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14.お姫様はとんでもない人だった
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「賢者様、拝謁できましたこと光栄に存じます。ペルレア王国第一王女、シルヴィアと申します」
「恥ずかしながら賢者と呼ばれています、ソウタ・タケウチです。よろしくお願いします」
部屋に入って来たお姫様は、綺麗な銀髪に青い瞳の小柄で華奢なとても綺麗な人だった。こんな美人さん、俺のいた世界でもそうそういないレベルだぞ。
お姫様のシルヴィア様はドレスのスカートを持ち上げ綺麗な礼を見せてくれた。
「うふふ。賢者様ってとっても綺麗な漆黒をまとっていらっしゃるのですね。もっと近くで見てもよろしいかしら?」
「あ、はぁ。別に構いませんが……」
こんなのを間近でみたいなんて変わった人だなぁと思うものの、見られて困るものでもないしとシルヴィア様の希望を了承した。
シルヴィア様はにっこり笑いながら俺の目の前へと近付き、下から俺の顔をまじまじと見上げる。
うわぁ、顔小っさ! 肌綺麗! しかもちょっといい匂いもする! やっぱり女の子って男と全然違うなぁ。とシルヴィア様の可愛らしさにドキドキしていると、急に体にゾワリと悪寒が走った。
――っ!? なんだこれ!? ぞわぞわして気持ち悪いっ……!
「賢者様?」
「あ、えっとっ……もうよろしいでしょうか? 髪と目が黒いだけでっ、特別変わったことはありませんし……」
なぜか急にシルヴィア様と距離を取りたいと思ってしまい、一歩後ろへ後ずさった。
そんな俺を不思議そうな顔をして未だ俺を見つめるシルヴィア様。一体俺の顔の何がそんなに気になるんだろうか。だがここでいきなりシルヴィア様の視線はダグラスへと向く。
「まぁ! あなたは魔王討伐の英雄のおひとりである、ダグラス様ではございませんこと?」
「……わたくしをご存じでしたとは光栄にございます、シルヴィア王女殿下」
ダグラスはシルヴィア様に騎士の礼を取り頭を下げた。その様は堂に入っていて格好いい。シルヴィア様はそんなダグラスの側へ駆け寄るようにして近づき、下から見上げるようにダグラスを見つめた。
「あなたもとても素敵な方ですわね! 今日ここで賢者様とダグラス様にお会いできたわたくしはなんて幸運なのでしょう」
「……いいえ。私の方こそ、まるで妖精のように美しいシルヴィア王女殿下にお会いできて幸甚の至りにございます」
「まぁお上手ですこと」
容姿を褒められたシルヴィア様は嬉しそうにダグラスの腕に自分の腕を絡める。そしてダグラスに頭を預けるようにすると、美しい笑顔でダグラスを見つめた。
あれ? フェリクスの婚約者候補なのに、とても積極的に感じるのは俺の気のせいだろうか? それともこれが異世界では普通なのか?
「わたくし、フェリクス様の妃になるためにこちらへ参ったのですけど、賢者様もダグラス様もとても素敵でときめいてしまいますわ。そうですわ! ダグラス様も賢者様も、わたくしの夫となるのはいかがかしら? 名案だと思いませんこと?」
は? はぁぁぁぁぁ!? 今このお姫様、なんて言った!? フェリクスだけじゃなく、俺とダグラスとまで結婚したいなんて言ったよな!? 本気で言ってんのか!? だとしたらかなりヤバい発言だろ!?
「さすがですね、シルヴィア殿下! 俺も名案だと思います!」
「ええ、素晴らしいですわ! 賢者様もダグラス様も、シルヴィア様に見初められるなんてさすがでございます!」
はいぃぃぃぃぃ!? シルヴィア様の護衛騎士も、俺の部屋に付いてくれていた侍女さんも、揃って「名案だ!」と喜ぶなんて一体どういうこと!?
え!? 本当にこれがこの世界の常識なわけ!? それはさすがについていけないんだけどどうしたらいい!?
