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3章:夕凪雅(体育祭で活躍せよ)
出場者のタイムを調べよう3
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「和光さん、あんまり日和に変なこと言わないでください」
日和と夕凪さんの姿が遠くなったことを確認してから僕は和光さんに声を掛けた。
依頼の都合上、多くの女子と接する機会があり、最近の日和はそのことに不満というか不安を抱えている。そんなタイミングで「女子にナンパしていた」なんて言われたら、日和により一層不安を抱えさせてしまう。
だから和光さんには変なことは言わないよう厳重に注意する必要がある。
「変なこととは何かしら?」
和光さんはいつもの澄ました表情で聞いてくる。絶対に分かっているはずなのに、僕に話させようとするのは。この人は本当に意地悪だな。
「僕が他の女子をナンパしていたことです」
「あれは事実でしょう? 相手の情報を引き出そうとしていたんだもの」
「事実ではないです。情報は情報でも『1000メートル走のタイム』ですから。連絡先とかじゃなければナンパにはならないはずです」
「どうかしらね。最初はわりかし口にしやすい情報から出させておいて、慣れてきてから口に出しにくい情報を出させるパターンかもしれないじゃない」
「それなら『好きな食べ物』とか聞きますよ。『1000メートル走のタイム』って口にしやすい情報か微妙じゃないですか」
もし自分が聞かれたとしたら「何でいきなりそんなことを聞いてくるんだ」と警戒する。
「『好きな食べ物』って……ふっ、亡霊くんは案外可愛いことを聞くのね」
和光さんに鼻で笑われてしまった。
「まあ、いいわ。あなたはナンパしなかったってことにしておいてあげる」
「助かります。その調子でこれからは日和に変なことを言わないでくださいね」
「随分と上からものを言うのね。あなたは私に感謝してもらわなければいけないのだけど」
ようやく理解してくれたことに安堵すると、和光さんは別の方面から突っ込んできた。一瞬何を言われたのか分からず、僕は思わず口を噤む。
「感謝って何をですか?」
僕が尋ねると、和光さんはちょっと不満に思った様子で僕を見る。
「あなた、自分はナンパしていないと豪語しているけれど、彼女からの誘いには躊躇わず応じていたわよね」
彼女からの誘い。その言葉がピンと来ず、僕は笠井さんとのやりとりを頭の中で辿っていく。逆から辿っていったので、すぐに合点がいく。
「彼女に発表するのはいいけれど、いつどのタイミングでやるつもりなの?」
僕が理解したと同時に和光さんはそんなことを尋ねてくる。
笠井さんに『1000メートル走のタイム』を聞いた時、彼女は僕に対して発表を聞かせて欲しいと言ってきたのだ。
「いや、笠井さんの都合もあるでしょうし、その辺はおいおい決めていこうと思ってます」
「相手の都合に合わせると。もし、彼女が作為的に亡霊くんと二人きりになるように都合をつけてきたらどうするの?」
「作為的って……笠井さんはそんなことをする人じゃないと思いますよ」
「どうかしらね。男子相手に『可愛い』とか『弄りがいがある』とか漏らしちゃう相手よ。私には危険な香りしかしないわ」
「学級委員長でも?」
「学級委員長でもよ。お人好しのあなただから自分から不純な行動はしないと思うわ。けど、相手から迫られたら断れないパターンは十分にあり得る」
どうやら、和光さんは僕を楽しいから揶揄っているわけではなく、僕に注意喚起を込めて
揶揄っているみたいだ。酷いのか、優しいのか分からない人だな。
「もし、彼女さんを心配させたくないのなら注意しなさい。いけないと分かっていながら欲望を抑えきれない奴は男だけではないのだから。あそこの阿婆擦れ女みたいにね」
そう言って和光さんは前方を顎で指差す。
彼女の動作に吊られ、僕は前方を凝視する。そこにはB組の教室から出てきた奏さんと間藤さんの姿があった。
