レベルが絶対のゲームで俺は、世界に見捨てられた地で最強になっていた

天々

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第一章

第一話 見知らぬ地

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アルメスティアを買ってプレイしたけど、ネットに書いてあったマップみたいに大都市じゃなかった。マップも何故か開けずに周りに人気もない。けどNPCはいた。村なのか?大きな町が見える気は無い。一面山などがひろがり見えるとしてもすごく遠くに謎の光が空高く放たれている。

「とりあえず…あそこの村に行ってみるか…」

特にやることもないし、多少のチュートリアル程度に少しと奥にある村目掛け歩き始めた。にしても、すごく綺麗になった。もう現実のようだ。空にドラゴンが飛んでいたりしてなにか違和感を感じるけど慣れれば大丈夫か。

てか、遠くないか?多分もう1km以上歩いてる気がする…。けどいいか…なんか空気が美味しいな。本当にそうかはわからんけど…。

「はぁ…はぁ…着いたぁ~…ゲームでもつかれんだなぁ…」

そして俺はふと気になった。ステータス…見れるのか?と。あれこれ5分くらい決闘を続けていたらようやくわかった。

「これか…?」

浮かんでいる画面のボタンをタップしたらステータスが出てきた。

名前 レイヤ(本名:刻岩こくいわ 玲哉れいや)
Lv.1
HP 700
MP 500
職業 無職
段位 ブロンズV
連盟 無加盟

と書かれている。段位や連盟まであるのか…。やりがいがありそうだな。にしても、周りにプレイヤーが居ないな…?ネットの記事には2.5km圏内のプレイヤーの名前は直接表示されるはずじゃ?いないのかな…

「すみません…誰かいますか…?」

恐る恐る1番近かった家の中に入る。すると画面にアイテムが表示された。どうやら俺は「古びた紙幣」というアイテムを手に入れたようだ。何に使えばいいのやら。

その後も、村の家を回ったが古びた紙幣が3枚と謎の石が1個だけ。これもいいものと言うのか…、言わないでしょ…なんだよ謎の石って…もう超謎じゃん。運営はなんでこんなアイテムを作ったのだろうか。全くもって意味がわからない。

そしてようやく第1村人を見つけた。ここまで何分かかったことか…。

「えーっと…クエスト受注…」

村人と会話してるとさっきみたいにパネルがでてきた。パネルには色々書いてあり俺はあるクエストを見つけた。

サブ低級クエスト 推奨Lv.1

クエスト内容
クレイジャスの森でタロイスを2体倒す。

報酬
800G

これにするか、簡単だしお金も手に入る。まさに一石二鳥ということだな。

「おぉ~…これを受けてくれるのか、ありがとうなぁ…」

そしたら画面にナビの矢印が現れた。

これを追いかければそのクレイジャスの森に行けるんだな?でもタロイスってなんだ?他のMMORPGでは狼とかだけどアルメスティアではなんなんだろうな。
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