鉱山で裏切られ死んでしまった俺は新たに最強の魔術師として生まれ変わりました

天々

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未知なる探検編

第五話 古代文明遺跡

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「でも…金貨が大量にあれば大金持ちになれんだぞ…」

「だとしても所有権は国にあるから無理じゃないか?」

するとベールックは眼鏡をかけてもないのに眼鏡をかけた風の仕草をして言い始めた。

「いや。アトラス王国では、国土内遺跡財産発見所有権問題等に関する法律の第6条第1項個人で遺跡の財産を発見した場合はいくら所有権が国のものであっても第1発見者及びその団体にその財産の所有権は移り永久に保持することをここに定める。だったけな…?」

「ほんと、お前憲法や法律に関しては詳しいよな…」

「将来は政府関係者になるつもりだからな!色々勉強しとかなきゃだぜ!」

ベールックの熱心は全くすごいものだ。ほんとにこいつはすごいやつだな。

「しゃ、いくか…」

ぞろぞろと、俺らは迷宮の中へ進んでいく。



数十分がたった頃大きな階段を降りたら壁に文字が刻まれていた。

「…ん?迷宮ジレインド…第2層…?さっきのは1層なのか」

リアクは疲れきったように言った。

「一体なんそうまであるのか、気になるな!」

「ほんっと…テンションたかいな…」

その時…爆発音が奥から聞こえる。

「みんな気をつけろ…!火弾フガル!」

火弾フガルの火で奥まで照らされた。その奥にはモンスターがいた。

「ちっ、モンスターか…」

ベールックが楽しそうな雰囲気を潰されたように怒った。

「俺がやつもぶっ倒したい!いいか?リアク」

「おうよ!」

リエ、ララ、リノ、リナは茶番を見るかのように冷たい視線を向ける。

「第六級魔法…永久的持続攻撃性ブルガティーン!」

ベールックから翼が生え両手両足が光り始める。そして心臓の部分が赤く光り、頭に2本の角が生えた。

「ベ…ベールック…??」

奥にいたモンスターたちに継続的に攻撃が続く。

「がぁぁ…!第九級魔法!封印的精神覚バルトスヴァル!」

ベールックの身体中に黒い刻印が現れる。

「ちょ、、、ベールックさん?ちょっとやりすぎじゃ、、ない、の、かな?」

「続…!覚醒神力崩壊生命インシネルヴァ!」

ベールックの目と両手の手のひらの真ん中から光線のようなものが放たれた。

そしたら奥のエリア一体が爆発し爆風は物凄かった。

「うわぁぁ…!!」

リアク達は爆風に負け吹っ飛んだ。

「え、えぇ?」

「はぁ…はあ…。終わったぞ…リアク」

にっこりしながらベールックこちらを向いた。

「お前やりすぎだってよ…まぁ俺らに被害なくてよかったけどさ、」

「今のが俺の全力…もう魔力少ないは…」

「ばかかい…どうだ?今度戦うか?」

俺はベールックに冗談で言った。

「いいぜ!戦う!絶対な!」

なーぜか乗り気だ。
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