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水の聖霊キュア
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「見なさいよ、リーフ!あの魚捕まえた方が勝ちにしない?!」
「だから人の聖域の生物に手を出しちゃ駄目です!」
ここは回復能力に長けたキュアがいる聖域、アクア
目の前に大きな川が流れ透き通った水からは沢山の魚や生態系が伺い知れる。
基本的に天界はルナの聖域を除いて下界の昼の様な明るさを一日中保っている。
グランがルナの聖域に入り膝枕をされてすぐ眠りに入ったのは安心感だけではなく他の聖域とは違う夜の雰囲気が眠りを誘うのだ。
「グラン、もう首の様子は大丈夫?」
「余裕よ!私からしたらあんな一撃大したことないわ♪」
どこがよ、気絶したくせにとゆう言葉は優しいリーフの口からは出てこなかったし思いもしなかった。
代わりに出たのはグランをきちんと回復してくれたキュアへの感謝の言葉。
「キュア、有り難うございました。
水の生態系の調査で忙しい中たまたま帰って来ているのに2日連続で時間作ってくださり。」
「ふふ相変わらず丁寧な子ね。全然大丈夫ですよ。
そんな水くさい、水だけに………ぷっ。」
「最近は水の汚染もひどくなっていて浄化するの大変じゃないですか?」
「そうね、人間達が水の有り難みを忘れてしまっているのかな。」
「生命の全ての源ですから大切にしてほしいですよね。」
「そうね、皆のもの、源を大切にしろ………ぷっ。」
「リーフ、キュア!ここに土の城作っていい?」
「だから人の聖域で術はやめてくださいよ!」
「土の城を造りたい?つちにしろ(好きにしろ)……ぷっ。」
水の聖霊キュア、青い髪と澄んだ青い瞳を持つ美しい聖霊。
ペンギンや煮干しが好きで人間界に降りては日本の水族館や干し物屋に行く。
調子がよく気分が乗っているとダジャレを言うが、聖霊界には突っ込みとゆう文化がないので水のように流されている。
攻撃霊術が使えないので悪霊退治には行かないが、浮遊霊を成仏させた件数は聖霊達の中でも群を抜いている。
「それよりどうしたの?二人揃ってアクアに来るのは珍しいわね?」
ダジャレを言っている時のキュアなら前置きや特別なことをしなくてもお願いを聞いてくれると、空気や感情を汲み取るのがうまいリーフはわかっている。
グランと見た目は双子のようだが中身は正反対だ。
「実はグランに支援霊術をかけてあげておいてほしいんです。」
「グランに支援霊術?勿論いいけど、それは今回の神木の件に関係しているの?それだけ深刻なの?
そうならグランを行かせるのはどうかと思うけど。」
「おーい、リーフ!キュア!ここに土の銅像立てていい?おーい!」
「神木の件です。ルナの予知でもほとんど見えないみたいなんです。ただ2つだけ見えたのが、場所とそこにさ迷うであろう浮遊霊、それだけです。」
ルナは予知の能力がある。
しかしそれはハッキリとわかるものではなく何となく具体的にわかるものだ。
何時何分にどこからどこへ向かう電車がどこへくるとゆう明確なものではなく、この辺に南方向へ向かう何か乗り物の様な物が近いうちに来るかも知れないとゆう程度だ。
「うーん、なら特段問題はなさそうだけど、グランはまだランスの件でトラウマになってるだろうし、念の為に何人かで行った方がよくない?」
「それも言ってみたんですが、強い霊力を持つ聖霊達が何人も下界の同じ場所で密集するのは………それこそあの日のように下界に悪影響があるだろうって。」
「………まぁ、確かにそうね ルナがハッキリ見えている状態ならまだしも見えていない状態なわけだし。」
「おーい!ダメって言わないなら造っちゃうわよー!」
「そうなんです、私やキュアは調査、ルナが下界に降りるなんて危険はもってのほか、メラとサンはルナとジンの護衛
となるとグランが適任……」
「………アースクエイク!」
「デスペルト!」
二人に相手にされないグランが、土の城を造る為に隙を見て唱えた霊術はキュアの霊術により無効化された。
「うわぁーん!!」
「わかった、私はグランより先に下界に降りることになると思うから、できるだけ気にかけておくわね。
支援魔法はどんなのがいいの?
