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1章 テルミア王国 王都編
邪神デモゴルゴン
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ここはどこだろう?私は、確か女神に邪心薬を飲まされて、邪族になったのではなかったか?もしかして、もう討伐されて、ここは地獄って事はないよね。竜崎君達、無事に脱出出来たかな?手足は動くみたいね。よし、歩いてみよう。
うーん、見渡す限り全方位白い大地となっている。どうなってるの?また、女神が何か仕掛けたのだろうか。え、何、大地が震えてる!
『ふふふ、ははは、やっと我の器が来たか、待ちくたびれたぞ!』
何よ、この声。低く、とても威圧感のある声だ
「え、誰?」
『何だ、ウルブスから聞いてないのか?我は、邪神デモゴルゴン、混沌の原初と呼ばれる者だ。貴様は邪心薬を飲んだのだろう?』
デモゴルゴン?ウルブス?さっぱりわからない。授業にも出てきていない。
「確かに飲んだわ、いえ、無理矢理飲まされたわ、あの女神にね。今の私は人間から邪族に変化してるはずだけど」
『嘘をつくなら、もっと信憑性のあることを言え。我をここに閉じ込めた女神スフィアが、邪心薬を人間に飲ませるわけがない。あの薬は、特定の人間の魂と我の魂を繋げる薬だ。貴様を殺し身体を乗っ取ることで、我はここから脱出可能となるわけだ。ウルブスめ、やっと完成させたか。4000年も待ったかいがあった』
ええ、女神スフィアて誰?魂を繋げる薬?今の私は魂の状態なの?全部初耳だけど。
確か、あいつなんて名前だったかしら?アリア、タリア、あ、サリアだ!
「ちょっと待って。私が言ってる女神はサリアよ。女神スフィアという名前は初耳よ。それにあいつは、確かに邪心薬を飲ませる時に言ったのよ。邪族に変化させる薬だと」
『サリア?聞いた事がない。まあいい、この娘の中に入り、世界に戻ってから情報を収集すればいいだけのことだ。さあ、貴様の身体を頂くとしようか!』
どいつもこいつも自分勝手だ!神というのは全員こうなのかしら。
突然、空から黒い手が現れた。私を食べる気なの!
なんで、私ばっかりこんな目に遭うのよ。どうしろて言うのよ。これまでの情報を纏めると、邪心薬の本当の機能は私の魂と邪神の魂を繋げるものと言ってたわよね。ということは、ここは私の精神世界でもある。一か八かあのユニークスキルを試すしかない。あの女神から貰ったユニークスキルを使うのも癪だけど、緊急事態だしね。お願いだから発動して!
邪神のみを斬る剣を創造して、右手に少し重みを感じた。よし、剣がある。剣をあの手に向けて風の刃を放つ。すると巨大な風の刃が出現し、右手を縦に一刀両断した。
『なんだと!馬鹿な、我の右腕を斬っただと!貴様、何者だ』
やった、このユニークスキルがあれば、あいつを倒せる。でも、仮にあいつを倒せても、レベルと能力値が上がるだけだ。私の場合、1レベルごとに1ずつ上がるはず、能力値が上がっても僅かだ。
なら、レベル6のまま、あいつの能力値・スキル・・ユニークスキル・邪法全てを盗んでやる。どうすればいい?
「私が何者か知りたいの?だったら姿を現しなさい」
『小娘、良かろう。我の物になるのだ。冥土の土産に見せてやろう』
黒い煙が空から降って来た。どんどん集まってる。
邪神のスキルが見れない。何か干渉があるの?仕方がない。
邪神の本来の姿を知らないけど、中身(能力値・魔法・スキルなど)はそのままで外側だけ変化させてやる。
もう、なんでもいい。今日、朝食以降、何も食べてないから、ええと全ての能力を封印してステーキ定食にでも変化しろ!その瞬間、突然黒い煙から光がほとばしった。眩しい~~。
光と煙が晴れてきた。そこには、-------1人前のステーキ定食があった。
嘘~!本当にステーキ定食になってる~~!
