46 / 64
45話 週末の予定
しおりを挟む
やりすぎた。
完全にやりすぎた。
寝ちゃった都さんのあそこに勝手にチンチンを擦りつけて射精をしたら、ようやくレーセーになれた。
最後の方なんて、都さん本気で嫌がってたような気もする。
これだめだ。
嫌われるやつだ。
ど、どうすれば許してもらえるだろう?
それとももう手遅れなんだろうか……。
「…………んっ……んん……」
頭を抱えて悩んでいたら、都さんの口から小さな声が漏れ出した。
起きちゃう。
都さん起きちゃう。
なにも許して貰う方法が思い浮かんでいない。
流石の僕でも、ここでお金で許してもらおうとしたら完全に駄目になるのは分かる。
「…………ゆうたくん……?」
目を覚ました都さんが、ボーッとした様子で自分の体を見回している。
「あれ……夢……?」
あまりにあまりな状態になってしまっていたので、僕の方で色々身繕いをしたんだけど……お陰で夢だと思ってる?
…………ならこのまま……。
そんな考えが一瞬浮かんじゃったけど、そう言うわけには行かない。
「あ、あの……僕の方で軽く拭いたりとかしたから……」
「ああ……やっぱり、夢じゃなかったんだ……」
そう言って、都さんは僕を睨んでくる。
……けど、あれれ?思ったより可愛いぞ?
僕を睨む都さんは怖いというより、可愛い感じになってる。
「…………とりあえずチュー」
へ?
「……はやく」
「は、はいっ!」
言われるまま、都さんを抱きしめて唇を合わせる。
……えっと……ベロは入れて良いのかな?
ちょっと迷った後……都さんが抱き返してくれたので、ベロを入れた。
そのままクチュクチュとベロを絡め合う音だけが聞こえる。
しばらくそのまま快感を与えあって、都さんの体がピクピク震えだしたところで都さんの方から唇を離した。
「…………またチョーシに乗ってイカせようとする……」
また可愛く睨まれた。
「い、いや、今のはそんなつもりじゃなくってねっ!」
本当にただ夢中でキスしてしまっていただけだったんだけど……。
慌てる僕を見て、都さんがクスクスと可愛く笑い出した。
「え?あ、あの……許してくれるの?」
「んー、どうしようかなぁ♡」
口ではそう言っているけど、都さんの口調は明るいし優しくて楽しそうにさえ聞こえる。
「あの、調子に乗りすぎました……ごめんなさい……」
「いいよ。
あそこまで徹底的にめちゃくちゃにされると、『好き』っていうのしか残んなかったから」
そう言って、チュッと唇を一瞬軽く合わせるだけのキスをしてくれる。
「あの……本当にごめんね?」
「いいってば」
明るく笑ってそう言ってくれた都さんの笑顔が、急にエッチなものになる。
「でも、次の時は私の番だからね」
その顔があまりにもエッチで可愛くて、心臓がドキンって大きく鳴って、チンチンがビクンッと大きく頭を振った。
その後、都さんと後始末をしてから部室を出る。
身支度を整えたあとは時間ギリギリまでずっと大人のキスをしていたからなんか足がフワフワ浮いているみたいな感じがする。
「あ、あのさ……」
都さんもそうなのか、声がちょっと浮かれた感じになっている気がする。
「今度……どこかでゆっくり泊りがけでしたいね……」
都さんと泊りがけで一日中イチャイチャ……。
たぶん、僕、幸せすぎてその日に死ぬ。
「う、うん……いつか、行こ」
死ぬけど行きたい。
絶対行きたい。
「…………その時までに用意しておいてね……」
用意……?