重ね掛けすると能力は複数上がるけど早く効力きれちゃうわよ。」
「できるだけ長く一つの効果を持続できるようにしてあげてください。」
「………アースピラー!!」
「デスペルト!サイレント!」
「もおぉぉぉ!!!!」
土の塔を造ろうとした霊術を無効化され、霊術を一定時間使えなくする術を追い討ちでくらったグランはつまらなそうにふてくされながら、大地に寝そべり傾斜のある川沿いを鉛筆の様に転がり始めた。
「ではどんな効果のある術を?」
「アナボリーでお願いします。」
アナボリーとは体全体の本来の能力を上げる術、腕力や脚力、持久力もあがる。
特に腕力に特化した術はアームボリック、脚力に特化した術はフットボリック等複数の術がある。
「アナボリー?いいけどあの子は霊術をそのまま攻撃に使うタイプよね?それなら霊力を上げる術の方が……」
「そうなんですけど、あの子、足がとても遅いのを気にしていて……何かあった時のためにも体力強化をと。」
「ならフットボリックにしたらいいんじゃないの?」
「足が遅いのは一番なんですが、他にも腹筋ができなかったり懸垂ができなかったり、けどなぜか握力だけがやたら強いので困ってるんです!」
グランバットのことを言っているのだろうなとキュアは即座に理解した。
「わっわかったわ、アナボリーは全身強化だから部位強化より早く効力が切れるけど、できるだけ長く持続するようにしておくわね。」
「よかった、キュア、有り難うございます。」
「今かけるの?」
「いえ、今かけたらどこまでも転がって行きそうなので満足してこっちに帰って来てからお願いします。」
川の水が流れる音だけが聴こえていた聖域アクアにグランの転がる音が追加された。
「だから人の聖域の生物に手を出しちゃ駄目です!」
ここは回復能力に長けたキュアがいる聖域、アクア
目の前に大きな川が流れ透き通った水からは沢山の魚や生態系が伺い知れる。
基本的に天界はルナの聖域を除いて下界の昼の様な明るさを一日中保っている。
グランがルナの聖域に入り膝枕をされてすぐ眠りに入ったのは安心感だけではなく他の聖域とは違う夜の雰囲気が眠りを誘うのだ。
「グラン、もう首の様子は大丈夫?」
「余裕よ!私からしたらあんな一撃大したことないわ♪」
どこがよ、気絶したくせにとゆう言葉は優しいリーフの口からは出てこなかったし思いもしなかった。
代わりに出たのはグランをきちんと回復してくれたキュアへの感謝の言葉。
「キュア、有り難うございました。
水の生態系の調査で忙しい中たまたま帰って来ているのに2日連続で時間作ってくださり。」
「ふふ相変わらず丁寧な子ね。全然大丈夫ですよ。
そんな水くさい、水だけに………ぷっ。」
「最近は水の汚染もひどくなっていて浄化するの大変じゃないですか?」
「そうね、人間達が水の有り難みを忘れてしまっているのかな。」
「生命の全ての源ですから大切にしてほしいですよね。」
「そうね、皆のもの、源を大切にしろ………ぷっ。」
「リーフ、キュア!ここに土の城作っていい?」
「だから人の聖域で術はやめてくださいよ!」
「土の城を造りたい?つちにしろ(好きにしろ)……ぷっ。」
水の聖霊キュア、青い髪と澄んだ青い瞳を持つ美しい聖霊。
ペンギンや煮干しが好きで人間界に降りては日本の水族館や干し物屋に行く。
調子がよく気分が乗っているとダジャレを言うが、聖霊界には突っ込みとゆう文化がないので水のように流されている。
攻撃霊術が使えないので悪霊退治には行かないが、浮遊霊を成仏させた件数は聖霊達の中でも群を抜いている。
「それよりどうしたの?二人揃ってアクアに来るのは珍しいわね?」
ダジャレを言っている時のキュアなら前置きや特別なことをしなくてもお願いを聞いてくれると、空気や感情を汲み取るのがうまいリーフはわかっている。
グランと見た目は双子のようだが中身は正反対だ。
「実はグランに支援霊術をかけてあげておいてほしいんです。」
「グランに支援霊術?勿論いいけど、それは今回の神木の件に関係しているの?それだけ深刻なの?
