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3話 カード戦士、元パーティーメンバーと対峙する
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冒険者ギルド本部正面入口から中へと入り、男三人のいる二階ゲストルームへと歩を進めていく。迅る心を落ち着かせながら、彼らのいるドアをノックしようしたところで、ドアが少しだけ開いていることに気づいた。多分、最後には入ったのはミゼラガだ。あいつは大雑把な性格だから、ドアを閉め切れていなかったのだろう。
「フィックスを追放?」
この声はバウスか?
「ああ、あいつの職業に関係なく追放させるつもりだ」
リーダーのロゼストが、俺の追放を訴えているだと!?
「あいつは俺達と違い、全ての能力が平凡だ。俺達の職業が判明していない時点でも、既に俺達と実力差がかなり開いていた。たとえ戦士系の職業を授かったとしても、実力差が埋まるとは思えない」
……そうか。
前回の時、俺はステータスの件で、頭がいっぱいだった。この部屋に関しても、中の様子を確認せず、バンと大きな音を立て開けたんだよ。俺が到着するまで、《追放》の話をしていたのか。全然、気づかなかった。
「それは…まあ…そうだが…」
バウスは、俺を擁護してくれているのか?
「俺達の夢は、冒険者の最高位【八等星】だ。今の時点で、フィックスを除けば、個人もパーティーランクも三等星だが、四等星になるには今のような力づくの戦い方ではダメだ。今後、どう考えても、後衛の魔法職や回復職が必要となる」
今のパーティーには、後衛の仲間がいない。
いずれ必要になるとは思っていたが、何故そこで俺の追放に繋がるんだ?
「ロゼスト、フィックスが俺達の求める職業かもしれないだろ? その判断は早計だと思うが?」
「バウス、お前の言いたいこともわかる。だが、俺達の連携度が日を追うごとに低下しているのはわかっているだろ? 連携の乱れの原因に、フィックスが全て絡んでいる。このままだと、パーティー自体がいつか瓦解するかもしれない」
連携の乱れの原因は…全て俺が絡んでいる?
俺が足を引っ張っている?
「まあ…な」
あの温厚なバウスも、それを認めるのか。
「バウス、ロゼストの言う通りだぜ。あいつは、俺達の夢の足枷となっているんだよ。あいつがどんな職業であろうとも、さっさと縁切り追放させて、新たな仲間を探そうぜ!」
ミゼラガの言葉が、俺の胸に突き刺さる。
俺が役立たず……誰も擁護しないということは、それが三人の本音…なのか?
カード戦士のスキル《カードガチャ》、これを使えば異色のやり方ではあるが、確実に皆の役に立てる。
しかし、こいつらの本音を知った以上、もう…話せそうにない。
おそらく、全てを話したら完全に利用されてしまうだろう。
《役立たず》《足枷》《縁切り》《追放》……大きな絶望感が、俺の心を覆っていく。
今の状態で会ったら…ダメだ。
一旦、ここを離れよう。
……少し離れた場所で心を落ち着かせること十分、俺は再び部屋の前に立ち、ドアをノックしてからゲストルームへと入っていく。
左側のソファーにロゼスト、テーブルを挟んだ右側のソファーにはバウスとミゼラガが座っている。三人がそのままの状態で、俺を見つめてくる。
今から、俺にとって絶望の会議が始まろうとしている。
何を言われようと、心をしっかり保とう。
俺は立ったままの状態で、三人に職業と《カード戦士》と、スキル《カード化》の一部、《1立法メートル(1m×1m×1m)以内に収まる物品であれば、どんな物でもカード化可能》という効果だけを説明した。前回、俺は何も貰えなかったこともあり、同情されダンジョンへの誘いを受けた。だが、今回のように中途半端な説明の場合、同情なんてされないはずだ。むしろ、あまりの役立たずっぷりのため、逆に反感を買うはず。
どうなる?
三人の顔がどんどん険しくなっていき、リーダーのロゼストが我慢できなくなったのか、予想通りあの言葉を言い放つ。
「想定以上の無能だな。そこまでの無能っぷりなら、アレも失敗するかもしれん。おいフィックス、お前は追放だ」
事前に聞いていなければ、俺は激昂していたかもしれない。
「聞き間違いかな? ロゼスト、もう一度言ってくれ」
俺の質問に対して返ってきたのは、彼の盛大な溜息だった。
「能無しフィックス、何度も言わせるな。パーティー《フェンリルの牙》から君を追放する」
この野郎、さっきは《能無し》と言わなかっただろ?
