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9話 高校生活一週間目
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僕が高校に通いだして一週間目の朝。
「ゆーたくん、起きて。
朝だよ、ゆーたくん」
遥くんにゆすられながら優しい声を目覚まし代わりに目を覚ました。
最近嗅ぎ慣れてきた朝ごはんのいい匂いに気づいて目を開けると、目の前至近距離に遥くんの顔があった。
いい加減慣れてきたけど、まだちょっとびっくりする。
「ゆーたくん、ご飯できてるよ、起きれそう?」
今まで朝ごはんは食べない生活をしていたけど、遥くんがご飯を作ってくれるようになってからは朝もちゃんと食べるようになった。
「……うん……起きる……」
寝ぼけ眼をこすりながらベッドから立ち上がると、遥くんが着替えを手伝ってくれる。
幼稚園の頃にお兄ちゃんに手伝ってもらってたのを思い出して恥ずかしいんだけど、いくら言ってもやめてくれないので諦めた。
軽くシャワーを浴びて目を覚ましてから、遥くんに髪を整えてもらう。
今まで朝にシャワーなんて浴びたことなかったけど、遥くんに言われてから浴びるようにしている。
髪も整えたことなんてなかったから、遥くんがしてくれるのに任せてる。
…………なんか何でもかんでもやってもらってて、まるで子供に戻ったみたいだ。
いや、僕の感覚的には僕は4年前の子供のままなんだけどさ。
それよりももっと小さな子供になった気がする。
恥ずかしいので少しずつでも自分でやれるようになりたいのに遥くんが許してくれない……。
いわゆる『恩返し』のつもりなんだと思うんだけど、こういうのはちょっと違うと思う……。
いつもの朝の流れを済ませて、いつも通り授業が始まるギリギリに教室に入る。
…………その日は朝から様子が違った。
もうすぐ授業が始まるというのに松戸くんの席の周りから人がいなくなっていない。
チャイムの音が鳴ったのにも気づかないくらいワイワイ騒いでて、教室に入った先生に怒鳴られてようやく散ったくらいだ。
思わず遥くんと「どうしたんだろ?」と顔を見合わせてしまった。
いけない、教室では仲が良くないふりをしていないと。
慌てて窓から見える曇り空を眺めて、何を言っているのか相変わらず分からない先生の話を聞き流し始めた。
授業の間の休み時間はいつも通り……ううん、いつも以上に松戸くんの席の周りにクラスメイトが集まってて騒がしかった。
お陰でこっちはイジメっ子グループの視界に入らないほど安全だったけど……。
みんなに囲まれている松戸くんはちょっと照れ混じりの得意げな表情しているし、彼女の一宮さんは下手すると松戸くん以上に得意げにドヤ顔しているし……。
松戸くんが人気者なのはいつも通りと言えばいつも通りなんだけど、今日は野田くんや館山くんも松戸くんとおんなじように囲まれて、こちらも松戸くんと同じく照れと自慢が半々といったような顔で話をしている。
本当にどうしたんだろう?
明らかな変化が出たのは昼休みのとき。
いつものようにイジメっ子グループに席を囲まれるのを身をすくめて待っていたんだけど……。
昼休みが始まって10分くらい経ったのに誰も来ない。
俯いて机を見つめてた僕の肩を遥くんが軽くつついて教えてくれた。
……いつの間にやらイジメっ子グループ全員が教室からいなくなっていた。
思わず呆然と遥くんを顔を見ちゃうけど、遥くんも困惑顔だ。
さらによく観察してみるといつも以上に教室に残っている人が少ない。
普段、教室でお弁当を食べている人のうちの結構な人数が教室からいなくなってるみたいで、教室に残っているのは僕と遥くんを含めても数人だけだった。
本当にどうしたんだろう……。
高校に通いだして初めての自由な昼休みをどう過ごしていいか分からず……。
とりあえずいつも通り学食に向かった。
学食にはいつも以上に人がいるような気がして、なんだろう?と思ったらまた松戸くんたちだった。
松戸くんたちは結局いつも通り学食にいて、その学食でも教室と同じように人に囲まれていた。
今度はうちのクラスの人だけじゃなくって他のクラスの人も混じってるみたいで、見たことのない顔の人や、年上や年下に見える人もいっぱいいた。
わけが分からなくてついマジマジと見てしまっていたら松戸くんと目があってしまったけど、一瞬バカにするような笑いを浮かべられただけですぐに周りの人との話に戻っていった。
…………平和なのは良いんだけど、状況が分からなくて怖い。
変化は放課後でも続いていて、なんと今日のイジメっ子グループは僕に絡むことなく大勢の生徒を引き連れて教室から出ていった。
正確には野田くんが一度、「これで開放されたと思うなよ、『グロチン』」と小声で言ってお腹を一発殴って、動画のことを思い出させるようにスマホを主張してから教室から出ていったけど……。
いつものイジメに比べれば些細なことだ。
今日の僕のいじめ被害。
お腹へのパンチ一発と動画での脅迫?のみ。
何十発も殴られることはなかったし、お金も取られなかったし、動画も増えなかった。
イジメ終わったのかな?
