迅雷上等♡─無欠版─

須藤慎弥

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⑱リア充への道!?

─雷─③※

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🐾 🐾 🐾



「な? 雷にゃんはコレ頑張るって言ってただろ?」
「それはお前が言ったんだ! 俺は返事してねぇよ!」
「…………そうだっけ?」
「回想の意味!」


 何のために振り返ったんだ!

 言った、言ってねぇ、の水掛け論ってやつを解明するためじゃなかったのか!

 くっそぉぉ……! 余計なことまで思い出しちまって、チン○がムズムズしてきた素直な俺。穴に入ってきた迅のベロの感触までよみがえってきた。

 腹に乗った迅が、俺の分身の復活に気付くのは時間の問題だ。

 暗がりでニヤッと笑ったツラがイケメン過ぎて、見惚れてたらさらにムズムズ。

 チン○ってよりお尻が……だから、指レッスンくらいなら、……いいか?

 迅が指レッスンしてる隙に、ヤツをベッドからポイッとどこかに投げちまおう。そんでもう一回太ももエッチになだれ込めば、迅の迅様も少しは落ち着くだろ。

 俺も気持ち良くなってハッピー。

 ……うん、俺は天才だ。

 名案が浮かんだ俺が、迅の真似してニタァと笑った矢先。

 エロいオモチャにドキワクしてるエロエロ彼ピッピから、とうとう急かされた。


「ま、細けえ事はいいじゃん。道具も雷にゃんのアナルも準備万端だ。早いとこコレぶっ挿してみようぜ」
「どんな誘い方だよ! 色気もクソも無え!」


 ショッキングピンクの怖え形したソレを、ヒラヒラ楽しげに動かすんじゃねぇ!

 大体、ソレは指一本より明らか太いじゃん。何なら迅の指三本分? 四本分? くらいのとんでもねぇ太さじゃん。
 
 〝ぶっ挿してみようぜ〟で覚悟決まるような可愛い形してねぇんだってば。

 迅だって、俺がその妙な形のオモチャにオロオロしてるの分かってるくせに。

 レッスン見せてくれ、なんて口実だろ?

 ただ単に、そのショッキングピンクプラグが俺に突き刺さったとこを見てぇだけだろ?

 そんなのムリだって。恐怖しか無えって。

 だから今日はおとなしく太ももエッチで甘んじようぜ? と、俺は念を込めて迅をジーッと見つめた。

 さながら気分はチワワで、目をうるうるさせて。


「……なんだ、可愛いツラして。てかムード欲しかったんならそう言えよ」
「へッ!? い、いや、ウソ! 冗談! ムードなんか出されたらキュン死するからやめ……ッ」


 うぉッ!? なんかチワワ作戦がおかしな効果を発揮した……!

 俺は、ムードあればオッケー的な意味でうるうる見つめたわけじゃねぇ!

 思ってたのと違う展開にドギマギしていると、迅のモデル面がどんどん近付いてくる。

 またキス魔降臨か……!

 照れるからやめろっつーのに、と白旗上げて目を瞑った俺の唇に、やわらかい感触はおりてこなかった。

 代わりに不意打ちのこめかみへのキス。

 そして──。


「雷、可愛い。……好きだよ。マジで好き。お前のこと好き過ぎて、俺はド変態への道まっしぐらだ。責任取りやがれ」
「────ッッ!」


 ……エロエロ彼ピッピ再来。

 やられた。再び脳死した。

 迅様め……。こんな時だけ〝雷にゃん〟呼びしねぇとか……。

 てかマジでムード……出してきやがった……。


「好き」
「…………ッ♡」
「好きだよ」
「…………ッ♡」
「雷、好き」
「もういい! もう、……いい、ッ」


 迅の告白が鼓膜に張り付いて離れない俺は、顔面の熱が急上昇して風呂上がりよりのぼせ上がった。

 迅はそんな俺を至近距離でしばらく見つめた後、めちゃめちゃ優しく、優しく、唇にキスをした。

 俺が好きだって言った、胸キュンなやつ。

 ちゅっ、ちゅっ、と何度も唇が重なっては離れてく、甘々な熱。


「……ッ♡ ちょっ、……迅……♡ 唇、腫れる……ッ♡」
「腫れたら舐めてやる」
「……ッッ!」


 舐めたら治るんですかー!?

 そんなの見たことも聞いたこともありませんけどねぇッ?


「迅……ッ♡ マジで、……ンッ♡」
「やめる? やめていいの?」
「んっ♡」
「やめてほしい?」
「……ッ♡」


 いや、ダメだ……やめるな。やめてくれるな。

 やっぱり俺は、このキスが好き。

 甘ったるくて、ほわほわして浮いてるみたいになって、迅の体温が移って身体が火照るこの感じ……めちゃめちゃ気持ちいいよ……。


「ん……ッ♡ んっ♡ ……ン、ンッ!?」
「このままレッスン、始めようか」
「ンンーッ! ふ、んッ♡」


 そんな……!

 甘々なキスに酔いしれてた俺は、うっとり閉じてた目をカッと見開いた。

 二十七センチも身長差があると、ムカつくことに迅は俺を自由自在にいじくれる。

 しかもとてつもない経験値のせいで、知らねぇ間に迅の指はレッスン準備が完了していた。

 とん、と指の腹をあてられてビクついたと同時に、くぷんっとローションをまとった指先が入ってくる。


「お、すんなり入った。……あったけぇな」
「ンッ、ン……ッッ♡」
「口も、指も、気持ちいいな? 雷にゃん」
「んーんッ♡ んーんんッ!」
「何? なんて言ってんの?」


 ンなの知るか! 俺にだって分かんねぇよッ!

 桃尻の間に突っ込まれた指を簡単にのみ込んで、甘ったるいキスにメロメロな俺は、あやしいオモチャのことなんかピュ~ッと忘れちまうくらい気持ちいいと思っちまってんだよッ。

 迅の野郎……ッ、こんな時に伝説を作り上げた技でムードなんか盛り上げやがって……ッ!

 童貞処女にはとても太刀打ち出来ませんよ!




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