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第一章 魔法学校入学
第四話 レアの後
しおりを挟むこれはサリル金山爆発事件直後の話
「よ、よし…やったぞ」
レアは声を震わせながら言った。全身が震え心臓の鼓動も早くなった。
「タルガテほ、ほら…約束の20万O…」
1万O札を20枚、レアは手渡した。
「お、おうよ。じゃ…」
タルガテはそう言ってダッシュで逃げるように走り去った。
「あれ…威力でかく…ないか…?」
レアは呼吸を落ち着かせながら言った。爆発はレアが言った威力の2倍以上もあった。
「に、逃げ…」
レアが振り向いたらそこにはある人の姿が。
「どこに行くつもりかね?レア・フィリット」
軍服のような服を着ているガタイのいい男がたっていて、他に黒服を着たSPのような人が8人ほど。
「私はサリル金山の現場指揮官、フォルニア・ワシントン。ここの区域では一番偉い」
フォルニアはレアを見下すような目で見た。
「そんな目で俺を見るな!」
「捕まえろ」
一斉に黒服達がレアに駆け寄り取り押さえる。
「離せ!離せよ!」
レアは当たり前のように素直に捕まろうとしなかった。だが『プスッ』と麻酔銃を撃つかのような音がなった。レアは動きをやめて意識を失った。
目が覚めたレア。椅子に縛られていて視界には窓がない部屋。
「どこ…だ?」
「グリッキー・ファールド団体本部があるレピプック帝国の最北端の街ヘチャノムだ」
胸に勲章がいくつも付いている人物が言った。
「誰だ…」
「総帥の右腕、カラパネル・ロビンソン次長だ」
レアに銃を突きつけながら言った。レアはその銃をマジマジと見る。
「ほん…ものか?」
「あぁ、私は軍人でもあるからな」
カラパネルはそう言ってレアの額に銃口を突きつける。
「死にたくないなら団体に入れ。お前はいい道具になる」
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