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第1章〜生活〜
痛い、いたい、苦しみ
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あー……、圧迫感……。
目が覚めたら少年が僕に乗っかりながら寝てた。そこで昨日の記憶を思い出す。
昨日、僕らは仲良くソファーで寝た。
「………よいしょ」
僕は少年を退かして風呂に入る。本当は昨日入りたかったのだが。なんか色んなものでベタベタとして気持ちが悪い。
サーっと体を洗い、さっさと出る。ついでに湯船にお湯を張っておく。
僕が風呂から上がっても少年は未だ寝ていた。僕としてはそっちの方が好都合ではあるが。
早速ご飯を作っていく。少年を見た感じご飯を全くと言っていいほど食べていなかったことがわかる。なので、そんな人にオススメの雑炊を作る。
ほうれん草やら人参やらの材料を細かく刻んでいく。暖まるように生姜も入れる。
本当に、ここに来て料理が上手になったとつくづく思う。
鍋でグツグツ煮込んでいる間に、少年はやっと起き出した。
「………気分は大丈夫?」
僕は少年に聞く。少年は僕を見て、昨日のように目を見開いている。
「………」
「………」
無言の空間がなんとも言えない空気をうむ。そこで、少年は喋れないことを思い出す。うっかり。
「………ああ。」
えぇ....(困惑)、喋れるんかい。昨日喋れなかったじゃん。しかもこの年でイケボ。
「喉はもう大丈夫?」
「………」
少年は今思い出したというように自分の喉を触る。包帯を巻いているので傷は見えない。
僕はその包帯を解いていく。その間にも少年はこちらをじっと見ている。
「………傷はもう塞がったの」
ビックリ。傷の治りが早い。あんなに酷かった傷は、もううっすらと残っている程度しかみえない。
あー、でもこっちの方が好都合。
「………こっちおいで、風呂はいろ」
「………ふろ?」
少年の有無を言わさず風呂場へ連行した。
多分、風呂に入ったことがないのだろうなと考える。なので入り方を教える。さすがに汚れたままで家に居て欲しくない。
少年の服を脱がせて椅子に座らせる。まだよくわかってない顔で少年はこちらを見てる。僕は少年にお湯をかぶせる。すると少年は大袈裟にびくりと跳ねた。
「ごめん、大丈夫?」
「…ああ。」
大丈夫そうなので、石鹸の使い方を教える。泡立つ石鹸を少年は不思議そうに見てた。今回だけ特別に髪も洗ってやる。腰まである髪はとても洗いずらい。
「………しっかり泡立てて、頭につけて、汚れを落として。」
「………ん」
頭を洗っている間、気持ち良さそうにしていた。気持ちはわかる。
僕は少年にきちんと体も洗った後、湯船に浸かることを言いつけて風呂場を後にして、少年の服を用意する。僕の趣味のおかげで服の予備はたくさんある。
少年が風呂に入っている間に、残りの調理をやって完成させた。ついでに、色々あって混乱しているだろう少年のためにレモンバームのハーブティーの準備もする。
しばらくすると少年が出てきた。青白かった肌が少し人間味のある色に戻っている。
僕は少年の身体を拭いてやり、服を着せる手伝いをする。その間にも少年は何もせずこちらを見ているだけだった。
服を着せ終わった僕は、直ぐに台所にあるテーブルに連れていく。
椅子に少年を座らせた僕は、器に移したおいた雑炊とぬるめのお湯を持っていく。
「………食べて」
「………」
「………?」
少年は食べようとしない。ずっとこちらを見てる。よく分からないが、僕は雑炊を食べてもらいたい。なので強行突破に移る。
僕は雑炊をスプーンで掬ってフーフーと少し冷まして少年の前に持っていく。
「………食べて」
「……なんで……」
「ん……何が」
少年が小さい声で呟いた。何に対する“なんで”なのかが分からず聞く。
「………何故俺を助けた?何故俺にここまでしてくれる?何故そこまで……」
「………そういえば………なんで、かな」
確かになんでだろう。どうしてここまで僕は少年に尽くしたのか。うーん、なんでだろ。
「………もしも、お前が俺に可哀想だから、とか憐れんで、とかなら要らない。……同情なんていらない!元はお前らのせいなのに、お前らが悪いのに!可哀想だって、憐れで仕方ないって、偽善者ぶるお前らなんか、大っ嫌いだ!」