泊りがけ……イチャイチャ……用意………………あ。
「さ、探して買っておくね……」
「う、うん……」
まずはコンドームがどこで売っているのか調べないと。
都さんと分かれて、寮の部屋に帰った。
今日もドアを開けるとすぐに遥くんが駆け寄ってきて……。
「ほら、さっさとシャワーを浴びに……え?ど、どうしたの?や、やけに積極的だけど……」
今日、僕は『やっぱり人間にはお勉強が大事なんだ』って思い直した。
学校のお勉強は全然分からないから、まずは分かるお勉強からしていこう。
「えっ?えっ!?ゆーたくんっ!?なにっ!?どうしたのっ!?」
まずは遥くんの気持ちいいところのお勉強からだ。
「ゆーたくんっ!?待ってっ!?落ち着いてっ!?ゆーたくんっ!?」
お勉強、大事。
妙に機嫌の良くなった遥くんと晩ごはんを食べた後、最近の日課となった都さんとお兄ちゃんとのLINEの時間。
お兄ちゃんに『僕勉強してみる』という話をしたら、すごい驚いて喜んでくれた。
同時になにかあったのかすごい心配されたけど、流石にお兄ちゃんにも理由を話すのは恥ずかしい。
とりあえず『やっぱり大事だと思って』って言う話だけしたんだけど、流石に怪しすぎたみたいで急に日曜日にお兄ちゃんが顔を見に来ることになった。
お兄ちゃんは『顔を見たくなっただけ』って言っていたけど、最近は土日にもバイトを入れている上に、不動産屋さんに部屋探しに行っていると言っていたから、僕が心配になって急遽見に来ることにしたんだと思う。
本当に大丈夫だから良いって言ったのに、聞いてくれなかった。
「遥くん、お兄ちゃん日曜日に来るって言ってるけどどうする?」
前回会いたがってたし、今回も一緒に来てくれるかな?と思って聞いてみたんだけど……。
「うーん……」
遥くんは難しい顔で悩んでしまった。
「そうなってくると、そのまえには佐倉さんと話をしておかないとだからなぁ。
それ次第かなぁ?」
なんでここで都さんが出てくるんだろう?
不思議に思ったのが顔に出ちゃったみたいで、遥くんが苦笑いを浮かべる。
「日曜日、佐倉さんと遊んだりしないの?」
「えっ!?なんで分かったのっ!?」
ちょうど今、土曜日に遥くんと遊ぶから日曜日に遊ぼうって話を都さんとしていたところだった。
「まあ、それくらいはね。
となると、日曜日にお兄さんが来て、しかも僕も一緒に会うって聞いたら佐倉さんも来たがると思うよ」
遥くんは苦笑したままそう言うけど、遥くんと都さん残念ながらあんまり仲良くないみたいだし、そうは思えないけどなぁ。
「あ、佐倉さんにはまだ日曜日のこと詳しく言っちゃダメだからね?」
打ち込もうとしていた指を止める。
すごい、なにをしようとしているのか完璧に見抜かれていた。
「とりあえず、佐倉さんに『日曜日にお兄さんが来る』って話と『僕が土曜日に話をしたがっている』って話を伝えてくれる?」
「え?でも、土曜日は僕と遊びに……」
朝から一日遊びに行く予定だったのに……。
「でも、大事な話だからさ……。
って、あっ!?そうじゃないねこれっ!?」
そうだよね、僕と遊ぶより佐倉さんとの話の方が大事だよね……と少し凹んでいたら遥くんが焦りだした。
「あのね、ゆーたくんのための大事な話だから、辛くて辛くて仕方ないけどゆーたくんのために我慢するよ、って意味だからね?
佐倉さんとの話の方がゆーたくんより大事って意味じゃないからねっ!?」
え?そうなの?
えへへ、それなら仕方ないから僕も我慢するかぁ。
安心したので都さんに遥くんからの伝言を伝えたら、すぐに『分かった。時間は任せるよ』って返事が来た。
それを伝えて、また遥くんからの返事を伝えて……土曜日のお昼に二人で話をすることになった。
「ゴールデンウィークは一緒に遊びに行こうね」
「うん、約束」
遥くんは指切りまでしてくれた。
今日も遥くんのキレイな顔を見て目を覚まして、身支度を整えてもらった後、ご飯を食べさせてもらった。
だんだんこのルーチンにも慣れてきちゃったけど、これ、慣れちゃいけないたぐいのものじゃないだろうか?
このままこれに慣れると立派なダメ人間が出来上がると思う。
「どうしたの?難しい顔して」
僕の口に朝食の卵焼きを運んでいた遥くんが不思議そうな顔で僕のことを見てたので、今心配していたことをそのまま告げてみた。
「え?別にいいんじゃない?
