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第三章 水面下で蠢く者たち
36話 悪魔(=天使)との出会い ※アレン・クバイルム視点
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僕の名はアレン・クバイルム、誇り高きクバイルム侯爵家の次男だ。
父はたった一人で平民から侯爵という地位にまで昇り詰めた武人、当然貴族の礼節などを知らなかったこともあり、母が貴族の何たるかを教え、その過程で愛が芽生え結婚した。母の貴族教育は厳しいものであったらしく、知り合ってから二年ほどで父を完璧な《貴族》兼《武人》に仕上げさせたという。
現在では、父と母は王族貴族平民からも慕われている。そんな両親を持つ兄や姉も、父の血を受け継いでいるためか武芸や魔術に秀でており、危険視されている魔物たちを次々と討伐し周辺の街や村々を救っていることで、どんどん実績を積み上げていっている。
そんな優秀な家族に囲まれている僕はというと、自分なりに努力こそしているけど、上達速度が常人よりもかなり遅いこともあって、他人から《落ちこぼれ》と言われている。
使用人や同年代の友人たちも、家族のいないところで《落ちこぼれ》《劣等生》など好き勝手言っているけど、僕に対して直接何も言ってこないだけ、まだマシな方だ。お茶会で知り合った【あの三人】だけは、直接的に嫌味を言ってくる。一人が僕と同じ侯爵令息ということもあって、容赦のない攻撃だった。
奴らの虐めは過度の暴行などではなく、巧みな話術による攻撃だ。
お茶会で剣術や魔術の話題になると、僕の印象を落とし、自分たちの評価を高くするよう誘導する。嘘ではなく真実ということもあって、皆からの評価も高いんだ。僕は余りにも惨めになって、その気持ちを父と母に訴えたこともある。
二人とも、こんな惨めで情けない僕を見ても決して怒ろうとしなかった。
『人には向き不向きがあるのだから、決して諦めるな。アレンの中には、秘めたる才能が必ずある!! 諦めず探し続けるんだ』
『そうよ。アレンの場合、何処かの分野にだけ突出した才能が必ずあるはずよ!!』
と言ってくれているけど、当時行われている訓練メニューからは、自分の才能を見出せそうになかった。
そんな悶々とした日々が何年も続き、僕は学園に入学した。定期テスト自体は九位だったこともあり、皆も褒めてくれたけど、【あの三人】だけは違った。僕の成績が自分たちよりも上だったこともあり、『知識があっても、それを活かさなきゃ意味ないぜ』という負け惜しみを言ってきた。実際その通りだから、僕は何も言い返せなかったけど、たとえ武術や魔術に秀でていなくても、この頭脳で相手を超えることができるのなら、将来文官を目指してもいいかなと思うようになった。
そして《立志の儀》当日、あの三人はスロウキャット、アマゾネスオウル、タフネスホークという優秀な魔物たちと主従契約を結び、僕に見せつけてきた。多少の嫉妬を感じこそしたけど、あの時の僕は母からのアドバイスで、頭がいっぱいでどうでも良かった。
『アレン、これまでのデータから推理すると、あなたには《闇》属性の魔術的才能がある。立志の儀では、その匂いに釣られて強力な魔物が現れるかもしれない。もし実現したら、決して逃げちゃダメよ。必ず話し合い、その魔物を追い返しなさい!!』
意味がわからなかった。
母はこれまでのデータと言っていたけど、ここまでの時点で、僕の魔術はどの属性においても、平凡レベルであることが判明している。なのに、何故《闇属性の魔術的才能がある》や《召喚されるのが魔物》と言い切れるんだ?
