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未知なる探検編
第六話 大発見。新文明
しおりを挟むリアク達は迷宮ジレインドの第5層まで来ていた。
「一体何層まであんだよこの迷宮」
「知らないけど提案したのはベールックでしょ?」
リエがカウンターのように言う。
「まぁいい。とりあえず進もうぜ」
そしたら急に迷宮が揺れ始めた。
「気を付けろ…迷宮が揺れている…」
広々とした洞窟の天井が崩れ何かが落ちてきた。第4層が丸見えだ。
「これは…?」
ベールックは後ずさりするように下がるが石に引っかかり転ぶ。
「これ…神黒龍ブレイラット…?」
「ブレイラットって…ステージ4の…?」
神黒龍は惑星指定危険龍の一種であり、国を滅ぼすほどの力があると言われている。
「くっそ、厄介だ…ベールック。リエ達を連れて先にいけ!」
「でも…!リアク!」
「いいから!」
「……うん…」
ベールック達は回り込んで第6層へと向かった。
「さぁて…どれくらい力を出そうか…」
ブレイラットが火を吐くと岩が解けた。
「相当暑いなぁ…ふぅ…。とりあえず十二級からためすか」
「第十二級魔法!究極力創聖剣!」
リアクの後ろに7本の聖剣が現れる。リアクの力じゃまだ未完成だが、完成するとすごい力がある。
「切り裂け!七聖剣!」
7本の聖剣がブレイラット目掛け飛ぶ…がブレイラットは無傷だ。
「くっ、これ効かねぇーのかよ…」
その時リアクはブレイラットのしっぽで吹き飛ばされる。
リアクは吹っ飛んだ後岩に衝突した。
「いってぇ…舐めすぎたか…第十六級魔法!感覚麻痺…感情麻痺!」
リアクから感情と痛みという感覚、諸々全てが消えうせた。
「第十七級魔法。覚醒神域」
リアクの目が黒色になり瞳は黄色に輝く。2本のツノが生え、背中からは白い翼も生える。
「はぁ…天からの恵みあり、彼に天罰を…絶息」
ブレイラットは急に倒れ息を途絶えた。
「がぁ…はぁ…」
リアクは正気に戻りツノも翼も消えていく。
「何だ…?何をしたんだ…?十六級を使った場所までは覚えているが…それ以降が…」
「って…ベールック達を追いかけないと間に合わなくなるな」
「はぁはぁ…ベールック…何とまってんだよ…」
ベールック達は広い空間を眺めながら驚いた表情をする。
「な、なんだこれ…」
リアク達の目の前には幾千億を超えるほど金貨に埋もれる巨大な建造物がある。
「なんだ…あれ…?」
「あ…!あれは…」
ベールックは思い出したかのように口に出す。
「なんか知っているのか…!?」
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