と一瞬思ってしまったけど、帰り際の野田くんの様子を見る限りそういうわけでは無さそうだ。
本当に一体どうしたんだろう……。
頭の中は疑問でいっぱいだったけど、ここで悩んでいてもどうなるものでもないので寮に帰ることにした。
今日は久しぶりに一日のうちで一度も高いところを見なかった。
「おかえり、ゆーたくん」
寮の部屋に帰ると、いつも通り遥くんのおかえりで出迎えられた。
だけど、何故か違和感を感じて……すぐに理由に気づいた。
遥くんがいつもと違ってまだ制服姿だった。
普段なら僕はまだこの時間はイジメっ子グループからのいじめにあっていて、部屋に帰ってくるのはまだしばらくあとだ。
「すぐに御飯作るからちょっとまっててね」
ベッドの上に制服を脱ぎ捨てた遥くんが慌てた様子で小さなキッチンに向かう。
ここらへんもいつもと違って、いつもなら僕が帰ってくる時間にはもうご飯は出来ている。
キッチンに立っている遥くんの姿がすごい新鮮だ……。
そうしみじみと思ったところで気づいた。
これが平和というやつか……。
イジメのない日常最高。
ちょっと涙出てきた。
遥くんの作ってくれた豚の生姜焼きを囲んでの晩ごはん。
遥くんはかなり料理がうまいんだけど、見た目によらず男のご飯っ!ってレパートリーが多くて肉好きの僕としては大変嬉しい。
ちなみに食費は僕も半分出すと言ってるんだけど、一円も受け取ってくれない……。
僕の味の好みを聞きながら作ってくれた生姜焼きに舌鼓をうっていると、遥くんのスマホが震えた。
普段はたとえ電話がかかってきていたとしても食事中は決してスマホを見ない遥くんが、珍しくすぐにスマホを開いた。
急ぎの用事なのかな?と少し気になったけど、あんまり『ぷらいばしー』に踏み込みのも良くないと思って黙ってご飯を食べつづける。
だけど、スマホを見終わった遥くんはあっさりと内容を話してくれた。
「今ね、クラスの幼馴染から連絡があったんだけどね」
「え、遥くんクラスに幼馴染とかいたの?」
いきなり話の腰を折っちゃったけど、それくらい驚いた。
遥くんクラスで完全に孤立しているように見えたから……。
連絡取り合うような幼馴染いたんだ。
「あ、うん。
今はLINEで連絡を取り合う程度だけどね」
僕の思っていることが伝わってしまったのか、遥くんはそう言って苦笑した。
でも、やっぱりそうなのか。
僕も幼馴染ではなかったけど、イジメられるようになってから仲が良かったはずの友達が急に疎遠になる経験あるからなー。
やっぱりそういうものらしい。
「それでね、その子に今日の松戸くんたちの件聞いてみたんだ」
なるほど、僕たちはクラスから浮いているからなんの騒ぎか分からなかったけど、クラスの人達はみんな事情が分かってるみたいだったからなぁ。
「結局、なんだったんだって?」
「うーんとね。
よく分かんないんだけど、要するに松戸くんたちのインスタがバズったみたい」
…………はい?
