16 / 18
成宮貴子は、からかうのがお好き! ①
しおりを挟む
街に赤や緑のクリスマスカラーの彩りが現れ始めた11月の中旬の週末。
私たちのマンションに貴子が遊びに来た。
しかし、秋兎さんの眉間には深いシワ…。
最近、秋兎さんは貴子の訪問をあまり歓迎していない。
何故なら…
「絶対にダメです!」
「良いじゃん!減るもんじゃないし!」
「柚子さんにそんなもん見せたくありません!」
何度目だろう…この攻防は…。
「そんなもんって、宇佐美さんの仕事でしょ!?」
「だから嫌なんですよ!」
「別に映倫のR18指定は受けてないし、ハウツービデオなんだから、本番じゃないしイイじゃん!」
「聖域侵犯をされたくないんですよ!柚子さんには確かに僕が有りとあらゆることを教えてますが、それを僕の映像と共になんて、柚子さんに説明させたくありません!」
「うわっ…“有りとあらゆる”って、サラッと言ったよ!この人!!」
居たたまれない…。
確かに、秋兎さんに色々教え込まれちゃってる。
男性の好きなこととか…。
でも、貴子が本当に私に聞きたいのは、そこではない。
何故、ここまで貴子が熱心に秋兎さんのDVD鑑賞を私と一緒にしたがっているのかというと、貴子は“デートDV”の防止を目的としたボランティアをしていて、特に性的な方面での“デートDV”の防止に、“AV男優・宇佐美 樹”の力を借りられないか?と思ったから。
“宇佐美 樹のハウツーLOVEレッスン”は、愛され方、愛し方を学ぶ教材としてなりうるか?
私、個人の感想というよりは、雑誌編集者としての意見を貴子は聞きたいのだ。
でも、どうやら貴子は秋兎さんにそれを説明したくないらしい。
半分は秋兎さんをからかう為…でも、半分は彼の立場を考えると何処まで公に引き出して良いのか?という貴子なりの気遣い。
器用なんだか不器用なんだか、良く分からないのが“成宮 貴子”って存在なんだと私は理解しているけど…。
あとから、秋兎さんにはフォロー入れなきゃ…。
「とにかくダメです!あまり身内に見られるのもどうかとも思いますが、100歩譲って貴子さんが鑑賞されるなら御自由にどうぞ!」
そう言って、秋兎さんは書斎へと向かった。
「ふん、諦めないからねぇ~!」
貴子は秋兎さんの背中に向かって、大きな声で言ったが、ドアを閉める音はそれを拒否していた。
「貴子、やっぱりちゃんと話そうよ。秋兎さん、ちゃんと話せば分かってくれると思うし…。」
紅茶のお代わりを淹れながら、私は貴子を説得していた。
「うーん、でももうちょっとだけ、宇佐美さんをからかいたいかなぁ~。」
「またそんなこと言ってる…。」
貴子は面白そうにカラカラと笑った。
「まぁ…“秋兎さん”としては、柚子を十分に大切にしているよね。ちゃんと“宇佐美さん”としての仕事と“秋兎さん”としてのプライベートの住み分けを完璧にしている辺りは立派!本当に“デートDV”なんて縁のない程遠い人物だわね。」
「うん…大切にしてもらってる!」
私は貴子の言葉に顔が少し熱を持つのを自覚した。
「でもさ…柚子、本当に“宇佐美 樹”として存在する彼を許してる?仕事とはいえ他の女を抱く男だよ?」
少し遠慮がちに貴子は私に訊ねた。
「うーん、一般的な常識で考えるなら、“許せない!”って思うのかも知れないけど…私が元・役者だからかなぁ…?完全に“宇佐美 樹”と“御鷹 秋兎”の存在を別にして見ているんだよね。“御鷹 秋兎”が浮気するのは許せないけど、“宇佐美 樹”が仕事で女優を抱くことには、あまり抵抗がないの。だって、その世界の役でしかないから。普通の役者だって、作品に必要だと言われれば、デープキスだって、裸を晒して濡れ場だって演じる訳だしね。」
「そっか…」
「ただし…だからと言ってハウツー物はともかく、彼の出演作の鑑賞はしたくないかなぁ…。やっぱり、目の当たりにしちゃうと今の私の気持ちも揺らぎそうな気がして…。彼の仕事を応援できなくなるのが…怖い。真剣に役者として取り組んでる秋兎さんに“宇佐美 樹を辞めて欲しい!”なんて言いたくないから…。」
「それは…“君嶋 ゆこ”でなくなった柚子の未練?」
「今も“君嶋 ゆこ”を消したことは後悔してないよ。でも…発作が原因でマイクの前に立てなくなったことで、声優でいることを諦めなければならなかったことは…身を削がれるほどに辛かった。なんだかんだ言っても、あの時の私の世界の大半を占めていたから。“演じたいのに演じられない…。”そんな思いを秋兎さんにはさせたくないの。私のワガママで秋兎さんから役者の仕事を奪いたくないんだ。元々、長い下積みを経験している人だし。」