『さあ、どうだ、これが我の真の姿だ』
「----ぷ、ぷぷ、くく、あはははは~~~~。その状態で、真の姿て言わないでよ。あははははは~~」
『なに、おい、小娘、笑う要素がどこにある?遂に、おかしくなったか』
「ククク、笑い死ぬ。ステーキ定食の状態で真の姿---、これで邪神て、あははははは」
なんか、今迄シリアスな展開だったのに、いきなりお笑いの世界になってしまった。まさか、本当にステーキ定食になるとは。
『貴様、我をとことん愚弄するか。死ね、カラミティエンド、???、なぜ邪法が出ない。どういうことだ!』
くく、ああ、まだ状況を理解してないんだ。鏡でも出して見せてあげよう。
「はい、これがあなたの、く、く、くく、真の姿よ」
『なんだこの姿は!貴様、魔法で変化させたのか。馬鹿な、我の魔法耐性はMAXだぞ』
「あー、私のユニークスキルに関しては、そんなの関係ないから。さて、それじゃあ、いただきましょうか」
『おい、貴様、何をするつもりだ!』
「何をて、あなたを喰べるに決まってるでしょう。私は女神サリアのせいで、スキルも魔法も覚えれないのよ。正直、おかしいと思うのよね。実際、魔力循環や魔力操作出来てたし、もしかしたら私の場合、単にステータスに表示されないだけで、いくつか覚えているのかもしれないわね。それなら納得出来るわ。あの女神も馬鹿よね。」
『何を1人で納得している!我を喰べるだと!』
「あ、ごめん、そうよ。あなたのレベル以外の全てを頂くわ。もちろん、全てを喰べた時点で、あなたは消滅するわね」
よく考えたら、ここは私の精神世界と同義なのだから、私自身が望めば、望む展開になるはず。そう、難しく考える必要はなかったのよ。私が望むのは、邪神のレベル以外の全てよ。
『や、やめろ、やめてくれ。こんな姿で喰べられて死ぬなんて嫌すぎる。我は邪神なんだぞ。頼むからやめてくれ』
私は最高の笑顔を見せて言った。
「いただきます」
『やめろぉぉぉぉぉぉ!!!』
邪神、違うか、元邪神のステーキ定食を貪り尽くした。喰べるたびに、悲鳴が聞こえたけど無視した。私はね、生きたいのよ。人間は、追い詰められたら何でもするし、縋るものがあれば、何でも縋るわ。この際、邪神の最期がどうなろうかは知った事か。先に仕掛けてきたあなたが悪いのよ。
----そして、全てを喰べ尽くした。
「ご馳走様でした。凄く美味しかったわよ、邪神-----、名前忘れた」
さて、私の能力値はどこまで増加したかな?
名前 清水 茜
年齢 16
種族 邪族 (元人間)
性別 女
クラス 邪神
レベル 6
基本能力値
攻撃 94 → 12543250
防御 74 → 11246024
素早さ 89 → 10589857
運 0 → 100
魔力 135 → 18984670
邪力 18984670
スキル 無能
ユニークスキル フリードリーム
称号 女神から嫌われし者
やった~、大幅能力値アップだ。なぜか運だけ100なのが気になるけど、0よりマシだ。まあ、100がMAXかもしれないわね。うわ、種族が邪族になってるし、クラスが邪神になってるよ。まあ、喰べたんだからそうなるか。いや喰べなくても、薬の所為で邪族になってたか。思った通り、スキルは何も増えてない。でも、わかるわ。これは単に表示されてないだけで、実際はかなりの数のスキル、邪法を覚えてる。ただ、邪神に関する情報が入ってこなかった。もしかしたら、私自身が潜在的に嫌がったのかもしれないわね。それか、ユニークスキルにも限界があるのかもしれない。
そうだ、今試してみよう。
「この世界の女神スフィアとサリアについて教えて」
何の反応もない。
「邪法カラミティ・エンドを教えて」
今度は声が聞こえて来た。
『カラミティ・エンドは邪神の邪力を右手に極限に集め圧縮し刃として使用する技で、あらゆるものを斬る事ができます』
うーん、あれから色々と試してみたけど、私自身が覚えているスキルや邪法、書物で知ったスキルや魔法については詳細に教えてくれるけど、全くなんの情報もないものについては反応がない。多分、私の精神世界だから、当然私が詳細に知っているものなら、なんでも自由に出来るのだろう。知らないものは現実世界で調査しろてことね。でも、スキル、魔法や邪法に関しては詳しく教えてくれるから、ここで暫く修行しよう。
