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13.王子様とお姫様
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しばらく騎士団の訓練を見学していたら魔法を教えてほしいと声が上がり、それくらいならお安い御用とここでも魔法講義を行った。
ダグラスが俺から教わったことを教えていたこともあって、団員たちの飲み込みは早かった。さすがは戦う専門家。
あっという間に午前が終わり、ダグラスと一緒に昼食をとることに。せっかくだからと騎士団専用の食堂にお邪魔させてもらった。
メニューも豊富なビュッフェスタイルだった。ただ肉料理が多くてびっくり。しかも団員はみんなこれでもかとよそって、しかもそれをぺろりと食べてしまうんだ。
ずっと体を動かしているからお腹が空くんだろう。俺は一般的な食事量だから、たったそれだけ!? と驚かれた。いやあんたらが食いすぎなんだよ。
とはいえご飯が美味しくて俺もついつい食べ過ぎてしまった。なんていうかフェリクスと一緒に食べる食事は上品な感じで、騎士団の食堂は男が好きながっつり系だったんだ。俺もたまにはこういうのが食べたいし、思わず嬉しくて箸が進んでしまった。
そのせいでお腹が重くて苦しい……
「ではここの庭園で散歩でもするか?」
「え? そんなところがあるの?」
城の中には広大な庭園まであるらしく、建国記念日には一般開放されることもあるんだそうだ。城で働いている人なら自由に散策してもいいらしく、とても綺麗なところだから訪れる人も多いんだとか。
それ以外にも王族専用の庭園もあるそうで、今回はそっちを案内してくれることになった。
騎士団の団員たちとお別れすると、ダグラスとともに庭園へ向かって城の中を移動。結局王族居住区の方に行くからまた長距離を歩くことに。
王族居住区の手前から道を外れて外へと出る。すると目の前には緑の美しい庭園が広がっていた。
「うわぁ! すごい! どこかのテーマパークみたい!」
綺麗に切りそろえられたトピアリーや薔薇のアーチ、噴水や東屋なんかもあって、ここまで綺麗な庭園はあっちの世界でも写真でしか見たことはない。
緑だけじゃなく色鮮やかなたくさんの種類の花も咲いていてただ散歩しているだけなのに気持ちがいい。花のいい香りもするし、鳥の声も聞こえてリラクゼーション効果もばっちりだ。
「あれ? もしかしてフェリクス?」
庭園をある程度散策してそろそろ帰ろうかなという時、遠くにフェリクスらしき人の姿を発見した。ただその隣には豪奢なドレスを着た女性が。
腕を組んで歩いているらしく、実に仲がよさそうに見えた。
「ああ、あれはここアーマンド王国から一つ国を超えた先にあるペルレア王国の第一王女、シルヴィア様だな」
「第一王女……?」
「どうやらフェリクス殿下の婚約者候補としてご挨拶にいらっしゃっているそうだ」
「婚約者……?」
え、何それ。俺そんな人が訪ねて来てるなんて全然知らないんだけど。
あ。もしかしてフェリクスの外せない仕事って、あの王女様の相手だったんじゃ……そりゃ自分の婚約者になるかもしれない人なら他の人に対応を任せるなんてできっこないよな。
遠くから見ていただけだけど、なんだかいい雰囲気に見える。やっぱり俺なんかよりフェリクスには綺麗なお姫様が似合うよ。俺じゃ不釣り合いだ。
「殿下はこの話をなんとか断ろうとなさっておいでなのだが、なかなか一筋縄ではいかないようで……陛下も第二王子殿下もとても乗り気で上手く断りをいれられないそうだ。だが必ず断ると殿下は仰せだ」
「え? 別によくない? 相手も王女様ならフェリクスに見合った人だろうし、いい人だったらなおのこと」
