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50話 白井さんと約束
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白井さんが寝ちゃってから1時間位が経った。
まだ時間は大丈夫だけど、いい加減いつ起こすか程度は考えておいたほうが良いかもしれない。
寝顔は可愛いし、起こしたら機嫌悪くならないか怖いしで起こしづらい。
ボーっとしながらそんなことを考えて、ふと視線を感じた気がして白井さんの顔を見たら……。
白井さんと目があった。
「……え、えっと、おはよう」
「…………おはよ」
や、やっぱり寝起きは機嫌悪い?
ちょっとブスッとしている気がするけど、やっぱり寝起きは機嫌悪い感じ?
「…………なぁ、これ、ミャーコにもやってんの?」
へ?『これ』?
機嫌の悪そうな白井さんの様子に慌てていたら、よく分かんないことを聞かれた。
おっぱい舐めたことだろうか?
「…………頭撫でるやつ」
んー?………………ああ。
「あ、ごめん、無意識だったから……どうだろ?」
言われてみれば白井さんが目を覚ますまでずっと頭撫でてた気がする。
なんていうか撫でやすいサイズだったからって感じなんだけど……都さんの場合はどうだったかな?
「えっと……たぶん、してない……かな?」
都さんが寝ちゃった時は、色々後始末をしなければいけない場合が多いから頭撫でている余裕はなかった気がする。
「ふーん……」
な、なんだろう?
機嫌は悪そうなんだけど、裸で僕の前に寝っ転がったままだし……。
よく分かんない。
「…………とりあえずアキが寝転がってる時は頭撫でろ」
「え?」
「早くっ!」
「は、はいっ!」
さらに機嫌が悪くなりそうだったので、慌てて頭を撫で始める。
「…………ふん」
……機嫌が良くなったわけではないけど、一応急降下するのは止まったみたいだ。
そのまま白井さんは不機嫌そうに黙り込んでしまったので、ただ黙って頭を撫で続けていた。
「……なぁ」
どれくらいそうしていたか、そろそろ帰らなきゃかなぁと思い出した頃に白井さんが口を開いた。
「これで終わりか?」
えっと……?
白井さんの話はたまによく考えないと何の話をしているのか分かんない時がある。
えーと…………たぶん、エッチなことの話かな?
「一応まだ続きはあるけど……」
むしろまだまだ序盤と言ったほうが近いかもしれない。
それは都さんとのことを動画に撮ってた白井さんも分かっていると思うんだけど……。
「そっか。
…………それじゃ、また明日な」
また明日、エッチなことをしろということだ。
「…………うん」
不思議と『またやるのっ!?』って気持ちは全く湧いてこなかった。
白井さんと二人で『ヤリ部屋』の後始末をして、こっそりと女子寮を出る。
「えっと、本当に任せちゃっていいの?」
「ああ、面倒だけど女子寮の備品を持ち出すわけにはいかねーしな」
シーツの後始末をどちらがするかでちょっと揉めたけど、たしかにその通りだ。
ここは白井さんに甘えよう。
「えっと、それじゃあ……」
お別れの挨拶をしようとして、なんて言っていいのか少し迷う。
今までは出来ることならもう二度と会いたくない相手だったけど……。
「…………ま、また明日……」
今はなんとなくそう言いたかった。
「…………おう……」
不機嫌そうにだけど返事を返してくれた白井さんに小さく手を降って、女子寮を後にした。
なんか、不思議なことになっちゃったなぁ……。
なんやかんや、いつもより少し早目の時間に帰ってこれた。
……帰ってきてしまった。
今日は都さんとは会わなかったわけだけど、遥くんの判定はどうなるんだろうか……。
ドキドキしながらドアを開ける。
「た、ただいまー」
恐る恐る、帰宅の挨拶をしながら中に入る。
「あれ?今日は早かったね?
