迅雷上等♡─無欠版─

須藤慎弥

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③無防備

─迅─7※

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「───え!? マジで!? 迅の迅を見せてくれんの!?」
「昨日そう言ってただろ」


 いつも雷のばっか扱いて、俺のはほったらかしだったのを気にしていたらしい。

 昨日こんな会話をした。



『なぁ、……迅は抜かなくていいのか?』
『は?』
『俺のシコシコしててそんな気分にはなんねぇのかもしんないけど、お前毎晩俺と居るだろ? 迅の正体はヤリチン性欲モンスターなのに平気?』
『……おい、悪口まざってんぞ』
『いやだってほんとの事じゃん! 平日は毎日リア充エッチデーだったのに今はいつどこで抜いてんの? トイレ? 風呂? てか彼女はどうしてんの? 別れた? セフレは?』
『……質問が多いな』
『答えろ! 答えなかったら迅のムスコを人質に取るからな!』
『意味が分かんねぇ。 別に、俺の見たけりゃ見ればいいだろ』
『え!? 迅の迅を見せてくれるのか!』
『そんな見たかったんだ。 悪いな、気が回らなかった』
『違っ……! 俺をチン○好きに仕立て上げるなよ!』
『そんなつもりはねぇけど。 今日はそんな気分じゃねぇから明日な。 溜めとくわ』
『おぉぉ!! 迅も大会に参加決定って事な! 許可してやろう!』
『なんでそんな偉そうなんだよ。 童貞男子のくせに』
『うるせぇ! 嫌味言ってる暇あったら俺のお腹拭け!』
『はいはい』



 ……思えば昨日も夫婦喧嘩してたわ。 気性が荒過ぎる性欲強めな嫁を持て余して、言い合いが面倒で渋々折れる夫、ってか。

 二発分の精液を腹に塗り広げたのは俺だから、ティッシュでパパッと拭いて風呂を促した。

 その後は決まって半裸で出てくるコイツは、翼が言ってた通り危機感がまるで無い。

 俺のナニを見たくて目をキラキラさせてるのはいいが、これからどうせ汚れるし暑いっつって半裸のままウロウロすんなよ。

 個包装されたチョコレートの塊みたいなアイスを何個も食って、甘い匂いをプンプンさせて近付いてきた雷はピンク色の小せぇ乳首が丸出しだ。

 これが俺に課せられた二つの壁のうちの一つ。

 カウントダウンを開始してから一週間は経ったか。

 悪戯する気も起きねぇほど、平べったい胸に手をやろうとすると全力で逃げやがって大会を離脱するんで、未だ俺の忍耐力は試されている最中だ。


「誰かさんが俺の言いつけ守んなかったからこんな時間ですがねぇ?」
「うっ……! 別にいいじゃん……後輩と遊びに行くくらい……」


 甘いアイスのあとはウーロン茶だとか変な決まりを実行する雷が、喉を鳴らしてベッドに上がってきた。

 そんな唇尖らせて不満そうにされても。

 もう0時回ってんだぞ。 散々心配かけやがって。 バイト終わりの俺を振り回すんじゃねぇっての。


「ダメとは言ってねぇ。 せめてメッセ残しとけ」
「あ! なんだ! 残してたら行っていいのか!」
「ダメ」
「おーいー! 言ってることハチャメチャだぞ!」
「お前が方向音痴で喧嘩引き寄せ人じゃなかったら、俺の監視もこんなにヒドくねぇ。 っつー事は自分のせいだな」
「なんで俺の……ッッ!!」
「でけぇ声出すな」
「ごめんっ」


 素直なとこはいい。 言葉の端々にバカが見え隠れするとこも笑える。

 うるせぇし反抗的だしバカだし欲望に忠実でガキみてぇだが、目を離すと危なっかしいから監視は継続する。

 いいアプリ探しとこう。


「雷にゃんの、まだふにゃってんな」
「あっ……♡ いやそんなすぐギンギンになってたら俺怪しいヤツよ?」
「ふーん」


 膝立ちになった雷のパンツを一気にずり下げて腰を抱く。

 ムードもへったくれもない明るい室内で、早速俺は童貞のやわらかいチン○を握った。

 威勢だけはいい雷にゃん。

 ふにゃちんと玉を一緒くたにモミモミしてるだけですーぐ反応してますけど?


「あっ、あっ……♡」
「……すぐギンギン。 怪しいヤツじゃん」
「う、うるせ、ぇぇ……! 迅の迅は……っ? お披露目してくれるんだろっ」
「そんなにねだるほど見てぇの?」
「ねだってはねぇけど見たい! ヤリチン○見たい!」


 そんなにお願いされちゃしょうがねぇな。

 女以外に見せた事がねぇ俺のナニを、右手でパンツをずらして取り出してみせる。

 もちろん左手は雷のを握ったままだ。


「……ん。 触ってもいーよ」
「ふぁッ!?」
「ソラシド」
「いやドレミ的なことは言ってねぇ!」
「お、今日冴えてんな」


 変な声と変なテンションで驚いた雷は、とてつもなくおかしな物を見付けたみたいに俺のものを凝視した。

 左手の中の質量がみるみる萎んでいく。

 扱く真似をしながらチン○を見せてやると、大袈裟にギョッとしてるがそれは普通の反応だ。

 俺のナニはでかい。 ……と、経験人数がえげつないヤリマン女から言われた。 ソースは不明。

 マジで入んなかった事が何回もあるし、その辺のドラッグストアじゃ俺に合うゴムのサイズも無えからネットで買ってる。

 ただ雷のチン○と比べるとそれがあんまりにも顕著なもんだから、自慢してひけらかしてるような感覚になってきた。

 安心しろ、雷。 俺は断じてそんなつもりは無えぞ。


「お、おまっ、これ通常? 通常でこのデカさ? うわぁ……引く……」
「なんで引くんだよ。 失礼な」
「迅、お前ほんとに高三か? 何このデカさ……なんでこんな使い込んだ色してんの? あ、ヤリチンだからか。 俺のチン○がオモチャみたいに見えるんだけど」
「………………」



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