らずだったが、二人目ということもあり気持ちの面ではかなり落ち着いて過ごすことが出来た。
ライアスも慌てたりすることなく冷静でいてくれたし、そのおかげで俺もアシェルの面倒見ながらでも難なく日々を過ごせた。
父上たちに二人目の妊娠報告をしたら『祭りじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』な手紙が大量の荷物と共に送られてきた。お陰様で、この家には子供たちのものでいっぱいだ。
そうそう。オットーとジャレミーも結婚して子供が出来た。第一子はジャレミーが生んだんだけど、次はオットーが生む番らしい。あの二人もずっと仲良く過ごしている。
あの二人の子供が生まれた時は、おさがりだけどアシェルの時の服とかおもちゃとかをあげた。高級品だからかすごく喜んでくれたな。
そして俺達の婚約パーティーの時にプロポーズして目立っていた冒険者と薬屋の人も子供が生まれた。そこにも同じように服とおもちゃをあげたら喜んでくれた。
子供の成長は早い。あっという間に着られなくなってしまうし、高級品だから捨てるのも勿体ない。また誰かに子供が生まれたら、希望者にはあげようと思う。
二人目の出産前には父上と母上だけじゃなく、兄上家族も来てくれた。だから今回は総勢六名の訪問だ。そうなると流石に俺達の家じゃ手狭になるから兄上達は宿に泊まることになったけど。
一週間の滞在だけど、その間に二人目を出産出来て皆に赤ちゃんを抱っこしてもらうことが出来た。
名前はライリー。『勇敢な子』という意味だ。
ライリーはライアスと同じ茶色の髪に、俺の紫の目を受け継いだ。顔立ちはライアスにそっくりでこの名前を付けた。きっとライアスみたいに強い子になるだろう。
ライリーが生まれた時も凄かった。アシェルの時は父上と母上だけだったけど、今回は兄上まで一緒になって「やったー!」と大騒ぎ。また「やかましいッ!」っておじいちゃん先生に怒られて、それを見て笑ってしまった。いつもはクールな兄上だけど、あの時だけははっちゃけてたな。初めて見る兄上で俺もびっくりした。
そしてライアスと父上は大号泣。泣きすぎて何を喋ってるのかわからないくらいだった。でもそれだけライリーが生まれたことを喜んでもらえて俺もすごく嬉しい。
これで俺達は四人家族になった。このソルズの街に来た時は二人きりだったのに、もうこんなに賑やかな毎日だ。
子供を育てることは驚きと困惑ばっかりだ。だけど不思議ともう嫌だと思うことはなく、楽しんで子育てが出来ている。それはもちろんライアスがいるからだ。
二人の子供だから二人で育てようって言ってくれて、俺以上に子供を構い倒している。そのおかげで家にいることが多くなったライアスを連れ出しに、デイビットさんは度々家を訪ねて来るようになった。それでも行きたがらないライアスをけしかけるために、デイビットさんはアシェルにこそこそと耳打ちをした。
「とうしゃん、かっこいい!」
「そうか。行ってくる」
可愛いアシェルにそんなことを言われたら流石のライアスも陥落した。仕事の前にはアシェルに「がんばりぇ~」と言われると張り切って仕事に行くようになった。可愛いかよ。
俺はまだ冒険者稼業はお休み中だ。子供が大きくなったら少しずつ仕事に復帰する予定だが、今は子供達と一緒にお留守番。ライアスが帰ってきたら、子供達と出迎えて労っている。その時のライアスの嬉しそうな顔を見るのが俺の楽しみだ。
「エレン、子供を生んでくれてありがとうございます。エレンと一緒にいると、どんどん幸せになっていきますね」
「うん、俺も一緒だよ。ライアスと一緒だから、こんなに幸せな家庭を築けてるんだ。本当にありがとう」
子育ては大変だけど、それでも毎日が楽しくて幸せだと思う。
ライリーもどんな子に育っていくんだろうか。成長が楽しみで仕方がない。ライリーもこれからよろしくな。
と大きな赤ちゃんの泣き声が響き渡った。
ああ、生まれた……生まれたんだ! 俺とライアスの赤ちゃんが!
