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鬼の宴
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~●〇●~
「なんだ…?これ…」
ある程度走ったあとにあった黒い妖力が見える場所、
そこにあったのは黒い殻だった。
何かが脱皮したような。
その’なにか’を想像したくない程に大きいそれは
禍々しい混沌を身にまとっていた。
「俺等も見たことねえよ、」
質量のあるそれを蹴りながらライが答える。
「戦闘したことのある妖怪は、よっぽどのことがない限り覚えてるんだけどね。」
ライが、と付け足す刹那、自分は覚えていないらしい。
とりあえず殻の中を見てみる。
中は真っ暗で、開けないと見えない。
「刹那、ライ。」
『うい(おう)』
二人がせーのと声を出して殻を開ける。
土とか擦れる音がする。
現れたのは、不思議な服をしたくと、
やっぱり操られていた、または顔を借りられていたということか、
ぽかんとしているの鬼の二人。そうだボク、言ってなかったっけ?
「あ、ボクの仲間のくと…寝てるけど。」
「コイツが…か?」
え?うん、ライの神妙な面持ちでの問いかけに若干引きながら答える。
その瞬間、ライの後ろに隠れた。
「お…おう、そうか、」
目を逸らし、作り笑いを浮かべていた。
なんでだ?なんか、ついてんのか?
すやすやとなにもしらずにねむっているくとを背負い、考える、
この調子だとこいつはもう操られていないな、顔を借りられただけなのかどうなのかは
今でもわからんが…でも、もういないはずだ、
となると、敵は、
きっと…
「屋敷に戻る!」
「まあ、そーだなこれ、デコイってことだろ?」
ボクから、いや、くとをせおったボクから少し遠くでライが言う。
「でも、」
刹那が、剣を取り出し、来た道に向かって犬型の衝撃波を出す。
焔のようなそれは鬱蒼とした森を照らし、、
「一筋縄じゃいかないようだね、」
同時に黒色人型を写した。
「なんだ…?これ…」
ある程度走ったあとにあった黒い妖力が見える場所、
そこにあったのは黒い殻だった。
何かが脱皮したような。
その’なにか’を想像したくない程に大きいそれは
禍々しい混沌を身にまとっていた。
「俺等も見たことねえよ、」
質量のあるそれを蹴りながらライが答える。
「戦闘したことのある妖怪は、よっぽどのことがない限り覚えてるんだけどね。」
ライが、と付け足す刹那、自分は覚えていないらしい。
とりあえず殻の中を見てみる。
中は真っ暗で、開けないと見えない。
「刹那、ライ。」
『うい(おう)』
二人がせーのと声を出して殻を開ける。
土とか擦れる音がする。
現れたのは、不思議な服をしたくと、
やっぱり操られていた、または顔を借りられていたということか、
ぽかんとしているの鬼の二人。そうだボク、言ってなかったっけ?
「あ、ボクの仲間のくと…寝てるけど。」
「コイツが…か?」
え?うん、ライの神妙な面持ちでの問いかけに若干引きながら答える。
その瞬間、ライの後ろに隠れた。
「お…おう、そうか、」
目を逸らし、作り笑いを浮かべていた。
なんでだ?なんか、ついてんのか?
すやすやとなにもしらずにねむっているくとを背負い、考える、
この調子だとこいつはもう操られていないな、顔を借りられただけなのかどうなのかは
今でもわからんが…でも、もういないはずだ、
となると、敵は、
きっと…
「屋敷に戻る!」
「まあ、そーだなこれ、デコイってことだろ?」
ボクから、いや、くとをせおったボクから少し遠くでライが言う。
「でも、」
刹那が、剣を取り出し、来た道に向かって犬型の衝撃波を出す。
焔のようなそれは鬱蒼とした森を照らし、、
「一筋縄じゃいかないようだね、」
同時に黒色人型を写した。
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