小学生に戻ってるっ!?……の裏側で ~引きこもり高校生と入れ替わった小学生がいつの間にかハーレムを築いている話~

日々熟々

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12話 佐倉さんと撮影会

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 まあ、イジメっ子の性格がいいはずがないんだけど、と諦めながらパンツを脱ぐ。

 これで僕の下半身は丸出しになってしまったけど、いい加減慣れてしまった。

 …………慣れたからって、恥ずかしくないわけではないんだけど……。

「…………うわぁ……」

 散々見てるんだから今更そんな驚いたような声出さないでほしい……さらに恥ずかしくなってくる。

 佐倉さんは……なんだろう?恥ずかしそうにはしているんだけど、他のものは目に入っていないってくらい夢中で僕の……グロチンを見ている。

 グロチン……野田くんは本当にうまいこと言ったと思う。

 本当にその言葉がぴったりなくらい、4年後の僕のチンチンはグロかった。

 色はもはや黒に近い焦げ茶色だし、棒の部分には蛇がとぐろを巻いたみたいに青黒い血管が走ってる。

 そもそも、4年前の知識しかない僕からすると有り得ないくらい大っきくなってるし、なんか知らないけど先っぽの形も変わってる。

 全体的に黒っぽいのに先っぽだけ妙にピンク色で、もう見た目は気持ち悪いとすら言える。

 まさに『グロチン』だ。

 そして、最悪なことに僕のチンチンには全く毛がなかった。

 4年前ですら生え始めていた子はいたのに、4年後の僕はツルッツルでグロチンを隠してくれるものが何もない。

 あまりのグロさにびっくりしちゃったのか、佐倉さんはポカーンと口を開けて僕のグロチンを見つめてる。

 4年前から変わっていない『僕』の感覚からすると美人のお姉さんな佐倉さんがそういう顔していると、なんかおかしくって可愛く思えてくる。

 イジメっ子相手なのにこれなんだから、美人って得だ。

 かと言って、このままなにもしないままでいるわけにもいかない。

 いや、僕としてはそっちのほうが助かるんだけど、それじゃ帰らせてもらえない。

「あの……撮らないの?」

 グロチンを見つめたまま、全く動かなくなっちゃった佐倉さんにそう声をかけたんだけど……。

「撮っていいのっ!?」

 僕の言葉を聞いて我に返った様子の佐倉さんは、そんな素っ頓狂な声を上げた。

「え?そりゃ……」

 撮らないならなんのためにこんな事させてるんだっていう話になると思うんだけど……?

 イジメっ子の考えていることはよく分からない。

「本当に撮っていいのっ!?」

 驚いた様子で念を押してくる佐倉さんだけど、驚かれたことに僕が驚いた。

「え、もちろんいいけど……」

 そりゃ、もちろん撮られるのなんて嫌に決まっているけど、逆らったら動画バラ撒くっていう自分の言葉を佐倉さんは忘れているんだろうか?

 …………もしかして、ここで嫌と言わせて逆らったことにしてイジメをエスカレートさせるテクニック?

 あ、危ないところだったかもしれない。

 どんなに様子がおかしく思えても、絶対に逆らわないようにしないと。

「と、撮るからね?
 ほ、本当に撮っちゃうからね?」

「え、あ、はい」

 ちょっと興奮した様子にも見える佐倉さんに軽く引く。

 引いたところで気づいた。

 そう言えばいつもは撮影係は野田くんがやってて、撮影した動画自体も白井さんが嫌がってからは女子には回さなくなったんだった。

 だから、佐倉さんは興奮していると言うより戸惑っているとか嫌がっているとかそういうあれなのかもしれない。

 いくら今は男子が表に立てないからって、松戸くんも佐倉さんに酷いことをやらせるもんだ……。

 ちょっとだけ同情してしまってから、佐倉さんに同情する必要なんて無いんだって思い出した。

 今撮っている動画だって、僕をイジメる材料なんだし……。

 それにしても佐倉さんはいつまで動画撮っているんだろう?

 なんか隅々まで舐め回すように撮られて……流石に恥ずかしい。

 女子は自撮りの角度とかにこだわるって言うから、そういうものなんだろうか?

