Tril"if"e

さかばんばすぴす

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第一章 赤色の追憶

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~❀☆❀~side 刹那
「…っぶっはっはっはあぁあはっは!!!!」
「もう笑うな!!!クソ野郎!!!」
「だって…あそこまでいって…ひと…ちがいっっ…」

帰りの船で掘り返される旅の思い出は、大半がこれだった。
そして、ライがつぼりまくる。うるせえよ!

「まぁ…あの人違いということでも分かったのは確かだし。」

行ってよかったんじゃね?
金平糖を一粒かみつぶしながら、きのすけはテキトーにフォローしやがった。

「問題は刹那があった花陽はどこにいるかなんだよねえ…」

くとが不思議そうに尋ねた。

「いや、それは多分。」
『船に乗った生贄の方の花陽。』

僕と、ライと、くるるの声が重なる。
話を聞く限りではあるが。少しながら確信もあった。
もし、生贄を交換するのであれば、
その真実を知っている人は限られる。
お偉いさんと、生贄と花陽。
きっとその数人で話すだろう。
そこで、悲しみに暮れるとしたら。
庇った者と、庇われた者だ。
そして花陽はいないので。自ずと庇った方がということになるだろう。

「船は違法渡航だとすると記録が残っていない、そうなると出会える可能性はゼロに近しいのは変わりがないが。」
「しかも生きているという根拠もない。どうしてわざわざその人にしたのかという特異性がある限り、たぶんそれ相応の待遇は受けているはずだけど。替え玉がばれちゃあ即死亡だと思うしな。」

くるるとライの冷静な分析に、必死に思い出す。
何か言ってなかっただろうか?新しく鮮明に思い出した昔の会話思い出す。
…いや、わからない。

でも。

「きっと会えるよ。」

そんな気がした。
根拠もない、ヒントもない。理解できないその勘が、
出会いは有ると叫んでいた。

自分の日本刀に触る。
この刀はずっと愛用しているものだ。
それと交差させるように新しい日本刀がつるされている。
花陽と、その替え玉には面識があったようで、逃げる時、服をすべて交換したようだった。
つまり、その日本刀は、僕の出会った花陽の使っていた日本刀。
他の刃よりも薄く。脆く。切れ味に特化したその刃は、無名の作家が作ったものだった。

彫られていた、その刃には一言…
『流転輪廻のその先にて』
と、彫られていた。

ー裏話ー
入れようとした刹那が思い出した花陽との記憶

黒色の素早いあいつを平気でつかんで見せびらかした後。
水没させて水攻めだときゃっきゃしてたことだ。

そうです、花陽、ソイツです。
モデルの答え合わせは俺のラインにでもどうぞ。
マジで伏線張り忘れが多くて萎える。
過去に戻りたい。
日本刀の名前は『言葉之剣』(ことはのつるぎ)
音(言葉)よりも速いスピードで切り裂くことからつけられたとか…
言葉は刃にもなるが、闇を切り裂き誰かを守ることもできます。
いろいろ言いたいことがあるので続きはエピローグの後で。
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