「…普通の人間には理解しがたい愛だね。ある程度、寛容な私でも何となくしか分からない。」
貴子は溜め息混じりにそう言って、紅茶を飲んだ。
「そうかも…。元々、役者は色々吹っ切ってないと出来ない職業だしね。中途半端な私的な感情や羞恥心は演技の邪魔になるだけだし。…そう言えば昔、先輩に言われた事があったなぁ…『役者はドSでドM!古傷抉って心から血を流しながらでも体現して演じるには、変態でなければ成り立たない!』って…。」
「変態…って…柚子…アンタって、実は本当にDEEPな世界に生きてたんだね…。」
「まぁ…ね。」
私は貴子の片頬がヒクヒクしてるのを見ながら苦笑いした。
「…だからね、そのDEEPな世界の最たる場所で、秋兎さんがこれからも生きていくつもりなら、私ぐらいは応援したいの。そもそも“AV男優”って職業が本当に嫌なら、最初から彼を好きになったりしなかったと思う。私は単純に“彼”だったから好きになったんだもん。どんな看板つけて歩こうが、私は生身の彼を信じるし、愛していける自信が少しずつついてるの。」
クッキーを摘まんで、紅茶を飲み干してた貴子は生暖かい目で私を見た。
目の前に差し出された空のティーカップを受け取って、おかわりの紅茶を注いだ。
「まぁ、あれだけ大切にされて秋兎さんから盲目的な愛を注がれてりゃ自信つくわね…。目の前に水溜まりを見つければ、レインブーツ履いてる柚子をわざわざ抱き上げて跨ぐし、あの人は…。ドレス着てるとかならまだ理解出来るけど、パンツルックにレインブーツ履いてるのにだよ!?あれ見た時はいつの時代の紳士かと思ったわ!どう見ても過保護過ぎるわよ!」
「…あれでも控え目になったのよ?前は危険だからって、一緒にいるのに料理すらさせてくれなかったんだから。繕い物していて指をちょっと刺しただけで大騒ぎされたときは、さすがにドン引きしたなぁ…。血がちょっと出ただけなのに、包帯でグルグル巻きにされるし1時間ごとに消毒しようとするし…。」
「…病院の手術後だって、そんなに消毒せんわい…。」
「だよね…。」
貴子と顔を見合わせて、プッと噴き出したあと二人で笑った。
「アンタたちのことはアンタたちにしか分からないんだろうから、もう言わないけど…ちゃんと溜め込まないで私には話すのよ?アンタは溜め込みやすいんだから!」
「分かってる!秋兎さんにも言われてるから…」
「はいはい、ご馳走さま!」
「貴子も、なるべく早くちゃんと秋兎さんに理由を話してね?貴子のボランティアの話、秋兎さんも真剣に聞いてくれると思うから…。」
「うーん、からかい甲斐あるからなぁ…宇佐美さんは…。まぁ…でも早めにちゃんと話すわ。セミナーまでには話を固めたいし。さて…そろそろ仁彦が帰ってくるしお暇するわ。」
貴子はコートを手に取ると立ち上がった。
「今度は秋兎さんとケンカしないでね?貴子と一緒にお夕飯食べたいし。」
「分かったってばぁ…」
帰り際、ドアの閉まっている書斎に向かって、貴子は大きな声で話しかけた。
「宇佐美さん、また来ますね~!」
中からガタッという音が聞こえて、貴子は満足そうに笑うとスキップしながら玄関へと向かった。
私たちのマンションに貴子が遊びに来た。
しかし、秋兎さんの眉間には深いシワ…。
最近、秋兎さんは貴子の訪問をあまり歓迎していない。
何故なら…
「絶対にダメです!」
「良いじゃん!減るもんじゃないし!」
「柚子さんにそんなもん見せたくありません!」
何度目だろう…この攻防は…。
「そんなもんって、宇佐美さんの仕事でしょ!?」
「だから嫌なんですよ!」
「別に映倫のR18指定は受けてないし、ハウツービデオなんだから、本番じゃないしイイじゃん!」
「聖域侵犯をされたくないんですよ!柚子さんには確かに僕が有りとあらゆることを教えてますが、それを僕の映像と共になんて、柚子さんに説明させたくありません!」
「うわっ…“有りとあらゆる”って、サラッと言ったよ!この人!!」
居たたまれない…。
確かに、秋兎さんに色々教え込まれちゃってる。
男性の好きなこととか…。
でも、貴子が本当に私に聞きたいのは、そこではない。
何故、ここまで貴子が熱心に秋兎さんのDVD鑑賞を私と一緒にしたがっているのかというと、貴子は“デートDV”の防止を目的としたボランティアをしていて、特に性的な方面での“デートDV”の防止に、“AV男優・宇佐美 樹”の力を借りられないか?と思ったから。
“宇佐美 樹のハウツーLOVEレッスン”は、愛され方、愛し方を学ぶ教材としてなりうるか?
