鉱山で裏切られ死んでしまった俺は新たに最強の魔術師として生まれ変わりました

天々

文字の大きさ
113 / 134
最終章 決戦、最終戦争 後編

第十三話 最強で最恐の最凶の王

しおりを挟む

謎の人物を中心に魔法陣が床に刻まれる。そしてその背後にマジックストーンが並ぶ。

背中にある黒い霧の翼が白い翼となる。

「…おい…お前の名はなんだ…」

『ギヴェルトス・ツェペルリア…今はこの世界…いや全ての王に等しい存在だ。お前ら奴隷はここにいとけ、生かしといてはやる』

体が持ち上がらない…

小僧リアク。貴様に言うことがある」

「…?」



『にしてもこの剣。雑魚いな…高等式術式、』

絶望の剣が変化し、別の剣になった。

『そうそう…これこれ私の高貴なる始剣 絶鬼望気レヴェシス、始祖の剣は世界を作りかえる…』

「随分楽しそうだな」

ギヴェルトスの後ろにはリアクがたっていた。

『ァ…?なんでてめぇがいる…』

「英雄ナル我ガ唱エル。漆黒ヲ憂イ、天命ヲ啓示サレシ、天国ノ果テ、地獄ノ神命ヲ尽キシ、無限ナル無間地獄へ落トセ…」

『あぁ…最強の魔法術か…術式には勝てるわけが…?貴様…魔王と融合…いやその言い方は正しくない。魔王を吸収したか…』

「そうだ、レヴァーナは…『我は3000年も』レヴァーナの声生きていたし疲れていたんじゃねぇの…」

リアクの半分の人格がレヴァーナになっている。服装は英雄服と魔王服が融合したような服だ。そして右目は黄土色のような輝きがある。

 「俺は…『我は…』貴様を…『お前を…』倒すために『殺すために…』今を生きている…闇魔法『王…神命拘束イルスト』くらいやがれ『お前を…殺す魔法をじっくり』あじわえ…!」

光のように動き、リアク、レヴァーナことリヴァーナは右腕を勢いよく振り、ギヴェルトスにストレートを喰らわせようとした。その動きはマントをいい感じに揺らしている。

『随分と強くなったな。が…』

「ぐぅ…がぁ『がぁ!?』」

蹴られただけで意識が飛びそうだ…!でもレヴァーナのためにもな…!

『忌むべき存在リアク。貴様は私が排除する』

そう言ったらビームのようなものをものすごい数飛ばしてきた。

「レヴァーナ。いいのか本当に…」

ギヴェルトスの攻撃を避けながら、心にいるレヴァーナと喋るリアク。

「故郷が…お前の─『いい。英雄…人間を信用するのはこれが最初で最後だ…どうか魔界を託したぞ…』あぁ。俺があいつを倒してみる…白夜必皇…魔界力自回転…」

リヴァーナことリアクに魔界全ての魔力が注がれる。その魔力は地形、空、大気、ほか全てをを形成する魔力だ。その量は世界一個分ともなるため膨大すぎてリアクの腕には亀裂がはいり血が漏れる。

「ぐっ…!」

全魔力量はリアク自身の魔力の数十倍に登る。

『こりゃ…やっと死ねるかもな』
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る

夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!

辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました

腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。 しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。

悪役令息の継母に転生したからには、息子を悪役になんてさせません!

水都(みなと)
ファンタジー
伯爵夫人であるロゼッタ・シルヴァリーは夫の死後、ここが前世で読んでいたラノベの世界だと気づく。 ロゼッタはラノベで悪役令息だったリゼルの継母だ。金と地位が目当てで結婚したロゼッタは、夫の連れ子であるリゼルに無関心だった。 しかし、前世ではリゼルは推しキャラ。リゼルが断罪されると思い出したロゼッタは、リゼルが悪役令息にならないよう母として奮闘していく。 ★ファンタジー小説大賞エントリー中です。 ※完結しました!

Sランクパーティーを追放された鑑定士の俺、実は『神の眼』を持ってました〜最神神獣と最強になったので、今さら戻ってこいと言われてももう遅い〜

夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティーで地味な【鑑定】スキルを使い、仲間を支えてきたカイン。しかしある日、リーダーの勇者から「お前はもういらない」と理不尽に追放されてしまう。 絶望の淵で流れ着いた辺境の街。そこで偶然発見した古代ダンジョンが、彼の運命を変える。絶体絶命の危機に陥ったその時、彼のスキルは万物を見通す【神の眼】へと覚醒。さらに、ダンジョンの奥で伝説のもふもふ神獣「フェン」と出会い、最強の相棒を得る。 一方、カインを失った元パーティーは鑑定ミスを連発し、崩壊の一途を辿っていた。「今さら戻ってこい」と懇願されても、もう遅い。 無能と蔑まれた鑑定士の、痛快な成り上がり冒険譚が今、始まる!

幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない

しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。

処理中です...