次に、この世界のステータスだ。これは履歴書のようなものね。スキルは本人の潜在的に眠る力や修行で獲得したもの、魔法は資格のようなものか。この世界では、これらを自動的に記載してくれるのね。私の場合は、それが出来ないからステータス上、スキルも魔法も一生獲得できないという事になる。実際は、頭に思い浮かべると、ズラズラと出てくる。本当に、あの女神は何なのだろう?なんで、こんな中途半端なスキル「無能」を渡したのだろうか?単なる気まぐれなのかな?まあ、いいや。これからはステータスに頼らず、自分自身の力で調整していかないとね。これらを使いこなすためにも、ここで修行して、帰還後は冒険者になって邪族を討伐していこう。
次は、女神サリアだ。私が邪神になったおかげで、ユニークスキル「存在隠蔽」が有効化されて、ここから脱出しても、女神サリアにのみ、私という存在をごく普通の邪族になるよう姿を隠蔽したから気取られる事はなくなった。本当は、桜木君達にもしたいんだけど、どうもこのユニークスキル、対象が1人の場合は絶大な効果が発揮するみたい。多分、女神スフィア用にあるんだろう。そして、私自身のユニークスキル「フリードリーム」、今回ばかりは、あの女神に感謝するわ。これがなかったら、今頃、死んで身体を乗っ取られてた。魂同士が繋がった事で、自分の精神世界とみなされて、発動出来たってところかしら。
あ、そうだ、普通のスキル「偽造 レベルMAX」でステータスを偽造しておこう。
偽造後
名前 サーシャ
種族 人間
性別 女
クラス 冒険者
レベル 15
基本能力値
攻撃 4250
防御 4024
素早さ 4857
運 50
魔力 5670
スキル 剣術7 魔力循環6 魔力操作6 他10種
魔法 火10 水10 地7 風10 土6 光7 闇6 空間7
炎 4 氷4 嵐 3 聖 6
ユニークスキル なし
称号 なし
うん、こんなところか。名前も変わってるわね。冒険者ランクでいうと、Bクラスかな。
そうだ、見た目も変わったのかな?さっきの鏡で見てみよう。
うわ、髪の色が黒から銀になってる。それ以外は変わらずか、よかった。
これで、少し落ち着いた。なんとか生き残れたけど、もう桜木君や美香には会わない方が良いわね。だって、私、邪族だもん。桜木君が勇者。相容れない存在になってしまった。
次に、ここをどうするかだね。本来、この空間は邪神が封印されていた場所だけど、その邪神が私になったんだから、このまま使っていきましょう。乗っ取ったから、一応私の精神世界になるのかな?それなら、ここは時間が停止された空間にして、多くの物を取り込めるようにしよう、いわゆる「最高級アイテムボックス」だ。
---これで良しっと!
あとは、スキル、ユニークスキル、魔法、邪法を使いこなせるよう、ここで修行していきましょう。
うーん、見渡す限り全方位白い大地となっている。どうなってるの?また、女神が何か仕掛けたのだろうか。え、何、大地が震えてる!
『ふふふ、ははは、やっと我の器が来たか、待ちくたびれたぞ!』
何よ、この声。低く、とても威圧感のある声だ
「え、誰?」
『何だ、ウルブスから聞いてないのか?我は、邪神デモゴルゴン、混沌の原初と呼ばれる者だ。貴様は邪心薬を飲んだのだろう?』
デモゴルゴン?ウルブス?さっぱりわからない。授業にも出てきていない。
「確かに飲んだわ、いえ、無理矢理飲まされたわ、あの女神にね。今の私は人間から邪族に変化してるはずだけど」
『嘘をつくなら、もっと信憑性のあることを言え。我をここに閉じ込めた女神スフィアが、邪心薬を人間に飲ませるわけがない。あの薬は、特定の人間の魂と我の魂を繋げる薬だ。貴様を殺し身体を乗っ取ることで、我はここから脱出可能となるわけだ。ウルブスめ、やっと完成させたか。4000年も待ったかいがあった』
ええ、女神スフィアて誰?魂を繋げる薬?今の私は魂の状態なの?全部初耳だけど。
確か、あいつなんて名前だったかしら?アリア、タリア、あ、サリアだ!
「ちょっと待って。私が言ってる女神はサリアよ。女神スフィアという名前は初耳よ。それにあいつは、確かに邪心薬を飲ませる時に言ったのよ。邪族に変化させる薬だと」
『サリア?聞いた事がない。まあいい、この娘の中に入り、世界に戻ってから情報を収集すればいいだけのことだ。さあ、貴様の身体を頂くとしようか!』
どいつもこいつも自分勝手だ!神というのは全員こうなのかしら。
突然、空から黒い手が現れた。私を食べる気なの!
なんで、私ばっかりこんな目に遭うのよ。どうしろて言うのよ。これまでの情報を纏めると、邪心薬の本当の機能は私の魂と邪神の魂を繋げるものと言ってたわよね。ということは、ここは私の精神世界でもある。一か八かあのユニークスキルを試すしかない。あの女神から貰ったユニークスキルを使うのも癪だけど、緊急事態だしね。お願いだから発動して!