………………?」
ちょっと驚いた、でも嬉しそうな笑顔で出迎えてくれた遥くんだったけど、一瞬鼻がヒクッと動いたあと表情が消えた。
「………………」
そして無表情のまま、少し前までみたいに僕の全身をクンクンと嗅ぎはじめた。
「…………違う女の匂いがする」
思わずビクっと大きく震えてしまった。
今日はあのあとシャワーも浴びてきたのになんで分かるんだろう……。
今日あったことだけはバレるわけにはいかなかったのに……。
「とりあえず、話はシャワー浴びた後にしようか」
「…………はい」
どうやってごまかそう……。
結局何一つとして誤魔化せなかった。
都さんの動画の件があるので完全黙秘を貫いていたのに……。
「白井さん……だね?」ビクッ!
「ということは…………もしかして、なんか脅された?」ビクッ!
「……うーん、今更ゆーたくん自身のことで脅されたからってこうはならないだろうし……都さんのなんかで脅されたのかな?」ビビクッ!!
と、名探偵ばりの推理で追い詰められて全部吐かされてしまった……。
「ふーん……なるほどねぇ……」
一通りの話を聞いた遥くんが腕組をして考え出す。
「あの……僕はどうすればいいんでしょうか……」
このまま白井さんに従っているしか無いのかなぁ?
「好きにすればいいんじゃない?」
け、結構真剣に悩んでるのに一言で切り捨てられた……。
ちょっと凹みかけるけど……冷たいとはちょっと様子が違う?
むしろ優しい?
「大丈夫、聞いた感じだとゆーたくんの好きなようにして問題ないと思うよ」
「好きなようにって言われても……」
一番『好きなように』なのは動画を取り返すことなんだけど……。
「んー、じゃあ、ちょっと考え方変えてみようか。
白井さんとエッチなことするの、イヤ?」
そりゃもちろん……と思うんだけど、なぜか答えられない。
「それじゃもうちょっと別のところから考えようか。
一宮さんとキスできる?」
「え、やだ」
一宮さんはたしかに美人だけど、イジメっ子とキスするとかありえない。
「それじゃ、白井さんは?」
「…………」
白井さんは…………。
「一宮さんとエッチなことするとしたらイヤ?」
「ヤダ」
さっきの質問に結論を出す前に次の質問に移られちゃったけど、これも考えるまでもない。
「それじゃ、最初の質問。
白井さんとエッチなことするの、イヤ?」
「…………ヤじゃない……」
驚いた。
僕、白井さんとエッチするの全然イヤじゃない。
「ね?ならゆーたくんの好きにすればいいんじゃないかな?」
「いや、でも、都さんの動画があるし……」
そう、事は僕がイヤだとかイヤじゃないだとかって話じゃなくなっている。
「でも、白井さん、ゆーたくんがエッチなことしてくれれば誰にも見せたりしないって言ってるんでしょ?」
「…………うん」
あれ?
もしかして、僕がイヤかイヤじゃないかってだけの話し?
「で、でも、そんな動画を白井さんが持っている事自体が問題でねっ!?」
そう、気が変わったりとかするかもしれないしっ!
「まあそれはそのとおりだけどね。
今の感じだと、ゆーたくんが好きにやってれば大丈夫だと思うけどなー」
そんな簡単な問題なのかなぁ?
でも、僕なんかの考えより遥くんの考えのほうが正しいだろうしなぁ……。
「でも、くれぐれもゆーたくんが自分の好きに従わなきゃダメだからね?」
「…………えっと?」
また遥くんの話が難しくなってきた。
「まあ、とにかくゆーたくんは好きなように、自分の思ったまま、感情に従ってやってればいいと思うよ。
細かい調整は僕の方でやるから」
「む、むぅ……」
「大丈夫、最悪でも僕だけは絶対に残るから」
出来たらみんなで仲良く過ごしたいなぁ……。
…………今、頭に浮かべた『みんな』の中に白井さんがいて自分で驚いた。
「さあ、とりあえず今のゆーたくんのやりたいことは?」
「…………色々頭使ったから遥くんとイチャイチャしたい」
僕の言葉を聞いた遥くんは、嬉しそうに笑って僕を招き入れるように腕を広げた。
「ほら、おいで」
なんかちょっとだけ、犬かなんかになった気分。
まだ時間は大丈夫だけど、いい加減いつ起こすか程度は考えておいたほうが良いかもしれない。
寝顔は可愛いし、起こしたら機嫌悪くならないか怖いしで起こしづらい。
ボーっとしながらそんなことを考えて、ふと視線を感じた気がして白井さんの顔を見たら……。
白井さんと目があった。
「……え、えっと、おはよう」
「…………おはよ」
や、やっぱり寝起きは機嫌悪い?