私、個人の感想というよりは、雑誌編集者としての意見を貴子は聞きたいのだ。
でも、どうやら貴子は秋兎さんにそれを説明したくないらしい。
半分は秋兎さんをからかう為…でも、半分は彼の立場を考えると何処まで公に引き出して良いのか?という貴子なりの気遣い。
器用なんだか不器用なんだか、良く分からないのが“成宮 貴子”って存在なんだと私は理解しているけど…。
あとから、秋兎さんにはフォロー入れなきゃ…。
「とにかくダメです!あまり身内に見られるのもどうかとも思いますが、100歩譲って貴子さんが鑑賞されるなら御自由にどうぞ!」
そう言って、秋兎さんは書斎へと向かった。
「ふん、諦めないからねぇ~!」
貴子は秋兎さんの背中に向かって、大きな声で言ったが、ドアを閉める音はそれを拒否していた。
「貴子、やっぱりちゃんと話そうよ。秋兎さん、ちゃんと話せば分かってくれると思うし…。」
紅茶のお代わりを淹れながら、私は貴子を説得していた。
「うーん、でももうちょっとだけ、宇佐美さんをからかいたいかなぁ~。」
「またそんなこと言ってる…。」
貴子は面白そうにカラカラと笑った。
「まぁ…“秋兎さん”としては、柚子を十分に大切にしているよね。ちゃんと“宇佐美さん”としての仕事と“秋兎さん”としてのプライベートの住み分けを完璧にしている辺りは立派!本当に“デートDV”なんて縁のない程遠い人物だわね。」
「うん…大切にしてもらってる!」
私は貴子の言葉に顔が少し熱を持つのを自覚した。
「でもさ…柚子、本当に“宇佐美 樹”として存在する彼を許してる?仕事とはいえ他の女を抱く男だよ?」
少し遠慮がちに貴子は私に訊ねた。
「うーん、一般的な常識で考えるなら、“許せない!”って思うのかも知れないけど…私が元・役者だからかなぁ…?完全に“宇佐美 樹”と“御鷹 秋兎”の存在を別にして見ているんだよね。“御鷹 秋兎”が浮気するのは許せないけど、“宇佐美 樹”が仕事で女優を抱くことには、あまり抵抗がないの。だって、その世界の役でしかないから。普通の役者だって、作品に必要だと言われれば、デープキスだって、裸を晒して濡れ場だって演じる訳だしね。」
「そっか…」
「ただし…だからと言ってハウツー物はともかく、彼の出演作の鑑賞はしたくないかなぁ…。やっぱり、目の当たりにしちゃうと今の私の気持ちも揺らぎそうな気がして…。彼の仕事を応援できなくなるのが…怖い。真剣に役者として取り組んでる秋兎さんに“宇佐美 樹を辞めて欲しい!”なんて言いたくないから…。」
「それは…“君嶋 ゆこ”でなくなった柚子の未練?」
「今も“君嶋 ゆこ”を消したことは後悔してないよ。でも…発作が原因でマイクの前に立てなくなったことで、声優でいることを諦めなければならなかったことは…身を削がれるほどに辛かった。なんだかんだ言っても、あの時の私の世界の大半を占めていたから。“演じたいのに演じられない…。”そんな思いを秋兎さんにはさせたくないの。私のワガママで秋兎さんから役者の仕事を奪いたくないんだ。元々、長い下積みを経験している人だし。」
「…普通の人間には理解しがたい愛だね。ある程度、寛容な私でも何となくしか分からない。」
貴子は溜め息混じりにそう言って、紅茶を飲んだ。
「そうかも…。元々、役者は色々吹っ切ってないと出来ない職業だしね。中途半端な私的な感情や羞恥心は演技の邪魔になるだけだし。…そう言えば昔、先輩に言われた事があったなぁ…『役者はドSでドM!古傷抉って心から血を流しながらでも体現して演じるには、変態でなければ成り立たない!』って…。」
「変態…って…柚子…アンタって、実は本当にDEEPな世界に生きてたんだね…。」
「まぁ…ね。」
私は貴子の片頬がヒクヒクしてるのを見ながら苦笑いした。