このままずっと身の回りのことは僕がやればいいだけのことだし」
あ、そっか。
…………一瞬納得しかけるけど、それだと都さんと泊りがけで遊びにとか行けない。
なんとかしないとなぁ、と思っていたら都さんからLINEが入った。
「なんだって?
今日も待ち伏せしててくれると楽なんだけど」
遥くんの予想通り、都さんからのLINEは『今日の野田くん情報』だったけど……。
「うーん……とりあえず松戸くんたちはいつも通りどこかに行ってるらしいんだけどね……」
問題は野田くんだ。
都さんからのLINEには『今日は雨だから下駄箱のところで待ってるから気をつけて』って書かれてた。
さらに『今日こそは絶対に捕まえる』って息巻いているらしい。
「ふーん」
「どうしよっか?
とりあえず遥くんだけでも先に行く?」
流石にどれだけ裏道を使っても下駄箱で待たれていたらどうしようもない。
雨で濡れるから外で待っていたくないのはわかるけど、そんな目立つことまでするなんて、野田くん、最近僕に逃げられ続けて相当頭にきているのかもしれない。
「ゆーたくん、靴のサイズいくつ?」
「へ?24センチだけど……」
突然どうしたんだろう?
「じゃ、ボク23.5だから、ちょっときついけど大丈夫かな?」
そう言うと、棚からまだ新品の上履きを取り出してきた。
「えっとこれは……?」
「前に上履き捨てられちゃった時に買った予備のやつ。
サイズ大丈夫か履いてみてよ」
「……えっと、ちょっとだけキツイけど痛かったりはしないけど……」
これがどうしたんだろう?
「それじゃ、今日は本当に『裏口』から入ろうか」
はい?
外に出ると想像以上の大雨だったけど、遥くんと一緒の登校だと思えば辛くない。
そうじゃなかったら、雨だし野田くんは待ち伏せしているしでめげてサボっていたかもしれない。
いまいち状況がわからないまま、遥くんの案内で裏道を通って、今日は下駄箱じゃなくって体育館と校舎をつなぐ渡り廊下から登校した。
雨の日は体育館で練習をやっている部活が増えるので、ここから登校しても怪しまれないらしい。
さすが内部生、色々知ってる。
完全にやりすぎた。
寝ちゃった都さんのあそこに勝手にチンチンを擦りつけて射精をしたら、ようやくレーセーになれた。
最後の方なんて、都さん本気で嫌がってたような気もする。
これだめだ。
嫌われるやつだ。
ど、どうすれば許してもらえるだろう?
それとももう手遅れなんだろうか……。
「…………んっ……んん……」
頭を抱えて悩んでいたら、都さんの口から小さな声が漏れ出した。
起きちゃう。
都さん起きちゃう。
なにも許して貰う方法が思い浮かんでいない。
流石の僕でも、ここでお金で許してもらおうとしたら完全に駄目になるのは分かる。
「…………ゆうたくん……?」
目を覚ました都さんが、ボーッとした様子で自分の体を見回している。
「あれ……夢……?」
あまりにあまりな状態になってしまっていたので、僕の方で色々身繕いをしたんだけど……お陰で夢だと思ってる?
…………ならこのまま……。
そんな考えが一瞬浮かんじゃったけど、そう言うわけには行かない。
「あ、あの……僕の方で軽く拭いたりとかしたから……」
「ああ……やっぱり、夢じゃなかったんだ……」
そう言って、都さんは僕を睨んでくる。
……けど、あれれ?思ったより可愛いぞ?
僕を睨む都さんは怖いというより、可愛い感じになってる。
「…………とりあえずチュー」
へ?
「……はやく」
「は、はいっ!」
言われるまま、都さんを抱きしめて唇を合わせる。
……えっと……ベロは入れて良いのかな?