とんでもない性格の人だったらちょっとそれは……と思うけど、そうじゃないならフェリクスにはちょうどいいんじゃないかな。平凡で男な俺なんかよりよっぽどいいと思う。
「ソウタ殿……俺が言うことではないと思うが、殿下を信じてほしい。殿下は本気でソウタ殿のことを想っていらっしゃる。殿下は以前から陛下にもいろいろと――」
「あー、大丈夫大丈夫。俺全然気にしてないから。よかったじゃん。婚約者候補に綺麗なお姫様がいてさ。じゃ俺そろそろ部屋に戻るよ。喉も渇いたし」
俺が気に病まないようにとダグラスは気を遣ってくれたけど、そもそも俺とフェリクスは恋人同士なんかじゃない。一方的に想いを告げられただけ。
もしかしたらフェリクスも俺が靡かないから焦れて他の人を、って考えてるかもしれないし、王女様と会ってやっぱりそっちの方がいいって思ってるかもしれない。
うん。そうだよ。きっとそう。
……でもなんでだろ。胸の中がもやもやしてて、全然晴れる様子がない。
◇
庭園の散歩から自室へ戻ると侍女の方がお茶の用意をしてくれた。ダグラスは何か言いたそうな顔をしているけど、それ以上何かを言うことはなかった。
結構歩いたからか苦しかったお腹はすっきりとして、お茶とお茶請けのお菓子を美味しくいただいている。でもあんまり食べると夕食は食べられなくなりそうだな。
今日の夜フェリクスと一緒に夕食を食べたあと、俺はあっちの世界に帰る手筈になっている。……でももしかしたらフェリクスはこっちに来ない可能性もあるんだよな。
でもフェリクスがいないと俺は向こうに帰れないから、食事を別々にとったあとこっちには来てくれるだろう。
あのお姫様と上手くいったら俺はもう召喚されることはないんだろうな。急な召喚だったけど、昨日と今日はすごく楽しかったしまた遊びに来たいと思ってたんだけど……
それならそれで仕方ないか。だって俺は元々この世界の人間じゃないんだし。いつもの日常に戻るだけなんだから。
そうやって自分を納得させていたら、突然自室の扉がノックされた。すぐに侍女さんが対応してくれたのだが、信じられない言葉が飛び出した。
「賢者様、ペルレア王国の第一王女、シルヴィア様が賢者様に拝謁したいとお越しになったそうなのですが……」
「え?」
この王女様ってフェリクスの婚約者候補の人だよな? なんでその人が俺に会いに来てるの? もしかしてフェリクスが連れてきたとか?
そう思ったがどうやらフェリクスの姿はないようで、騎士団の団員が、王女様とその護衛騎士をここまで案内したそうだ。
「誰だ、その団員は! 許可なく勝手な行動を取るものが団員の中にいるなんぞ……!」
騎士団の団員が案内したことを知ったダグラスは青筋を浮かべて憤っていた。ここは王族居住区の一角で、魔王討伐メンバー以外は簡単に入れないようになっている。
俺の部屋には侍女さんや護衛の人もいるがここへ入るために正式に許可を取っているそうだ。仕事とはいえ、許可なく入ることは許されておらず、それほど厳重に出入りする人を管理しているのだとダグラスは教えてくれた。
ましてや俺に会うにも事前に連絡もなく勝手に部屋まで連れてくることはNGなんだそうだ。今回、ここへ案内した団員はその規則を破っていることになる。ダグラスがここまで怒るのも無理はない。
「賢者様、一度王女殿下に会われてはいかがでしょうか。せっかくここまでお越しになっているのですし……」
「なっ……!? 何を勝手なことを言っているんだ!? そなたは王族に仕えるほどの宮廷侍女ではないか! しっかりと教養を学んだ身でありながら何を言っている!?」
ダグラスの話だと、こういう正式な手順を踏んでいない場合は侍女さんがきっぱり断るんだそうだ。なのに断るどころか俺に会うことを勧めてくるなんて……よっぽど重要な要件でもあるのかもしれない。