「え、えっと……」

「ひゃっ!?ひゃいっ!?」

 そろそろいいかなーと思って声かけたんだけど、驚かせてしまったみたいだ。

 佐倉さん、撮影に集中してたからなー。

「あの……そろそろいい?
 あ、あのっ!これは逆らってるわけじゃなくって、雨もやんできたから今のうちに帰ったほうがいいかなってっ!!」

 これは半分言い訳だけど、半分本心だ。

 気づけば雨音もだいぶ小さくなっていて、今ならそれほどひどく濡れずに寮まで帰れる気がする。

「…………」

 あまりにも驚いたのか佐倉さんは大きく深呼吸をしている。

 …………チンチンの前でそんな事するから、息がかかってくすぐったい……。

「そ、そうね、今日の所はこれくらいにしてあげる」

「今日の所は?」

「そ、そうよ、また呼び出すから、明日からは私が帰るまでは帰らないこと。
 約束守らなかったら、今日の動画バラ撒くからね」

 ……やっぱり、脅迫材料を増やされてしまった。

 と、一瞬思ったけど今日の動画はチンチンしか写ってないから僕だとは思われないと思うんだけど……。

「分かりました……。
 佐倉さんが帰るまでは教室に残っています」

 まあ、それでも他の動画があることには変わりないので、どちらにしても僕に逆らうという選択肢はないんだけど。



 パンツとズボンを履いて、佐倉さんと二人で部室を出る。

 二人共カバンは持ってきていたので、そのまま下駄箱に行って靴に履き替えて、あとは走って寮まで……。

「待ちなさいよ」

 と思って駆け出そうとしたところで、佐倉さんに声をかけられた。

 ま、まだなにかあるんだろうか?

「ほら、これ使いなさいよ」

 恐る恐る振り向いたら、可愛らしい折りたたみ傘を突きつけられていた。

「え?……あの……これは……?」

「私は普通の傘持ってきているから、あんたにこれ貸してあげる」

「え、でも……え?」

 え?なにこれ?なんで急にこんな親切なこと……。

「それじゃ……約束、忘れんじゃないわよ」

 戸惑う僕を置いて佐倉さんはそれだけ言い残して帰っていった。

 ……………………これは……どういうイジメなんだろう?

 寮につくまで考え続けた結論として、可愛らしい傘をささせて恥ずかしがらせるイジメということになった。

 なんていう地味なイジメを……。

 佐倉さんはイジメの才能ないと思う。



 部屋に帰るなり帰りが遅かったことを遥くんに心配されたけど、流石に今日のことをいうわけには行かない。

 恥ずかしいっていうことはもちろんだけど、動画を撮られてるいることを知られたら今以上に遥くんを心配させてしまう。

 ということで、野田くんに殴られて傘を取られたことだけ言って、今まで雨宿りをしていたことにした。

 大まかには嘘を言っているわけではないんだけど……遥くんに嘘をついちゃってちょっとだけ胸がいたんだ。

 今日もイジメられはしたけど、今までのものに比べれば大したことのないものだし、遥くんの作ってくれた鶏の照り焼きは美味しかったし、お兄ちゃんとも楽しく話せたし。

 昨日に続いて今日もいい気持ちで眠りにつくことが出来た。



――――――――――――



 スマホの明かりが布団の中を薄暗く照らす。

 頭の先まで布団の中に潜っちゃってるからちょっと息苦しいけど、カーテンの向こうのベッドではルームメイトが寝ているから仕方ない。

 ちょっとでも明かりが漏れたりでもしてルームメイトに気づかれたらと思うと……暑いのも息苦しいのも我慢するしか無い。

 万が一にでもこんな動画を見ていることを知られたら、終わる。

 それは分かっているんだけど、どうしても見るのを我慢できなかった。

 私のスマホには今日撮った男子の……坂東くんのおちんちんが映ってた。

 ううん、おちんちんなんて可愛いものじゃない。

 野田くんが名付けたとおり、まさしくグロチンが映ってた。

 まさか実物のおちんちんがあんなにグロいものだったなんて……。

 ネット上ではいくらでも見たことはあるけど、実物を見たのは初めてだった。

 しかも、みんなと一緒に見た時みたいな遠くからじゃなくって、目の前って言っていいほどの至近距離で。

 …………ニオイすら分かるくらいの至近距離で。

 グロチンの強烈なニオイを思い出して思わず……。

「はあんっ♡」

 あそこに手が伸びちゃった瞬間、自分でも予想していなかった声が出た。

 興奮しすぎてた私のあそこはちょっと触れただけで声が……大きな喘ぎ声が出ちゃうくらい敏感になってた。

 突き抜けるような気持ちよさにそのまま始めちゃいたくなるけど、そういうわけには行かない。

 もしそんなことをしてルームメイトにバレたら……。

 幸い、今の声では起きなかったみたいだけど、本格的に始めちゃったら間違いなくバレる。

 その恐怖とあそこから伝わってくるむず痒いような感覚とを天秤にかけて……。

 スマホを消して、無理やり目を閉じた。

 オナニーも出来ないとか、寮生活って最悪……。
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