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第一章 魔法学校入学

第五話 グランフラント魔法学校

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あの事件から15年。リアクはもう15歳。世界文明は1500年続いた第二次バベルティア文明から変わり新時代バベルティア文明になった。これは世界全体に衝撃をあたえた。

「リアク様、準備できましたか?」

ラミ・レビッタもう今年で26歳であり今では邸のメイド長まで登り詰めた。

「あぁ、正装も来たし金も持った。準備バッチリ」

リアクは右手でグッチョブマークを作った。

「そうですか、ならいいんですが…。というよりもう行きますよ」

「はいよー」



国立グランフラント魔法学校。ゴンバレオット大陸にある計15の国の中でも優秀な生徒が多く通う魔法学校である。

「ここが…魔法学校」

リアクは豪華な校舎を目の当たりにすると驚いた表情をした。

「さ、早く行ってください私は町のどこかで待っています」

「はいよ」

リアクはそう言って右足を前に出し歩き始めた。革靴出歩く音がよく聞こえる。

「でかいな…」

歩きながら周りを見渡すリアク。

「ねぇ君、君もここ受験するの?」

同じ受験生だと思う女子が喋りかけた。身長も同じくらい違うと言うなら髪の長さと髪の色だ。長い髪で茶色の髪の毛。

「うんお前も?」

「お前じゃない、私はリエ・ファーリット。リエって呼んでいいよ」

リエは綺麗な笑顔をしながら言った。

「よろしく、俺はリアク・ガルディア」

「こちらこそよろしく。それより行こ!」

リエはスキップで校舎の中に入っていった。



魔法学校の試験場。魔力測定場。

「はい次、ソム・ロルノニア。得意属性は?」

魔力測定員の人がソムに言った。ソムは前の赤いラインまで出てきて「水属性」と言った。属性は、火、水、木、土、光、闇、聖、時、無、天、極の11属性あり噂で12もあると言われている。

「じゃ初めていいぞ」

水弾ウガル!」

右手から水の小さい球体が出てきて勢いよく目標物に当たった。その時『パン』という音が小さくなった。

「?」

リアクはその弱さに驚いた。消してバカしている訳では無い。

「じゃ次ーリアク・ガルディア。得意属性は?」

〔そう言えば得意?全部使えるんだが…こういう時全部って言うのがいいのか─〕

「一応全部使えます」

目だけでてを見たあと魔力測定員に言った。

「全部!?凄いなぁ…俺でさえ4種類なのに。ま、何の属性でもいいからな」

リアクは「はい」と言って、なんの属性をするかと考えた結果、火属性にした。

火弾フガル!」

勢いよく火の球体が飛ぶ。そして『バァン!』と言う大きな音がなり壁にヒビが入った。

「…?本気出さないでよ…」

魔力測定員が眼鏡を拭きながら言った。

「いや今のは10%も出してませんけど…」

「…そんなに強いのか…」
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