異世界転生したら世界最強になった

異世界転生したら世界最強になった

第六話 その後

｢あ～暇だぁ～｣
将人は部屋の窓を見ながら言った。
｢そうですか～？｣
ルネアがベットに寝っ転がりながら将人に言った。
｢お前は寝っ転がってるから言えるだけだろ｣
｢そんなことはないと思うけどな～｣
最近将人とルネアが異様に仲良くなったのである。
｢最近ルネアと将人仲良くない？｣
アネラがみんなに向けて言った。
｢それね｣
リベルが言った。
｢てかさ、ぶっちゃけ言って将人はこの三人の誰が好きなの？｣
リベルが急に言った。
｢は？｣
将人は動揺した。
｢だ～か～ら～｣
｢この三人の誰が好きなの？｣
リベルは煽ってるかのように将人に質問した。
｢そうだな、お前ら全員だな｣
将人は煽り返すかのようにアネラ達に言った。
｢え、｣
｢、｣
｢え｣
アネラ達は頬を赤くした。
(将人ったらなんで急に好きとか言ってくるの…)
(まぁたしかに煽ったのは悪いけど…)
リベルが心の中で思った。
(急に好きだなんて…)
(どう答えればいいのかな…)
アネラは心の中で照れた。
(最近仲良くなったけど…)
(いきなり恋人は…)
ルネアは心の中で恥ずかしく思った。
｢ん？ど、どうした？｣
将人はアネラ達が黙り込んだことに焦っている。
(なんだ、この変な空気…空気を変えなければな)
｢あー！窓の外に空飛ぶドーナツだぁ！｣
将人は窓の外を指さし叫んだ。
｢ドーナツ？｣
｢何それ｣
アネラ達は疑問を抱く。
｢あ、そういえばさぁ｣
｢パーティーメンバー募集しない？｣
アネラはみんなに言った。
｢…？｣
将人達はポカーンとしてる。
｢なんで？｣
将人達は尋ねる。
｢だってさ冒険者パーティーは最低四人じゃん｣
｢四人もういるから良くないか？｣
将人は答える。
｢チッチッチッ｣
アネラは人差し指をゆっくり左右に振りながら言った。
｢パーティーは最高で十二人！｣
｢そんなにいる？｣
将人はカウンターのように答える。
｢別にいいじゃん！｣
アネラは子供が駄々こねるように言った。
｢わ、わかったからよ｣
｢募集しようか、｣
将人は子供を落ち着かせるかのように言った。
｢でもターケダって言う人は入れないでよね｣
ルネアが言った。
(ターケダ？)
(どっかで聞いたことある名だな…)
(あっ！高校の時の同級生！)
(確かリア充撲滅委員会日本支部長の武田か！)
(ほんとに、リア充撲滅委員会ってなんなんだな…)
｢と…｣
(でも俺のクラスにリア充撲滅委員会の幹部が何人もいたような…？)
｢将人！｣
｢うわぁ！｣
将人は正気に戻った。
｢何？考え事？｣
ルネアが言った。
｢あ、あぁ大丈夫だ｣
｢じゃあ冒険者ギルド言って募集の紙を貼りに行くか。｣

-ルーレイ光の通り-
(あいつら今元気かな…)
(美咲…)
(拓馬…)
｢将人…？｣
聞き覚えのある声だった。
将人はその声に反応し下を見ていた顔を前に向けた。
｢美…咲…｣
｢ど、どうしてここに…？｣
将人は驚きを隠せない。
｢あの後ね…｣

-南大和高校-
『全校生徒に放送しまーす』
校内全体に響き渡る低い声。
『さっき鈴井…？ま…さとか』
『鈴井 将人って言う生徒が抵抗したため殺した。』
｢え、、｣
美咲は将人が死んだことを知り絶望的になった。
『抵抗したからな、この学校諸共爆破することにした』
｢え、｣
全校生徒が絶望的になっただろう。
『3…2…1…』
『0…』
『ピッ！』
その音は校内放送とともに鳴り響いた。
『ドコォォォォォォォン！』
『ボォォォン！』
一瞬の出来事だった。
学校全てが一瞬で消えた。

｢ってこと…｣
美咲が説明した。
｢そうか…｣
将人はみんなが死んだことを知ってしまった。
｢でも美咲がいるなら…｣
｢あっ！葵と梨々花とは合流できたよ！｣
美咲は嬉しそうに言った。
｢将人ー！｣
葵が将人に向けて走り抱きついた。
｢うわっ！｣
『ドン』
将人と葵が倒れた。
｢いっってぇ～｣
｢葵！｣
将人は驚いた。
｢久しぶり将人｣
梨々花は冷静だった。
｢無事だったのか…｣
｢良かった…｣
将人は安心した。
｢正確に言うと無事ではないけどね｣
美咲が言った。
｢だな｣
｢でも生きてればいいよ！｣
｢将人その人達誰？｣
アネラ達が言った。
｢あ～、えーっと｣
｢と、友達だよ！｣
｢へぇ～｣
アネラ達は信用してないようだ。
｢ほ、本当だよ！｣
将人は焦り気味で言った。
｢あはは｣
アネラ達は笑った。