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鬼の宴
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~●〇●~
コン、たったその一言で、あとは、惨状だった。
一体の敵が苦しみ始めたと思うと、近くの敵、
いや、彼にとって味方の首を掻っ切り、吸収する。
掻っ切られた奴は、また近くのやつを無差別に切り裂いて吸収する。
珠々繋ぎに発生していく負の連鎖は、とどまることを知らず、
最後には、一人になって、
肥大化した自分の体に精神が追いつかずに、自壊した。
彼女は、涼しい顔で、ずっと見ていた。
「まじか…」
刹那が呟く。声が、それぐらいしか出ない、威圧感。
ライは、黙って、刹那の後ろに隠れた。
こちらを、彼女が観る。
よろしく、ネ。
そんな声がしたぎがして、
彼女は、笑って、瞬きをした。
「…ぁえ?あーーー!!!きのすけ!!!見つけた!!!」
「うるせぇ!!!見つけたのはこっちだ!!ボクが迷子じゃねーからな!!」
くとが、叫び、ボクは不名誉を着せられる。
迷子の子猫ちゃんはお前の方だよ。
「っはぁ~。ちゃんと人間かよ~!」
ガクブルだったライが安心したかのように刹那の後ろから出てくる。
…いや、まだ震えてるわ、静寂にマフラーよ鈴の音が小刻みに聞こえた。
「?あなたは?」
「ああ、自己紹介しなきゃ、おれは刹那、こっちでハリネズミになっているのがライ。」
ハリネズミ…というより、もうこれは、ハムスターの威嚇だろ。
くとが目を合わせようとするたびに、泳ぐ視線が面白すぎる。
ってか
「なんでそんなにおびえてんの?」
「うーーん、まあ、それは。」
「宿敵が近くにいたらおびえるだろうね、」
宿敵?
僕の言葉に答えるためなのか刹那はくとに尋ねた。
「なー、くと、だっけ、君、生い立ちわかる?」
「え…そんなの知らないよ、そんなことよりきのの角の方が気になるんだけど…」
「そんなの成り行きだ、よくある。」
ボクが答えると、心底理解できないような表情ではあったが、
刹那の質問のために想起しだす。
「うーん、知らないなあ…」
「まじか…先祖さんが有名な善人だったりしない?」
「え、わかんないよ、でも、まあ、普通の家だけどね、ねえ、どうしてそんなのきくの?」
ライがタチが悪いっていう顔をしてるよ、
その顔はガラの悪いチンピラの威嚇顔だよ…どういう顔してんだよ、
「まあ、人間の記憶なんてそんなもんか。
骸…ライは、君の後ろに憑いている一柱のお稲荷さんが気になるんだよ。」
クトは気づいていないし、ボクももう見えないけど、
さっきの技はすごかった。それだけ強い何かがついているんだ、気になりもするか
「君はその仏のお気に入りっぽくってね、ずーーーtttっとついてきている。」
しかも同じ顔で、ドッペルゲンガーかよ。
そう吐き捨てた刹那は、次の瞬間謎の力でほっぺたが伸びた。
「ひゃって!!ひひゃいひゃら!!ひゃめてくひゃしゃい!!!」
痛そうにしながらも、見えてないこっちからは複雑怪奇なも催しにしか認識できない。
まあ、でも、地雷踏んだらこういう感じになるのか。
『すとっぷ!!!もう少しで多分こいつのほっぺ千切れるから!!!ね!?やめよう!』
不意に後ろから聞こえる焦った声、一瞬身構えたが、
ほんの数十分前に聞いた声過ぎて手を降ろした
緑と紫を交互に変化させる鬼火が、不定形を揺らして漂っている。
『ほら…次来た時においなりさんしてあげるから。』
その言葉につられたのかしぶしぶとばかりに縮まる頬。
お稲荷がすきな九尾って本当にそうなのか。
焔は一息置いて、こちらに回転する。
『やあ、お散歩…いや、道草組。』
「道草でもお散歩でもねーよ!ちゃんと働いてるからな?」
『成果が出ないなら、道草も任務も同等だよ。』
辛口で一言。人魂のあの、すぴかという人…鬼だ。
くとがふしぎそうにしてたので、彼女についてボクが知っていることを話した。
あと、この世界についても簡単に、
「んで?なあんのようだ?」
ライとの話が一段落したのか、一番聞きたいことの話題になる。
『ああ、そのことだけど、ちょっとヘマしてね、おn…くるるさんが連れ去られた。』
っは?なんでこうなるんだよ??せっかく全員集合だと思ったのに!!
