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朝の支度に手間取りました
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スパパーーーーーーーーーーーーーーン
「旦那様…おはようございます。」
はえっ?!ハリセンの音がしたら全様の頭が床にめり込んでいました。板が割れて首から上は埋まっています。
「三月さんもおはようございます…。隣の部屋にある着替えを今日は着て下さいね。」
「あ、ありがとうございます…。おはようございます…。」
パカーンと口を開けてたのも束の間、女神な奥様が笑顔で別の部屋に服を用意したと言って衣装部屋から出してくれました。
「着替え終わったらそのまま部屋で待っていてください。一緒に朝ごはんを食べましょうね。」
そう言ってにっこり笑って部屋の扉を閉じた後に中から聞こえてきたのは…
「まったく…朝から何をしようとしてたんです?だいたい…。」
「待って、許して!此処から出して!」
ビシッバシッビシッバンバンバン…
全様の叫び声とハリセンによる折檻の音でした…。
・
・
・
さぁ!気を取り直して服を着ましょう。
全様の叫び声なんか気にしナーイ。
用意された衣服は籠の中ですね。
うわぁ…可愛いです…。
形は甚平のようですが薄紅、桜、白の三色の糸が使われた華やかな色合いの柔らかな生地。襟と下履きの裾には同じ花を散らした流水紋の刺繍が縫われていてレースやフリルがないシンプルなものだけど可愛い服でした。
可愛んだけど…困ったな…。
そもそも、自分が持ってきた衣服は何処なのでしょうか?
せっかく可愛い服なのに着れないことが残念…しっぽのために服に穴を開けないと大概の獣人族は着れないのです。
うーんと服を睨みながら唸っていると
「三月さん、一人で着れましたか?入りますよ。」
扉の外から奥さんが声をかけて入って来ました。
「あらあら、まだ裸ん坊なままですか、お手伝いしますね。」
あっそんなキラキラ笑顔でご親切にありがとうございます。
「大丈夫です。一人で着ることはできます。だけど着れない服なのです。」
「えぇ、ですからお手伝い…。」
「だからっ着れない訳ではないです。着れない服なのです!」
「?、お手伝い要りませんか?」
はっ!危ない…無限ループするところでした…。
けっして一人で出来ると意地を張ったわけではないですよ。えーと…説明、説明。
「ありがとうございます。この衣服はしっぽを通す穴がないので着ることができないのです。せっかく可愛い服を用意して下さったのにごめんなさい…。」
「旦那様…おはようございます。」
はえっ?!ハリセンの音がしたら全様の頭が床にめり込んでいました。板が割れて首から上は埋まっています。
「三月さんもおはようございます…。隣の部屋にある着替えを今日は着て下さいね。」
「あ、ありがとうございます…。おはようございます…。」
パカーンと口を開けてたのも束の間、女神な奥様が笑顔で別の部屋に服を用意したと言って衣装部屋から出してくれました。
「着替え終わったらそのまま部屋で待っていてください。一緒に朝ごはんを食べましょうね。」
そう言ってにっこり笑って部屋の扉を閉じた後に中から聞こえてきたのは…
「まったく…朝から何をしようとしてたんです?だいたい…。」
「待って、許して!此処から出して!」
ビシッバシッビシッバンバンバン…
全様の叫び声とハリセンによる折檻の音でした…。
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さぁ!気を取り直して服を着ましょう。
全様の叫び声なんか気にしナーイ。
用意された衣服は籠の中ですね。
うわぁ…可愛いです…。
形は甚平のようですが薄紅、桜、白の三色の糸が使われた華やかな色合いの柔らかな生地。襟と下履きの裾には同じ花を散らした流水紋の刺繍が縫われていてレースやフリルがないシンプルなものだけど可愛い服でした。
可愛んだけど…困ったな…。
そもそも、自分が持ってきた衣服は何処なのでしょうか?
せっかく可愛い服なのに着れないことが残念…しっぽのために服に穴を開けないと大概の獣人族は着れないのです。
うーんと服を睨みながら唸っていると
「三月さん、一人で着れましたか?入りますよ。」
扉の外から奥さんが声をかけて入って来ました。
「あらあら、まだ裸ん坊なままですか、お手伝いしますね。」
あっそんなキラキラ笑顔でご親切にありがとうございます。
「大丈夫です。一人で着ることはできます。だけど着れない服なのです。」
「えぇ、ですからお手伝い…。」
「だからっ着れない訳ではないです。着れない服なのです!」
「?、お手伝い要りませんか?」
はっ!危ない…無限ループするところでした…。
けっして一人で出来ると意地を張ったわけではないですよ。えーと…説明、説明。
「ありがとうございます。この衣服はしっぽを通す穴がないので着ることができないのです。せっかく可愛い服を用意して下さったのにごめんなさい…。」
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