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第三章 魔道合宿
第十五話 合宿二日目
しおりを挟む俺はあの強さをもう使いたくない。そう決めた、いつまで持つか、俺にも分からない。
「おーいリアクー、朝食だから食堂に行こうぜー」
「あぁ、すぐ行くよ」
最近友達になった、タルガルティア・ベゴルス。ここアトラス王国出身らしい。
俺は部屋の扉を開け、赤い絨毯が引かれている廊下に出た。他にも数人生徒がいた。
「広いな」
俺は部屋全体を見ながら言った。
「リアクー」
リエがこっちに来る。
「朝食何?」
「普通の飯」
「そうじゃなくて…」
俺らは学院を出て近くの街、ロドリスに向かった。
「今日は─」
「午前中は自由時間。12:30から魔法練習だよ」
リエが横から言ってきた。
「おぉ、よく覚えてんな」
正直予定なんてここに来ることしか覚えてない。合宿予定表はバックの中にあるし、持ち物は財布だけしかない。
「リアクはどこ行くの?」
「俺は適当にぶらぶらしようかな」
俺はそう言ってリエに手を振り、商店街に向かっていく。
俺は見た。古代魔法第一封印書の最初のページに書いてあった。十六人の始祖魔術師。そのひとりがこの街ロドリスに住んでいたと言われている。そのに向かいたい。そこに魔法の歴史をしれるものがあるかも知れない!
そして、リアクは森の中に入っていきある小屋を見つけた。
「こ、これは」
俺は穴があき草が生い茂った小屋を見つけた。
「失礼しま~す」
いないと分かっていても一応言っとこう。そして俺は、所々破れた古い紙を手に取った。そこには─
紀元前9 17年 月 7日
私は、セアバリート・アトラス。ゴンバレオット魔法団の一員だ。我々はついに始祖魔 を完成させた。始 法は全部で 個ありその派生もある。そして我々は新たな属性 属 を見つけ 。そして後世に告ぐ。 祖 を使うに 魔術 最高 限と階 そして、 さを求める。明日はとうとう実証実験だ。場所は─
それ以上は破れすぎて読めなかった。
「始祖魔法…何個あるんだ。それに─」
俺は後ろを振り向いた。
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