迅雷上等♡─無欠版─

須藤慎弥

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⑱リア充への道!?

─雷─②※

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🐾 🐾 🐾



 俺の彼ピッピは黒髪がよく似合うモデルばりの超イケメンで、〝高三にもなってがっつくとかダセェ〟なんてしらけたツラして言いそうな硬派な見た目だが、とにかくエロエロだ。

 今まで毎日リア充爆発してて処理に困らなかっただけあって、性欲は人並み以上。

 比較対象が無えから分かんねぇが、油断してるとスグちゅっちゅとキスしてきて俺をクラクラさせる。


「やーだぁ……ッ!」
「少しだけ」
「やだぁぁッッ!」
「ほんのちょっとだけ」


 俺は足をジタバタ動かして、出来るだけ声を抑えてイケメン迅さんと言い合っている。

 今に限っては、長過ぎる風呂から上がってのぼせてクラクラしてるわけじゃねぇ。

 迅がローションとあなるぷらぐを両手に持って俺の腹に乗っかってるから、未知の恐怖で頭がグラグラしてんだ。


「やだっつってんだろ!!」
「先っぽだけ」
「うるせぇ!! 男のそれは信じるなって言われたから、信じねぇ!!」
「誰に言われたんだよ、ンなこと」
「お前だよ!!」


 俺のプリチーなお尻が危機に直面してる。

 エロいオモチャだってことは存じ上げてるし、もしかして挿れてみたらヤバいくらい気持ちいいのかもしんねぇ。

 でもコイツは、やたらと俺に挿れさせたがる。

 そんななぁ、これみよがしに「はぁ」ってため息吐かれても、俺が〝しょうがねぇな、ズッポリ挿れてやるよ〟なんて言うわけねぇだろ!


「レッスンは俺がするから、コレは雷にゃん頑張るって言ったじゃん。ウソついたのか? この俺様に?」
「そんなこと言った覚えありませんー!!」
「うわ、記憶障害発動してんじゃん」
「はぁッッ!?」
「そんじゃ、振り返ってみよう」
「んんッ!?」


 いやいや、ほっぺたにキスされても何も誤魔化せませんけど!

 俺は言ってねぇ。

 絶対絶対絶対絶対、〝あなるぷらぐ頑張る♡〟とか自分の首締めるようなこと、言ってねぇぞ!



🐾 一時間前 🐾



 風呂場にて。洗いっこは楽しかった。

 だけどその後がピンク一色だった。

 執拗に念入りに乳首をいじくられた後、俺は壁に手を付いて迅にお尻を突き出すよう命令された。


『雷にゃん、もうちょい足開けって』
『やッ……♡ むり! 恥ずい! てか迅、お前またお尻舐める気だろ!』
『いいや?』
『絶対ウソじゃん! もうしゃがんでるし!』


 俺のプリケツをガシっと掴んで、今にもその桃尻にキス魔を発揮しようとしてんのがアリアリと分かるその態勢で、「いいや?」は無えよッ。

 毎日のように迅からエロ講座を受けてんだ。

 俺にだってそれがウソだってことくらい分かる!


『舐めるんじゃねぇ。ケツ穴に舌突っ込んでレロレロしてほぐすんだよ』
『もっとやべぇー!!』
『シーッ。あんま騒ぐと隣からばあちゃん飛んで来るぞ』
『ぐぬ……ッ!』


 慌てて口を塞いだ。

 それはマズい。ばあちゃんどころか近隣住民に俺の雄叫び聞かせちまったら、迅からお尻をレロレロされて恥ずか死ぬところを目撃されちまう……!

 迅の家の風呂はなかなかいいんだ。

 リフォームしたばっかとかで綺麗だし、浴槽も二人では入れちまうくらいだし。お尻の危機なんか迎えず、ゆっくり浸かりたかった。

 それが何?

 俺のアナル開拓に楽しみを見出してる迅は、レロレロ目的でしゃがんで「足開け、さもなくば無理やり犯す」とばかりの目付きで俺を睨み上げて?