やはり、役立たずは消えろってことかよ!
「どうしてだ? 俺の職業が判明したことで、このパーティーは更に強化されるんだぞ?」
全てを説明すれば、おそらく今の宣言は保留されるだろうが、お前達の本音を聞けた以上、俺もこいつらと行動を共にしたくない。
「《小さな荷物持ち》という意味で強化される。だがな、《防犯能力が皆無》という致命的欠陥がある。お前のスキルより、防犯機能の付いた魔導具《収納袋》の方が遥かにマシだ」
はっきりと欠点を言ってくれる。
ミゼラガを見ると、下品な笑みを浮かべながら俺を見ている。
この目……俺を見下している?
バウスだけは、俺に同情の目を向けている。
「それに、《剣術》や《身体強化》といった武器系や補助系スキルを何一つ取得していないってのはどういうことだ? お前、きちんと修練を積んでいたのか? 俺達と同じように修練を積んでいれば、最低でも今言った二つを入手しているはずだ」
こいつ、俺が一番気にしている事を宣うか。
俺だって、きちんと修練を続けていたさ。
それは、お前らだって知っているだろうが‼︎
修練を続け自分の身体に適合していれば、それらはスキルとしてステータスに顕現される。ステータスに記載されていると、その名称に関わる技術にはスキル補正が付き、身体的強さが向上する。
三人は職業を贈られると同時に、そういったスキルを五個前後取得した。それに対して、俺は三人と同等の修練を積んできたが、彼らと共通するスキルを何一つ取得していない。考えたくはないが……こういったスキルが、俺の身体に何一つ適合していないということになる。いや、俺も短剣や長剣をそれなりに扱えるから、現時点の技術ではスキルへ昇華しなかったということか?
「こういったスキルを身につけていれば、補正が付いて、身体も強化され、最弱なお前でも、今後そこそこ戦えるレベルにはなると思っていたのに……残念だよ。お前には、冒険者としての才能がない。ここで、足を洗った方がいい」
ロゼストのストレートな物言いに、ミゼラガも『足手纏い』『落ちこぼれ』といった俺を貶す言葉を次々と口にする。
「俺達三人は、理想の職業を手に入れた。念願の【八等級冒険者】へとなるため、より高みへと目指したい。ここ以降、命の危険度も格段に上がるだろう。お前の存在は、《才能こそないが危険任務を引き受けてくれる便利屋》から、《足手纏いのお荷物君》か《身代わり人形》へと変貌する。それでも良ければ、仲間のままでいいがどうする?」
ロゼスト! 平然とした顔で、そこまで俺のことを侮辱するか!
お前らのためと思って、わざわざ危険任務を引き受けてきたんじゃないか!
悔しいが……今の俺がどう足掻こうと、こいつらにとって、既に【追放】が決定事項なんだ。
【前回を経験した俺にとっては、好都合だよ‼︎】
俺が自分のステータスを説明し、お前達は我慢できず、俺への文句を言い募ったからこそ、今更あのダンジョンへ誘おうにも無理があるからな。先程まで話していた自分達の目論見が外れたからこそ、俺に暴言を吐きまくる。
お前達は、本当に屑野郎だよ‼︎
「【追放処分】を受け入れるよ」
すると、ロゼストは先程まであった威圧感ある笑みを、朗らかなものへと変化させる。
「君なら理解してくれると思った。そうそう、俺達はスラム街を卒業することにした。追放するお詫びとして、俺達の使っていた寝ぐらを進呈しよう」
この野郎!
「…わかった」
【死】を回避できたのはいいが、俺はあまりにも情けなくて悔しくて、奴らの顔を見れず俯き、静かに呟く。
「最後の手向だ。あと三十分は、この部屋を使用できる。その間に、心を整理しておくんだな」
ロゼスト、そんな慰めはいらん!
今すぐお前を殴りたい気分だが、俺は俯きながら、只管怒りを抑えることに専念する。
その後、奴等は何も言わずに、そのままゲストルームを出ていった。
俺とあいつらとは、同じスラム街の出身で孤児だ。十歳の頃からパーティーを組んで、これまでどんな局面であろうとも乗り越えてきたのに……強い絆を結べたと思っていたのに……職業が判明し、強弱が明確化した途端、これかよ。
あまりにも、自分勝手で薄情すぎるだろうが!