「お前の方がよっぽど道草より戦犯じゃねーか!!」
『まあまあ、そんなことより、分かったことがある。』
「そんなこと…」
つぶやくと、聞いていないかのようにスルーされた。
『あいつ、たぶん、いや、確実に“なりそこない”だ。』
一瞬、空気が張る。
冷涼な、でも、少し違ったら灼熱になる、その瀬戸際のような空気だ。
なりそこない、の意味は分からないが、いい意味ではないのだろう。
なぜなら、
刹那の目は、初めて見るほどに大きく見開かれ、殺気を催していたからだ。
ー裏話ー
刹那系の話も裏設定だった。半年ありゃあ話も膨らむわけで。
コン、たったその一言で、あとは、惨状だった。
一体の敵が苦しみ始めたと思うと、近くの敵、
いや、彼にとって味方の首を掻っ切り、吸収する。
掻っ切られた奴は、また近くのやつを無差別に切り裂いて吸収する。
珠々繋ぎに発生していく負の連鎖は、とどまることを知らず、
最後には、一人になって、
肥大化した自分の体に精神が追いつかずに、自壊した。
彼女は、涼しい顔で、ずっと見ていた。
「まじか…」
刹那が呟く。声が、それぐらいしか出ない、威圧感。
ライは、黙って、刹那の後ろに隠れた。
こちらを、彼女が観る。
よろしく、ネ。
そんな声がしたぎがして、
彼女は、笑って、瞬きをした。
「…ぁえ?あーーー!!!きのすけ!!!見つけた!!!」
「うるせぇ!!!見つけたのはこっちだ!!ボクが迷子じゃねーからな!!」
くとが、叫び、ボクは不名誉を着せられる。
迷子の子猫ちゃんはお前の方だよ。
「っはぁ~。ちゃんと人間かよ~!」
ガクブルだったライが安心したかのように刹那の後ろから出てくる。
…いや、まだ震えてるわ、静寂にマフラーよ鈴の音が小刻みに聞こえた。
「?あなたは?」
「ああ、自己紹介しなきゃ、おれは刹那、こっちでハリネズミになっているのがライ。」
ハリネズミ…というより、もうこれは、ハムスターの威嚇だろ。
くとが目を合わせようとするたびに、泳ぐ視線が面白すぎる。
ってか
「なんでそんなにおびえてんの?」
「うーーん、まあ、それは。」
「宿敵が近くにいたらおびえるだろうね、」
宿敵?
僕の言葉に答えるためなのか刹那はくとに尋ねた。
「なー、くと、だっけ、君、生い立ちわかる?」
「え…そんなの知らないよ、そんなことよりきのの角の方が気になるんだけど…」
「そんなの成り行きだ、よくある。」
ボクが答えると、心底理解できないような表情ではあったが、
刹那の質問のために想起しだす。
「うーん、知らないなあ…」
「まじか…先祖さんが有名な善人だったりしない?」
「え、わかんないよ、でも、まあ、普通の家だけどね、ねえ、どうしてそんなのきくの?」
ライがタチが悪いっていう顔をしてるよ、
その顔はガラの悪いチンピラの威嚇顔だよ…どういう顔してんだよ、
「まあ、人間の記憶なんてそんなもんか。
骸…ライは、君の後ろに憑いている一柱のお稲荷さんが気になるんだよ。」
クトは気づいていないし、ボクももう見えないけど、
さっきの技はすごかった。それだけ強い何かがついているんだ、気になりもするか
「君はその仏のお気に入りっぽくってね、ずーーーtttっとついてきている。」
しかも同じ顔で、ドッペルゲンガーかよ。
そう吐き捨てた刹那は、次の瞬間謎の力でほっぺたが伸びた。
「ひゃって!!ひひゃいひゃら!!ひゃめてくひゃしゃい!!!」
痛そうにしながらも、見えてないこっちからは複雑怪奇なも催しにしか認識できない。
まあ、でも、地雷踏んだらこういう感じになるのか。
『すとっぷ!!!もう少しで多分こいつのほっぺ千切れるから!!!ね!?やめよう!』
不意に後ろから聞こえる焦った声、一瞬身構えたが、
ほんの数十分前に聞いた声過ぎて手を降ろした
緑と紫を交互に変化させる鬼火が、不定形を揺らして漂っている。
『ほら…次来た時においなりさんしてあげるから。』
その言葉につられたのかしぶしぶとばかりに縮まる頬。
お稲荷がすきな九尾って本当にそうなのか。
焔は一息置いて、こちらに回転する。
『やあ、お散歩…いや、道草組。』
「道草でもお散歩でもねーよ!ちゃんと働いてるからな?」
『成果が出ないなら、道草も任務も同等だよ。』
辛口で一言。人魂のあの、すぴかという人…鬼だ。
くとがふしぎそうにしてたので、彼女についてボクが知っていることを話した。
あと、この世界についても簡単に、
「んで?なあんのようだ?」
ライとの話が一段落したのか、一番聞きたいことの話題になる。
『ああ、そのことだけど、ちょっとヘマしてね、おn…くるるさんが連れ去られた。』
っは?なんでこうなるんだよ??せっかく全員集合だと思ったのに!!
「お前の方がよっぽど道草より戦犯じゃねーか!!」
『まあまあ、そんなことより、分かったことがある。』
「そんなこと…」
つぶやくと、聞いていないかのようにスルーされた。
『あいつ、たぶん、いや、確実に“なりそこない”だ。』
一瞬、空気が張る。
冷涼な、でも、少し違ったら灼熱になる、その瀬戸際のような空気だ。
なりそこない、の意味は分からないが、いい意味ではないのだろう。
なぜなら、
刹那の目は、初めて見るほどに大きく見開かれ、殺気を催していたからだ。
ー裏話ー
刹那系の話も裏設定だった。半年ありゃあ話も膨らむわけで。
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