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最終章 決戦、最終戦争。 後編
第三話 死
しおりを挟む「貴様も魔術を使え…吸血鬼よ…」
リアク…無事生きてね。私は私でやる。
「神血…!」
「ほほぉ…月血魔術か…。そして神血…原子レベルで目標を破壊する魔術…」
ガイランの両腕が消えていく。
「だが…癒…」
消えていく腕が急に止まり、腕が生えた。
「なっ!希血!」
ガイランの体に氷柱のようなものが刺さり、爆破した。
「叶わぬよ…ん?まだ生きるか…」
「っ…魔術…貴様もか…アシュペナ…やるぞ…炎!」
10kmにわたり炎が絶えず撒き散らされる。その炎は普通の炎じゃなく、魔力の詰まった炎であり地面を溶かし、周囲にある腐食した木々を魔力に変換させアルガン自体が吸収するというものなのだ。
「神血!」
ガイランの体は溶けるが何故か壊れない。
「…獄」
2人同時に魔術が解けた。そして魔術核(魔術に必要なもの)をガイランが持っていた。
「なっ!?」
「貴様らは神にひれ伏せ…極…」
「っ!」
アシュペナとアルガンは普通の重力の100倍ほどの重力が掛かった。
「重い…!」
メキメキと音を鳴らしながら骨が折れていく。
「楽血!」
骨が折れた場所が治っていく。
「うっ…なんのこれしき…っ!」
リアク…
「リエ!これ…」
ベールックとリエは獄京院を手にする。
「それは開門できまいよ…、」
「っ!ガイラン!?何故ここに…」
「上の吸血鬼はとうに死んだ…閃…」
ベールックの右腕が爆発し血が飛び散った。
「うっ…痛てぇ…」
「ベールック!」
「だ、大丈夫。くっそ野郎が…速成治癒」
ベールックは怪我の部分を治癒し肘部分までは修復できた。
「全く滑稽であるな…閃…」
次はベールック顔が爆破した。顔が爆破したことにより死に、もちろん魔法を使えなくベールックは倒れた。
「ベール…ック…っ…ぎっ龍神義!」
斬撃が何回にもわたり、繰り返されガイランを攻撃する。
「ほぉ…准魔術。鍛えたものだな。だが半永久的に斬撃を繰り返したとしても、魔術には勝てぬよ…」
とんがった石のような氷柱がリエを貫く。
「がぁっ、はぁっ…!流域!」
自由自在に地面を変形できる魔術を使い、リエはガイランから逃げることに成功した。
「ん?獄京院がない…まぁいいか…」
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