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第一章 姪との出会い
4話 姪との出会い
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少しずつ近づいてくる二人の声、《チェルシー》という女の子は私の犯した罪をはっきりと冤罪だと言いましたわ。
私は十七歳で死にましたが、あれからどれ程の年月が経過しているのかわかりません。ただ、彼女の言い方か察するに、私の罪はまだ…晴れていない。
「あの怨…ルーテシアが眠る牢屋までもう少しだ」
「あの人に会えるかな?」
「さあな。前任者の話だと、彼女はここ数年姿を現していないらしい。俺自身、一度も見たことがない」
声が、かなり近い。
二人の姿を拝見できるはずですが、そもそも私は幽体なのですから、私を認識してくれるか不安ですわ。なんとか視認さえしてくれれば、話し合いも可能なのですが……そろそろ、ここに到着しますわね。
「ルーテシアさま~~、正義の味方チェルシーが会いに来ましたよ~~」
「あ、おい!!」
私から見て右側の通路から、ひょこっと可愛い女の子が現れました。この薄暗い環境の中、明るく気さくに話しかけてくるなんて……この状況が怖くないのでしょうか? 試しに、話しかけてみましょう。
「こんにちは。私に何か御用ですか?」
二人が私を認識したのか不明ですが、牢屋に辿り着き、私の声を聞いた途端、、ギシっと固まります。男性の方は三十歳くらいの騎士で、装備類の形状を見る限り、あまり格は高くないようです。おそらく、この地下区画の見張り番といったところですね。そしてチェルシーは十三歳くらいの少女で、私の見知った学園服を着用しており、黒髪で長さも首付近と短かく、非常に可愛いいのですが、何故か親近感が湧いてきます。
「ぎゃああああああ~~~~~~」
「うわあああ~~~叔母様が本当にいた~~~」
ザイルと呼ばれた男性騎士が、私と目が合った瞬間、叫び声と共に泡を吹き後方へ倒れ気絶しましたわ。
というかこの子、私のことを叔母様と言ったような?
「ちょっと、ザイルさん!! 私を放って気絶しないでよ~~~心細いよ~~~起きて~~~」
気絶した騎士を問答無用で左右に揺さぶるチェルシー、あなたも私に会いたいからここへ来たのでしょう?
それなのに、あんな叫び声をあげますか?
「もしも~し、私を無視しないでください。ほら、私の姿をよく見て。あなたの知るルーテシアじゃないでしょう?」
チェルシーが私の声にビクッと反応し、恐る恐る私のいる牢屋へと視線を向けます。
「あ…本当だ。私と同じくらいの女の子だ。でも、どうして叔母様の牢屋の中にいるの?」
また、叔母様と言いましたわ。
とりあえず、それは置いておくとして、理由をどう説明しましょう?
真実を言っても、多分信じてくれないでしょう。
ここは、誤魔化すのが得策ですね。
「私は…浮遊霊の《ルーテ》と言います。ここへ来た目的は、同じ幽霊のルーテシアという方とお話しするためです。名前が似ていますから、興味を持ったの。ここだけ異様におかしいので、無礼を承知で中に入らせてもらいましたわ」
まずは、チェルシーの中にある警戒心を解きましょう。
そして、本当にルーテシア・フォンテンスの姪なのか問い質さないといけませんわね。
私が事情(嘘)を説明すると、チェルシーは腰が抜けたのか、その場にへたり込みました。騎士の方は気絶してますから、ここへ来た理由もきちんと聞けそうです。
「あはは…ルーテか。だから、返事が返ってきたのね…ってそれよりも、あなたは平気なの? 牢屋内は聖宝符で覆われているんだよ?」
あら? 私の身を気にかけてくださるんですね。
「魔物化していませんから、全く問題ありませんわ」
守護霊や浮遊霊は、【魔】に支配されていませんから魔物ではありません。しかし、怨霊・地縛霊といった悪霊は、怨恨が魂に深く刻まれているため魔物化し、【ゴースト】へと変貌を遂げます。