 拒めねぇ俺は、いじくられた乳首がヒリヒリするなと思いながら両手で口塞いで、迅にお尻突き出して「はい、どうぞ」状態?

 なぜにこんなエロシチュエーションが完成した?


『ここは俺がトロットロにほぐしてやる。雷にゃんはアッチ頑張ろうな?』
『アッチってどっち!?』
『さっき見せただろ。アナルプラグ』
『ひぃぃんッ! 絶対ムリィィ……ッ!!』
『俺がアシストすっから大丈夫』
『ふぬぅん……ッッ』


 ムリムリムリ……! あなるぷらぐはムリ!

 俺の全力拒否は、迅のやらしいベロで遮られた。

 なんのためらいも無く、シャワーをあてて軽く洗ったそこをレロレロし始めた迅は、夢中と言ってよかった。

 ぐにゅん、と舌先が入り込んでくる。

 その度に体がビクついて、つま先が攣りかけた。

 これ、気持ちいいってか……ヘンな感じなんだよ。

 迅から舐められてるってのもあるけど、そんなとこをレロレロされるなんて普通に生きてたらまず経験出来ねぇことじゃん。

 チン○を咥えられるのも慣れねぇ俺が、桃尻の間に挿し込まれたベロの感触に浸れるわけがねぇ。

 奥歯を噛み締めて耐えてると、たまにクチュッと唾液も送り込まれる。

 指ともチン○とも違う、温かくて自由自在にうごめくベロで迅は有言実行のごとくたっぷりレロレロした。


『ふぁッ♡ ……ッ♡ ンッ♡』
『声落としてんの? えらいじゃん』


 満足いったのか何なのか、今度は俺に無断で指レッスン開始。

 何かで滑らせた指が、くちゅんッと入ってきて背中がプルプルした。

 声を抑えてた自覚なんか無い。

 いつの間にか俺の腹を支えて、本格的な指レッスンを始めた迅の声が近くに聞こえたことにも背筋がゾクゾクした。

 迅の指は長えから、あんま奥まで挿れられると入っちゃいけねぇとこまで届きそうで怖い。

 明らかに狭いソコを擦る迅の指の感覚が分かるようになって、それもまた怖い。


『だ、って……ッ! ひぁッ♡』
『これ気持ちいいな? 力入ったり抜けたりするぞ』
『やだ……ッ、実況、するな……ンッ……♡』
『雷にゃん、ベッドでも声抑えられる?』
『ふぇッ……? ベッドで、……ンぁッ♡』
『そ。今日は緊張感あるレッスンが出来そうだな』
『俺……声、そんな……出てる、……?』
『ああ、出てる。気持ちい~ってメロメロ喘いでる』
『やッ♡ やぁ……ッ♡ それは迅が……ッ!』
『俺が何?』
『迅が、グリグリする、から……ッ! ひぅぅ……ッ♡』


 言いながら俺の体のあちこちにキスをする迅に、ただでさえドキドキしてんだ。

 それなのに、どこか分かんねぇけどお尻の絶妙ポイントを何回も何回も押したり擦ったりいじめてくっから、そりゃ声も出ちまうって。

 ほったらかしの俺のチン○も、寂しくぷらぷら揺れるって。

 さっきから太ももにあたってる迅様も、とてもご立派になられて。


『……ごめん、今ので完勃ち。一発抜かせて』
『へッ? おい、こらッ! こんなとこで……やンッ♡』
『声は……キスしてればいっか』
『ふ、ンンッ♡』
『あぁ……気持ちいー……』


 太ももを閉じるよう強要されたあげく、声がうるせぇってことなのか迅のやわらかい唇で俺のベロは食べられた。

 太ももの付け根を行き来する立派な迅様は、 俺の玉も会陰も裏筋も上手く擦って、熱くてしょうがねぇ。

 いつ迅の家族が帰ってくるか分かんねぇ、スリル満点な風呂シチュエーションに興奮しちまった俺は、迅に流されたからって言い訳は出来なかった。

 一発抜かせて、と言った迅より先に、俺は少しも扱くことなくイッちまったからだ……。




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