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第一章
第八話 班対抗戦
しおりを挟む「一級剣士って推薦とか必要なんでしょ?凄すぎない!?」
「それほどじゃないよ、でもいつかは父さんみたいな剣士になりたいな!」
カルネラは既に希望を持っているようだ。
「カルネラなら出来るよ!きっと!出来なくても俺がなんとかする!」
「ありがとルイト。でも自分のことは自分でしなきゃだし、絶対自分だけでやり遂げるよ!」
カルネラはそう言って前に進む。
その時爆発音がする。
「もう戦っている班もあるんだね…」
「できるだけ交戦はさけて1位を目指そ─」
咄嗟にルイトは攻撃をよけた。まさに危機一髪。
「あっぶねぇ…」
「それよけんのかぁ…流石クラストップのことはあるな…第三級魔法…瞬来風剣!」
風が早すぎて剣のようになりルイト達を襲う。
「きゃっ、!」
その剣は、ペルラの頬をかすった。かすり傷からは血が溢れる。
「カルネラ!アリシア!ペルラに治癒魔法を…!俺が牽制する…!」
「へっ…クラストップだとしても4人相手じゃ無理じゃね?」
「第四級魔法!魔炎聖帝!」
目の前にいた4人は吹き飛んだ。その爆発はカルテ山の一部が吹き飛ぶほどだ。
『第九班脱落…』
山内にアナウンスが響く。
「しゃぁ!」
「ないすルイト!こっちもペルラの治癒完了したよ」
カルネラはガッツポーズをしながら言う。
「ルイト、次どうする?山頂から降りる?」
ペルラは立ち上がりルイトに言う。
「うーん…爆発が起きたからさすがに別の班が来るから、降りよう…」
「てか…ルイトって言ったっけ…さ、さっきはありがと」
アリシアは照れながら言う。
「おうよ、さ!急ご!」
「ルイト・リマスティアス…急に貴族に成り上がりましたね…校長」
モニター越しにルイトを見る教師たち。
「あぁ…非常にいい年だ今年は…」
「校長!正門前に革命派と思われる集団がペルラ殿下を差し出せとの看板を突きつけてデモを起こしています!」
「今すぐ教師を数名派遣し、辞めさせなさい」
校長は冷静に判断を摂る。
『第一班脱落…』
またアナウンスがなる。
「これで残ったのは俺らの班と第二班だけか…第二区域側に行こう」
第二区域は正門がある第一区域の隣と区域である。
そしてルイト達は第二区域側に着いた。
「なんか騒がしいね」
「二班が近いのかな?」
『第二班…脱落…』
そのアナウンスを聞いた瞬間、ルイト達は驚きを隠せなかった。
「え?俺らなんかした?」
「なんもしてないよ…ね…?何が起き─」
一瞬で風景が変わった。ルイト達はテレポートしたのだ。
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