邪神のみを斬る剣を創造して、右手に少し重みを感じた。よし、剣がある。剣をあの手に向けて風の刃を放つ。すると巨大な風の刃が出現し、右手を縦に一刀両断した。
『なんだと!馬鹿な、我の右腕を斬っただと!貴様、何者だ』
やった、このユニークスキルがあれば、あいつを倒せる。でも、仮にあいつを倒せても、レベルと能力値が上がるだけだ。私の場合、1レベルごとに1ずつ上がるはず、能力値が上がっても僅かだ。
なら、レベル6のまま、あいつの能力値・スキル・・ユニークスキル・邪法全てを盗んでやる。どうすればいい?
「私が何者か知りたいの?だったら姿を現しなさい」
『小娘、良かろう。我の物になるのだ。冥土の土産に見せてやろう』
黒い煙が空から降って来た。どんどん集まってる。
邪神のスキルが見れない。何か干渉があるの?仕方がない。
邪神の本来の姿を知らないけど、中身(能力値・魔法・スキルなど)はそのままで外側だけ変化させてやる。
もう、なんでもいい。今日、朝食以降、何も食べてないから、ええと全ての能力を封印してステーキ定食にでも変化しろ!その瞬間、突然黒い煙から光がほとばしった。眩しい~~。
光と煙が晴れてきた。そこには、-------1人前のステーキ定食があった。
嘘~!本当にステーキ定食になってる~~!
『さあ、どうだ、これが我の真の姿だ』
「----ぷ、ぷぷ、くく、あはははは~~~~。その状態で、真の姿て言わないでよ。あははははは~~」
『なに、おい、小娘、笑う要素がどこにある?遂に、おかしくなったか』
「ククク、笑い死ぬ。ステーキ定食の状態で真の姿---、これで邪神て、あははははは」
なんか、今迄シリアスな展開だったのに、いきなりお笑いの世界になってしまった。まさか、本当にステーキ定食になるとは。
『貴様、我をとことん愚弄するか。死ね、カラミティエンド、???、なぜ邪法が出ない。どういうことだ!』
くく、ああ、まだ状況を理解してないんだ。鏡でも出して見せてあげよう。
「はい、これがあなたの、く、く、くく、真の姿よ」
『なんだこの姿は!貴様、魔法で変化させたのか。馬鹿な、我の魔法耐性はMAXだぞ』
「あー、私のユニークスキルに関しては、そんなの関係ないから。さて、それじゃあ、いただきましょうか」
『おい、貴様、何をするつもりだ!』
「何をて、あなたを喰べるに決まってるでしょう。私は女神サリアのせいで、スキルも魔法も覚えれないのよ。正直、おかしいと思うのよね。実際、魔力循環や魔力操作出来てたし、もしかしたら私の場合、単にステータスに表示されないだけで、いくつか覚えているのかもしれないわね。それなら納得出来るわ。あの女神も馬鹿よね。」
『何を1人で納得している!我を喰べるだと!』
「あ、ごめん、そうよ。あなたのレベル以外の全てを頂くわ。もちろん、全てを喰べた時点で、あなたは消滅するわね」
よく考えたら、ここは私の精神世界と同義なのだから、私自身が望めば、望む展開になるはず。そう、難しく考える必要はなかったのよ。私が望むのは、邪神のレベル以外の全てよ。
『や、やめろ、やめてくれ。こんな姿で喰べられて死ぬなんて嫌すぎる。我は邪神なんだぞ。頼むからやめてくれ』
私は最高の笑顔を見せて言った。
「いただきます」
『やめろぉぉぉぉぉぉ!!!』
邪神、違うか、元邪神のステーキ定食を貪り尽くした。喰べるたびに、悲鳴が聞こえたけど無視した。私はね、生きたいのよ。人間は、追い詰められたら何でもするし、縋るものがあれば、何でも縋るわ。この際、邪神の最期がどうなろうかは知った事か。先に仕掛けてきたあなたが悪いのよ。
----そして、全てを喰べ尽くした。
「ご馳走様でした。凄く美味しかったわよ、邪神-----、名前忘れた」
さて、私の能力値はどこまで増加したかな?