「ゆーたくん、起きて。
朝だよ、ゆーたくん」
遥くんにゆすられながら優しい声を目覚まし代わりに目を覚ました。
最近嗅ぎ慣れてきた朝ごはんのいい匂いに気づいて目を開けると、目の前至近距離に遥くんの顔があった。
いい加減慣れてきたけど、まだちょっとびっくりする。
「ゆーたくん、ご飯できてるよ、起きれそう?」
今まで朝ごはんは食べない生活をしていたけど、遥くんがご飯を作ってくれるようになってからは朝もちゃんと食べるようになった。
「……うん……起きる……」
寝ぼけ眼をこすりながらベッドから立ち上がると、遥くんが着替えを手伝ってくれる。
幼稚園の頃にお兄ちゃんに手伝ってもらってたのを思い出して恥ずかしいんだけど、いくら言ってもやめてくれないので諦めた。
軽くシャワーを浴びて目を覚ましてから、遥くんに髪を整えてもらう。
今まで朝にシャワーなんて浴びたことなかったけど、遥くんに言われてから浴びるようにしている。
髪も整えたことなんてなかったから、遥くんがしてくれるのに任せてる。
…………なんか何でもかんでもやってもらってて、まるで子供に戻ったみたいだ。
いや、僕の感覚的には僕は4年前の子供のままなんだけどさ。
それよりももっと小さな子供になった気がする。
恥ずかしいので少しずつでも自分でやれるようになりたいのに遥くんが許してくれない……。
いわゆる『恩返し』のつもりなんだと思うんだけど、こういうのはちょっと違うと思う……。
いつもの朝の流れを済ませて、いつも通り授業が始まるギリギリに教室に入る。
…………その日は朝から様子が違った。
もうすぐ授業が始まるというのに松戸くんの席の周りから人がいなくなっていない。
チャイムの音が鳴ったのにも気づかないくらいワイワイ騒いでて、教室に入った先生に怒鳴られてようやく散ったくらいだ。
思わず遥くんと「どうしたんだろ?」と顔を見合わせてしまった。
いけない、教室では仲が良くないふりをしていないと。
慌てて窓から見える曇り空を眺めて、何を言っているのか相変わらず分からない先生の話を聞き流し始めた。
授業の間の休み時間はいつも通り……ううん、いつも以上に松戸くんの席の周りにクラスメイトが集まってて騒がしかった。
お陰でこっちはイジメっ子グループの視界に入らないほど安全だったけど……。
みんなに囲まれている松戸くんはちょっと照れ混じりの得意げな表情しているし、彼女の一宮さんは下手すると松戸くん以上に得意げにドヤ顔しているし……。
松戸くんが人気者なのはいつも通りと言えばいつも通りなんだけど、今日は野田くんや館山くんも松戸くんとおんなじように囲まれて、こちらも松戸くんと同じく照れと自慢が半々といったような顔で話をしている。
本当にどうしたんだろう?
明らかな変化が出たのは昼休みのとき。
いつものようにイジメっ子グループに席を囲まれるのを身をすくめて待っていたんだけど……。
昼休みが始まって10分くらい経ったのに誰も来ない。
俯いて机を見つめてた僕の肩を遥くんが軽くつついて教えてくれた。
……いつの間にやらイジメっ子グループ全員が教室からいなくなっていた。
思わず呆然と遥くんを顔を見ちゃうけど、遥くんも困惑顔だ。
さらによく観察してみるといつも以上に教室に残っている人が少ない。
普段、教室でお弁当を食べている人のうちの結構な人数が教室からいなくなってるみたいで、教室に残っているのは僕と遥くんを含めても数人だけだった。
本当にどうしたんだろう……。
高校に通いだして初めての自由な昼休みをどう過ごしていいか分からず……。
とりあえずいつも通り学食に向かった。
学食にはいつも以上に人がいるような気がして、なんだろう?と思ったらまた松戸くんたちだった。
松戸くんたちは結局いつも通り学食にいて、その学食でも教室と同じように人に囲まれていた。
今度はうちのクラスの人だけじゃなくって他のクラスの人も混じってるみたいで、見たことのない顔の人や、年上や年下に見える人もいっぱいいた。
わけが分からなくてついマジマジと見てしまっていたら松戸くんと目があってしまったけど、一瞬バカにするような笑いを浮かべられただけですぐに周りの人との話に戻っていった。
…………平和なのは良いんだけど、状況が分からなくて怖い。
変化は放課後でも続いていて、なんと今日のイジメっ子グループは僕に絡むことなく大勢の生徒を引き連れて教室から出ていった。
正確には野田くんが一度、「これで開放されたと思うなよ、『グロチン』」と小声で言ってお腹を一発殴って、動画のことを思い出させるようにスマホを主張してから教室から出ていったけど……。
いつものイジメに比べれば些細なことだ。
今日の僕のいじめ被害。
お腹へのパンチ一発と動画での脅迫?のみ。
何十発も殴られることはなかったし、お金も取られなかったし、動画も増えなかった。
イジメ終わったのかな?