目が覚めたら少年が僕に乗っかりながら寝てた。そこで昨日の記憶を思い出す。
昨日、僕らは仲良くソファーで寝た。
「………よいしょ」
僕は少年を退かして風呂に入る。本当は昨日入りたかったのだが。なんか色んなものでベタベタとして気持ちが悪い。
サーっと体を洗い、さっさと出る。ついでに湯船にお湯を張っておく。
僕が風呂から上がっても少年は未だ寝ていた。僕としてはそっちの方が好都合ではあるが。
早速ご飯を作っていく。少年を見た感じご飯を全くと言っていいほど食べていなかったことがわかる。なので、そんな人にオススメの雑炊を作る。
ほうれん草やら人参やらの材料を細かく刻んでいく。暖まるように生姜も入れる。
本当に、ここに来て料理が上手になったとつくづく思う。
鍋でグツグツ煮込んでいる間に、少年はやっと起き出した。
「………気分は大丈夫?」
僕は少年に聞く。少年は僕を見て、昨日のように目を見開いている。
「………」
「………」
無言の空間がなんとも言えない空気をうむ。そこで、少年は喋れないことを思い出す。うっかり。
「………ああ。」
えぇ....(困惑)、喋れるんかい。昨日喋れなかったじゃん。しかもこの年でイケボ。
「喉はもう大丈夫?」
「………」
少年は今思い出したというように自分の喉を触る。包帯を巻いているので傷は見えない。
僕はその包帯を解いていく。その間にも少年はこちらをじっと見ている。
「………傷はもう塞がったの」
ビックリ。傷の治りが早い。あんなに酷かった傷は、もううっすらと残っている程度しかみえない。
あー、でもこっちの方が好都合。
「………こっちおいで、風呂はいろ」
「………ふろ?」
少年の有無を言わさず風呂場へ連行した。
多分、風呂に入ったことがないのだろうなと考える。なので入り方を教える。さすがに汚れたままで家に居て欲しくない。
少年の服を脱がせて椅子に座らせる。まだよくわかってない顔で少年はこちらを見てる。僕は少年にお湯をかぶせる。すると少年は大袈裟にびくりと跳ねた。
「ごめん、大丈夫?」
「…ああ。」
大丈夫そうなので、石鹸の使い方を教える。泡立つ石鹸を少年は不思議そうに見てた。今回だけ特別に髪も洗ってやる。腰まである髪はとても洗いずらい。
「………しっかり泡立てて、頭につけて、汚れを落として。」
「………ん」
頭を洗っている間、気持ち良さそうにしていた。気持ちはわかる。
僕は少年にきちんと体も洗った後、湯船に浸かることを言いつけて風呂場を後にして、少年の服を用意する。僕の趣味のおかげで服の予備はたくさんある。
少年が風呂に入っている間に、残りの調理をやって完成させた。ついでに、色々あって混乱しているだろう少年のためにレモンバームのハーブティーの準備もする。
しばらくすると少年が出てきた。青白かった肌が少し人間味のある色に戻っている。
僕は少年の身体を拭いてやり、服を着せる手伝いをする。その間にも少年は何もせずこちらを見ているだけだった。
服を着せ終わった僕は、直ぐに台所にあるテーブルに連れていく。
椅子に少年を座らせた僕は、器に移したおいた雑炊とぬるめのお湯を持っていく。
「………食べて」
「………」
「………?」
少年は食べようとしない。ずっとこちらを見てる。よく分からないが、僕は雑炊を食べてもらいたい。なので強行突破に移る。
僕は雑炊をスプーンで掬ってフーフーと少し冷まして少年の前に持っていく。
「………食べて」
「……なんで……」
「ん……何が」
少年が小さい声で呟いた。何に対する“なんで”なのかが分からず聞く。
「………何故俺を助けた?何故俺にここまでしてくれる?何故そこまで……」
「………そういえば………なんで、かな」
確かになんでだろう。どうしてここまで僕は少年に尽くしたのか。うーん、なんでだろ。
「………もしも、お前が俺に可哀想だから、とか憐れんで、とかなら要らない。……同情なんていらない!元はお前らのせいなのに、お前らが悪いのに!可哀想だって、憐れで仕方ないって、偽善者ぶるお前らなんか、大っ嫌いだ!」
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