そうならグランを行かせるのはどうかと思うけど。」
「おーい、リーフ!キュア!ここに土の銅像立てていい?おーい!」
「神木の件です。ルナの予知でもほとんど見えないみたいなんです。ただ2つだけ見えたのが、場所とそこにさ迷うであろう浮遊霊、それだけです。」
ルナは予知の能力がある。
しかしそれはハッキリとわかるものではなく何となく具体的にわかるものだ。
何時何分にどこからどこへ向かう電車がどこへくるとゆう明確なものではなく、この辺に南方向へ向かう何か乗り物の様な物が近いうちに来るかも知れないとゆう程度だ。
「うーん、なら特段問題はなさそうだけど、グランはまだランスの件でトラウマになってるだろうし、念の為に何人かで行った方がよくない?」
「それも言ってみたんですが、強い霊力を持つ聖霊達が何人も下界の同じ場所で密集するのは………それこそあの日のように下界に悪影響があるだろうって。」
「………まぁ、確かにそうね ルナがハッキリ見えている状態ならまだしも見えていない状態なわけだし。」
「おーい!ダメって言わないなら造っちゃうわよー!」
「そうなんです、私やキュアは調査、ルナが下界に降りるなんて危険はもってのほか、メラとサンはルナとジンの護衛
となるとグランが適任……」
「………アースクエイク!」
「デスペルト!」
二人に相手にされないグランが、土の城を造る為に隙を見て唱えた霊術はキュアの霊術により無効化された。
「うわぁーん!!」
「わかった、私はグランより先に下界に降りることになると思うから、できるだけ気にかけておくわね。
支援魔法はどんなのがいいの?
重ね掛けすると能力は複数上がるけど早く効力きれちゃうわよ。」
「できるだけ長く一つの効果を持続できるようにしてあげてください。」
「………アースピラー!!」
「デスペルト!サイレント!」
「もおぉぉぉ!!!!」
土の塔を造ろうとした霊術を無効化され、霊術を一定時間使えなくする術を追い討ちでくらったグランはつまらなそうにふてくされながら、大地に寝そべり傾斜のある川沿いを鉛筆の様に転がり始めた。
「ではどんな効果のある術を?」
「アナボリーでお願いします。」
アナボリーとは体全体の本来の能力を上げる術、腕力や脚力、持久力もあがる。
特に腕力に特化した術はアームボリック、脚力に特化した術はフットボリック等複数の術がある。
「アナボリー?いいけどあの子は霊術をそのまま攻撃に使うタイプよね?それなら霊力を上げる術の方が……」
「そうなんですけど、あの子、足がとても遅いのを気にしていて……何かあった時のためにも体力強化をと。」
「ならフットボリックにしたらいいんじゃないの?」
「足が遅いのは一番なんですが、他にも腹筋ができなかったり懸垂ができなかったり、けどなぜか握力だけがやたら強いので困ってるんです!」
グランバットのことを言っているのだろうなとキュアは即座に理解した。
「わっわかったわ、アナボリーは全身強化だから部位強化より早く効力が切れるけど、できるだけ長く持続するようにしておくわね。」
「よかった、キュア、有り難うございます。」
「今かけるの?」
「いえ、今かけたらどこまでも転がって行きそうなので満足してこっちに帰って来てからお願いします。」
川の水が流れる音だけが聴こえていた聖域アクアにグランの転がる音が追加された。
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