ちょっとブスッとしている気がするけど、やっぱり寝起きは機嫌悪い感じ?
「…………なぁ、これ、ミャーコにもやってんの?」
へ?『これ』?
機嫌の悪そうな白井さんの様子に慌てていたら、よく分かんないことを聞かれた。
おっぱい舐めたことだろうか?
「…………頭撫でるやつ」
んー?………………ああ。
「あ、ごめん、無意識だったから……どうだろ?」
言われてみれば白井さんが目を覚ますまでずっと頭撫でてた気がする。
なんていうか撫でやすいサイズだったからって感じなんだけど……都さんの場合はどうだったかな?
「えっと……たぶん、してない……かな?」
都さんが寝ちゃった時は、色々後始末をしなければいけない場合が多いから頭撫でている余裕はなかった気がする。
「ふーん……」
な、なんだろう?
機嫌は悪そうなんだけど、裸で僕の前に寝っ転がったままだし……。
よく分かんない。
「…………とりあえずアキが寝転がってる時は頭撫でろ」
「え?」
「早くっ!」
「は、はいっ!」
さらに機嫌が悪くなりそうだったので、慌てて頭を撫で始める。
「…………ふん」
……機嫌が良くなったわけではないけど、一応急降下するのは止まったみたいだ。
そのまま白井さんは不機嫌そうに黙り込んでしまったので、ただ黙って頭を撫で続けていた。
「……なぁ」
どれくらいそうしていたか、そろそろ帰らなきゃかなぁと思い出した頃に白井さんが口を開いた。
「これで終わりか?」
えっと……?
白井さんの話はたまによく考えないと何の話をしているのか分かんない時がある。
えーと…………たぶん、エッチなことの話かな?
「一応まだ続きはあるけど……」
むしろまだまだ序盤と言ったほうが近いかもしれない。
それは都さんとのことを動画に撮ってた白井さんも分かっていると思うんだけど……。
「そっか。
…………それじゃ、また明日な」
また明日、エッチなことをしろということだ。
「…………うん」
不思議と『またやるのっ!?』って気持ちは全く湧いてこなかった。
白井さんと二人で『ヤリ部屋』の後始末をして、こっそりと女子寮を出る。
「えっと、本当に任せちゃっていいの?」
「ああ、面倒だけど女子寮の備品を持ち出すわけにはいかねーしな」
シーツの後始末をどちらがするかでちょっと揉めたけど、たしかにその通りだ。
ここは白井さんに甘えよう。
「えっと、それじゃあ……」
お別れの挨拶をしようとして、なんて言っていいのか少し迷う。
今までは出来ることならもう二度と会いたくない相手だったけど……。
「…………ま、また明日……」
今はなんとなくそう言いたかった。
「…………おう……」
不機嫌そうにだけど返事を返してくれた白井さんに小さく手を降って、女子寮を後にした。
なんか、不思議なことになっちゃったなぁ……。
なんやかんや、いつもより少し早目の時間に帰ってこれた。
……帰ってきてしまった。
今日は都さんとは会わなかったわけだけど、遥くんの判定はどうなるんだろうか……。
ドキドキしながらドアを開ける。
「た、ただいまー」
恐る恐る、帰宅の挨拶をしながら中に入る。
「あれ?今日は早かったね?