事前に盗み聞きし知っていたこととはいえ、長年苦楽を共にした仲間達から裏切られる行為は、心に響く。
これまでの光景が走馬灯のように、頭を駆け巡る。
俺は両手を深く深く握りしめ、その場を動くことなく涙を流した。
「フィックスを追放?」
この声はバウスか?
「ああ、あいつの職業に関係なく追放させるつもりだ」
リーダーのロゼストが、俺の追放を訴えているだと!?
「あいつは俺達と違い、全ての能力が平凡だ。俺達の職業が判明していない時点でも、既に俺達と実力差がかなり開いていた。たとえ戦士系の職業を授かったとしても、実力差が埋まるとは思えない」
……そうか。
前回の時、俺はステータスの件で、頭がいっぱいだった。この部屋に関しても、中の様子を確認せず、バンと大きな音を立て開けたんだよ。俺が到着するまで、《追放》の話をしていたのか。全然、気づかなかった。
「それは…まあ…そうだが…」
バウスは、俺を擁護してくれているのか?
「俺達の夢は、冒険者の最高位【八等星】だ。今の時点で、フィックスを除けば、個人もパーティーランクも三等星だが、四等星になるには今のような力づくの戦い方ではダメだ。今後、どう考えても、後衛の魔法職や回復職が必要となる」
今のパーティーには、後衛の仲間がいない。
いずれ必要になるとは思っていたが、何故そこで俺の追放に繋がるんだ?
「ロゼスト、フィックスが俺達の求める職業かもしれないだろ? その判断は早計だと思うが?」
「バウス、お前の言いたいこともわかる。だが、俺達の連携度が日を追うごとに低下しているのはわかっているだろ? 連携の乱れの原因に、フィックスが全て絡んでいる。このままだと、パーティー自体がいつか瓦解するかもしれない」
連携の乱れの原因は…全て俺が絡んでいる?
俺が足を引っ張っている?
「まあ…な」
あの温厚なバウスも、それを認めるのか。
「バウス、ロゼストの言う通りだぜ。あいつは、俺達の夢の足枷となっているんだよ。あいつがどんな職業であろうとも、さっさと縁切り追放させて、新たな仲間を探そうぜ!」
ミゼラガの言葉が、俺の胸に突き刺さる。
俺が役立たず……誰も擁護しないということは、それが三人の本音…なのか?
カード戦士のスキル《カードガチャ》、これを使えば異色のやり方ではあるが、確実に皆の役に立てる。
しかし、こいつらの本音を知った以上、もう…話せそうにない。
おそらく、全てを話したら完全に利用されてしまうだろう。
《役立たず》《足枷》《縁切り》《追放》……大きな絶望感が、俺の心を覆っていく。
今の状態で会ったら…ダメだ。
一旦、ここを離れよう。
……少し離れた場所で心を落ち着かせること十分、俺は再び部屋の前に立ち、ドアをノックしてからゲストルームへと入っていく。
左側のソファーにロゼスト、テーブルを挟んだ右側のソファーにはバウスとミゼラガが座っている。三人がそのままの状態で、俺を見つめてくる。
今から、俺にとって絶望の会議が始まろうとしている。
何を言われようと、心をしっかり保とう。
俺は立ったままの状態で、三人に職業と《カード戦士》と、スキル《カード化》の一部、《1立法メートル(1m×1m×1m)以内に収まる物品であれば、どんな物でもカード化可能》という効果だけを説明した。前回、俺は何も貰えなかったこともあり、同情されダンジョンへの誘いを受けた。だが、今回のように中途半端な説明の場合、同情なんてされないはずだ。むしろ、あまりの役立たずっぷりのため、逆に反感を買うはず。
どうなる?
三人の顔がどんどん険しくなっていき、リーダーのロゼストが我慢できなくなったのか、予想通りあの言葉を言い放つ。
「想定以上の無能だな。そこまでの無能っぷりなら、アレも失敗するかもしれん。おいフィックス、お前は追放だ」
事前に聞いていなければ、俺は激昂していたかもしれない。
「聞き間違いかな? ロゼスト、もう一度言ってくれ」
俺の質問に対して返ってきたのは、彼の盛大な溜息だった。
「能無しフィックス、何度も言わせるな。パーティー《フェンリルの牙》から君を追放する」
この野郎、さっきは《能無し》と言わなかっただろ?
やはり、役立たずは消えろってことかよ!
