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冬国の聖女
みんなのおうじょでんか。
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ロスティア・フレイス・リュドラは手首に装着された手錠が鳴らす擦れた音で目を覚ました。
睡眠から解き放たれ未だ意識が朦朧とする中で最初に感じたのは口内に広がる鉄の味だった。
口の中で舌を1周させてそれが血液だと薄ぼんやりとした頭で理解すると次第に身体のあちこちが痛み返ってきた。
内臓が、筋肉が、骨が、身体全てが鈍くそれでも鋭い痛みが昨晩の営みの証を刻み付けていた。
ロスティアは痛みに耐えながら上半身を起き上がらせる。
視線の先には乱れたシーツ、ビリビリに破かれた服、両手首に繋がれた鋼鉄の手錠。そして身体のあちこちから流れる血だった。
昨晩は随分と手酷くされたらしい。
「…………誰か居ますか。」
ロスティアが声を出すと暫くしてドアが開かれ使用人が姿を表した。
「……手錠を外して頂けま──」
「ご自分でお開けなさい。それと早く部屋から出て身体を清めて下さい。それでは。」
使用人はロスティアの言葉を遮り手錠の鍵を投げ付け部屋を出て行く。
鍵はベッドに届かず床に落ち乾いた音を立てた。
ロスティアは鍵を回収し鍵穴に差し込み、回し手錠を手首から解放した。
手首に残る圧迫の感覚が輪として青黒く両手に刻み込まれていた。
ロスティアは破れた服を手繰り寄せ、どれもが着れない程破かれてた事に若干の不満を覚えそのまま立ち上がる。
「あ、」
立ち上がると、視界が揺れ再びベッドに倒れ込む。
もう一度立ち上がろうとするが足にちからが入らず次は床に倒れてしまった。
あぁ…去年に両脚の腱を断ち切られたのだったか。
ロスティアは床に手を付き膝を立てる。
嬲られた身体が痛みを上げて再び倒れそうになるのを堪えロスティアは身を清めに水場へと向かうのであった。
睡眠から解き放たれ未だ意識が朦朧とする中で最初に感じたのは口内に広がる鉄の味だった。
口の中で舌を1周させてそれが血液だと薄ぼんやりとした頭で理解すると次第に身体のあちこちが痛み返ってきた。
内臓が、筋肉が、骨が、身体全てが鈍くそれでも鋭い痛みが昨晩の営みの証を刻み付けていた。
ロスティアは痛みに耐えながら上半身を起き上がらせる。
視線の先には乱れたシーツ、ビリビリに破かれた服、両手首に繋がれた鋼鉄の手錠。そして身体のあちこちから流れる血だった。
昨晩は随分と手酷くされたらしい。
「…………誰か居ますか。」
ロスティアが声を出すと暫くしてドアが開かれ使用人が姿を表した。
「……手錠を外して頂けま──」
「ご自分でお開けなさい。それと早く部屋から出て身体を清めて下さい。それでは。」
使用人はロスティアの言葉を遮り手錠の鍵を投げ付け部屋を出て行く。
鍵はベッドに届かず床に落ち乾いた音を立てた。
ロスティアは鍵を回収し鍵穴に差し込み、回し手錠を手首から解放した。
手首に残る圧迫の感覚が輪として青黒く両手に刻み込まれていた。
ロスティアは破れた服を手繰り寄せ、どれもが着れない程破かれてた事に若干の不満を覚えそのまま立ち上がる。
「あ、」
立ち上がると、視界が揺れ再びベッドに倒れ込む。
もう一度立ち上がろうとするが足にちからが入らず次は床に倒れてしまった。
あぁ…去年に両脚の腱を断ち切られたのだったか。
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嬲られた身体が痛みを上げて再び倒れそうになるのを堪えロスティアは身を清めに水場へと向かうのであった。
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