母が予言めいた発言をした時、外れた試しがない。だから、僕は邪なことを考えず、心から僕に惹かれる生物が召喚されるよう祈った。
そうして現れたのが、中級闇精霊のイルカだった。
『あなたの魔力、凄く居心地が良いわ』
『え、僕の魔力が? 僕は魔術の才能なんてないけど?』
『それは、あなたの魔力が《闇特化型》だからよ。そういう人って、稀にいるのよね。特化型は、一つの属性に対して爆発的な力を発揮するけど、それ以外は平凡以下なの。ちなみに、今のあなたは土台も未熟だから、闇自体も平凡レベル、気づかなくて当然よ』
母の予言が半分的中した。
《特化型魔術師》、僕も授業で習ったから知っている。魔術における全ての才能が一つの属性に集結し、その属性に限り爆発的な力を発揮する。
『僕はこれから努力して、立派な特化型魔術師になってみせる。イルカ、僕-アレン・クバイルムと主従契約を結んでくれないか?』
『いいよ』
主従の誓いとして、僕が握手を求めると、彼女は笑顔で握手に求めてくれた。その瞬間、僕の中の何かが変わった。それが何なのかはわからないけど、バラバラだった力が一つに集約されたかのような感覚だった。
そうして喜びに満ち溢れている時に、【あの三人】が僕たちのもとへやって来た。
・イルカ様、あなたはアレンに騙されている!!
・アレンは器用貧乏で、契約しても何のメリットもない!!
・こいつは、クバイルム侯爵家のお荷物なんです!! イルカ様は俺にこそ相応しんだ!!
僕に対して、有る事無い事を必死に言い募り、挙げ句の果てにいきなり火魔術《火弾》を僕目掛けて何発も何発も放ち、僕はそれらを全弾くらったことで倒れてしまった。
・ほら、弱い!! 最弱魔術の火弾四発でこの様ですよ!! は、無様だな、アレン!!
火弾をくらい倒れた時、正直腑が煮えくり返りそうな思いだっだ。
僕の後方にはイルカがいるんだぞ!!
回避なんてしたら、小さな彼女に直撃するじゃないか!!
さっきから僕に対する罵詈雑言、イルカを無視した無慈悲な行動、許せない…もう我慢の限界だ!!
こいつらを……殺してやる!!
もう…どうなろうが知ったことか!!
『いいね、散々痛ぶってから殺そう。私も、こういうクズ人間は大嫌いなの。さあ、回復させたよ。立って、復讐を始めよう』
その言葉を聞いた瞬間、僕の中の何かが弾けた。
そこからは記憶も曖昧だけど、僕自身があの三人を徹底的に殴ったり蹴ったりもしたけど、途中で闇ゴーレムが参戦して、奴らに暴行を与え続けた。そして、これで最後という時に、横から衝撃が走ったんだ。
殴られたと思い、相手を確認すると、僕と同学年の女の子、名前はチェルシー・オースコットだったと思う。どうせこいつも、正論を立てて僕の復讐の邪魔をする気なんだと思い、攻撃を加えようとしたら、彼女から語られた言葉は、僕の想像と違っていた。
……まさか、《復讐のやり方が温い》と叱られるとは思わなかった。
彼女の語る復讐は、僕もイルカも心底恐怖を感じてしまい、心が完全に醒めてしまった。
《殺すのなら誰もいないところで》
《復讐するのなら、相手の身も心も徹底的に痛ぶり尽くし全てを破壊してから殺せ》
《殺したら、闇魔法で魂を閉じ込めて、自分が死ぬまで一生痛め続けろ》
途中から恐怖を感じ何も言えなくなってしまい、僕とイルカも正座させられ、ず~っと叱られ続けた。
結局、この子は復讐を止めようとしたわけじゃない。
やるのなら、自分の命を捨てる覚悟で、秘密裏に徹底的にやれということだ。
僕たちを叱る女の子《チェルシー・オースコット》は、可愛い顔をした悪魔だと思ったけど、その顔は復讐に囚われたものじゃなかった。
詳しい事情を知らないけど、彼女も誰かに復讐したいらしい。
おそらく、親しい人が無惨に殺されたのだろう。
でも、彼女が自分の心を正常に保ちながら、僕たちに復讐とは何なのかを理路整然と教えてくれたおかげもあって、僕は自分の仕出かした行為がなんて浅はかなものなんだと痛感した。
そして、必死に講義してくれる彼女を見ていくうちに、悪魔ではなく天使のように感じてきた。
この子なら、僕を救ってくれる。
《僕なら彼女の抱える闇を救えるはずだ》と心から思うようになった。
今はまだ未熟な力しか持っていないけど、これからはイルカと協力して、自分の持つ力を限界以上に引き上げ、彼女の復讐をサポートしてあげよう。
そのためには、チェルシーに認めてもらえるような立派な人間として成長するんだ。
父はたった一人で平民から侯爵という地位にまで昇り詰めた武人、当然貴族の礼節などを知らなかったこともあり、母が貴族の何たるかを教え、その過程で愛が芽生え結婚した。母の貴族教育は厳しいものであったらしく、知り合ってから二年ほどで父を完璧な《貴族》兼《武人》に仕上げさせたという。
現在では、父と母は王族貴族平民からも慕われている。そんな両親を持つ兄や姉も、父の血を受け継いでいるためか武芸や魔術に秀でており、危険視されている魔物たちを次々と討伐し周辺の街や村々を救っていることで、どんどん実績を積み上げていっている。
そんな優秀な家族に囲まれている僕はというと、自分なりに努力こそしているけど、上達速度が常人よりもかなり遅いこともあって、他人から《落ちこぼれ》と言われている。
使用人や同年代の友人たちも、家族のいないところで《落ちこぼれ》《劣等生》など好き勝手言っているけど、僕に対して直接何も言ってこないだけ、まだマシな方だ。お茶会で知り合った【あの三人】だけは、直接的に嫌味を言ってくる。一人が僕と同じ侯爵令息ということもあって、容赦のない攻撃だった。
奴らの虐めは過度の暴行などではなく、巧みな話術による攻撃だ。
お茶会で剣術や魔術の話題になると、僕の印象を落とし、自分たちの評価を高くするよう誘導する。嘘ではなく真実ということもあって、皆からの評価も高いんだ。僕は余りにも惨めになって、その気持ちを父と母に訴えたこともある。
二人とも、こんな惨めで情けない僕を見ても決して怒ろうとしなかった。
『人には向き不向きがあるのだから、決して諦めるな。アレンの中には、秘めたる才能が必ずある!! 諦めず探し続けるんだ』
『そうよ。アレンの場合、何処かの分野にだけ突出した才能が必ずあるはずよ!!』
と言ってくれているけど、当時行われている訓練メニューからは、自分の才能を見出せそうになかった。
そんな悶々とした日々が何年も続き、僕は学園に入学した。定期テスト自体は九位だったこともあり、皆も褒めてくれたけど、【あの三人】だけは違った。僕の成績が自分たちよりも上だったこともあり、『知識があっても、それを活かさなきゃ意味ないぜ』という負け惜しみを言ってきた。実際その通りだから、僕は何も言い返せなかったけど、たとえ武術や魔術に秀でていなくても、この頭脳で相手を超えることができるのなら、将来文官を目指してもいいかなと思うようになった。
そして《立志の儀》当日、あの三人はスロウキャット、アマゾネスオウル、タフネスホークという優秀な魔物たちと主従契約を結び、僕に見せつけてきた。多少の嫉妬を感じこそしたけど、あの時の僕は母からのアドバイスで、頭がいっぱいでどうでも良かった。
『アレン、これまでのデータから推理すると、あなたには《闇》属性の魔術的才能がある。立志の儀では、その匂いに釣られて強力な魔物が現れるかもしれない。もし実現したら、決して逃げちゃダメよ。必ず話し合い、その魔物を追い返しなさい!!』
意味がわからなかった。
母はこれまでのデータと言っていたけど、ここまでの時点で、僕の魔術はどの属性においても、平凡レベルであることが判明している。なのに、何故《闇属性の魔術的才能がある》や《召喚されるのが魔物》と言い切れるんだ?
