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10話 バズり
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『インスタ』。
『バズる』。
…………聞いたことはある。
聞いたことはあるけど……4年前の記憶しかない僕には、ほとんど馴染みのない言葉だった。
な、なんか、有名になった……って雰囲気なことは分かる。
「え、えっと、ごめん、それでどうして今日みたいな感じになったの?」
「うーん……ボクも詳しくないからよくわかんないんだけどね」
言葉通り、遥くんもこの手のことには詳しくないのか、自分でもよく分かっていない表情のまま説明してくれる。
「えっと、まず、松戸くんたち、バンドやってたんだって」
「え?そうなの?」
初耳だ。
イジメ以外にやることあったんだ、あの人達。
「うん。
松戸くんたちって言っても、松戸くんと野田くん、館山くんの男子3人で組んでるらしいけどね。
松戸くんがボーカルなんだって」
そこら辺は説明してもらっても、正直いまいちよく分からない。
「それでね、そのバンドの動画をインスタに上げてたらしいんだけど……。
理由は幼馴染にもよく分からないみたいなんだけど、その動画がかなりバズったみたいで、有名人から共演しないかってオファーが来たんだって」
「へー」
細かい単語はピンときていないけど、とりあえずなんか松戸くんたちが有名になって、なんか有名人に知られて、なんか連絡をもらったっていうのは、なんとなくわかった。
遥くんも「逆だったかな?」とか言ってるから、いまいちよく分かってないみたい。
「でも、それでどうしてイジメが無くなったの?」
突然人気ものになってた理由はわかったけど、イジメが無くなったことに結びつかなかった。
「うーん……。
これはボクの推測だけど、多分有名になれそうな時に不祥事は起こしたくないとかってアレじゃないかなぁ?」
「不祥事?」
「イジメのことがその有名人の耳に入って、共演をキャンセルされたくないとか、そんな感じじゃないかなーって」
あー、なるほど、それなら分かる。
「となると、その共演っていうのが終わるまでは平和になるのかな?」
希望を込めた眼差しを送る僕に遥くんは……。
「たぶん」
そう言って、コクリと頷いた。
素晴らしいっ!
一生共演終わんないでくれないかなっ!
降って湧いた希望に思わず浮かれてしまったけど、流石にそうはいかないだろう。
とは言え、明日明後日で終わったりはしないはずだ。
「とりあえず進捗については幼馴染が逐一教えてくれるって言うから」
おおっ!それならいつ頃この天国が終わりそうかの覚悟も決めることが出来る。
「って、そう言えば幼馴染って結局誰なの?
…………あ、聞いてよければなんだけど」
聞いてしまってから聞いちゃまずかったかなと後悔している僕をよそに、遥くんは平然と口を開く。
「んー、名前ぐらいは覚えてるかな?
三郷さんだよ、学級委員の」
三郷さん……学級委員……ああ、あの人か。
フワフワっとした感じの髪をしたおっとりとした感じの女の人だったはずだ。
ていうか、幼馴染って女の人だったのか、なんとなく男の人だと思ってた。
「一応だけど、あんまり関わらないであげてね。
イジメられてる人に関わるとどういうことになるのかいまいち分かってない子だから」
あー、いるなー、そういう人。
「えっと、正義漢系?」
「んー、何も考えて無い系かなぁ?