名前 清水 茜
年齢 16
種族 邪族 (元人間)
性別 女
クラス 邪神
レベル 6
基本能力値
攻撃 94 → 12543250
防御 74 → 11246024
素早さ 89 → 10589857
運 0 → 100
魔力 135 → 18984670
邪力 18984670
スキル 無能
ユニークスキル フリードリーム
称号 女神から嫌われし者
やった~、大幅能力値アップだ。なぜか運だけ100なのが気になるけど、0よりマシだ。まあ、100がMAXかもしれないわね。うわ、種族が邪族になってるし、クラスが邪神になってるよ。まあ、喰べたんだからそうなるか。いや喰べなくても、薬の所為で邪族になってたか。思った通り、スキルは何も増えてない。でも、わかるわ。これは単に表示されてないだけで、実際はかなりの数のスキル、邪法を覚えてる。ただ、邪神に関する情報が入ってこなかった。もしかしたら、私自身が潜在的に嫌がったのかもしれないわね。それか、ユニークスキルにも限界があるのかもしれない。
そうだ、今試してみよう。
「この世界の女神スフィアとサリアについて教えて」
何の反応もない。
「邪法カラミティ・エンドを教えて」
今度は声が聞こえて来た。
『カラミティ・エンドは邪神の邪力を右手に極限に集め圧縮し刃として使用する技で、あらゆるものを斬る事ができます』
うーん、あれから色々と試してみたけど、私自身が覚えているスキルや邪法、書物で知ったスキルや魔法については詳細に教えてくれるけど、全くなんの情報もないものについては反応がない。多分、私の精神世界だから、当然私が詳細に知っているものなら、なんでも自由に出来るのだろう。知らないものは現実世界で調査しろてことね。でも、スキル、魔法や邪法に関しては詳しく教えてくれるから、ここで暫く修行しよう。
次に、この世界のステータスだ。これは履歴書のようなものね。スキルは本人の潜在的に眠る力や修行で獲得したもの、魔法は資格のようなものか。この世界では、これらを自動的に記載してくれるのね。私の場合は、それが出来ないからステータス上、スキルも魔法も一生獲得できないという事になる。実際は、頭に思い浮かべると、ズラズラと出てくる。本当に、あの女神は何なのだろう?なんで、こんな中途半端なスキル「無能」を渡したのだろうか?単なる気まぐれなのかな?まあ、いいや。これからはステータスに頼らず、自分自身の力で調整していかないとね。これらを使いこなすためにも、ここで修行して、帰還後は冒険者になって邪族を討伐していこう。
次は、女神サリアだ。私が邪神になったおかげで、ユニークスキル「存在隠蔽」が有効化されて、ここから脱出しても、女神サリアにのみ、私という存在をごく普通の邪族になるよう姿を隠蔽したから気取られる事はなくなった。本当は、桜木君達にもしたいんだけど、どうもこのユニークスキル、対象が1人の場合は絶大な効果が発揮するみたい。多分、女神スフィア用にあるんだろう。そして、私自身のユニークスキル「フリードリーム」、今回ばかりは、あの女神に感謝するわ。これがなかったら、今頃、死んで身体を乗っ取られてた。魂同士が繋がった事で、自分の精神世界とみなされて、発動出来たってところかしら。
あ、そうだ、普通のスキル「偽造 レベルMAX」でステータスを偽造しておこう。
偽造後
名前 サーシャ
種族 人間
性別 女
クラス 冒険者
レベル 15
基本能力値
攻撃 4250
防御 4024
素早さ 4857
運 50
魔力 5670
スキル 剣術7 魔力循環6 魔力操作6 他10種
魔法 火10 水10 地7 風10 土6 光7 闇6 空間7
炎 4 氷4 嵐 3 聖 6
ユニークスキル なし
称号 なし
うん、こんなところか。名前も変わってるわね。冒険者ランクでいうと、Bクラスかな。
そうだ、見た目も変わったのかな?さっきの鏡で見てみよう。
うわ、髪の色が黒から銀になってる。それ以外は変わらずか、よかった。
これで、少し落ち着いた。なんとか生き残れたけど、もう桜木君や美香には会わない方が良いわね。だって、私、邪族だもん。桜木君が勇者。相容れない存在になってしまった。
次に、ここをどうするかだね。本来、この空間は邪神が封印されていた場所だけど、その邪神が私になったんだから、このまま使っていきましょう。乗っ取ったから、一応私の精神世界になるのかな?それなら、ここは時間が停止された空間にして、多くの物を取り込めるようにしよう、いわゆる「最高級アイテムボックス」だ。
---これで良しっと!
あとは、スキル、ユニークスキル、魔法、邪法を使いこなせるよう、ここで修行していきましょう。
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