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魔導決闘祭編
第九話 無限的破壊空間
しおりを挟む「あ…あぁ…、!!思い出したくなかったのに…!!殺す…!!うぁぁぁぁ!!!」
怒り狂ったように暴れるジョゼフ。
「第十一級ノ改零級魔法…!高次連立多元率重力限界加速度!!」
さっきとは違い、真っ黒の空間に2つの太陽がある。
「この空間は…無限的破壊空間…あの2つの太陽のうち1つが『死』もう1つが『生』を表している。赤と青両方が重なり合うことで『幽明異境』となる。つまり…俺とお前は死ぬ」
「自分の命をかけて他人を殺すか…全く魔導決闘祭の域を超えては気がするが…」
「すまんが俺は現世に帰らせてもらう。残念ながら死ぬ気は無いんだ…そうだな死ぬ時は世界平和が確立された時…それまでは死なない」
「ここからはもう抜け出せない。無限的破壊空間は全ての魔力を無効化する。例えそれが神聖魔力としても…」
2つの太陽の光しかない空間でリアクとジョゼフは会話を続ける。
「魔力…だけだ。いでよ…ロスタルフォンの槍」
シンプルな棒。両先端がとんがっていてちょっと銀色のようだ。
「切り裂け…」
空間を切り裂いて超次元への扉が開いた。
「さぁ、入れ。超次元だ。別に心配しなくてもいい」
超次元がしだいに現世に変化していく。
「戻ってきたな…すっかり試合中なのを忘れていたよ」
リアクたちが無限的破壊空間にいた時は両者動かずに立っているだけだ。
「おい、リアク。戦いはこれからだぞ?」
「知ってるよ、さぁ勝負だ。手加減はしないぞ第零級魔法…!七次元超力!」
リアクの体…主に血管が紫に光り出した。
〔さすがに異次元の力を使うと体にも負担が大きいな…〕
「がぁッはっ!第七次魔法!白鳥絶雷鳴!」
空に三羽の白鳥が現れる。
それを線で結んだように三角形ができ段々と魔力が集まり雷鳴が会場に轟く。そしてジョゼフに向かって落ちる。その音はどこまで響いたのかは分からないが大陸の端に小さく聞こえるほどだと思う。
「ぁ…」
ジョゼフは倒れた。
それと同時にリアクも倒れた。
「あ…」
「リアク?起きた?」
「あぁ…って!今なん第何試合!」
「今はちょうど第48試合だよ」
リアクは騒々しく動く。
「あぶね…最後の試合出るんだったんだよ」
「お、それは本当に危ないね、でも大丈夫?そんなに傷だらけで」
かすり傷とかではなくリアクは疲れている様子だった。
「あー、まー何とか?って感じかな。でも!ここまで来たんだから単純に負ける気はないよ!」
「頑張ってね」
「頑張れよ!」
リエ、リノ、リナ、ベールックが応援してくれた。
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