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バベル戦争編
第七話 もう一人の自分
しおりを挟む「極化…初めて聞きました」
「極化は、魔族を超え始祖十三王の直属部隊程の力が手に入る」
「その力は我が1としたら0.97といったとこだろう」
魔王は、唯一極化を恐れている。万が一極化した場合魔界の7割が破滅するだろう。極化した魔獣と魔王による戦闘で。
「それは、まずくなりますね」
魔王様も少し苦戦するほど強いのか…その極化とやらは。
「お前が我を殺そうとしてもお前の力じゃA-13より上位にも勝てぬぞ」
「殺すわけありませぬよ。我が身、我が命は魔王様に生涯忠誠を誓った身でありますよ」
「我は誰一人と信頼はせぬぞ」
「はぁ…悪魔…なぜ来たんだ。それより…俺の力がまだ未熟すぎる。もう勝てる気がしない」
俺とエザルスは森がよく見える崖の上に座っていた。
「我がついてるじゃないか」
「そうだが…」
あ…、そう言えば…天使…
「天使かぁ…我にもいるが神界に置いてきた。まさか天使に任せると言うまいな?」
「天使は神の使いだろ?」
リアクとエザルスは静かになった。
「来たぞ…」
その言葉を言った瞬間森が爆発した。
「あれは…なんだ…?」
「人界を破壊する。今回の使命はそれだけだ」
「闇魔法…輪廻総死…統一破壊」
地が悲鳴を上げた。空が赤く、鳥が騒ぎ、森が泣いた。ラッパのような音がなり、地にヒビがはいりその隙間から溶岩がでてきた。辺り一面は一瞬で変わり果てた。
「なんだよ…これ…」
「とうとう終わりを迎えるか…」
「なぁ、エザルスどうすればいいんだよ、」
俺に出来ることはもうない…あいつは一瞬で全てを破壊した、もうなんも出来ないよ…
「我が彼奴を殺す。我が殺る。お主はやらなくて良い、」
「エザルス…いいや、俺もやるぜ…」
「ほほぉ…勇気のある奴は嫌いじゃないぞ」
人類を背負ったかのような雰囲気だ。
「なぁエザルス。俺の力を限界まで使ったらどんくらいの強さになるんだ?」
火に包まれた地と森を眺めながら言う。
「そうだな…一般では、十といったところだろう」
「十…か、、おもしれぇ…その力を使って全力で行くそれが俺の使命だ」
俺は、手を握った。握ったおかげでけじめがついた。
「がァ…人間…か…」
「お前…名は?」
互いに睨み合っている中名前を聞いた。
「輪廻総死…旧時代では…リアク…そう言う名前だったな」
「!…」
あいつは今リアクそう言ったのか…?いつの事だよ。
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