………………?」
ちょっと驚いた、でも嬉しそうな笑顔で出迎えてくれた遥くんだったけど、一瞬鼻がヒクッと動いたあと表情が消えた。
「………………」
そして無表情のまま、少し前までみたいに僕の全身をクンクンと嗅ぎはじめた。
「…………違う女の匂いがする」
思わずビクっと大きく震えてしまった。
今日はあのあとシャワーも浴びてきたのになんで分かるんだろう……。
今日あったことだけはバレるわけにはいかなかったのに……。
「とりあえず、話はシャワー浴びた後にしようか」
「…………はい」
どうやってごまかそう……。
結局何一つとして誤魔化せなかった。
都さんの動画の件があるので完全黙秘を貫いていたのに……。
「白井さん……だね?」ビクッ!
「ということは…………もしかして、なんか脅された?」ビクッ!
「……うーん、今更ゆーたくん自身のことで脅されたからってこうはならないだろうし……都さんのなんかで脅されたのかな?」ビビクッ!!
と、名探偵ばりの推理で追い詰められて全部吐かされてしまった……。
「ふーん……なるほどねぇ……」
一通りの話を聞いた遥くんが腕組をして考え出す。
「あの……僕はどうすればいいんでしょうか……」
このまま白井さんに従っているしか無いのかなぁ?
「好きにすればいいんじゃない?」
け、結構真剣に悩んでるのに一言で切り捨てられた……。
ちょっと凹みかけるけど……冷たいとはちょっと様子が違う?
むしろ優しい?
「大丈夫、聞いた感じだとゆーたくんの好きなようにして問題ないと思うよ」
「好きなようにって言われても……」
一番『好きなように』なのは動画を取り返すことなんだけど……。
「んー、じゃあ、ちょっと考え方変えてみようか。
白井さんとエッチなことするの、イヤ?」
そりゃもちろん……と思うんだけど、なぜか答えられない。
「それじゃもうちょっと別のところから考えようか。
一宮さんとキスできる?」
「え、やだ」
一宮さんはたしかに美人だけど、イジメっ子とキスするとかありえない。
「それじゃ、白井さんは?」
「…………」
白井さんは…………。
「一宮さんとエッチなことするとしたらイヤ?」
「ヤダ」
さっきの質問に結論を出す前に次の質問に移られちゃったけど、これも考えるまでもない。
「それじゃ、最初の質問。
白井さんとエッチなことするの、イヤ?」
「…………ヤじゃない……」
驚いた。
僕、白井さんとエッチするの全然イヤじゃない。
「ね?ならゆーたくんの好きにすればいいんじゃないかな?」
「いや、でも、都さんの動画があるし……」
そう、事は僕がイヤだとかイヤじゃないだとかって話じゃなくなっている。
「でも、白井さん、ゆーたくんがエッチなことしてくれれば誰にも見せたりしないって言ってるんでしょ?」
「…………うん」
あれ?
もしかして、僕がイヤかイヤじゃないかってだけの話し?
「で、でも、そんな動画を白井さんが持っている事自体が問題でねっ!?」
そう、気が変わったりとかするかもしれないしっ!
「まあそれはそのとおりだけどね。
今の感じだと、ゆーたくんが好きにやってれば大丈夫だと思うけどなー」
そんな簡単な問題なのかなぁ?
でも、僕なんかの考えより遥くんの考えのほうが正しいだろうしなぁ……。
「でも、くれぐれもゆーたくんが自分の好きに従わなきゃダメだからね?」
「…………えっと?」
また遥くんの話が難しくなってきた。
「まあ、とにかくゆーたくんは好きなように、自分の思ったまま、感情に従ってやってればいいと思うよ。
細かい調整は僕の方でやるから」
「む、むぅ……」
「大丈夫、最悪でも僕だけは絶対に残るから」
出来たらみんなで仲良く過ごしたいなぁ……。
…………今、頭に浮かべた『みんな』の中に白井さんがいて自分で驚いた。
「さあ、とりあえず今のゆーたくんのやりたいことは?」
「…………色々頭使ったから遥くんとイチャイチャしたい」
僕の言葉を聞いた遥くんは、嬉しそうに笑って僕を招き入れるように腕を広げた。
「ほら、おいで」
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