【R-18】トラウマ持ちのSubは縛られたい 〜Dom/Subユニバース

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期待をこめて

Dom/Subのなかよしクック



 チーズフォンデュ

 「ブロッコリーを茹でましょう」
 「はい棗さん、っあ棗さん」
 「はい」
 「タイマーかけなくて大丈夫ですか」
 「大丈夫ですよ」
 「タイマーしなくて大丈夫ですか。茹で加減がわかりますか」
 「ええ、勘です」
 「ええっ!」
 「冗談てす。竹串を刺して固さを確かめます」
 「はい。竹串を用意しました」
 「人参とじゃがいもも茹でてしまいましょう」
 「はい」
 「朋志さん、以前に比べて包丁の使い方に安心感がありますね」
 「料理教室に通っている成果が出ていますか」
 「ええ、継続が力になっていますね」
 「嬉しいです。相変わらずクラスでは俺が一番足を引っ張っていて、いつも葛山さんが手伝ってくれます」
 「葛山さん…」
 「あっ、葛山さんはそんなんじゃないです」
 「僕も通えばよかったです」
 「棗さんは上級者コー…いえ、漢の料理教室です。…俺のところはだめです」
 「わかりました。葛山さんがどんな人なのか教えてくれたら諦めます」
 「葛山さん…時間が一緒になることが多くて、彼氏に美味しい手料理を食べてもらうために通っています」
 「彼氏がいるなら安心ですね」
 「はい。葛山さんはこう…見た目はキラキラしていますが、お母さんみたいな人で優しいです」
 「お母さん…年上の方ですか」
 「去年大学を卒業したと言っていました。若いですが頼りになる人です」
 「違う意味で気になってきましたね…あ、茹で加減見てください」
 「はい…すっと通りました」
 「ザルに移しましょう。ホットプレートを持ってきます」
 「ありがとうございます」


 「朋志さんはどれくらい食べられそうですか」
 「たくさん食べたいです」
 「…全部盛りますか」
 「盛りましょう」
 「わかりました」
 「わあぁ、賑やかですね」
 「ええ、美味しそうです。キッチンへ行きましょう」
 「はいっ」
 
 「飲み物は大丈夫ですか」
 「はい、ポットに紅茶が入っています」
 「よかった。では、いただきます」
 「いただきます」

 「あ、はんぺん、美味しいです」
 「本当ですね。会社の人は美味しいと勧めてくれましたが、正直食べるまでは安心できないと思っていました…」
 「美味しかった報告ができますね」
 「ええ」

 「お腹いっぱいになりましたね」
 「はい、あ、食後のコーヒーは俺が用意しますから棗さんは座っていてください」
 「お言葉に甘えて…あ、コーヒーの準備はこのエプロンでお願いします」
 「え…はい」
 「ありがとうございます」
 「棗さん、いつの間にかエプロンが増えていませんか」
 「増やしました。エプロンの世界は結構奥深くて…朋志さんはなんでも似合いますから」
 「えっ俺のですか!」
 「他の誰に要りますか、僕は体も一つですし一枚で充分です。朋志さんは作る料理に合わせて着用してください。そのときは僕に見せてくれると嬉しいです」
 「…棗さん…」



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