俳優Ωは孕みたくない!

ノアメロ

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俳優Ωは孕みたくない!8〜完〜

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それからあっという間に時は過ぎていった颯の体にも徐々に変化が現れ
胸は少し膨らみ母乳が出るようになった
お腹も大きく重たくなった。
妊娠38週目を迎え颯は、産休をもらい仕事を休むことにした。

颯が心配していた不倫だが和真は、仕事の休憩の隙あらば家に帰ってきて颯の体とお腹の子を心配している
「颯大丈夫か!お腹陣痛は来てない?」
「大丈夫だって」
「そっか…」
そう言いながら和真は、颯のお腹に耳を当てながらニヤニヤしている
「何?」
「いや~生きてるって感じだなって思って…」
「何それ笑」
「はぁ~楽しみだな」

~とある街中~
ショッピングを楽しむ2人の女性はカフェに入りアイスコーヒーを飲みながらスマホをいじるすると
「あっ…そうなんや…」
「なになに!」
「今ニュースで流れてきたんやけど颯子供生まれたって!」
「それも写真付き!超可愛い!!幸せそう!」
「見て!ほんとだ可愛い!!理想の家族像じゃない?」
颯が毛布で包んだ産まれたての子を優しく抱き抱えながら和真は、そんなふたりを抱き寄せにこやかに笑う写真

一方 神宮寺家は…
生まれてきた子の名前は瑞稀になった
「は、颯!瑞稀が泣いてる!」
「おしめかな…?してないか…眠いのか…?」
「多分お腹空いてると思うから貸して」
そう言うと颯は、瑞稀を抱き抱えると服をめくりあげて母乳をあげる。

赤ちゃんは、颯のおっぱいに吸い付いて飲む
「さすが颯…」
「そう…?笑」
和真と颯は顔を見合わせ笑う
「…幸せだな…」
和真はそう言うと颯の後ろに周り2人を抱きしめた。
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