「このダグラス・ベネティン。シルヴィア殿下のご希望とあれば、妻と離縁も厭いません。是非あなたの夫の末席に加えてくださいませ」
「ダグラスぅ!?」
マジかよ!? 今、奥さんと離婚するって言った!? ちょっ、駄目だろダグラス! さっきまで俺に「用心しろ」とか言ってたよな!? 急に態度が変わりすぎじゃないか!?
「まぁ嬉しいですわ! 賢者様はいかがかしら? 賢者様も、わたくしの夫になってくださいますわよね?」
「っ!?」
……まただ。また体にぞわぞわとした不快感がせりあがってくる。一体これはなんなんだ?
それにダグラスも侍女さんもおかしい。特にダグラスはさっきまでと違って、シルヴィア様に今まで見たことのないような甘い視線を送っている。
なんなんだ。まるでシルヴィア様に魅了されたというか洗脳されたというか…………まさか! シルヴィア様は魅了の魔法をかけてるんじゃ!?
そうじゃなかったらあのダグラスがすぐ奥さんと別れるなんて言うはずがないし、ましてやフェリクスと俺と同時に彼女の夫になることをこんな簡単に了承しないはずだ。
……まずはやってみるか。もし本当に魅了の魔法だったとしても、俺がその魔法を破ってしまえばいい。
とりあえず洗脳に近い状態だろうから状態異常無効の魔法をかけてみよう。もしかしたらこの城全体で、魅了にかかっている人が他にもいる可能性がある。
なら魔法の範囲をこの城全体に広げるまで!
俺は一気に魔力を放出し、城全体に状態異常無効の魔法をかけた。するとダグラスがハッとした表情になり、腕を組んでいたシルヴィア様の腕をそっと外し距離を取る。
その様子を見てやっぱり魅了にかかっていたのかと確信を得た。
「ダグラス様?」
「申し訳ございませんが、先ほど申し上げたことは聞かなかったことにしてください。私は妻を誰よりも愛しておりますし、離縁するつもりはございませんので」
「え? どういうことですの?」
シルヴィア様の質問には答えず、ダグラスは険しい顔で俺の側へとやってきた。その顔色は非常に悪い。自分の身に何が起こったのかよくわからないようだ。
「お待ちになって! わたくしは『傾国の』と謳われるほど美しい王女ですのよ? そんなわたくしのお願いでしたら叶えてくださるでしょう? 賢者様は? 賢者様はわたくしの夫になってくださいますわよね?」
「いいえ。俺もシルヴィア様の夫になる気はありません」
「そんなっ……」
……シルヴィア様ってかなり危ない人じゃないだろうか。自分で『傾国の美女』だと宣うこともそうだが、俺とダグラスが自分のお願いを聞いて当然だと思っている。
魅了をかけて俺たちの意思を捻じ曲げようとするなんて、一体何が目的なんだ。
そんな時、バン! と勢いよく部屋の扉が開きフェリクスが飛び込んできた。
「ソウタ! 無事か!? ……ってシルヴィア王女? なぜあなたがここに? ソウタには会わせられないと申し上げたはずですが?」
フェリクスはシルヴィア様の存在を確認すると、一気に険しい表情を浮かべた。ずかずかと部屋に入ってくると、俺を守るためなのかシルヴィア様から俺の姿を隠すように前に立った。
「だってどうしても賢者様にもお会いしたかったんですもの! このわたくしが会いたいと言っているのに、どうして会わせてくださらないんですの!?」
「会わせる必要性を感じなかったからです。それだけですよ。とにかくすぐにお部屋へお戻りください」
「どうしてですの!? おかしい……こんなのおかしいわ! わたくしのお願いはすべて聞くのが当たり前でしょう!?」
「っ!?」
まただ。体に這い上がる気持ち悪い感覚がする。このお姫様はまた魅了魔法を使ったみたいだ。
しかも今度はさっきの比じゃない強い魅了魔法が放たれている。このままじゃフェリクスもダグラスも魅了魔法に呑まれてしまう。そんなことにさせてたまるか!