日頃一緒にいるからか、最初に奏さんがこちらに気づく。
おっとりした目を上げ、晴れやかな表情を浮かべる。挨拶するように手を挙げようとしたが、手は微妙な位置で止まった。晴れやかだった顔にはいつのまにか影が差している。
奏さんの不穏な変化に気づいた間藤さんがこちらを向く。
「和光さんと最上くんじゃん。どうも!」
間藤さんはこちらに向かってくる僕らに大きく挨拶する。
「どうも」
和光さんは軽く会釈をして応える。二人は顔見知りらしい。
「お久しぶりです。名前を覚えててくれて光栄です」
間藤さんとは千丈先輩が部活勧誘をしにきた時以外で会った記憶がない。一度の短い期間でしか会っていないにも関わらず、名前を覚えていてくれたのはありがたい。
「私の記憶力を舐めてもらっちゃ困るよ。それに、奏がよく話題にあげるからね」
「へぇー、そうなんですね」
僕は視線を間藤さんから奏さんに移動させる。僕と目が合うと、奏さんは瞳を大きくし、驚いた様子を見せた。
「言遊部についての話題をあげることが多いからね。部員である文也さんの名前が出るのは当然のことだよ」
ゴホンと咳払いをしてから、いつもの温和な雰囲気で答える。奏さんの回答に間藤さんはニヤニヤしながら「そうだね」と相槌を入れる。
「部活の話題に週1しか来ないような部員の名前がよく上がることがあるのかしらね?」
奏さんの言葉に和光さんがツッコミを入れる。
「仕方ないじゃないですか。毎日来るくせに和光さんとのやりとりで話す価値になるものがひとつもないんですから」
温和な表情のままだが、口調は明らかに温和さを感じられない。
「あんなに感情剥き出しにしてくる私とのやりとりで話す価値を見出せないなんて可哀想な子ね。だからコミュニケーションがうまく取れず、友達が少ないんじゃないかしら?」
「コミュニケーションがうまく取れず、友達が少ないのはあなたも同じじゃないですか。加えて愛嬌もないくせによくそんな悪口が言えますね」
「今、私のことは関係ないはずだけど。都合が悪くなったら話をすり替えるなんて、流石は阿婆擦れさんね」
「だからその呼び名はやめてって言ってるじゃないですか。何回言えば分かるんですか。あなたの知能はお猿さん以下ですか」
言遊部の時と同様、二人は話すや否やすぐ喧嘩に走る。
「仲良しな二人だね」
喧騒な二人の様子を見ていると、間藤さんが僕に近寄って声をかけてくる。
「とても仲が良いようには思えないですがね。いつも喧嘩ばかりしてますし」
「喧嘩するほど仲が良いってやつだよ。ちょっと羨ましいくらいにね」
「羨ましい?」
「奏は何事も穏便に済ませるタイプだと思ってたからね。あんなに喧嘩腰な一面があるとは思ってなかった。私の知らない一面を他の人に見せるのは、親友としてはちょっと妬いちゃうな」
「明るくて優しそうな間藤さんに、喧嘩腰な一面は流石に見せれないと思いますよ。奏さんが普段間藤さんに見せている一面を和光さんには見せていないでしょうしね。適材適所ってやつですよ」
「適材適所か。そうかもしれないね。なら、妬く必要はないか。ずっと喧嘩腰は流石に嫌だからな。それにしても、私のことを明るく優しいと言ってくれるなんて。もしかして口説いたりしている?」
間藤さんはそう言って不敵に微笑む。彼女の言葉によって日和の姿が脳裏に浮かぶ。
「彼女がいるのにそんなことできるわけじゃないですか」
「ご、ごめん……」
答えた際の僕の声音は自分でもびっくりするくらい冷たかった。異様な空気を感じたのか、間藤さんは若干引いた様子で謝罪する。
僕は彼女の対応を見て、まずいと感じた。
「あ、えっと……」
まずいと思ったものの、どう言えば良いか迷う。
「そうだ」
ふと、気まずい雰囲気の打開策を思いつく。
「間藤さん、ひとつ聞きたいことがあるんですが、聞いても良いですか?」
今度は僕が質問側に回る。話をすり替えることで、今の話をなかったことにする作戦だ。先ほどの奏さんと和光さんのやりとりから思いついた。
間藤さんは焦った表情から一転して呆けた表情を見せた。