「いいよ、中にお通しして」
「ソウタ殿!?」
「大丈夫、ちょっと挨拶して帰ってもらうから」
「……わかった。だがくれぐれも用心してくれ」
俺もフェリクスの婚約者候補のこのお姫様がどんな人なのか気になるし。会ってみて損はないでしょ。
ダグラスが俺から教わったことを教えていたこともあって、団員たちの飲み込みは早かった。さすがは戦う専門家。
あっという間に午前が終わり、ダグラスと一緒に昼食をとることに。せっかくだからと騎士団専用の食堂にお邪魔させてもらった。
メニューも豊富なビュッフェスタイルだった。ただ肉料理が多くてびっくり。しかも団員はみんなこれでもかとよそって、しかもそれをぺろりと食べてしまうんだ。
ずっと体を動かしているからお腹が空くんだろう。俺は一般的な食事量だから、たったそれだけ!? と驚かれた。いやあんたらが食いすぎなんだよ。
とはいえご飯が美味しくて俺もついつい食べ過ぎてしまった。なんていうかフェリクスと一緒に食べる食事は上品な感じで、騎士団の食堂は男が好きながっつり系だったんだ。俺もたまにはこういうのが食べたいし、思わず嬉しくて箸が進んでしまった。
そのせいでお腹が重くて苦しい……
「ではここの庭園で散歩でもするか?」
「え? そんなところがあるの?」
城の中には広大な庭園まであるらしく、建国記念日には一般開放されることもあるんだそうだ。城で働いている人なら自由に散策してもいいらしく、とても綺麗なところだから訪れる人も多いんだとか。
それ以外にも王族専用の庭園もあるそうで、今回はそっちを案内してくれることになった。
騎士団の団員たちとお別れすると、ダグラスとともに庭園へ向かって城の中を移動。結局王族居住区の方に行くからまた長距離を歩くことに。
王族居住区の手前から道を外れて外へと出る。すると目の前には緑の美しい庭園が広がっていた。
「うわぁ! すごい! どこかのテーマパークみたい!」
綺麗に切りそろえられたトピアリーや薔薇のアーチ、噴水や東屋なんかもあって、ここまで綺麗な庭園はあっちの世界でも写真でしか見たことはない。
緑だけじゃなく色鮮やかなたくさんの種類の花も咲いていてただ散歩しているだけなのに気持ちがいい。花のいい香りもするし、鳥の声も聞こえてリラクゼーション効果もばっちりだ。
「あれ? もしかしてフェリクス?」
庭園をある程度散策してそろそろ帰ろうかなという時、遠くにフェリクスらしき人の姿を発見した。ただその隣には豪奢なドレスを着た女性が。
腕を組んで歩いているらしく、実に仲がよさそうに見えた。
「ああ、あれはここアーマンド王国から一つ国を超えた先にあるペルレア王国の第一王女、シルヴィア様だな」
「第一王女……?」
「どうやらフェリクス殿下の婚約者候補としてご挨拶にいらっしゃっているそうだ」
「婚約者……?」
え、何それ。俺そんな人が訪ねて来てるなんて全然知らないんだけど。
あ。もしかしてフェリクスの外せない仕事って、あの王女様の相手だったんじゃ……そりゃ自分の婚約者になるかもしれない人なら他の人に対応を任せるなんてできっこないよな。
遠くから見ていただけだけど、なんだかいい雰囲気に見える。やっぱり俺なんかよりフェリクスには綺麗なお姫様が似合うよ。俺じゃ不釣り合いだ。
「殿下はこの話をなんとか断ろうとなさっておいでなのだが、なかなか一筋縄ではいかないようで……陛下も第二王子殿下もとても乗り気で上手く断りをいれられないそうだ。だが必ず断ると殿下は仰せだ」
「え? 別によくない? 相手も王女様ならフェリクスに見合った人だろうし、いい人だったらなおのこと」
とんでもない性格の人だったらちょっとそれは……と思うけど、そうじゃないならフェリクスにはちょうどいいんじゃないかな。平凡で男な俺なんかよりよっぽどいいと思う。