ボクのことも心配しようとしたりするから、関わらないでって言ってる」
あー、そういうタイプかー。
善意で近寄ってきてくれたのに巻き込んじゃって申し訳なくなるタイプだ。
「分かった。
極力、近寄らないでおくね」
「なんかゆーたくんをボクの友達だと思っちゃってるみたいだから、話しかけたりしてくるかもだけど、気にしないでね」
「えっ!?なんでそんなことにっ!?」
ちょっと今日はやらかしたけど、普段は教室では遥くんと目も合わせないようにしているのに。
「うーん、不思議と昔っからそういうのには鋭いんだよねぇ。
大丈夫、他の人にはバレてない……と思う」
それなら良いんだけど……。
もし遥くんと友達だってイジメっ子グループにバレたら、僕の動画が遥くんの弱味にもなりかねないことがバレちゃう。
そうなったら……色々計画失敗だ。
とにかく三郷さんには極力関わらないようにしよう。
晩ごはんを食べ終わって、遥くんとシャワーを浴びて、いつものお兄ちゃんタイム。
『ということで、悪い。
スマホを届けるのはもうちょっと先になりそうだ』
『大丈夫、無理しないで』
お兄ちゃんはお兄ちゃんで大学に入ったばかりなので色々忙しい時期らしい。
さらに僕のためにバイトを増やしたり、親の保証無しで借りれる家を探したり……かなり慌ただしい事になっているみたい。
『いや、俺としても優太と連絡取りやすいほうがいいからな。
できるだけ早く届けに行くよ』
『ありがとう。
でも本当に無理はしないでね』
『わかった。
ところで今日、なにかいいことあったのか?』
……特になにか言ったつもりはなかったんだけど、お兄ちやんには分かってしまうらしい。
『うーん、友達とうまくいってるから、ちょっと浮かれてるかも』
思わず誤魔化しちゃったけど、嘘というわけでもない。
『そうか、それは良かった。
まあ、なんにしてもあんまり無理はするなよ』
『うん、分かった』
時間もそろそろだし、今日はここらへんかな。
お兄ちゃんもそう思ったみたいでLINEが締めに入ってる。
『明日からしばらく雨らしいから風邪引かないようにな』
『あ、そうなんだ?
お兄ちゃんも気をつけて』
『ああ。それじゃまたな。
くれぐれも無理はするなよ』
『うん、ありがとう』
そっか、明日から雨なのか。
たしかに今日も雰囲気怪しかったけど……荒れないといいな。
翌日、朝のうちはまだ雨は降っていなかったけどだんだんいつ降ってきてもおかしくない雰囲気になって行って、午前の授業中にはお兄ちゃんの言った通り雨が振り出した。
はじめはシトシト程度だったのに、今はかなりの本降りが続いてる。
お兄ちゃんに言われた通り傘を持ってきておいてよかった。
昨日と今日、曇から雨と天気は悪化したけどそれとは逆に僕の学園生活はいい感じになっている。
なんと今日は一日イジメっ子グループと目が合うこともなかったっ!
…………と浮かれていたら、下駄箱のところで野田くんと鉢合わせてお腹殴られて傘を取られた。
野田くんが傘を忘れたんならともかく、傘を持っているのに取られた。
意味が分からない。
寮はそこまで遠くないし濡れて帰るしかないかなぁ……と思ってたら、よりによってこのタイミングで土砂降りになりだした。
流石に土砂降りの中濡れて帰る気にはなれなくて、教室でせめてもう少し弱い雨になるまで時間を潰すことにした。
出戻った教室にもまだ結構な人数が残っていたけど、今日みたいないかにも「雨が降ります」って日に傘を持ってきていない人なんていないみたいで、雨宿りでいるのは僕だけみたいだ。
みんな適当に友だちと話をしながらどんどん教室からいなくなっていく。
雨、全然止まないなぁ……と思いながら、窓の外を見ていたらいつの間にやら教室に残っているのは僕ともう一人だけになっていた……。
彼女と二人きりって気づいてから、できる限り気配を消している。
なんでこんな時に限って佐倉さんが教室に残っているんだろう……。
いつものイジメっ子グループと一緒には帰らなかったんだろうか……。
とにかく机に座ってスマホを眺めている佐倉さんに気づかれないようにするので精一杯で、教室から逃げようということすら思い浮かばない。
というか、逃げるために少しでも動いたらその瞬間に気づかれて捕まってしまう気がする……。
佐倉さんは女の人としては大きくも小さくもないので、小柄な僕でもなんとか勝てるとは思うけど……イジメられっ子のイジメっ子に対する恐怖はそんな事でどうにかなるものじゃない。
冷静に考えれば勝てると思う相手でも、なぜか身がすくんでしまって何もできなくなってしまうのだ。
でも、本当に佐倉さんはなんでまだ残っているんだろう……?