「「エレンッ(ちゃん)!!」」
どうやら、俺の両親は子供が生まれるまで邪魔しないように部屋の隅っこにいたらしい。勢いよく俺の側まで来ると「エレンッ! よくやった! よくやった!」「エレンちゃん、お疲れ様ぁっ!」と大騒ぎだ。もちろん大号泣。わーわーと貴族とは思えないはしゃぎっぷりだ。
そしてライアスもその中に混ざって「やったーやったー!」と三人で大騒ぎ。この絵面が面白過ぎる。
「やかましいッ! 静かにせんかいッ! ……全く。嬉しいのは分かるが赤子がびっくりするじゃろうがっ!」
「「「……すみませんでした」」」
さすがこの道五十年のベテラン先生。相手が貴族とか関係ない。ぴしゃりと三人を黙らせた。かっけぇ。マジ尊敬。
「ほれ、お前さんたちの可愛い赤子じゃ」
先生はそう言っておくるみに包まれた赤ちゃんを手渡してくれた。
うわぁ、ちっちゃい。軽い。可愛いっ!!
顔をくしゃくしゃにしてまだぐずぐずいってるけど、もうここにいるだけで可愛くて可愛くて仕方がない!
ごりっごりに魔力を持っていかれてぐっちゃぐちゃで苦しかったけど、そんなことは吹き飛ぶくらい、どうでもいいくらいの感動でいっぱいだ!
「エレンッ……お疲れさまでしたっ……ありがとう、ございますっ……! 産んでくれてっ……ありが、とっ……」
ライアスがぼろぼろ泣いてる。泣きすぎて上手く喋れなくなってる。そんな姿見たら、俺もなんか泣けてきたっ……!
「エレンちゃん、よく頑張ったね。辛かったでしょう? 魔力ガンガン取られちゃうから。今はゆっくり休みなさい。お疲れ様」
母上も嬉しそうに笑って俺の頭を撫でてくれた。久しぶりの母上の手は、温かくて気持ち良かった。
「うぅぅっ……ぐすっ……エ゛レ゛ン゛ッ……! よ゛く゛、よ゛く゛や゛った゛っ……! う゛う゛う゛っ……」
「もう、旦那さまったら……」
父上はもう泣きすぎて何を喋ってるのかよくわからない。相変らずでちょっと呆れるけど、嬉しいんだなっていうのは痛いほどに伝わってくる。
「ライアス、抱っこしてあげてよ。ほら」
ごしごしと目元を拭ったライアスは、そっと子供を抱き上げる。ライアスが抱くと、子供が更に小さく感じる。
「ああ……可愛いっ、なんて、なんて可愛いんだっ……! 産まれてきてくれて、ありがとうっ……」
赤ちゃんがライアスの指をきゅっと握った。それだけでライアスは心底幸せそうに笑ってる。
もしかして、赤ちゃんもライアスがお父さんだってわかってるのかな。ふふ。
「今抱っこしてるのがお父さんでちゅよ~。そして俺が、お母さんでちゅよ~」
「ぐふぅっ……!」
「え? ライアス? どうした?」
「ぐっ……エレンの赤ちゃん言葉っ……! なんて尊いんだッ……!」
あ。俺自然と喋ってた! 恥っず!
赤ちゃんの名前はアシェルにした。『幸せな子』という意味だ。
俺とライアスの『幸せの形』。幸せにし合うと決めた俺たちの子供らしい名前になったと思う。
アシェルの髪は俺と同じ銀髪で、瞳はライアスの青。顔立ちは俺似だ。だからかライアスは「絶対どこの誰にもやらん!」と早くもそんなことを言っている。親バカだ。
子供の世話も積極的にしてくれるし、宣言通り愛情をたっぷり注いで可愛がっている。
「アシェル~、ご機嫌でちゅね~、可愛いでちゅね~!」
可愛がり過ぎて、ライアスまで赤ちゃん言葉で話しだした。もう顔がデレデレだ。
俺の両親だが、子供が生まれて一週間ほどは家にいたが流石に帰らないといけないと泣く泣く帰っていった。だがその直後、また大量の赤ちゃん服やおもちゃが送られてきた。兄上たちまで一緒に。こんなにたくさんどうしろと……ありがとな!