「おかしいな~。《聖宝符》はあらゆる幽体を滅せる効果があると授業で習ったけど?」
私自身、ここで何が起きたのか全く知りませんが、矛盾が起きないよう話を合わせておきましょう。
「時と場合によりますわ。術者は符の効力を最大限に発揮させるため、対象をルーテシアのみと限定させたのでしょう。それにしても残念ですわ。お目当ての方は、既に滅せられたようですわね。チェルシーと言いましたか? ここで何が起きたのか、詳しく知っていますか?」
「当然、知ってるよ。十八年経過した今でも、劇として語り継がれているくらいだもの」
チェルシーから語られた内容、それは私にとって衝撃的なものでした。
○○○
ここは、私が死んでから十八年後の世界。
世間一般では、私は牢屋内にて服毒自殺したことになっている。しかも、遺書が死体の側に置かれており、筆跡鑑定により私のものであることが判明する。これにより、エクスランデ公爵令嬢毒殺未遂事件の犯人はルーテシア・フォンテンスと確定され、その話題は王都中に広がった。
異変が起きたのは、私の死から七日後の夜。
地下牢区画から呻き声のようなものが聞こえてくるため、数名の騎士が地下へと降り、怨霊と化したルーテシアと遭遇する。彼女は襲いかかってきたものの、どういうわけか地上へ出ようとしなかったため、騎士たちは大怪我を負ったものの逃げ出すことに成功する。そこから彼女と騎士団の壮絶な戦いが始まる。まず、光属性の結界魔術を使える神官やシスター達がルーテシアを地上へと行かせないよう、地下牢屋区画全体を覆う大規模な結界を張る。浄化魔術を扱える騎士と神官から編成された精鋭部隊が地下へと降りていき、牢屋区画にて彼女と接敵し対峙する。その激闘は十日間も続き、その戦いの余波が彼女の呻き声となって、毎日毎日王都中を駆け巡る。国民達も、騎士達が勝利することを一心に願う。その思いが天に届いたのか、退治とはいかなくともルーテシアを一つの地下牢内へ封印させることに成功する。
ここまで話を聞き続け、騎士団の被害状況を聞いたことで、私は驚きの声をあげました。
「そこまで強いゴースト相手に十日間も戦い続けて、精鋭部隊の死者数がゼロですって!? それはいくらなんでもありえませんわ!!」
私の見た牢屋内の壁中に刻まれた傷は戦闘による爪痕で、こういったものはこの区画のそこら中にあるそうです。精鋭部隊も四つのグループへと編成され、一グループずつルーテシアと戦い、消耗したら別グループへとバトンタッチする。ルーテシア一体だけとはいえ、死者がゼロだなんておかしいですわ!!
「私もおかしいと思うけど、前国王陛下が公言していることもあって、それが世間一般に知れ渡っている事実なの。それで…叔母様は死してなお、大勢の国民を苦しめたことで【第一級犯罪者】へと昇格され、その名が周辺国家にまで知れ渡った」
第一級犯罪者ですって!?
その名称は、平民だけでなく王族貴族に対しても大きな被害を齎した者にのみ贈られる不名誉なものよ!! 仮にあの事件の犯人が私だとしても、誰も殺していないのに、何故《第一級》が与えられるの!!
「わた…ルーテシアの実行したとされる犯罪は公爵令嬢毒殺未遂だけのはず、それだけで第一級……気にいりませんわ!!」
私だけが完全に悪者になっている。
誰が何の目的で、私をここまで陥れたの!!
「ルーテ、それは私も同じ意見だよ。あのね、死してなお十日間も王都全土を恐怖で支配した者には、第一級が相応しいだって。あ、これは国王陛下じゃなくて、平民たちの意見ね。国民全員を敵に回したからこそ、第一級認定されたの。死んだ人間だから、文句も言えないしね」
世論自体が私を敵認定したのね。
というか、それを引き起こした者は、断じて《私》じゃない!!
全く記憶にありませんもの!!
一体、誰が私に罪をなすりつけたの!?
「か…家族は? ルーテシアにも、家族はいるでしょう?」
その瞬間、チェルシーは下へ俯き押し黙る。
そこから、深い悲しみが彼女から伝わってきます。
彼女は悔しいのか悲しいのか、両手をきつく握りしめる。
何ですの、この変わりようは?