傘持ってこなかったんだろうか……。
友達とかを待っているんなら早く来てほしい……。
そんなことを考えながら、見つかりませんようにと祈り続けていた僕の祈りは……神様には通じなかったみたいだ。
今までずっとスマホを見ていた佐倉さんが、なんの前触れもなく急に立ち上がる。
帰るのかな?と期待に胸が膨れた瞬間、期待が破裂した。
「ちょ、ちょっと……」
佐倉さんはなぜかちょっと上ずった声で……僕に話しかけてきた。
『バズる』。
…………聞いたことはある。
聞いたことはあるけど……4年前の記憶しかない僕には、ほとんど馴染みのない言葉だった。
な、なんか、有名になった……って雰囲気なことは分かる。
「え、えっと、ごめん、それでどうして今日みたいな感じになったの?」
「うーん……ボクも詳しくないからよくわかんないんだけどね」
言葉通り、遥くんもこの手のことには詳しくないのか、自分でもよく分かっていない表情のまま説明してくれる。
「えっと、まず、松戸くんたち、バンドやってたんだって」
「え?そうなの?」
初耳だ。
イジメ以外にやることあったんだ、あの人達。
「うん。
松戸くんたちって言っても、松戸くんと野田くん、館山くんの男子3人で組んでるらしいけどね。
松戸くんがボーカルなんだって」
そこら辺は説明してもらっても、正直いまいちよく分からない。
「それでね、そのバンドの動画をインスタに上げてたらしいんだけど……。
理由は幼馴染にもよく分からないみたいなんだけど、その動画がかなりバズったみたいで、有名人から共演しないかってオファーが来たんだって」
「へー」
細かい単語はピンときていないけど、とりあえずなんか松戸くんたちが有名になって、なんか有名人に知られて、なんか連絡をもらったっていうのは、なんとなくわかった。
遥くんも「逆だったかな?」とか言ってるから、いまいちよく分かってないみたい。
「でも、それでどうしてイジメが無くなったの?」
突然人気ものになってた理由はわかったけど、イジメが無くなったことに結びつかなかった。
「うーん……。
これはボクの推測だけど、多分有名になれそうな時に不祥事は起こしたくないとかってアレじゃないかなぁ?」
「不祥事?」
「イジメのことがその有名人の耳に入って、共演をキャンセルされたくないとか、そんな感じじゃないかなーって」
あー、なるほど、それなら分かる。
「となると、その共演っていうのが終わるまでは平和になるのかな?」
希望を込めた眼差しを送る僕に遥くんは……。
「たぶん」
そう言って、コクリと頷いた。
素晴らしいっ!
一生共演終わんないでくれないかなっ!
降って湧いた希望に思わず浮かれてしまったけど、流石にそうはいかないだろう。
とは言え、明日明後日で終わったりはしないはずだ。
「とりあえず進捗については幼馴染が逐一教えてくれるって言うから」
おおっ!それならいつ頃この天国が終わりそうかの覚悟も決めることが出来る。
「って、そう言えば幼馴染って結局誰なの?
…………あ、聞いてよければなんだけど」
聞いてしまってから聞いちゃまずかったかなと後悔している僕をよそに、遥くんは平然と口を開く。
「んー、名前ぐらいは覚えてるかな?
三郷さんだよ、学級委員の」
三郷さん……学級委員……ああ、あの人か。
フワフワっとした感じの髪をしたおっとりとした感じの女の人だったはずだ。
ていうか、幼馴染って女の人だったのか、なんとなく男の人だと思ってた。
「一応だけど、あんまり関わらないであげてね。
イジメられてる人に関わるとどういうことになるのかいまいち分かってない子だから」
あー、いるなー、そういう人。
「えっと、正義漢系?」
「んー、何も考えて無い系かなぁ?
