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ほっぺたにチュッとしてくれながら、ゆっくりゆっくり挿入ってくる聖南の苦しそうな表情は、何ともセクシーだ。
その熱いものを受け入れてる俺もまた、どんな顔してるんだろってたまに想像しちゃうけど、すぐにやめる。
きっと、物凄く甘えた顔……してるもん。
「ヤバ……今日一段と締まってんな。 ……葉璃、締めてる?」
「……締めて、ない……んっ……んん……」
「そうなんだ。 これは俺でも一時間保たねぇよ」
グググっと押し入りながら聖南は片目を細めていて、乱れた前髪がその欲望に濡れた顔にかかってる。
大きな聖南の昂ぶりがお腹の方へと迫ってくるこの圧迫感に、行為の生々しさを感じていたたまれない。
エッチが始まる前とは少し違う気恥ずかしさと照れがあって、無意識に聖南をより感じようとしている俺の体は少しずつ変えられている。
「んんーっ……すご……せなさん、今日……すごい……っ」
「何が?」
俺のが締まってるんじゃなくて、聖南のがいつもより太いからじゃ……?
そう思って、慎重に挿れてくれてる聖南を見ると、ギラついた肉食獣と目が合った。
こんな目をしてても、いつもたくさん解してるのに最初の挿入にすごく時間をかけてくれる。
俺が痛くないように、傷付かないようにって。
「……何がすごい?」
じわっと挿れ進めてくれてたものが、俺の中に全部収まったみたいだ。
奥まで達してるそれをさらに押し込んできながら、俺に覆い被さる聖南に耳元で囁かれてしまう。
この声……! 聖南のこの声もヤバイんだってば……!
「んっ……あっ……ぁ……ちょっ、そんな近くで……言わないで……!」
聖南とエッチするの、確かに二週間ぶりくらいだけど何だかいつもよりすごく興奮する。
甘えてくる聖南が一変、ギラついた獣になって俺の中に居るからかな───。
今日まで会えなくて寂しくて、でもそれは、大好きな聖南のためにちょっとだけ無理しちゃってる秘密事で……喜んでくれるといいなって思いでがんばってる。
あの歌詞は俺の思いそのままだから、唯一誇れるダンスで気持ちを伝えられたらとても嬉しいけど、聖南と会うと危うくポロッと言っちゃいそうになるんだよね……。
動きを止めたままのアイドル様が、考え事をしてる俺をジッと見詰めてる事にその時は気が付かなかった。
会えなくて寂しいって嘆いてくれたから……だから今日は特に愛おしい……って笑顔まで浮かべてたら、目前の聖南はとんでもない勘違いを始めた。
「は? ……葉璃なんか今日おかしい。 あやしい。 浮気してねぇだろうな?」
「えっ? そんなのしてないよっ」
「……めちゃくちゃ締まった。 おい、俺に何か隠してんな?」
「ひっ……! ……やっ……痛っ……せなさ、んっ……早い……! 早いってば……っ!」
ついサプライズライブの事を思い出してたせいで、浮気なんてしてないのに勝手に体に力が入ってしまった。
つながってるそこから聖南にも俺の「ドキッ」が伝わってしまったみたいで、怒った顔で性急に突き上げられてしまう。
「……あっ……や……んっっ……んぁっ……はぁ、あッ……だめ、……そこダメ……っ!」
「さーて、俺の葉璃ちゃんは何を隠してるのかなー?」
「なにもっ……あぁぁっ……なにも隠して……! ……ちょ、っ、……んーっ……!」
「いーや、隠してる。 俺に連絡寄越さなかったの、他に理由があんだろ? 何だよ、言えよ」
なんでまた危機的状況になってんだろ……!?
俺ってほんとに嘘が下手で、誤魔化すのも超下手くそだ。
腰を抱え上げられてガンガン突いてくる激しさに、背中をしならせて喘いでしまう。
早い突き上げが襞を素早く擦って、それだけでも気持ち良くておかしくなりそうだった。
不機嫌そうな聖南に、ビリビリっと疼きが走るトコを重点的に擦り上げられて、あっという間にまた触れずに射精した。
「……あっ……いやっ……そこばっか……! やめっ……ちがうの、……出そ……になる……っ」
「じゃあ言えって。 言わねぇと漏らすまで擦り続けるからな」
「……だめだよっ……言えないっ……」
俺の両乳首を摘んで腰を振っていた聖南の動きが止まる。
「───は? 「言えない」って言った?」
あ………………やばい。
気持ち良過ぎて、我を忘れて、言い方間違えた。
「…………言ってない」
「いや言っただろ。 言えないって何だよ。 マジで浮気?」
「ち、違うよっ……」
「……ちょっ、マジで言えよ。 怖えんだけど。 浮気? 浮気なの? 相手誰?」
「浮気じゃないってば!」
連絡をしなかった事実のせいで、聖南の頭から「浮気」の二文字が離れないみたいだ。
サプライズを勘付かれるわけにはいかないし、自分の誤魔化し方がヘタなせいでこんな事になってるんだけど……これは困った事になった。
嫉妬に狂った聖南は、俺の制止なんて聞かない。 違うって言ってるのに、顔を寄せてきた聖南の瞳は怒りと欲にまみれてて恐怖すら覚える。
衰えない聖南のものは中でドクドクと脈打ってるような感触があって、あるはずのない意思を感じた。
「……とりあえず俺イかせろ。 痛かったら教えて」
そう言って片膝を抱え上げられて、一層深く挿入された。
すっかり勘違いしてる聖南は、怒りに任せて強く、早く、俺を陵辱する。
「あっ……あぁっ……やっ……早っ……せな、せなさん……っ……」
まるでお仕置きだって言われてるみたいに激しかった。
でも無駄だよ、聖南……。
そんなに怒った顔してても、俺のありもしない浮気を疑ってるその顔……キュンキュンするんだから。
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