家族の話をした途端、さっきまで明るかった彼女が暗くなってゆく。
「十八年前……私のお父様以外、みんな死んじゃったよ」
「え…」
チェルシーから放たれた一言、それは私にとって衝撃的な内容でした。
私は十七歳で死にましたが、あれからどれ程の年月が経過しているのかわかりません。ただ、彼女の言い方か察するに、私の罪はまだ…晴れていない。
「あの怨…ルーテシアが眠る牢屋までもう少しだ」
「あの人に会えるかな?」
「さあな。前任者の話だと、彼女はここ数年姿を現していないらしい。俺自身、一度も見たことがない」
声が、かなり近い。
二人の姿を拝見できるはずですが、そもそも私は幽体なのですから、私を認識してくれるか不安ですわ。なんとか視認さえしてくれれば、話し合いも可能なのですが……そろそろ、ここに到着しますわね。
「ルーテシアさま~~、正義の味方チェルシーが会いに来ましたよ~~」
「あ、おい!!」
私から見て右側の通路から、ひょこっと可愛い女の子が現れました。この薄暗い環境の中、明るく気さくに話しかけてくるなんて……この状況が怖くないのでしょうか? 試しに、話しかけてみましょう。
「こんにちは。私に何か御用ですか?」
二人が私を認識したのか不明ですが、牢屋に辿り着き、私の声を聞いた途端、、ギシっと固まります。男性の方は三十歳くらいの騎士で、装備類の形状を見る限り、あまり格は高くないようです。おそらく、この地下区画の見張り番といったところですね。そしてチェルシーは十三歳くらいの少女で、私の見知った学園服を着用しており、黒髪で長さも首付近と短かく、非常に可愛いいのですが、何故か親近感が湧いてきます。
「ぎゃああああああ~~~~~~」
「うわあああ~~~叔母様が本当にいた~~~」
ザイルと呼ばれた男性騎士が、私と目が合った瞬間、叫び声と共に泡を吹き後方へ倒れ気絶しましたわ。
というかこの子、私のことを叔母様と言ったような?
「ちょっと、ザイルさん!! 私を放って気絶しないでよ~~~心細いよ~~~起きて~~~」
気絶した騎士を問答無用で左右に揺さぶるチェルシー、あなたも私に会いたいからここへ来たのでしょう?
それなのに、あんな叫び声をあげますか?
「もしも~し、私を無視しないでください。ほら、私の姿をよく見て。あなたの知るルーテシアじゃないでしょう?」
チェルシーが私の声にビクッと反応し、恐る恐る私のいる牢屋へと視線を向けます。
「あ…本当だ。私と同じくらいの女の子だ。でも、どうして叔母様の牢屋の中にいるの?」
また、叔母様と言いましたわ。
とりあえず、それは置いておくとして、理由をどう説明しましょう?
真実を言っても、多分信じてくれないでしょう。
ここは、誤魔化すのが得策ですね。
「私は…浮遊霊の《ルーテ》と言います。ここへ来た目的は、同じ幽霊のルーテシアという方とお話しするためです。名前が似ていますから、興味を持ったの。ここだけ異様におかしいので、無礼を承知で中に入らせてもらいましたわ」
まずは、チェルシーの中にある警戒心を解きましょう。
そして、本当にルーテシア・フォンテンスの姪なのか問い質さないといけませんわね。
私が事情(嘘)を説明すると、チェルシーは腰が抜けたのか、その場にへたり込みました。騎士の方は気絶してますから、ここへ来た理由もきちんと聞けそうです。
「あはは…ルーテか。だから、返事が返ってきたのね…ってそれよりも、あなたは平気なの? 牢屋内は聖宝符で覆われているんだよ?」
あら? 私の身を気にかけてくださるんですね。
「魔物化していませんから、全く問題ありませんわ」
守護霊や浮遊霊は、【魔】に支配されていませんから魔物ではありません。しかし、怨霊・地縛霊といった悪霊は、怨恨が魂に深く刻まれているため魔物化し、【ゴースト】へと変貌を遂げます。
「おかしいな~。《聖宝符》はあらゆる幽体を滅せる効果があると授業で習ったけど?」
私自身、ここで何が起きたのか全く知りませんが、矛盾が起きないよう話を合わせておきましょう。
「時と場合によりますわ。術者は符の効力を最大限に発揮させるため、対象をルーテシアのみと限定させたのでしょう。それにしても残念ですわ。お目当ての方は、既に滅せられたようですわね。チェルシーと言いましたか? ここで何が起きたのか、詳しく知っていますか?」
「当然、知ってるよ。十八年経過した今でも、劇として語り継がれているくらいだもの」
チェルシーから語られた内容、それは私にとって衝撃的なものでした。
○○○
ここは、私が死んでから十八年後の世界。
世間一般では、私は牢屋内にて服毒自殺したことになっている。しかも、遺書が死体の側に置かれており、筆跡鑑定により私のものであることが判明する。これにより、エクスランデ公爵令嬢毒殺未遂事件の犯人はルーテシア・フォンテンスと確定され、その話題は王都中に広がった。
異変が起きたのは、私の死から七日後の夜。
地下牢区画から呻き声のようなものが聞こえてくるため、数名の騎士が地下へと降り、怨霊と化したルーテシアと遭遇する。彼女は襲いかかってきたものの、どういうわけか地上へ出ようとしなかったため、騎士たちは大怪我を負ったものの逃げ出すことに成功する。そこから彼女と騎士団の壮絶な戦いが始まる。まず、光属性の結界魔術を使える神官やシスター達がルーテシアを地上へと行かせないよう、地下牢屋区画全体を覆う大規模な結界を張る。浄化魔術を扱える騎士と神官から編成された精鋭部隊が地下へと降りていき、牢屋区画にて彼女と接敵し対峙する。その激闘は十日間も続き、その戦いの余波が彼女の呻き声となって、毎日毎日王都中を駆け巡る。国民達も、騎士達が勝利することを一心に願う。その思いが天に届いたのか、退治とはいかなくともルーテシアを一つの地下牢内へ封印させることに成功する。
ここまで話を聞き続け、騎士団の被害状況を聞いたことで、私は驚きの声をあげました。
「そこまで強いゴースト相手に十日間も戦い続けて、精鋭部隊の死者数がゼロですって!? それはいくらなんでもありえませんわ!!」
私の見た牢屋内の壁中に刻まれた傷は戦闘による爪痕で、こういったものはこの区画のそこら中にあるそうです。精鋭部隊も四つのグループへと編成され、一グループずつルーテシアと戦い、消耗したら別グループへとバトンタッチする。ルーテシア一体だけとはいえ、死者がゼロだなんておかしいですわ!!
「私もおかしいと思うけど、前国王陛下が公言していることもあって、それが世間一般に知れ渡っている事実なの。それで…叔母様は死してなお、大勢の国民を苦しめたことで【第一級犯罪者】へと昇格され、その名が周辺国家にまで知れ渡った」
第一級犯罪者ですって!?
その名称は、平民だけでなく王族貴族に対しても大きな被害を齎した者にのみ贈られる不名誉なものよ!! 仮にあの事件の犯人が私だとしても、誰も殺していないのに、何故《第一級》が与えられるの!!
「わた…ルーテシアの実行したとされる犯罪は公爵令嬢毒殺未遂だけのはず、それだけで第一級……気にいりませんわ!!」
私だけが完全に悪者になっている。
誰が何の目的で、私をここまで陥れたの!!
「ルーテ、それは私も同じ意見だよ。あのね、死してなお十日間も王都全土を恐怖で支配した者には、第一級が相応しいだって。あ、これは国王陛下じゃなくて、平民たちの意見ね。国民全員を敵に回したからこそ、第一級認定されたの。死んだ人間だから、文句も言えないしね」
世論自体が私を敵認定したのね。
というか、それを引き起こした者は、断じて《私》じゃない!!
全く記憶にありませんもの!!
一体、誰が私に罪をなすりつけたの!?
「か…家族は? ルーテシアにも、家族はいるでしょう?」
その瞬間、チェルシーは下へ俯き押し黙る。
そこから、深い悲しみが彼女から伝わってきます。
彼女は悔しいのか悲しいのか、両手をきつく握りしめる。
何ですの、この変わりようは?
家族の話をした途端、さっきまで明るかった彼女が暗くなってゆく。
「十八年前……私のお父様以外、みんな死んじゃったよ」
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