「…だからね、そのDEEPな世界の最たる場所で、秋兎さんがこれからも生きていくつもりなら、私ぐらいは応援したいの。そもそも“AV男優”って職業が本当に嫌なら、最初から彼を好きになったりしなかったと思う。私は単純に“彼”だったから好きになったんだもん。どんな看板つけて歩こうが、私は生身の彼を信じるし、愛していける自信が少しずつついてるの。」
クッキーを摘まんで、紅茶を飲み干してた貴子は生暖かい目で私を見た。
目の前に差し出された空のティーカップを受け取って、おかわりの紅茶を注いだ。
「まぁ、あれだけ大切にされて秋兎さんから盲目的な愛を注がれてりゃ自信つくわね…。目の前に水溜まりを見つければ、レインブーツ履いてる柚子をわざわざ抱き上げて跨ぐし、あの人は…。ドレス着てるとかならまだ理解出来るけど、パンツルックにレインブーツ履いてるのにだよ!?あれ見た時はいつの時代の紳士かと思ったわ!どう見ても過保護過ぎるわよ!」
「…あれでも控え目になったのよ?前は危険だからって、一緒にいるのに料理すらさせてくれなかったんだから。繕い物していて指をちょっと刺しただけで大騒ぎされたときは、さすがにドン引きしたなぁ…。血がちょっと出ただけなのに、包帯でグルグル巻きにされるし1時間ごとに消毒しようとするし…。」
「…病院の手術後だって、そんなに消毒せんわい…。」
「だよね…。」
貴子と顔を見合わせて、プッと噴き出したあと二人で笑った。
「アンタたちのことはアンタたちにしか分からないんだろうから、もう言わないけど…ちゃんと溜め込まないで私には話すのよ?アンタは溜め込みやすいんだから!」
「分かってる!秋兎さんにも言われてるから…」
「はいはい、ご馳走さま!」
「貴子も、なるべく早くちゃんと秋兎さんに理由を話してね?貴子のボランティアの話、秋兎さんも真剣に聞いてくれると思うから…。」
「うーん、からかい甲斐あるからなぁ…宇佐美さんは…。まぁ…でも早めにちゃんと話すわ。セミナーまでには話を固めたいし。さて…そろそろ仁彦が帰ってくるしお暇するわ。」
貴子はコートを手に取ると立ち上がった。
「今度は秋兎さんとケンカしないでね?貴子と一緒にお夕飯食べたいし。」
「分かったってばぁ…」
帰り際、ドアの閉まっている書斎に向かって、貴子は大きな声で話しかけた。
「宇佐美さん、また来ますね~!」
中からガタッという音が聞こえて、貴子は満足そうに笑うとスキップしながら玄関へと向かった。
0
あなたにおすすめの小説
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
恋と首輪
山猫
恋愛
日本屈指の名門・城聖高校には、生徒たちが逆らえない“首輪制度”が存在する。
絶対的支配者・東雲財閥の御曹司、東雲 蓮の「選んだ者」は、卒業まで彼の命令に従わなければならない――。
地味で目立たぬ存在だった月宮みゆは、なぜかその“首輪”に選ばれてしまう。
冷酷非情と思っていた蓮の、誰にも見せない孤独と優しさに触れた時、みゆの心は静かに揺れはじめる。
「おめでとう、今日から君は俺の所有物だ。」
イケメン財閥御曹司
東雲 蓮
×
「私はあなたが嫌いです。」
訳あり平凡女子
月宮 みゆ
愛とか恋なんて馬鹿らしい。 愚かな感情だ。
訳ありのふたりが、偽りだらけの学園で紡ぐカーストラブ。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
一条さん結婚したんですか⁉︎
あさとよる
恋愛
みんなの憧れハイスペックエリートサラリーマン『一条 美郷(※超イケメン)』が、結婚してしまった⁉︎
嫁ラブの旦那様と毒舌地味嫁(花ちゃん)....とっ!その他大勢でお送りしますっ♡
((残念なイケメンの一途過ぎる溺愛♡))のはじまりはじまり〜
⭐︎本編は完結しております⭐︎
⭐︎番外編更新中⭐︎
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる