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溺愛Domは甘やかしたい 2
上手な甘え方 2
しおりを挟む第二性について、以前の朋志は、不安の気持ちを自覚していないまま、Domの顔色を伺って、コマンドに縛られていた。
Domによく見られたい、もっとコマンドがほしい、褒めてもらいたいという思いに囚われていた。
でも本当は、緊張度が高くて不安になりやすいタイプで。
プレイ中は、Domが近くにいないと、特に不安定になることが、棗とのプレイで自覚できた。
今は棗が細かくケアをしながら、不安にならないように、プレイしてくれるおかげで、落ち着いてプレイを楽しむことができている。
そんな自分の特性を知ったときは驚いた。
Subとしてイメージしていた自分とはかけ離れていたので、ショックも受けた。
朋志『個人』は。
あまり気が強い方ではなく、引っ込み思案で、流されやすいところもある。争いも苦手だ。
思春期には、第二性が発現したが、身近な人に第二性を持った人がいなくて、相談できる相手もいないまま、一般的なSubイメージに自分を当てはめていたように思う。第二性のこともあり、一人で過ごすことが多かった。
そんな性格なので、イメージしていたSub像との違いにショックは受けたが、朋志『個人』とも大きなズレはなく、受け入れも早かった。
第二性では、かなり背伸びをしていたのだと気づけた。
もちろん、棗がいてくれたおかげだが。
そんなわけで。
最近、棗がちょっと変だと思うのだが、どう切り出したら良いのか、切り出していいのかと悩んでいた。
日課になっているメッセージアプリでのやり取り。
今日の仕事終わりに、棗はジムに寄るらしい。
--- アクティブだなあ
朋志は、棗よりも自由に使える時間は多いが、一日のうちにあれこれと分刻みに予定を詰め込めないタイプなので、羨ましい。
『よく眠れそうですね』
『快眠ですよ』
『風邪とか引いたことありますか』
『記憶にある限りはありません』
--- 体調は全く問題なさそうだ
--- 体調じゃなかったら、気持ち的な?
『明日は、そちらに行ってもいいですか』
『大丈夫ですよ。ぜひいらしてください』
うまく聞き出せるか、若干の不安はありつつ、…心配なのだ。
朋志が困っていたり、不安があると、すぐに話を聞いて一緒に解決してくれる。
コミュニケーションの駆け引き自をしながら然に聞き出すことはできないので、素直に聞いてみよう。
なにもなかったらそれで良い。
話をしてくれたらいいけれど。
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