ちょっと迷った後……都さんが抱き返してくれたので、ベロを入れた。
そのままクチュクチュとベロを絡め合う音だけが聞こえる。
しばらくそのまま快感を与えあって、都さんの体がピクピク震えだしたところで都さんの方から唇を離した。
「…………またチョーシに乗ってイカせようとする……」
また可愛く睨まれた。
「い、いや、今のはそんなつもりじゃなくってねっ!」
本当にただ夢中でキスしてしまっていただけだったんだけど……。
慌てる僕を見て、都さんがクスクスと可愛く笑い出した。
「え?あ、あの……許してくれるの?」
「んー、どうしようかなぁ♡」
口ではそう言っているけど、都さんの口調は明るいし優しくて楽しそうにさえ聞こえる。
「あの、調子に乗りすぎました……ごめんなさい……」
「いいよ。
あそこまで徹底的にめちゃくちゃにされると、『好き』っていうのしか残んなかったから」
そう言って、チュッと唇を一瞬軽く合わせるだけのキスをしてくれる。
「あの……本当にごめんね?」
「いいってば」
明るく笑ってそう言ってくれた都さんの笑顔が、急にエッチなものになる。
「でも、次の時は私の番だからね」
その顔があまりにもエッチで可愛くて、心臓がドキンって大きく鳴って、チンチンがビクンッと大きく頭を振った。
その後、都さんと後始末をしてから部室を出る。
身支度を整えたあとは時間ギリギリまでずっと大人のキスをしていたからなんか足がフワフワ浮いているみたいな感じがする。
「あ、あのさ……」
都さんもそうなのか、声がちょっと浮かれた感じになっている気がする。
「今度……どこかでゆっくり泊りがけでしたいね……」
都さんと泊りがけで一日中イチャイチャ……。
たぶん、僕、幸せすぎてその日に死ぬ。
「う、うん……いつか、行こ」
死ぬけど行きたい。
絶対行きたい。
「…………その時までに用意しておいてね……」
用意……?
泊りがけ……イチャイチャ……用意………………あ。
「さ、探して買っておくね……」
「う、うん……」
まずはコンドームがどこで売っているのか調べないと。
都さんと分かれて、寮の部屋に帰った。
今日もドアを開けるとすぐに遥くんが駆け寄ってきて……。
「ほら、さっさとシャワーを浴びに……え?ど、どうしたの?や、やけに積極的だけど……」
今日、僕は『やっぱり人間にはお勉強が大事なんだ』って思い直した。
学校のお勉強は全然分からないから、まずは分かるお勉強からしていこう。
「えっ?えっ!?ゆーたくんっ!?なにっ!?どうしたのっ!?」
まずは遥くんの気持ちいいところのお勉強からだ。
「ゆーたくんっ!?待ってっ!?落ち着いてっ!?ゆーたくんっ!?」
お勉強、大事。
妙に機嫌の良くなった遥くんと晩ごはんを食べた後、最近の日課となった都さんとお兄ちゃんとのLINEの時間。
お兄ちゃんに『僕勉強してみる』という話をしたら、すごい驚いて喜んでくれた。
同時になにかあったのかすごい心配されたけど、流石にお兄ちゃんにも理由を話すのは恥ずかしい。
とりあえず『やっぱり大事だと思って』って言う話だけしたんだけど、流石に怪しすぎたみたいで急に日曜日にお兄ちゃんが顔を見に来ることになった。
お兄ちゃんは『顔を見たくなっただけ』って言っていたけど、最近は土日にもバイトを入れている上に、不動産屋さんに部屋探しに行っていると言っていたから、僕が心配になって急遽見に来ることにしたんだと思う。
本当に大丈夫だから良いって言ったのに、聞いてくれなかった。
「遥くん、お兄ちゃん日曜日に来るって言ってるけどどうする?」
前回会いたがってたし、今回も一緒に来てくれるかな?と思って聞いてみたんだけど……。
「うーん……」
遥くんは難しい顔で悩んでしまった。
「そうなってくると、そのまえには佐倉さんと話をしておかないとだからなぁ。
それ次第かなぁ?」
なんでここで都さんが出てくるんだろう?