母が予言めいた発言をした時、外れた試しがない。だから、僕は邪なことを考えず、心から僕に惹かれる生物が召喚されるよう祈った。
そうして現れたのが、中級闇精霊のイルカだった。
『あなたの魔力、凄く居心地が良いわ』
『え、僕の魔力が? 僕は魔術の才能なんてないけど?』
『それは、あなたの魔力が《闇特化型》だからよ。そういう人って、稀にいるのよね。特化型は、一つの属性に対して爆発的な力を発揮するけど、それ以外は平凡以下なの。ちなみに、今のあなたは土台も未熟だから、闇自体も平凡レベル、気づかなくて当然よ』
母の予言が半分的中した。
《特化型魔術師》、僕も授業で習ったから知っている。魔術における全ての才能が一つの属性に集結し、その属性に限り爆発的な力を発揮する。
『僕はこれから努力して、立派な特化型魔術師になってみせる。イルカ、僕-アレン・クバイルムと主従契約を結んでくれないか?』
『いいよ』
主従の誓いとして、僕が握手を求めると、彼女は笑顔で握手に求めてくれた。その瞬間、僕の中の何かが変わった。それが何なのかはわからないけど、バラバラだった力が一つに集約されたかのような感覚だった。
そうして喜びに満ち溢れている時に、【あの三人】が僕たちのもとへやって来た。
・イルカ様、あなたはアレンに騙されている!!
・アレンは器用貧乏で、契約しても何のメリットもない!!
・こいつは、クバイルム侯爵家のお荷物なんです!! イルカ様は俺にこそ相応しんだ!!
僕に対して、有る事無い事を必死に言い募り、挙げ句の果てにいきなり火魔術《火弾》を僕目掛けて何発も何発も放ち、僕はそれらを全弾くらったことで倒れてしまった。
・ほら、弱い!! 最弱魔術の火弾四発でこの様ですよ!! は、無様だな、アレン!!
火弾をくらい倒れた時、正直腑が煮えくり返りそうな思いだっだ。
僕の後方にはイルカがいるんだぞ!!
回避なんてしたら、小さな彼女に直撃するじゃないか!!
さっきから僕に対する罵詈雑言、イルカを無視した無慈悲な行動、許せない…もう我慢の限界だ!!
こいつらを……殺してやる!!
もう…どうなろうが知ったことか!!
『いいね、散々痛ぶってから殺そう。私も、こういうクズ人間は大嫌いなの。さあ、回復させたよ。立って、復讐を始めよう』
その言葉を聞いた瞬間、僕の中の何かが弾けた。
そこからは記憶も曖昧だけど、僕自身があの三人を徹底的に殴ったり蹴ったりもしたけど、途中で闇ゴーレムが参戦して、奴らに暴行を与え続けた。そして、これで最後という時に、横から衝撃が走ったんだ。
殴られたと思い、相手を確認すると、僕と同学年の女の子、名前はチェルシー・オースコットだったと思う。どうせこいつも、正論を立てて僕の復讐の邪魔をする気なんだと思い、攻撃を加えようとしたら、彼女から語られた言葉は、僕の想像と違っていた。
……まさか、《復讐のやり方が温い》と叱られるとは思わなかった。
彼女の語る復讐は、僕もイルカも心底恐怖を感じてしまい、心が完全に醒めてしまった。
《殺すのなら誰もいないところで》
《復讐するのなら、相手の身も心も徹底的に痛ぶり尽くし全てを破壊してから殺せ》
《殺したら、闇魔法で魂を閉じ込めて、自分が死ぬまで一生痛め続けろ》
途中から恐怖を感じ何も言えなくなってしまい、僕とイルカも正座させられ、ず~っと叱られ続けた。
結局、この子は復讐を止めようとしたわけじゃない。
やるのなら、自分の命を捨てる覚悟で、秘密裏に徹底的にやれということだ。
僕たちを叱る女の子《チェルシー・オースコット》は、可愛い顔をした悪魔だと思ったけど、その顔は復讐に囚われたものじゃなかった。
詳しい事情を知らないけど、彼女も誰かに復讐したいらしい。
おそらく、親しい人が無惨に殺されたのだろう。
でも、彼女が自分の心を正常に保ちながら、僕たちに復讐とは何なのかを理路整然と教えてくれたおかげもあって、僕は自分の仕出かした行為がなんて浅はかなものなんだと痛感した。
そして、必死に講義してくれる彼女を見ていくうちに、悪魔ではなく天使のように感じてきた。
この子なら、僕を救ってくれる。
《僕なら彼女の抱える闇を救えるはずだ》と心から思うようになった。
今はまだ未熟な力しか持っていないけど、これからはイルカと協力して、自分の持つ力を限界以上に引き上げ、彼女の復讐をサポートしてあげよう。
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