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バベル戦争編
第六話 輪廻総死
しおりを挟むログニションはバベルティアにあるマジックストーンで7割ほど修復された。国王は奇跡的に生きていた。
「リアク…」
「リエ!大丈夫か?」
「うん…ここは?」
「病院だ」
俺は、バベルティア王国内にある病院にいた。
「はぁ…悪魔達は?」
「分からない。また来ると思う」
バベルティア王国、グランフラント王国、アトラス王国は、次の悪魔たちに備え、神聖魔法を取り入れた次世代魔導戦艦の建造を開始した。
「あーあ、ヘガルとヒテライトが死んじゃったかぁ~」
「おーい、第肆位」
「なんですか。それに私はジェンダズです」
ジェンダズはアンゲルトが死んだあと就任した新しい四天王第肆位である。
「あーそうだジェンダズ。どうする?お前も俺と一緒に人界行く?」
「そうさせてもらいますよ」
「でも、ヘガルとヒテライトが死ぬなんて何が起きたんだ」
サイガンティは目をつぶった。
「神が殺した。それが、結論だ」
魔王レヴァーナが現れた。目は黒く真ん中に赤い瞳。黒い鎧を着て今でも殺されそうだ。
「お、おぉ。これはこれは魔王様。突然でありますね。気になることがありますが、神が殺した。それは誠でございますか?」
「何度も言わせるな」
「失礼いたしました。はぁ…魔王様とうとうあの封印をとくのですか?」
「あぁ。輪廻総死の封印をとく」
魔王とサイガンティは魔獣封印場に来た。
「B-1。ここですか」
「目覚めろ。輪廻総死」
扉が開き鎖がちぎれる。爆発したら輪廻総死が出てきた。魔獣…と言ったら物凄いものを想像するが人型だった。
「はぁ…4153年231日も封印して…クソ野郎が、あぁ?ベゼルネルガじゃねーな。魔王が変わって何年だ?」
「約3000年だ。出番が来たぞ。人界に破滅させろ」
「あぁ…わかったよ…神殺しの力…見せてやるよ」
輪廻総死は消えた。
「そういえば、魔王様。A-14。覚醒させるのですか?」
「あぁ。その予定だ。」
「王位継承権を持っている私から言わせていただきますと、今覚醒させ完全に人界を破滅させる方がいいと思われます」
「我も魔王になる前はそう思うだろう。だが、今覚醒させると輪廻総死も覚醒した時に、そいつらが融合し、極化したらどうする?お前じゃ停められないだろ?」
レヴァーナはいつも通り低く、総毛立つ程の怖さがある。
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