「どうしてだ? 俺の職業が判明したことで、このパーティーは更に強化されるんだぞ?」
全てを説明すれば、おそらく今の宣言は保留されるだろうが、お前達の本音を聞けた以上、俺もこいつらと行動を共にしたくない。
「《小さな荷物持ち》という意味で強化される。だがな、《防犯能力が皆無》という致命的欠陥がある。お前のスキルより、防犯機能の付いた魔導具《収納袋》の方が遥かにマシだ」
はっきりと欠点を言ってくれる。
ミゼラガを見ると、下品な笑みを浮かべながら俺を見ている。
この目……俺を見下している?
バウスだけは、俺に同情の目を向けている。
「それに、《剣術》や《身体強化》といった武器系や補助系スキルを何一つ取得していないってのはどういうことだ? お前、きちんと修練を積んでいたのか? 俺達と同じように修練を積んでいれば、最低でも今言った二つを入手しているはずだ」
こいつ、俺が一番気にしている事を宣うか。
俺だって、きちんと修練を続けていたさ。
それは、お前らだって知っているだろうが‼︎
修練を続け自分の身体に適合していれば、それらはスキルとしてステータスに顕現される。ステータスに記載されていると、その名称に関わる技術にはスキル補正が付き、身体的強さが向上する。
三人は職業を贈られると同時に、そういったスキルを五個前後取得した。それに対して、俺は三人と同等の修練を積んできたが、彼らと共通するスキルを何一つ取得していない。考えたくはないが……こういったスキルが、俺の身体に何一つ適合していないということになる。いや、俺も短剣や長剣をそれなりに扱えるから、現時点の技術ではスキルへ昇華しなかったということか?
「こういったスキルを身につけていれば、補正が付いて、身体も強化され、最弱なお前でも、今後そこそこ戦えるレベルにはなると思っていたのに……残念だよ。お前には、冒険者としての才能がない。ここで、足を洗った方がいい」
ロゼストのストレートな物言いに、ミゼラガも『足手纏い』『落ちこぼれ』といった俺を貶す言葉を次々と口にする。
「俺達三人は、理想の職業を手に入れた。念願の【八等級冒険者】へとなるため、より高みへと目指したい。ここ以降、命の危険度も格段に上がるだろう。お前の存在は、《才能こそないが危険任務を引き受けてくれる便利屋》から、《足手纏いのお荷物君》か《身代わり人形》へと変貌する。それでも良ければ、仲間のままでいいがどうする?」
ロゼスト! 平然とした顔で、そこまで俺のことを侮辱するか!
お前らのためと思って、わざわざ危険任務を引き受けてきたんじゃないか!
悔しいが……今の俺がどう足掻こうと、こいつらにとって、既に【追放】が決定事項なんだ。
【前回を経験した俺にとっては、好都合だよ‼︎】
俺が自分のステータスを説明し、お前達は我慢できず、俺への文句を言い募ったからこそ、今更あのダンジョンへ誘おうにも無理があるからな。先程まで話していた自分達の目論見が外れたからこそ、俺に暴言を吐きまくる。
お前達は、本当に屑野郎だよ‼︎
「【追放処分】を受け入れるよ」
すると、ロゼストは先程まであった威圧感ある笑みを、朗らかなものへと変化させる。
「君なら理解してくれると思った。そうそう、俺達はスラム街を卒業することにした。追放するお詫びとして、俺達の使っていた寝ぐらを進呈しよう」
この野郎!
「…わかった」
【死】を回避できたのはいいが、俺はあまりにも情けなくて悔しくて、奴らの顔を見れず俯き、静かに呟く。
「最後の手向だ。あと三十分は、この部屋を使用できる。その間に、心を整理しておくんだな」
ロゼスト、そんな慰めはいらん!
今すぐお前を殴りたい気分だが、俺は俯きながら、只管怒りを抑えることに専念する。
その後、奴等は何も言わずに、そのままゲストルームを出ていった。
俺とあいつらとは、同じスラム街の出身で孤児だ。十歳の頃からパーティーを組んで、これまでどんな局面であろうとも乗り越えてきたのに……強い絆を結べたと思っていたのに……職業が判明し、強弱が明確化した途端、これかよ。
あまりにも、自分勝手で薄情すぎるだろうが!
事前に盗み聞きし知っていたこととはいえ、長年苦楽を共にした仲間達から裏切られる行為は、心に響く。
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