鉱山で裏切られ死んでしまった俺は新たに最強の魔術師として生まれ変わりました

天々

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バベル戦争編

第五話 昔の記憶

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「あ、なんだ…この力…これが」

「そうだ…太陽神。我の力」

リアクは何もしていないのに、太陽神の能力で攻撃が全て反射されている。

「これは我の力のひとつであり、永久攻撃反射バロブロックと言う」

「今の展開に最高の役割じゃねーか。でも、ログニションが滅茶苦茶だな…」

「お主。取り敢えずこの球体を出ようではないか。外からの情報もいるだろう」

「わかった」



「これが…ログニションか…?」

「あぁ。あの悪魔達がやったんだ。人界で1番大事な都市が陥落したな」

「陥落…?こんなん陥落じゃねーよ…多くの人達が死んだろう」

目の前には、まだ濃い煙が残っていて爆発もまだ続いているが街がもうないのは誰もがわかった。

「だが、これで終わりではない。四天王第壱位と第肆位。そして魔王がいる。それだけでは無い、魔将。そいつらがいるため多くの人間が死ぬ」

「くそっ…、!」

「いくら我がいるお主でもなぁ、魔王には勝てぬぞ」

エザルスは崩壊したログニションを見ながら言った。

「魔王は神さえ殺せる。昔─」

人界歴紀元前6800年。魔界歴6756年。11代目魔王、ベゼルネルガ・シンペゼクトが魔界を統治していた時代。

「魔王、今日こそ殺してやる」

「人間が四天王を倒すとは、こりゃ驚きだなァ。だが、我には勝てぬぞ」

「いいや、俺にはヒゼルバイロンがついている。お前に負けるわけねぇーだろ」

リゼルアはベゼルネルガを睨んだ。

「神聖魔法。太陽の神!宇宙真空炎スペゴルニア!続、新鋭鉄赤炎アヴェガンティオ!」

消滅ベツェルア

リゼルアが放った魔法は、魔王の一言で全て魔王に吸収された。

「なっ、!」

「こんなものか…呆れたぞ人間…それじゃあ、私の番と行くか」

神命吸域バーヴェント、」

ヒゼルバイロンの心臓がベゼルネルガに吸収された。そして、ヒゼルバイロンは地に倒れ砂になった。

「うっ…」

魔王の手がリゼルアの心臓を貫いた。

「人間や神それらは全て愚か。世の王である我、ベゼルネルガ・シンペゼクトに勝つものはおらぬぞ」



「そして、リゼルアとヒゼルバイロンは殺された」

「リゼアルって、アンフォルシ家のリゼルアか?」

「そうだ、そのリゼルアだ。代々魔王討伐を目的とした、いわゆる英雄の家。あいつは、すごいやつだと思う」

荒廃したログニションを見ながら俺とエザルスは、話し続けた。
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