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⑫ツンデレ彼氏が甘々なんですけど
─雷─⑥※
しおりを挟むじんわりあったけぇローションの感触と、お尻を撫で回す迅の手のひらが生々しい。
枕を抱きしめて腰上げてるだけでも恥ずかしいのに、彼ピッピからセクハラされてる童貞男子に出来ることって言ったら、喉を引きつらせてワナワナするのみで……。
「……ひ、ッ……」
「力抜いてろよ」
「い、いやムリ……ッ、……ムリだって……!」
「まだケツ揉んでるだけじゃん」
「うぅッ、分かってんだけど! き、き、緊張、して……ッ」
「あぁ、……そうか」
そうだよな、と呟く迅のイケボがめちゃめちゃ優しい。
俺の緊張をやわらげるため、手始めに揉んでるだけってのも分かるんだけど、いつ指一本が訪れるかドキドキな俺の心臓はそう長く保たねぇよ……ッ?
なんか手付きがやらしいんだもん。
ぬるぬるの手でお尻モミモミしてたはずが、腰とか脇腹とか背中をじわぁっと撫でてくんの、こそばゆいんだよ。
「あ……ッ」
「………………」
「んッ♡ ぁ、ン……ッ」
うぅ……恥ずか死ぬ……ッ。
撫でられてるだけなのに声が抑えらんねぇ……ッ。
これがヤリチンの手腕なのかッ?
ちくび襲われた時も、なぜかまったく力が入んなくなったしなッ?
頭なでなでしてもらうと気持ちいい迅の手のひらは、俺より大きくて男らしい。
思わずゴロにゃんしちまうくらいあったけぇし、おまけに今はネチャネチャローション付きときた。
イケボ彼ピッピに何分も無言で体を撫で回されてるなんて、俺にとってこれはエッチと変わんねぇから。
不意打ちの指一本がいつ到来するかってドキドキしてる心臓が、破裂寸前。 握りしめてる真っ白な枕がしわくちゃになった。
だからさ、やらしい手のひらと、時々チュッと迅の唇が降ってくるキュン死な愛撫に集中してた俺は、いきなり「あのさ」って声かけられても反応出来ないって。
「雷にゃん、聞こえてる?」
「ふぁ……っ♡ んッ……」
「怒んないでほしいんだけど、……」
「は、? えッ? こんな時に俺が怒るようなこと、言うなよ!」
「いや……肌スベスベで気持ちいいなって」
「えッ?」
「どこ撫でても、キスしても、気持ちいい」
「あ……ッ、そん、な……ッ♡」
ひぇ~ッ? 直球ストレート過ぎませんか、迅さん!
甘々彼ピッピに拍車が掛かってる迅は、俺という獲物を捕らえてる黒豹に違いない。 でもコイツは簡単に捕食するだけじゃねぇ。
悶えさせて、キュンキュンさせて、俺が瀕死状態に陥ったとしてもすぐには食わねぇんだよ。
振り返って見たこの含み笑いと、油断しかけた俺のお尻に触れた迅の指が何よりの証拠だ。
「力抜けてきたな」
「ひ、ぁあッ……! 迅ッ、も、もう……ッ?」
「周り、ほぐしてくぞ」
「ほぐほぐ、……ン゙ッ」
指が……ッ、指が……!
ほぐすの意味が分かんなくてキョドったそのとき、迅の指が穴に最接近した。
ついにか……ついになのか……!
まだ感覚的に挿れられてはねぇ……と思う。
両手でケツを割り、両方の親指で穴の周りをむにむにとマッサージ?されてチン○が縮み上がった。
「どう? 大丈夫そ?」
「ん、……たぶん……」
「指挿れていい?」
「あッ……待て、迅……! お願いが……!」
「ん?」
「手、つないでてくれ……」
「…………怖いの?」
「い、う、ッ……! 怖いってか、なんていうか……ッ、未知の世界だからさ……! 一人じゃ心細いってか、心臓ぶっ壊れそうってか、……!」
「分かった」
ほら、と言って差し伸べてくれた迅の手を、後ろ手で探し当ててギュッと握った。
ふぇ……ッ、怖いわけじゃねぇのに心臓落ち着かねぇ……ッ。
俺が情けねぇ催促したから、迅は片手でレッスンを行う羽目になったわけだけど、そんなの構ってられっか!
虚勢も張れねぇ恥ずか死ぬ格好しといて、今さら本音をぶっちゃけたくらいどうってことねぇよッ。
別にソコが見えてるわけじゃねぇのに、目を瞑って迅の指の動向を探る。
ぷにっと穴を押されて全身に力が入った次の瞬間、とうとう指と分かるものが俺の中に入ってきた。
「ん……ん゙ッ!」
「痛い? 抜く?」
「んやッ、だいじょぶ……ッ」
「手めちゃめちゃ力入ってるけど。 我慢してんなよ?」
「ちが、ッ……我慢は、してない……!」
「……ふーん?」
ウソ、いや、痛くは無いからウソではねぇ。
気遣ってくれんのが逆に照れるくらい、全然痛みは無ぇよ。
意外とすんなり指を受け入れたことにビックリなんだけど、ただ何かが入ってるっていう異物感がすごい。
見えねぇから分かんねぇけど、たぶん入ってんのはまだ迅の長い指の先っぽだけ。
ぐにゅ、ぐにゅっと穴を拡げるようにゆっくり指を回してるのをリアルに感じて、まさにこれは異体験極めてるって言える。
「ひ、ぁあッ……! うぁ……ッ、なん、か……ヘンな、感じする……ッ」
「そりゃあ未知の世界だからな」
「んッ……んんッ、んんッ……!」
「てか想像してたよりキツい。 こんなのマジで拡がんの?」
「えぇ……ッ? 迅が知らねぇこと、俺が知るわけ……ッ」
「あぁ、いや。 雷にゃんに聞いたわけじゃねぇ。 独り言だ」
「はぅッッ」
「もうちょっと中挿れるぞ」
「あ、えッ? んッ、んん゙~~ッッ……!」
う、うわわわ、マジで入ってきてる……!
このヤリ迅さえ拡がるかどうか首を傾げる未知のソコが、たしかに指の侵入を感じてるぞ……!
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