「状態異常無効! 魅了封印!」
「ソウタ?」
俺はすぐに魅了を無効化すると、シルヴィア様の魅了魔法を封じた。するとあの嫌なぞわぞわ感はすっと消える。
「とりあえず部屋にお戻りください。シルヴィア様」
俺が強くそう言えば、泣きそうな表情を浮かべたお姫様は護衛騎士に支えられるようにして部屋から出て行った。
「恥ずかしながら賢者と呼ばれています、ソウタ・タケウチです。よろしくお願いします」
部屋に入って来たお姫様は、綺麗な銀髪に青い瞳の小柄で華奢なとても綺麗な人だった。こんな美人さん、俺のいた世界でもそうそういないレベルだぞ。
お姫様のシルヴィア様はドレスのスカートを持ち上げ綺麗な礼を見せてくれた。
「うふふ。賢者様ってとっても綺麗な漆黒をまとっていらっしゃるのですね。もっと近くで見てもよろしいかしら?」
「あ、はぁ。別に構いませんが……」
こんなのを間近でみたいなんて変わった人だなぁと思うものの、見られて困るものでもないしとシルヴィア様の希望を了承した。
シルヴィア様はにっこり笑いながら俺の目の前へと近付き、下から俺の顔をまじまじと見上げる。
うわぁ、顔小っさ! 肌綺麗! しかもちょっといい匂いもする! やっぱり女の子って男と全然違うなぁ。とシルヴィア様の可愛らしさにドキドキしていると、急に体にゾワリと悪寒が走った。
――っ!? なんだこれ!? ぞわぞわして気持ち悪いっ……!
「賢者様?」
「あ、えっとっ……もうよろしいでしょうか? 髪と目が黒いだけでっ、特別変わったことはありませんし……」
なぜか急にシルヴィア様と距離を取りたいと思ってしまい、一歩後ろへ後ずさった。
そんな俺を不思議そうな顔をして未だ俺を見つめるシルヴィア様。一体俺の顔の何がそんなに気になるんだろうか。だがここでいきなりシルヴィア様の視線はダグラスへと向く。
「まぁ! あなたは魔王討伐の英雄のおひとりである、ダグラス様ではございませんこと?」
「……わたくしをご存じでしたとは光栄にございます、シルヴィア王女殿下」
ダグラスはシルヴィア様に騎士の礼を取り頭を下げた。その様は堂に入っていて格好いい。シルヴィア様はそんなダグラスの側へ駆け寄るようにして近づき、下から見上げるようにダグラスを見つめた。
「あなたもとても素敵な方ですわね! 今日ここで賢者様とダグラス様にお会いできたわたくしはなんて幸運なのでしょう」
「……いいえ。私の方こそ、まるで妖精のように美しいシルヴィア王女殿下にお会いできて幸甚の至りにございます」
「まぁお上手ですこと」
容姿を褒められたシルヴィア様は嬉しそうにダグラスの腕に自分の腕を絡める。そしてダグラスに頭を預けるようにすると、美しい笑顔でダグラスを見つめた。
あれ? フェリクスの婚約者候補なのに、とても積極的に感じるのは俺の気のせいだろうか? それともこれが異世界では普通なのか?
「わたくし、フェリクス様の妃になるためにこちらへ参ったのですけど、賢者様もダグラス様もとても素敵でときめいてしまいますわ。そうですわ! ダグラス様も賢者様も、わたくしの夫となるのはいかがかしら? 名案だと思いませんこと?」
は? はぁぁぁぁぁ!? 今このお姫様、なんて言った!? フェリクスだけじゃなく、俺とダグラスとまで結婚したいなんて言ったよな!? 本気で言ってんのか!? だとしたらかなりヤバい発言だろ!?
「さすがですね、シルヴィア殿下! 俺も名案だと思います!」
「ええ、素晴らしいですわ! 賢者様もダグラス様も、シルヴィア様に見初められるなんてさすがでございます!」
はいぃぃぃぃぃ!? シルヴィア様の護衛騎士も、俺の部屋に付いてくれていた侍女さんも、揃って「名案だ!」と喜ぶなんて一体どういうこと!?
え!? 本当にこれがこの世界の常識なわけ!? それはさすがについていけないんだけどどうしたらいい!?