まぁ可愛いのは事実だからな。仕方ない。うん。
ただ心配なのは、昔の俺みたいに我儘放題にならないかどうか。そこはちゃんと気を付けないとな。子供には俺みたいな悲惨なことにはなって欲しくないし。
「ああ、もう子供が可愛すぎて毎日が幸せです」
「ふふ。俺も」
早く喋るようにならないかな。いっぱいいっぱい話したいことがある。どんな風に育っていくのか楽しみで仕方がない。
俺達のところに生まれて来てくれてありがとう。これからよろしくな、アシェル。
◇
そして二年後。
相も変わらずラブラブな俺達は、また新たな命を授かることになった。
妊娠初期の体調の悪さは相変らずだったが、二人目ということもあり気持ちの面ではかなり落ち着いて過ごすことが出来た。
ライアスも慌てたりすることなく冷静でいてくれたし、そのおかげで俺もアシェルの面倒見ながらでも難なく日々を過ごせた。
父上たちに二人目の妊娠報告をしたら『祭りじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』な手紙が大量の荷物と共に送られてきた。お陰様で、この家には子供たちのものでいっぱいだ。
そうそう。オットーとジャレミーも結婚して子供が出来た。第一子はジャレミーが生んだんだけど、次はオットーが生む番らしい。あの二人もずっと仲良く過ごしている。
あの二人の子供が生まれた時は、おさがりだけどアシェルの時の服とかおもちゃとかをあげた。高級品だからかすごく喜んでくれたな。
そして俺達の婚約パーティーの時にプロポーズして目立っていた冒険者と薬屋の人も子供が生まれた。そこにも同じように服とおもちゃをあげたら喜んでくれた。
子供の成長は早い。あっという間に着られなくなってしまうし、高級品だから捨てるのも勿体ない。また誰かに子供が生まれたら、希望者にはあげようと思う。
二人目の出産前には父上と母上だけじゃなく、兄上家族も来てくれた。だから今回は総勢六名の訪問だ。そうなると流石に俺達の家じゃ手狭になるから兄上達は宿に泊まることになったけど。
一週間の滞在だけど、その間に二人目を出産出来て皆に赤ちゃんを抱っこしてもらうことが出来た。
名前はライリー。『勇敢な子』という意味だ。
ライリーはライアスと同じ茶色の髪に、俺の紫の目を受け継いだ。顔立ちはライアスにそっくりでこの名前を付けた。きっとライアスみたいに強い子になるだろう。
ライリーが生まれた時も凄かった。アシェルの時は父上と母上だけだったけど、今回は兄上まで一緒になって「やったー!」と大騒ぎ。また「やかましいッ!」っておじいちゃん先生に怒られて、それを見て笑ってしまった。いつもはクールな兄上だけど、あの時だけははっちゃけてたな。初めて見る兄上で俺もびっくりした。
そしてライアスと父上は大号泣。泣きすぎて何を喋ってるのかわからないくらいだった。でもそれだけライリーが生まれたことを喜んでもらえて俺もすごく嬉しい。
これで俺達は四人家族になった。このソルズの街に来た時は二人きりだったのに、もうこんなに賑やかな毎日だ。
子供を育てることは驚きと困惑ばっかりだ。だけど不思議ともう嫌だと思うことはなく、楽しんで子育てが出来ている。それはもちろんライアスがいるからだ。
二人の子供だから二人で育てようって言ってくれて、俺以上に子供を構い倒している。そのおかげで家にいることが多くなったライアスを連れ出しに、デイビットさんは度々家を訪ねて来るようになった。それでも行きたがらないライアスをけしかけるために、デイビットさんはアシェルにこそこそと耳打ちをした。
「とうしゃん、かっこいい!」
「そうか。行ってくる」
可愛いアシェルにそんなことを言われたら流石のライアスも陥落した。仕事の前にはアシェルに「がんばりぇ~」と言われると張り切って仕事に行くようになった。可愛いかよ。
俺はまだ冒険者稼業はお休み中だ。子供が大きくなったら少しずつ仕事に復帰する予定だが、今は子供達と一緒にお留守番。ライアスが帰ってきたら、子供達と出迎えて労っている。その時のライアスの嬉しそうな顔を見るのが俺の楽しみだ。
「エレン、子供を生んでくれてありがとうございます。エレンと一緒にいると、どんどん幸せになっていきますね」
「うん、俺も一緒だよ。ライアスと一緒だから、こんなに幸せな家庭を築けてるんだ。本当にありがとう」
子育ては大変だけど、それでも毎日が楽しくて幸せだと思う。
ライリーもどんな子に育っていくんだろうか。成長が楽しみで仕方がない。ライリーもこれからよろしくな。
128
あなたにおすすめの小説
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?
krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」
突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。
なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!?
全力すれ違いラブコメファンタジーBL!
支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
シャルルは死んだ
ふじの
BL
地方都市で理髪店を営むジルには、秘密がある。実はかつてはシャルルという名前で、傲慢な貴族だったのだ。しかし婚約者であった第二王子のファビアン殿下に嫌われていると知り、身を引いて王都を四年前に去っていた。そんなある日、店の買い出しで出かけた先でファビアン殿下と再会し──。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。