不思議に思ったのが顔に出ちゃったみたいで、遥くんが苦笑いを浮かべる。
「日曜日、佐倉さんと遊んだりしないの?」
「えっ!?なんで分かったのっ!?」
ちょうど今、土曜日に遥くんと遊ぶから日曜日に遊ぼうって話を都さんとしていたところだった。
「まあ、それくらいはね。
となると、日曜日にお兄さんが来て、しかも僕も一緒に会うって聞いたら佐倉さんも来たがると思うよ」
遥くんは苦笑したままそう言うけど、遥くんと都さん残念ながらあんまり仲良くないみたいだし、そうは思えないけどなぁ。
「あ、佐倉さんにはまだ日曜日のこと詳しく言っちゃダメだからね?」
打ち込もうとしていた指を止める。
すごい、なにをしようとしているのか完璧に見抜かれていた。
「とりあえず、佐倉さんに『日曜日にお兄さんが来る』って話と『僕が土曜日に話をしたがっている』って話を伝えてくれる?」
「え?でも、土曜日は僕と遊びに……」
朝から一日遊びに行く予定だったのに……。
「でも、大事な話だからさ……。
って、あっ!?そうじゃないねこれっ!?」
そうだよね、僕と遊ぶより佐倉さんとの話の方が大事だよね……と少し凹んでいたら遥くんが焦りだした。
「あのね、ゆーたくんのための大事な話だから、辛くて辛くて仕方ないけどゆーたくんのために我慢するよ、って意味だからね?
佐倉さんとの話の方がゆーたくんより大事って意味じゃないからねっ!?」
え?そうなの?
えへへ、それなら仕方ないから僕も我慢するかぁ。
安心したので都さんに遥くんからの伝言を伝えたら、すぐに『分かった。時間は任せるよ』って返事が来た。
それを伝えて、また遥くんからの返事を伝えて……土曜日のお昼に二人で話をすることになった。
「ゴールデンウィークは一緒に遊びに行こうね」
「うん、約束」
遥くんは指切りまでしてくれた。
今日も遥くんのキレイな顔を見て目を覚まして、身支度を整えてもらった後、ご飯を食べさせてもらった。
だんだんこのルーチンにも慣れてきちゃったけど、これ、慣れちゃいけないたぐいのものじゃないだろうか?
このままこれに慣れると立派なダメ人間が出来上がると思う。
「どうしたの?難しい顔して」
僕の口に朝食の卵焼きを運んでいた遥くんが不思議そうな顔で僕のことを見てたので、今心配していたことをそのまま告げてみた。
「え?別にいいんじゃない?
このままずっと身の回りのことは僕がやればいいだけのことだし」
あ、そっか。
…………一瞬納得しかけるけど、それだと都さんと泊りがけで遊びにとか行けない。
なんとかしないとなぁ、と思っていたら都さんからLINEが入った。
「なんだって?
今日も待ち伏せしててくれると楽なんだけど」
遥くんの予想通り、都さんからのLINEは『今日の野田くん情報』だったけど……。
「うーん……とりあえず松戸くんたちはいつも通りどこかに行ってるらしいんだけどね……」
問題は野田くんだ。
都さんからのLINEには『今日は雨だから下駄箱のところで待ってるから気をつけて』って書かれてた。
さらに『今日こそは絶対に捕まえる』って息巻いているらしい。
「ふーん」
「どうしよっか?
とりあえず遥くんだけでも先に行く?」
流石にどれだけ裏道を使っても下駄箱で待たれていたらどうしようもない。
雨で濡れるから外で待っていたくないのはわかるけど、そんな目立つことまでするなんて、野田くん、最近僕に逃げられ続けて相当頭にきているのかもしれない。
「ゆーたくん、靴のサイズいくつ?」
「へ?24センチだけど……」
突然どうしたんだろう?
「じゃ、ボク23.5だから、ちょっときついけど大丈夫かな?」
そう言うと、棚からまだ新品の上履きを取り出してきた。
「えっとこれは……?」
「前に上履き捨てられちゃった時に買った予備のやつ。
サイズ大丈夫か履いてみてよ」
「……えっと、ちょっとだけキツイけど痛かったりはしないけど……」
これがどうしたんだろう?
「それじゃ、今日は本当に『裏口』から入ろうか」
はい?
外に出ると想像以上の大雨だったけど、遥くんと一緒の登校だと思えば辛くない。
そうじゃなかったら、雨だし野田くんは待ち伏せしているしでめげてサボっていたかもしれない。
いまいち状況がわからないまま、遥くんの案内で裏道を通って、今日は下駄箱じゃなくって体育館と校舎をつなぐ渡り廊下から登校した。
雨の日は体育館で練習をやっている部活が増えるので、ここから登校しても怪しまれないらしい。
さすが内部生、色々知ってる。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる