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トラウマ持ちのSubが幸せになる方法
罪作り 1
※棗くんの変態性を楽しむ小話
仕事は順調、性格も申し分なく、眉目秀麗で清潔感もある。精緻計算された顔面のパーツ配置、均整の取れた体躯、ついでに若い。
棗理人はダイナミクス属性がDomである。Dom性も強く、Subへのプレイ要求度も高い。かつ気遣いもできる。ついでに美形だ。しかし、見た目に反してSubからの人気はない。
10代の頃は、パートナーができないかもしれないと悩んでいた頃もあったが、20代半ばにしてめでたくパートナーを得ることができた。
そして、棗の人生観は大きく変わった。
丸目朋志、ダイナミクス属性Subの男性。
元々は、朋志の元パートナーからの紹介で知り合った。朋志のことを気に入った棗は、彼とすぐにでもパートナーになりたいと思っていたが、朋志のほうはそうではなく、棗から一歩引いたところにいた。それでも、お試しのプレイから初めて徐々に距離を詰めていき、パートナーとして認めてもらえたときは嬉しかった。
朋志は、棗よりも二つ年上で、真面目でしっかりした大人だが、どこか緩い雰囲気がある。その緩さは彼の長所であり、可愛さでもある。とにかく。…とにかく、すごくかわいい。骨抜きにされたとはこのことだ。
棗の世界は彼を中心に回っていると言っても過言ではない。
どこに出しても申し分のないスペックを持ちつつ、自己研鑚も怠らない。それも全ては朋志のために…。
そんな朋志が体調を崩した。
季節の変わり目、寒暖差が激しい日が続いたある日のことである。
夜中に朋志の部屋からドスンと音がしたので、何事かと様子を見に行くと、ベッドからずり落ちていた。
「大丈夫ですか、…!」
「な、棗さん…」
寝ぼけたのかと思いながら近づき、抱き起こそうと触れた体は熱かった。
「なんだか暑くて…、水を飲みに行こうとしたのですが力が抜けて」
「ええ、あなた熱がありますよ」
「熱…」
検温すると案の定、熱があった。
朋志の部屋は窓際で日当たりもよく、換気もしやすいはずたが…夜温が下がって隙間風でも入ったのか。空気清浄機を置いてエアコンを入れ替えようか、断熱材を入れるか、床暖にするか、一瞬のうちに過保護な思考に傾いた。
「僕の方に連れていきますよ、水は持ってきますから」
「はい…あ、でも感染るかも…」
「気になりますので、近くで寝てください。マスクはしますから」
「…はい」
軽い体を抱き上げて、棗のベッドに連れていく。
「棗さん、ごめんなさい。こんな夜中に…」
「気にしないでください、さ、横になって」
「はい…あ」
「どうしましたか」
「棗さんの匂いがして…落ち着きます。すぐ寝られそう…」
そう言って朋志は、本当にあっさりと眠ってしまった。
熱の疲れが大いにあるのだろう。朝まで待って下がらなければ、病院に連れて行こう。
それよりも、さっきの言葉…。
「…」
どうしてくれようかという案件だった。
しかし、相手は病人である。
朋志にはそういうところが、よくある。
同じ男なのだ。そんなことを言われたら、誘われているのかと思うのだが、朋志にそのような意図はない。
棗は、朋志のことが心配で、しかしそれだけではなく、眠れない夜を過ごすことになった。
仕事は順調、性格も申し分なく、眉目秀麗で清潔感もある。精緻計算された顔面のパーツ配置、均整の取れた体躯、ついでに若い。
棗理人はダイナミクス属性がDomである。Dom性も強く、Subへのプレイ要求度も高い。かつ気遣いもできる。ついでに美形だ。しかし、見た目に反してSubからの人気はない。
10代の頃は、パートナーができないかもしれないと悩んでいた頃もあったが、20代半ばにしてめでたくパートナーを得ることができた。
そして、棗の人生観は大きく変わった。
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元々は、朋志の元パートナーからの紹介で知り合った。朋志のことを気に入った棗は、彼とすぐにでもパートナーになりたいと思っていたが、朋志のほうはそうではなく、棗から一歩引いたところにいた。それでも、お試しのプレイから初めて徐々に距離を詰めていき、パートナーとして認めてもらえたときは嬉しかった。
朋志は、棗よりも二つ年上で、真面目でしっかりした大人だが、どこか緩い雰囲気がある。その緩さは彼の長所であり、可愛さでもある。とにかく。…とにかく、すごくかわいい。骨抜きにされたとはこのことだ。
棗の世界は彼を中心に回っていると言っても過言ではない。
どこに出しても申し分のないスペックを持ちつつ、自己研鑚も怠らない。それも全ては朋志のために…。
そんな朋志が体調を崩した。
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夜中に朋志の部屋からドスンと音がしたので、何事かと様子を見に行くと、ベッドからずり落ちていた。
「大丈夫ですか、…!」
「な、棗さん…」
寝ぼけたのかと思いながら近づき、抱き起こそうと触れた体は熱かった。
「なんだか暑くて…、水を飲みに行こうとしたのですが力が抜けて」
「ええ、あなた熱がありますよ」
「熱…」
検温すると案の定、熱があった。
朋志の部屋は窓際で日当たりもよく、換気もしやすいはずたが…夜温が下がって隙間風でも入ったのか。空気清浄機を置いてエアコンを入れ替えようか、断熱材を入れるか、床暖にするか、一瞬のうちに過保護な思考に傾いた。
「僕の方に連れていきますよ、水は持ってきますから」
「はい…あ、でも感染るかも…」
「気になりますので、近くで寝てください。マスクはしますから」
「…はい」
軽い体を抱き上げて、棗のベッドに連れていく。
「棗さん、ごめんなさい。こんな夜中に…」
「気にしないでください、さ、横になって」
「はい…あ」
「どうしましたか」
「棗さんの匂いがして…落ち着きます。すぐ寝られそう…」
そう言って朋志は、本当にあっさりと眠ってしまった。
熱の疲れが大いにあるのだろう。朝まで待って下がらなければ、病院に連れて行こう。
それよりも、さっきの言葉…。
「…」
どうしてくれようかという案件だった。
しかし、相手は病人である。
朋志にはそういうところが、よくある。
同じ男なのだ。そんなことを言われたら、誘われているのかと思うのだが、朋志にそのような意図はない。
棗は、朋志のことが心配で、しかしそれだけではなく、眠れない夜を過ごすことになった。
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