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第二章 グンザド皇国
第十話 終戦への一歩
しおりを挟む「はぁ~」
リアクが両腕を伸ばしながら言葉を漏らす。
「ガチャ」
教室の前のドアが開いた。
「皆さん、先程グンザド皇国とブラムア帝国の間で戦争が開戦しました。被害はゴンバレオット大陸全域に及ぶと思われますので大変気を付けてください」
「気を付けろって言われてもな…」
最前列の席の生徒が言った。
「どうやって終戦にする…」
バベルティア王国国会幹部のリーツ・タッツェイが言った。今は国内会議の真っ最中。ゴンバレオット大陸の国々は魔導戦争で被害が出る前に何としても終戦させようとしていた。
「始祖魔法使えたらいいのになぁ」
「無理だ無理だ、俺らみたいなやつはな…。せいぜいこの国で一番すごいやつでも第十三級魔法だろ?」
幹部の人達がのんびりしながら話し合っている。
「国単位だろ?大陸、世界単位だったら凄いかもな。未だに最高度の魔法級がわからないからな」
「だなぁ…この俺でさえ第十級魔法だからな…」
幹部の1人、リーグ・シェルアネクスが言った。この人はバベルティア・シリオスオ魔法学校の校長でもある。
「あれ?お前第九じゃやなかった?なら第九の俺抜かされちゃったじゃん」
幹部の1人、シェイクスピア・ソルナティアが残念そうに言った。
「これも努力の差だな」
「さて…魔導核兵器を使用するか?」
バベルティア魔導軍大将、ロスアル・ベルがつぶっていた目をあけ言った。
魔導核兵器。魔法の核、マロジステイの電子、中性子、陽子そして新たに、魔子を追加し高度な魔法を開発し、それを自立機動型にした兵器である。
「いや…魔導核兵器を使うなど…」
「安心しろ、魔導核兵器は第十七級魔法を二つ入れている。広範囲攻撃と広範囲火災だ」
「さすがにそれは…」
他の幹部が震える声で言った。
「じゃあ、どうする?ブラムア帝国は罪もないぞ?ただのグンザド皇国の踏み台になるだけか?」
「しょうがない使うしかないだろう」
バベルティア27代目国王陛下、セントレアル・ベンジョメンが発言をした。幹部たちは驚いた表情をした。
「で、ですが国王陛下」
「ブラムア帝国を救うためでもある。グンザド皇国の軍隊本部を潰せばいいだろ」
幹部は「はい」と言って椅子をたち皇帝に敬礼をした。
「今回は国王陛下の許可の上で作戦の指揮を執らさせていただくロスアル・ベル大将だ。今回はグンザド皇国の軍隊本部を潰すために魔導核兵器を使用することになった。君たち魔術師には魔導核兵器の膨大な魔力を隠蔽するため魔法を大量に唱えて欲しい」
ロスアルは数百の魔術師に言った。その声は全員に聞こえるほどの声量だった。
「さて魔導核兵器の発射準備と行こうか…」
「作戦開始!」
ロスアルが大声で言った。
「第七級魔法、火星!」
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