ボクのことも心配しようとしたりするから、関わらないでって言ってる」
あー、そういうタイプかー。
善意で近寄ってきてくれたのに巻き込んじゃって申し訳なくなるタイプだ。
「分かった。
極力、近寄らないでおくね」
「なんかゆーたくんをボクの友達だと思っちゃってるみたいだから、話しかけたりしてくるかもだけど、気にしないでね」
「えっ!?なんでそんなことにっ!?」
ちょっと今日はやらかしたけど、普段は教室では遥くんと目も合わせないようにしているのに。
「うーん、不思議と昔っからそういうのには鋭いんだよねぇ。
大丈夫、他の人にはバレてない……と思う」
それなら良いんだけど……。
もし遥くんと友達だってイジメっ子グループにバレたら、僕の動画が遥くんの弱味にもなりかねないことがバレちゃう。
そうなったら……色々計画失敗だ。
とにかく三郷さんには極力関わらないようにしよう。
晩ごはんを食べ終わって、遥くんとシャワーを浴びて、いつものお兄ちゃんタイム。
『ということで、悪い。
スマホを届けるのはもうちょっと先になりそうだ』
『大丈夫、無理しないで』
お兄ちゃんはお兄ちゃんで大学に入ったばかりなので色々忙しい時期らしい。
さらに僕のためにバイトを増やしたり、親の保証無しで借りれる家を探したり……かなり慌ただしい事になっているみたい。
『いや、俺としても優太と連絡取りやすいほうがいいからな。
できるだけ早く届けに行くよ』
『ありがとう。
でも本当に無理はしないでね』
『わかった。
ところで今日、なにかいいことあったのか?』
……特になにか言ったつもりはなかったんだけど、お兄ちやんには分かってしまうらしい。
『うーん、友達とうまくいってるから、ちょっと浮かれてるかも』
思わず誤魔化しちゃったけど、嘘というわけでもない。
『そうか、それは良かった。
まあ、なんにしてもあんまり無理はするなよ』
『うん、分かった』
時間もそろそろだし、今日はここらへんかな。
お兄ちゃんもそう思ったみたいでLINEが締めに入ってる。
『明日からしばらく雨らしいから風邪引かないようにな』
『あ、そうなんだ?
お兄ちゃんも気をつけて』
『ああ。それじゃまたな。
くれぐれも無理はするなよ』
『うん、ありがとう』
そっか、明日から雨なのか。
たしかに今日も雰囲気怪しかったけど……荒れないといいな。
翌日、朝のうちはまだ雨は降っていなかったけどだんだんいつ降ってきてもおかしくない雰囲気になって行って、午前の授業中にはお兄ちゃんの言った通り雨が振り出した。
はじめはシトシト程度だったのに、今はかなりの本降りが続いてる。
お兄ちゃんに言われた通り傘を持ってきておいてよかった。
昨日と今日、曇から雨と天気は悪化したけどそれとは逆に僕の学園生活はいい感じになっている。
なんと今日は一日イジメっ子グループと目が合うこともなかったっ!
…………と浮かれていたら、下駄箱のところで野田くんと鉢合わせてお腹殴られて傘を取られた。
野田くんが傘を忘れたんならともかく、傘を持っているのに取られた。
意味が分からない。
寮はそこまで遠くないし濡れて帰るしかないかなぁ……と思ってたら、よりによってこのタイミングで土砂降りになりだした。
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出戻った教室にもまだ結構な人数が残っていたけど、今日みたいないかにも「雨が降ります」って日に傘を持ってきていない人なんていないみたいで、雨宿りでいるのは僕だけみたいだ。
みんな適当に友だちと話をしながらどんどん教室からいなくなっていく。
雨、全然止まないなぁ……と思いながら、窓の外を見ていたらいつの間にやら教室に残っているのは僕ともう一人だけになっていた……。
彼女と二人きりって気づいてから、できる限り気配を消している。
なんでこんな時に限って佐倉さんが教室に残っているんだろう……。
いつものイジメっ子グループと一緒には帰らなかったんだろうか……。
とにかく机に座ってスマホを眺めている佐倉さんに気づかれないようにするので精一杯で、教室から逃げようということすら思い浮かばない。
というか、逃げるために少しでも動いたらその瞬間に気づかれて捕まってしまう気がする……。
佐倉さんは女の人としては大きくも小さくもないので、小柄な僕でもなんとか勝てるとは思うけど……イジメられっ子のイジメっ子に対する恐怖はそんな事でどうにかなるものじゃない。
冷静に考えれば勝てると思う相手でも、なぜか身がすくんでしまって何もできなくなってしまうのだ。
でも、本当に佐倉さんはなんでまだ残っているんだろう……?
傘持ってこなかったんだろうか……。
友達とかを待っているんなら早く来てほしい……。
そんなことを考えながら、見つかりませんようにと祈り続けていた僕の祈りは……神様には通じなかったみたいだ。
今までずっとスマホを見ていた佐倉さんが、なんの前触れもなく急に立ち上がる。
帰るのかな?と期待に胸が膨れた瞬間、期待が破裂した。
「ちょ、ちょっと……」
佐倉さんはなぜかちょっと上ずった声で……僕に話しかけてきた。
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