「ソウタ殿……俺が言うことではないと思うが、殿下を信じてほしい。殿下は本気でソウタ殿のことを想っていらっしゃる。殿下は以前から陛下にもいろいろと――」
「あー、大丈夫大丈夫。俺全然気にしてないから。よかったじゃん。婚約者候補に綺麗なお姫様がいてさ。じゃ俺そろそろ部屋に戻るよ。喉も渇いたし」
俺が気に病まないようにとダグラスは気を遣ってくれたけど、そもそも俺とフェリクスは恋人同士なんかじゃない。一方的に想いを告げられただけ。
もしかしたらフェリクスも俺が靡かないから焦れて他の人を、って考えてるかもしれないし、王女様と会ってやっぱりそっちの方がいいって思ってるかもしれない。
うん。そうだよ。きっとそう。
……でもなんでだろ。胸の中がもやもやしてて、全然晴れる様子がない。
◇
庭園の散歩から自室へ戻ると侍女の方がお茶の用意をしてくれた。ダグラスは何か言いたそうな顔をしているけど、それ以上何かを言うことはなかった。
結構歩いたからか苦しかったお腹はすっきりとして、お茶とお茶請けのお菓子を美味しくいただいている。でもあんまり食べると夕食は食べられなくなりそうだな。
今日の夜フェリクスと一緒に夕食を食べたあと、俺はあっちの世界に帰る手筈になっている。……でももしかしたらフェリクスはこっちに来ない可能性もあるんだよな。
でもフェリクスがいないと俺は向こうに帰れないから、食事を別々にとったあとこっちには来てくれるだろう。
あのお姫様と上手くいったら俺はもう召喚されることはないんだろうな。急な召喚だったけど、昨日と今日はすごく楽しかったしまた遊びに来たいと思ってたんだけど……
それならそれで仕方ないか。だって俺は元々この世界の人間じゃないんだし。いつもの日常に戻るだけなんだから。
そうやって自分を納得させていたら、突然自室の扉がノックされた。すぐに侍女さんが対応してくれたのだが、信じられない言葉が飛び出した。
「賢者様、ペルレア王国の第一王女、シルヴィア様が賢者様に拝謁したいとお越しになったそうなのですが……」
「え?」
この王女様ってフェリクスの婚約者候補の人だよな? なんでその人が俺に会いに来てるの? もしかしてフェリクスが連れてきたとか?
そう思ったがどうやらフェリクスの姿はないようで、騎士団の団員が、王女様とその護衛騎士をここまで案内したそうだ。
「誰だ、その団員は! 許可なく勝手な行動を取るものが団員の中にいるなんぞ……!」
騎士団の団員が案内したことを知ったダグラスは青筋を浮かべて憤っていた。ここは王族居住区の一角で、魔王討伐メンバー以外は簡単に入れないようになっている。
俺の部屋には侍女さんや護衛の人もいるがここへ入るために正式に許可を取っているそうだ。仕事とはいえ、許可なく入ることは許されておらず、それほど厳重に出入りする人を管理しているのだとダグラスは教えてくれた。
ましてや俺に会うにも事前に連絡もなく勝手に部屋まで連れてくることはNGなんだそうだ。今回、ここへ案内した団員はその規則を破っていることになる。ダグラスがここまで怒るのも無理はない。
「賢者様、一度王女殿下に会われてはいかがでしょうか。せっかくここまでお越しになっているのですし……」
「なっ……!? 何を勝手なことを言っているんだ!? そなたは王族に仕えるほどの宮廷侍女ではないか! しっかりと教養を学んだ身でありながら何を言っている!?」
ダグラスの話だと、こういう正式な手順を踏んでいない場合は侍女さんがきっぱり断るんだそうだ。なのに断るどころか俺に会うことを勧めてくるなんて……よっぽど重要な要件でもあるのかもしれない。
「いいよ、中にお通しして」
「ソウタ殿!?」
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