「このダグラス・ベネティン。シルヴィア殿下のご希望とあれば、妻と離縁も厭いません。是非あなたの夫の末席に加えてくださいませ」
「ダグラスぅ!?」
マジかよ!? 今、奥さんと離婚するって言った!? ちょっ、駄目だろダグラス! さっきまで俺に「用心しろ」とか言ってたよな!? 急に態度が変わりすぎじゃないか!?
「まぁ嬉しいですわ! 賢者様はいかがかしら? 賢者様も、わたくしの夫になってくださいますわよね?」
「っ!?」
……まただ。また体にぞわぞわとした不快感がせりあがってくる。一体これはなんなんだ?
それにダグラスも侍女さんもおかしい。特にダグラスはさっきまでと違って、シルヴィア様に今まで見たことのないような甘い視線を送っている。
なんなんだ。まるでシルヴィア様に魅了されたというか洗脳されたというか…………まさか! シルヴィア様は魅了の魔法をかけてるんじゃ!?
そうじゃなかったらあのダグラスがすぐ奥さんと別れるなんて言うはずがないし、ましてやフェリクスと俺と同時に彼女の夫になることをこんな簡単に了承しないはずだ。
……まずはやってみるか。もし本当に魅了の魔法だったとしても、俺がその魔法を破ってしまえばいい。
とりあえず洗脳に近い状態だろうから状態異常無効の魔法をかけてみよう。もしかしたらこの城全体で、魅了にかかっている人が他にもいる可能性がある。
なら魔法の範囲をこの城全体に広げるまで!
俺は一気に魔力を放出し、城全体に状態異常無効の魔法をかけた。するとダグラスがハッとした表情になり、腕を組んでいたシルヴィア様の腕をそっと外し距離を取る。
その様子を見てやっぱり魅了にかかっていたのかと確信を得た。
「ダグラス様?」
「申し訳ございませんが、先ほど申し上げたことは聞かなかったことにしてください。私は妻を誰よりも愛しておりますし、離縁するつもりはございませんので」
「え? どういうことですの?」
シルヴィア様の質問には答えず、ダグラスは険しい顔で俺の側へとやってきた。その顔色は非常に悪い。自分の身に何が起こったのかよくわからないようだ。
「お待ちになって! わたくしは『傾国の』と謳われるほど美しい王女ですのよ? そんなわたくしのお願いでしたら叶えてくださるでしょう? 賢者様は? 賢者様はわたくしの夫になってくださいますわよね?」
「いいえ。俺もシルヴィア様の夫になる気はありません」
「そんなっ……」
……シルヴィア様ってかなり危ない人じゃないだろうか。自分で『傾国の美女』だと宣うこともそうだが、俺とダグラスが自分のお願いを聞いて当然だと思っている。
魅了をかけて俺たちの意思を捻じ曲げようとするなんて、一体何が目的なんだ。
そんな時、バン! と勢いよく部屋の扉が開きフェリクスが飛び込んできた。
「ソウタ! 無事か!? ……ってシルヴィア王女? なぜあなたがここに? ソウタには会わせられないと申し上げたはずですが?」
フェリクスはシルヴィア様の存在を確認すると、一気に険しい表情を浮かべた。ずかずかと部屋に入ってくると、俺を守るためなのかシルヴィア様から俺の姿を隠すように前に立った。
「だってどうしても賢者様にもお会いしたかったんですもの! このわたくしが会いたいと言っているのに、どうして会わせてくださらないんですの!?」
「会わせる必要性を感じなかったからです。それだけですよ。とにかくすぐにお部屋へお戻りください」
「どうしてですの!? おかしい……こんなのおかしいわ! わたくしのお願いはすべて聞くのが当たり前でしょう!?」
「っ!?」
まただ。体に這い上がる気持ち悪い感覚がする。このお姫様はまた魅了魔法を使ったみたいだ。
しかも今度はさっきの比じゃない強い魅了魔法が放たれている。このままじゃフェリクスもダグラスも魅了魔法に呑まれてしまう。そんなことにさせてたまるか!
「状態異常無効! 魅了封印!」
「ソウタ?」
俺はすぐに魅了を無効化すると、シルヴィア様の魅了魔法を封じた。するとあの嫌なぞわぞわ感はすっと消える。
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