「いいよ。私に答えられることならね」
それからいつもの陽気な表情を見せてくれる。作戦はうまく成功したようだ。
間藤さんの了承が得られたところで、僕は彼女に『1000メートル走の出場者』を聞くことにした。
日和と夕凪さんの姿が遠くなったことを確認してから僕は和光さんに声を掛けた。
依頼の都合上、多くの女子と接する機会があり、最近の日和はそのことに不満というか不安を抱えている。そんなタイミングで「女子にナンパしていた」なんて言われたら、日和により一層不安を抱えさせてしまう。
だから和光さんには変なことは言わないよう厳重に注意する必要がある。
「変なこととは何かしら?」
和光さんはいつもの澄ました表情で聞いてくる。絶対に分かっているはずなのに、僕に話させようとするのは。この人は本当に意地悪だな。
「僕が他の女子をナンパしていたことです」
「あれは事実でしょう? 相手の情報を引き出そうとしていたんだもの」
「事実ではないです。情報は情報でも『1000メートル走のタイム』ですから。連絡先とかじゃなければナンパにはならないはずです」
「どうかしらね。最初はわりかし口にしやすい情報から出させておいて、慣れてきてから口に出しにくい情報を出させるパターンかもしれないじゃない」
「それなら『好きな食べ物』とか聞きますよ。『1000メートル走のタイム』って口にしやすい情報か微妙じゃないですか」
もし自分が聞かれたとしたら「何でいきなりそんなことを聞いてくるんだ」と警戒する。
「『好きな食べ物』って……ふっ、亡霊くんは案外可愛いことを聞くのね」
和光さんに鼻で笑われてしまった。
「まあ、いいわ。あなたはナンパしなかったってことにしておいてあげる」
「助かります。その調子でこれからは日和に変なことを言わないでくださいね」
「随分と上からものを言うのね。あなたは私に感謝してもらわなければいけないのだけど」
ようやく理解してくれたことに安堵すると、和光さんは別の方面から突っ込んできた。一瞬何を言われたのか分からず、僕は思わず口を噤む。
「感謝って何をですか?」
僕が尋ねると、和光さんはちょっと不満に思った様子で僕を見る。
「あなた、自分はナンパしていないと豪語しているけれど、彼女からの誘いには躊躇わず応じていたわよね」
彼女からの誘い。その言葉がピンと来ず、僕は笠井さんとのやりとりを頭の中で辿っていく。逆から辿っていったので、すぐに合点がいく。
「彼女に発表するのはいいけれど、いつどのタイミングでやるつもりなの?」
僕が理解したと同時に和光さんはそんなことを尋ねてくる。
笠井さんに『1000メートル走のタイム』を聞いた時、彼女は僕に対して発表を聞かせて欲しいと言ってきたのだ。
「いや、笠井さんの都合もあるでしょうし、その辺はおいおい決めていこうと思ってます」
「相手の都合に合わせると。もし、彼女が作為的に亡霊くんと二人きりになるように都合をつけてきたらどうするの?」
「作為的って……笠井さんはそんなことをする人じゃないと思いますよ」
「どうかしらね。男子相手に『可愛い』とか『弄りがいがある』とか漏らしちゃう相手よ。私には危険な香りしかしないわ」
「学級委員長でも?」
「学級委員長でもよ。お人好しのあなただから自分から不純な行動はしないと思うわ。けど、相手から迫られたら断れないパターンは十分にあり得る」
どうやら、和光さんは僕を楽しいから揶揄っているわけではなく、僕に注意喚起を込めて
揶揄っているみたいだ。酷いのか、優しいのか分からない人だな。
「もし、彼女さんを心配させたくないのなら注意しなさい。いけないと分かっていながら欲望を抑えきれない奴は男だけではないのだから。あそこの阿婆擦れ女みたいにね」
そう言って和光さんは前方を顎で指差す。
彼女の動作に吊られ、僕は前方を凝視する。そこにはB組の教室から出てきた奏さんと間藤さんの姿があった。
日頃一緒にいるからか、最初に奏さんがこちらに気づく。
おっとりした目を上げ、晴れやかな表情を浮かべる。挨拶するように手を挙げようとしたが、手は微妙な位置で止まった。晴れやかだった顔にはいつのまにか影が差している。
