【R-18】トラウマ持ちのSubは縛られたい 〜Dom/Subユニバース

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溺愛Domは甘やかしたい 2

ふたりのルール




 今日は二人とも休みなので、棗の家に来ることになった。
 久しぶりに、リビングの大きなソファに座る。
 ふかふかで気持ちがいい。

 紅茶を乗せたトレーをサイドテーブルに乗せ、棗も朋志の隣に座った。

 お互いの気持ちを確かめてから、初めての休日。
 これからふたりで、プレイ観のすり合わせをするつもりだ。


 したいこと、してほしいこと、好きなプレイやコマンドを出し合うことになっている。


 夕食を済ませて、食後の紅茶を飲む。目の前には開いたノート。
 決まったことを書くために用意している。


 
 「丸目さんはなにか、プレイをするならこれだけはしてほしいこととか、これだけはやめてほしいとか…決めておきたいことはありますか」
 「俺は、たくさん褒めてほしいです。あと、プレイ中は一緒にいてほしいです。あとは…」
 「あとは」
 先日、お互い気持ちを確かめあって、その時は深く考えず、すらすら言えたことだが、改めて言うのはなんだか恥ずかしい気がする。

 棗が、じーっと朋志の言葉を待っている。目が合うと笑顔の圧。
 笑顔が綺麗なのだ、棗は。
 いつもそれに負けてしまう。

 「時々でいいので、縛ったままコマンドを出してほしいです…」


 朋志の手を軽く撫でる大きな手。

 「親指を縛ったプレイは、よかったですか」
 「…はい…」
 
 プレイのすり合わせは、大事なことだけど、恥ずかしい。
 顔が熱くなってきた。

 「ケアもたくさんしてください」
 「ええ、もちろん」





 「棗さんの希望はどんなことですか」
 「僕は…」
 棗が、満面の笑みで言うには。
 


 「”Sit”は、僕の膝のうえに座ってほしいです」

 「ひ、膝に…?」
 「ええ」
 「そんな…恥ずかしいです」
 

 「だったら、”Kneel”の基本姿勢にしましょう」
 「基本姿勢…」
 「丸目さんはどちらがいいですか」

 膝の上に乗ることを、決定事項として聞いてくる棗がこわい。
 さあ。とぐいぐいくる。

 これを否定したら、さらに恥ずかしいものを要求されるかも…と思うと、これ以上何も言えなかった。
 きっと、プレイ中に要求されたら、どんな恥ずかしいことでも、受け入れてしまうと思う。
 事前に確認されているだけ、まだましかもしれない。…たぶん。


 先ほど、縛ってほしいといったときの羞恥心は、ところてん式に押し出され、棗の膝の上に乗り上げる想像をして、一人目を白黒させるしかない朋志だ。


 ーーー ”Kneel”で膝の上に座る発想はなかった…
 


 行為自体が恥ずかしいこともあるが…。

 顕とプレイをしていた時も、顕を見上げる姿勢でしか座ったことはない。
 棗の膝の上に座ると、棗が朋志を見上げることになる。

 プレイ中にDomを見下ろしていいのか、したことがないのでわからないけど、当の棗は嬉々としていて、朋志の返事を待っている。
 そのうえ、「練習してみますか」と前のめりだ。




 「…はい…」



 すごい人とパートナーになってしまった…。
 






 一行目。
 ”Kleel”は膝の上で。
 


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