と一瞬思ってしまったけど、帰り際の野田くんの様子を見る限りそういうわけでは無さそうだ。
本当に一体どうしたんだろう……。
頭の中は疑問でいっぱいだったけど、ここで悩んでいてもどうなるものでもないので寮に帰ることにした。
今日は久しぶりに一日のうちで一度も高いところを見なかった。
「おかえり、ゆーたくん」
寮の部屋に帰ると、いつも通り遥くんのおかえりで出迎えられた。
だけど、何故か違和感を感じて……すぐに理由に気づいた。
遥くんがいつもと違ってまだ制服姿だった。
普段なら僕はまだこの時間はイジメっ子グループからのいじめにあっていて、部屋に帰ってくるのはまだしばらくあとだ。
「すぐに御飯作るからちょっとまっててね」
ベッドの上に制服を脱ぎ捨てた遥くんが慌てた様子で小さなキッチンに向かう。
ここらへんもいつもと違って、いつもなら僕が帰ってくる時間にはもうご飯は出来ている。
キッチンに立っている遥くんの姿がすごい新鮮だ……。
そうしみじみと思ったところで気づいた。
これが平和というやつか……。
イジメのない日常最高。
ちょっと涙出てきた。
遥くんの作ってくれた豚の生姜焼きを囲んでの晩ごはん。
遥くんはかなり料理がうまいんだけど、見た目によらず男のご飯っ!ってレパートリーが多くて肉好きの僕としては大変嬉しい。
ちなみに食費は僕も半分出すと言ってるんだけど、一円も受け取ってくれない……。
僕の味の好みを聞きながら作ってくれた生姜焼きに舌鼓をうっていると、遥くんのスマホが震えた。
普段はたとえ電話がかかってきていたとしても食事中は決してスマホを見ない遥くんが、珍しくすぐにスマホを開いた。
急ぎの用事なのかな?と少し気になったけど、あんまり『ぷらいばしー』に踏み込みのも良くないと思って黙ってご飯を食べつづける。
だけど、スマホを見終わった遥くんはあっさりと内容を話してくれた。
「今ね、クラスの幼馴染から連絡があったんだけどね」
「え、遥くんクラスに幼馴染とかいたの?」
いきなり話の腰を折っちゃったけど、それくらい驚いた。
遥くんクラスで完全に孤立しているように見えたから……。
連絡取り合うような幼馴染いたんだ。
「あ、うん。
今はLINEで連絡を取り合う程度だけどね」
僕の思っていることが伝わってしまったのか、遥くんはそう言って苦笑した。
でも、やっぱりそうなのか。
僕も幼馴染ではなかったけど、イジメられるようになってから仲が良かったはずの友達が急に疎遠になる経験あるからなー。
やっぱりそういうものらしい。
「それでね、その子に今日の松戸くんたちの件聞いてみたんだ」
なるほど、僕たちはクラスから浮いているからなんの騒ぎか分からなかったけど、クラスの人達はみんな事情が分かってるみたいだったからなぁ。
「結局、なんだったんだって?」
「うーんとね。
よく分かんないんだけど、要するに松戸くんたちのインスタがバズったみたい」
…………はい?
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