奏さんの不穏な変化に気づいた間藤さんがこちらを向く。
「和光さんと最上くんじゃん。どうも!」
間藤さんはこちらに向かってくる僕らに大きく挨拶する。
「どうも」
和光さんは軽く会釈をして応える。二人は顔見知りらしい。
「お久しぶりです。名前を覚えててくれて光栄です」
間藤さんとは千丈先輩が部活勧誘をしにきた時以外で会った記憶がない。一度の短い期間でしか会っていないにも関わらず、名前を覚えていてくれたのはありがたい。
「私の記憶力を舐めてもらっちゃ困るよ。それに、奏がよく話題にあげるからね」
「へぇー、そうなんですね」
僕は視線を間藤さんから奏さんに移動させる。僕と目が合うと、奏さんは瞳を大きくし、驚いた様子を見せた。
「言遊部についての話題をあげることが多いからね。部員である文也さんの名前が出るのは当然のことだよ」
ゴホンと咳払いをしてから、いつもの温和な雰囲気で答える。奏さんの回答に間藤さんはニヤニヤしながら「そうだね」と相槌を入れる。
「部活の話題に週1しか来ないような部員の名前がよく上がることがあるのかしらね?」
奏さんの言葉に和光さんがツッコミを入れる。
「仕方ないじゃないですか。毎日来るくせに和光さんとのやりとりで話す価値になるものがひとつもないんですから」
温和な表情のままだが、口調は明らかに温和さを感じられない。
「あんなに感情剥き出しにしてくる私とのやりとりで話す価値を見出せないなんて可哀想な子ね。だからコミュニケーションがうまく取れず、友達が少ないんじゃないかしら?」
「コミュニケーションがうまく取れず、友達が少ないのはあなたも同じじゃないですか。加えて愛嬌もないくせによくそんな悪口が言えますね」
「今、私のことは関係ないはずだけど。都合が悪くなったら話をすり替えるなんて、流石は阿婆擦れさんね」
「だからその呼び名はやめてって言ってるじゃないですか。何回言えば分かるんですか。あなたの知能はお猿さん以下ですか」
言遊部の時と同様、二人は話すや否やすぐ喧嘩に走る。
「仲良しな二人だね」
喧騒な二人の様子を見ていると、間藤さんが僕に近寄って声をかけてくる。
「とても仲が良いようには思えないですがね。いつも喧嘩ばかりしてますし」
「喧嘩するほど仲が良いってやつだよ。ちょっと羨ましいくらいにね」
「羨ましい?」
「奏は何事も穏便に済ませるタイプだと思ってたからね。あんなに喧嘩腰な一面があるとは思ってなかった。私の知らない一面を他の人に見せるのは、親友としてはちょっと妬いちゃうな」
「明るくて優しそうな間藤さんに、喧嘩腰な一面は流石に見せれないと思いますよ。奏さんが普段間藤さんに見せている一面を和光さんには見せていないでしょうしね。適材適所ってやつですよ」
「適材適所か。そうかもしれないね。なら、妬く必要はないか。ずっと喧嘩腰は流石に嫌だからな。それにしても、私のことを明るく優しいと言ってくれるなんて。もしかして口説いたりしている?」
間藤さんはそう言って不敵に微笑む。彼女の言葉によって日和の姿が脳裏に浮かぶ。
「彼女がいるのにそんなことできるわけじゃないですか」
「ご、ごめん……」
答えた際の僕の声音は自分でもびっくりするくらい冷たかった。異様な空気を感じたのか、間藤さんは若干引いた様子で謝罪する。
僕は彼女の対応を見て、まずいと感じた。
「あ、えっと……」
まずいと思ったものの、どう言えば良いか迷う。
「そうだ」
ふと、気まずい雰囲気の打開策を思いつく。
「間藤さん、ひとつ聞きたいことがあるんですが、聞いても良いですか?」
今度は僕が質問側に回る。話をすり替えることで、今の話をなかったことにする作戦だ。先ほどの奏さんと和光さんのやりとりから思いついた。
間藤さんは焦った表情から一転して呆けた表情を見せた。
「いいよ。私に答えられることならね」
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